おすすめな転職方法の種類ランキング【経験者500人アンケート調査】

転職エージェント、ハローワーク、派遣会社、知り合いの紹介など転職方法には色々な種類があります。

それぞれの方法ごとにメリット・デメリットがあります。

たとえばコネ入社だと「採用されやすいけど、辞めにくい」という特徴があったりですね。

そこで今回は転職経験者500人にアンケートを実施し「利用してよかったおすすめな転職方法の種類」と「転職方法ごとのメリット・デメリット」を調査しました。

【調査概要】

  • 調査対象:転職経験者
  • 調査日:2021年4月15日~22日
  • 調査方法:インターネットによる任意回答
  • 調査人数:500人(女性303人/男性197人)

ぜひ転職方法を検討する際の参考にしてください。

【500人に聞いた】おすすめな転職方法の種類ランキング

転職経験者500人に「利用してよかったおすすめな転職方法の種類」を聞いたところ、次の結果となりました。

回答数が多かった順に7位までをランキング形式で紹介します。

利用してよかった転職方法

1位は「ハローワークへ相談する」で、2位に大きな差をつけました。

2位以下は「転職エージェント」「転職サイト」と続きます。

「ハローワーク」「転職エージェント」「派遣会社」など、「面談やカウンセリングを実施する転職方法」が多くランクインしました。

「個別相談を経た転職の満足度は高い」と言えるのではないでしょうか。

8位以下には「職業訓練」「自治体の支援センター」なども入っています。

ではランクインした転職方法について、転職者が感じた「メリット・デメリット」を紹介します。

1位 ハローワークへ相談する

1位は公的機関である「ハローワークへ相談する」でした。

「職員により差はあるが、たいていは親身になってサポートしてくれた」「気になることを質問できた」という回答が多数。

仕事探しや書類づくりの相談だけではなく、失業給付や職業訓練について相談できるのもメリットでしょう。

公的機関で中立の立場なので、自分の意見を言いやすいという意見も。

一人で転職活動をしていると行き詰まることもあるので、損得勘定なく相談に乗ってくれるプロを頼るのはいい方法ですね。

デメリットとしては「基本的に平日日中しか開いていないので、仕事しながらだと通いにくい」「待ち時間が長い」「給料が高い求人は少ないと感じた」などが目立ちました。

【ハローワークのメリットに関する回答】

  • 職員の方にその会社のリアルな情報を聞けるから。「出入りが激しいから、何か環境に問題がある会社なのかもしれない」など(男性、24歳で転職)
  • 地元の求人に強く、給付金をはじめとしたさまざまな支援を受けられる(女性、35歳で転職)
  • 面接までの連絡をハローワークが仲介してくれるから楽でした(女性、42歳で転職)
【ハローワークのデメリットに関する回答】

  • 雇用条件の交渉がしにくいところです(男性、23歳で転職)
  • 混んでて時間がかかる(男性、50歳で転職)

2位 転職エージェントへの登録

2位は「転職エージェントへの登録」でした。

転職エージェントでもハローワークと同じく、担当者に相談したり、書類の添削を受けたりしながら転職をすすめられます。

「求人が豊富」「キャリアの棚卸しができる」「希望条件や経歴にあう仕事を紹介してくれる」という回答が多数。

またハローワークとは違うメリットとして、「一般公開されていないものも含め、優良な求人が多い」「給与など条件面の交渉ができる」「辞退時の連絡を代行してくれる」などが挙げられました。

デメリットにはハローワークと同じく、「担当者によって対応に差がある」が挙げられています。

また「連絡が多い」「希望ではない求人に応募させられそうになった」という回答もありました。

【転職エージェントのメリットに関する回答】

  • 面接の日程調整や辞退時のやりとりもすべて行ってくれる。時短になるし、とても効率が良かった(女性、26歳で転職)
  • 丁寧なマンツーマン指導で面接や職務経歴書の添削などのフォローを受けられたこと(男性、38歳で転職)
  • 優良な求人が多いことです(男性、44歳で転職)
【転職エージェントのデメリットに関する回答】

  • 内定をもらった先に無理やり入社させようとしてくるところ(女性、25歳で転職)
  • ヒアリングがうまくいかないと希望とは少し外れた職種や会社を紹介されてしまう(女性、28歳で転職)

おすすめの転職エージェントを知りたい方は、「転職エージェントおすすめランキング|1,000人へ口コミ調査」の記事も参考にしてください。

3位 転職サイトの利用

3位は手軽に利用できる「転職サイト」です。

無料で検索・応募ができて、時間を選ばず仕事探しができるので、ハローワークや転職エージェントに行く時間がない人でも利用できますね。

メリットとしては「無料で手軽」「求人数が多い」「自分のペースで転職活動ができる」が多く挙げられました。

また、企業・転職エージェントからの「オファー」や「スカウト」が受けられるサイトも多く、これらの機能が便利と感じた人も多数。

デメリットには、「エージェントのようなサポートがない」「応募しても企業からのレスポンスが遅かったり、なかったりする」などが挙がりました。

【転職サイトのメリットに関する回答】

  • 未経験、スキルがない人向けの求人が多くあること(男性、24歳で転職)
  • 手軽に求人を検索出来て、メールで簡単に自分の情報を入力して応募できる(女性、34歳で転職)
  • 履歴や職歴を登録していれば企業からオファーが届くので、毎日自分で探す手間がないのがメリット(女性、42歳で転職)
【転職サイトのデメリットに関する回答】

  • アドバイスなどは一切ないので自力でやらなければいけない(女性、27歳で転職)
  • 応募しても返信が来ないことが多々ある(男性、29歳で転職)

おすすめの転職サイトを知りたい方は、「おすすめの転職サイト口コミランキング【1,000人の利用者へ徹底調査】」の記事も参考にしてください。

4位 転職先企業へ知人の紹介で入社

4位は「転職先企業へ知人の紹介で入社」することです。

「採用までがスムーズ」「条件交渉がしやすい」「事前に仕事内容や職場の雰囲気について聞ける」「知り合いがいて心強い」などの回答を多く寄せられました。

採用の可能性が高まるのは大きなメリットですし、知人との関係が近いほど「普通は聞きにくいこと」も聞けて安心ですよね。

企業側にとっても、応募者の『人となり』が事前にわかるのはメリットです。

一方デメリットとして多く挙げられたのは「知人の顔をつぶせないので辞めにくい」でした。

【知人の紹介のメリットに関する回答】

  • 知り合いの知り合いが多くいてすぐに馴染めた(男性、23歳で転職)
  • 転職先の情報を実際に働いている方から教えてもらえる(女性、31歳で転職)
  • 即転職につながった。条件のすり合わせなどもスムーズにできた(男性、42歳で転職)
【知人の紹介のデメリットに関する回答】

  • コネ入社という色眼鏡で見られる。「親の七光りか?」と陰口を叩かれたこともあります(女性、22歳で転職)
  • すぐに辞められないことです(男性、44歳で転職)

コネ転職の経験者294人に聞いた「転職でコネを使うメリット・デメリットランキング」の記事も合わせて参考にしてみてくださいね。

5位 派遣会社へ登録する

5位は「派遣会社への登録」でした。

「条件に合う仕事が見つかりやすい」「研修などのサポートが充実」「高時給」「大手企業で働けた」というメリットがあげられました。

また「派遣から正社員になれた」という体験談も複数ありました。

誰もが正社員になれるわけではないですが、大手企業に派遣されてそのまま直接雇用されるケースも実際にあります。

デメリットには、働き始めてからの困りごとが多く寄せられました。

具体的には「時給なので休みが多い月は収入が減る」「派遣期間に定めがあり、予定より早く派遣終了になることもある」などです。

【派遣会社のメリットに関する回答】

  • 担当者が条件に合う仕事を見つけてくれ、面接に同行してくれるなど、一人で転職活動をするよりも心強かった。就業先で何かあった時の相談もしやすかった(女性、25歳で転職)
  • 紹介される派遣先も大手で、福利厚生内容も安心できるし、きちんと研修もしていただける(女性、29歳で転職)
  • まず会社の雰囲気や仕事内容を把握してから入社を決められる安心感があった(男性、44歳で転職)
【派遣会社のデメリットに関する回答】

  • 就業形態の将来性には不安を感じる。その場合は紹介予定派遣を選ぶのが良いのかなと思う(女性、29歳で転職)
  • 最初に一度事務所へ行って登録・面接しないといけないこと(女性、36歳で転職)

おすすめの派遣会社を知りたい方は、「おすすめの派遣会社口コミランキング|991人の登録経験者へ徹底調査」の記事も参考にしてください。

6位 求人情報誌を観て仕事探し

無料で配布されている「求人情報誌を観て仕事探し」が6位でした。

コンビニや駅のラックに設置されているため手軽に入手でき、「暇つぶしに見ていた」「毎週読んでいた」という人も。

手軽さのほか、「地元企業の求人が多い」「じっくり見られる」「比較検討しやすい」というメリットが寄せられました。

誌面に限りがあるためか「掲載されている情報が少ない」「思っていた内容と違った」というデメリットが多く挙げられました。

【求人情報誌のメリットに関する回答】

  • コンビニなどで簡単に手に入り、求人が探しやすい(女性、19歳で転職)
  • 地元企業の情報が閲覧できて、他案件との比較が容易にできる(男性、28歳で転職)
【求人情報誌のデメリットに関する回答】

  • 基本的に出勤時間帯と給料だけしか記載されていないため、詳細がよくわからない(女性、24歳で転職)
  • あまり気に入った企業に出会えなかった(男性、54歳で転職)

7位 興味ある企業に直接応募

「興味ある企業に直接応募」が7位でした。

企業の公式サイトから応募したり、中途採用の有無を電話で問い合わせたりする方法です。

メリットには「他の応募者がおらず有利」「電話で人事担当者と話せるので雰囲気がわかる」「面接までがスムーズ」などが挙げられました。

転職サイトなどで求人を公開していない企業だと、たしかに有利になりそうですね。

デメリットとしては「効率が悪い」「直接連絡するのは緊張する」といった回答がありました。

【企業に直接応募のメリットに関する回答】

  • 電話応募で直接企業の方とお話ができ、会社の様子がわかりやすかったです(女性、22歳で転職)
  • 興味がある企業の公式サイトを調べ、求人があれば応募しました。この方法だと競争相手がいない場合がほとんどで、有利だったと思います。合格後の流れも円滑でした(女性、30歳で転職)
【企業に直接応募のデメリットに関する回答】

  • ひたすら企業サイトにアクセスして問い合わせするため、効率が悪い(男性、35歳で転職)
  • 直接企業とやりとりするので、転職活動中は緊張感がある日々が続き、精神的に落ち着きませんでした(女性、30歳で転職)

年代別でおすすめの転職方法ランキング

「10~20代」「30代」「40代」の年代別にアンケートを集計したところ、全ての年代で同じランキング結果となりました。

  • ハローワーク
  • 転職エージェント
  • 転職サイト
  • 知人の紹介
  • 派遣会社

ただし割合を見てみると、10~20代は、転職方法が比較的分散しているのに対し、年齢が上がるほどハローワークの利用率が上がるといった傾向も見えてきます。

年代別転職エージェント比較

10代・20代はおすすめの転職方法が分散化

ハローワーク1位だったものの、転職エージェントや転職サイトをおすすめする割合が他の年代と比べて最も多くなりました。

転職エージェントや転職サイトの利用がポピュラーになったのはここ十数年で、それまでは「転職といえばハローワーク」でした。

その点で10~20代は、最初からさまざまな選択肢があったことから、転職方法が分散化していると考えられます。

また、10~20代には転職が初めての方も多いため、あらゆるサポートをしてくれる転職エージェントが支持されているようです。

たとえば、書類の添削から面接対策、日程調整など、さまざまな相談が出来ます。

一方、自分のペースで仕事探しをしたい10~20代には、スマホで検索して手軽に応募できる「転職サイト」も人気でした。

20代での転職に不安がある方は、「20代で初めての転職理由と転職活動で失敗したことランキング」の記事も参考にしてみてください。

30代はニーズに合った転職方法を選んでいる

30代もほかの年代と同様に、1位はハローワーク、2位は転職エージェント、3位は転職サイトとなっています。

ただし、30代に関してはそれぞれの転職方法を選んだ理由に特徴が見られました。

まずハローワークに関しては、「地元の求人が多いから」という理由で選んだ人が目立ちました。

30代は結婚や出産を機に、家庭生活や子育てと両立できる仕事にシフトする人も増えます。

そのため、通勤時間のかからない地元企業の求人を見つけやすいハローワークの利用者が多いのかもしれません。

一方で転職エージェントに対しては、面倒なことを代理してもらえる点にメリットを感じている人が多いようです。

「スキルの棚卸しをしてもらえる」「待遇交渉をしてもらえる」「自分に合った求人を見つけてもらえる」などが挙げられます。

また30代は、知人の紹介で転職する「リファラル採用」の割合が、全年代のなかで最も多いのも特徴となっています。

30代での転職に不安がある方は、「30代からの転職理由と転職活動で失敗したことランキング!男女203人アンケート調査」の記事も参考にしてみてください。

40代がおすすめする転職方法はハローワークがダントツ1位

40代では、5割近い人が「ハローワークをおすすめする」と回答。

公的機関であることの安心感を感じている人が目立ちました。

また、ハローワークに対しては、転職エージェントよりも敷居を低く感じる40代も多いようです。

「いろいろと話を聞いてもらえた」「子育て中の働き方を教えてもらった」など、気軽に相談できる点をメリットに挙げる人も複数いました。

40代での転職に不安がある方は、「40代からの転職理由と転職活動で失敗したことランキング!男女80人アンケート調査」の記事も参考にしてみてください。

まとめ

転職経験者500人にアンケートを実施し「利用してよかった転職方法」を聞いたところ、1位は「ハローワーク」でした。

公的機関ならではの安心感があり「地元の求人が豊富」「職員が親身になってくれる」「職業訓練を受けられる」という回答が多数。

一方のデメリットとしては「働きながらだと利用しにくい」「混む」などが挙げられました。

なお「利用してよかった転職方法」の2位以下には「転職エージェント」「派遣会社」などがランクイン。

全体的に見て「転職に精通したスタッフ」に相談しながらすすめる転職方法に満足している人が多いとわかりました。

とくに「一人での転職活動が不安」という人は、ハローワークや転職エージェントを利用してみてはいかがでしょうか。


転職方法 関連記事