紹介予定派遣はどこがいい？職種別・エリア別求人数からわかったおすすめ派遣会社ランキング

上記のような理由から、「本当は正社員になりたいけど仕方なく派遣で働いている人」におすすめなのが「紹介予定派遣」です。

なぜなら、紹介予定派遣は、学歴・年齢・資格の有無よりも「スキル」や「適性」で判断されるから。

最大6ヶ月派遣先で働き、実際の仕事ぶりを見たうえで採用の有無が決められるため、多くの人に社員登用のチャンスがあります。

ただし、紹介予定派遣で社員を目指すなら、”紹介予定派遣に強い派遣会社”を選ぶのが鉄則。

派遣の主流は、数ヶ月ごとに契約を更新しながら働く「登録型派遣」なので、「紹介予定派遣」を豊富に扱っている派遣会社自体が多くないからです。

そこで当記事では、紹介予定派遣の扱いが多い派遣会社をランキング形式で紹介していきます。

「いずれは社員になりたい」という人は、ぜひ参考にしてみてください。

【総合ランキング】紹介予定派遣の求人数が多い派遣会社

紹介予定派遣の求人が多いのは大手派遣会社です。

なかでもダントツは「スタッフサービス」で、紹介予定派遣だけで6,000件以上と、2位以下に2～3倍以上の差をつけています。

【職種別ランキング】紹介予定派遣の求人数が多い派遣会社

冒頭で、「紹介予定派遣を利用するなら、求人数の多い派遣会社を」と述べましたが、希望の職種が決まっている場合は、なりたい職種を多く扱う派遣会社に登録するのが社員への近道です。

派遣会社にはそれぞれ得意分野があるため、全体的な求人数が多い派遣会社に、あなたがなりたい職種の求人が多いとは限らないからです。

この章では、

の5つの職種にわけて、紹介予定派遣の求人数が多い派遣会社ベスト3を紹介していきます。

「オフィスワーク」紹介予定派遣の求人数

※2019年10月時点

大手派遣会社のほとんどは、オフィスワークの求人数がかなり多く、いずれも1,000近く、またはそれ以上の案件をもっています。

なかでもテンプスタッフは群を抜いて紹介予定求人が多く、商社・メーカー・金融機関・法律事務所などで社員になれるチャンスがあります。

「介護・福祉・医療系」紹介予定派遣の求人数

※2019年10月時点

介護・福祉・医療系は、派遣会社によって紹介予定派遣の求人数に大きな差があります。

ダントツはスタッフサービスでなんと4,000件以上。

2位・3位と比べて桁違いに求人数が多いです。

一方、大手のなかでもテンプスタッフ、アデコ、リクルートスタッフィングには介護・医療系の紹介予定派遣求人はほとんどありません。

「製造・物流・軽作業系」紹介予定派遣の求人数

※2019年10月時点

製造・物流・軽作業は、テンプスタッフとアデコがほぼ同じ求人数です。

オフィスワークをメインとするパソナとリクルートスタッフィングには、工場や倉庫系のお仕事自体がほぼありません。

「コールセンター」紹介予定派遣の求人数

※2019年10月時点

コールセンターの仕事はもともと社員雇用自体が少ないため、紹介予定派遣の案件も少ないです。

上位3社とも、求人の大半は東京周辺や大阪などの都市部にあるので、他エリアで社員を狙うのは難しいでしょう。

ただし、派遣から社員になる方法としては、「登録型派遣」から企業に引き抜かれての直接雇用という手もあります。

あくまでも企業からの引き抜きを待つ「受け身」の方法ですが、当社が行ったアンケートでは『派遣社員の71％が企業から直接雇用の誘いを受けたことがある』という結果が出ています。

コールセンターの直接雇用を目指す人は、「直接雇用で社員になるメリット・デメリットと注意点」の記事も参考にしてみてください。

「IT・エンジニア・システム系」紹介予定派遣の求人数

※2019年10月時点

IT系・エンジニア系のお仕事で社員を目指すなら、上記3社がおすすめです。

特にスタッフサービスは、

• スタッフサービス・エンジニアリング（ものづくり系エンジニア）
• エンジニアガイド（IT・システム系・WEBエンジニア）

という2つの専門サイト持っていることから、IT系・エンジニア系のなかでもさらに細かい職種に絞ってお仕事探しができます。

紹介予定派遣の扱いが多いおすすめ派遣会社

この章では、紹介予定派遣の求人数が多いおすすめ派遣会社大手6社の

について紹介していきます。
（※求人数は日々変動しています。記載して数字はすべて2019年10月時点のものです）

1位.スタッフサービス（6,638件）

（※参照：スタッフサービス）

スタッフサービスの「エリア別」求人数

スタッフサービスは、今回ランクインしたなかでも群を抜いて求人数の多い派遣会社。

東京近郊エリアの求人はかなり多いですが、東海地方も1,000件以上、ほかのエリアでも百件単位の求人があります。

※2019年10月時点

スタッフサービスの「職種別」求人数

紹介予定派遣の求人数が6,000件以上を誇るスタッフサービスですが、なかでも、「介護・看護・医療」の求人が4,000件以上とダントツに多いのが特徴です。

2位のマンパワーグループが500件ちょっとですから、まさに桁違いの案件数と言えます。

ほかに、オフィスワークやIT・エンジニア系も、大手6社のなかで求人数1・2位となっています。

「介護職」「オフィスワーク」「IT・エンジニア系」で社員登用を狙っている方にピッタリな派遣会社ですよ。

※2019年10月時点

スタッフサービスに登録する

2位.テンプスタッフ（3,375件）

（※参照：テンプスタッフ）

テンプスタッフのエリア別求人数

テンプスタッフは、東京・大阪・兵庫などの大都市での求人が多めですが、他エリアでもまんべんなく求人があります。

※2019年10月時点

テンプスタッフの職種別求人数

オフィスワークの求人数は大手6社のなかでもグンを抜いて多いです。

また、オフィスワークだけでなく、IT系から軽作業系・販売職まで、幅広い職種をバランスよく扱っているため、「やりたい職種が絞りきれていない」という人も登録しています。

※2019年10月時点

テンプスタッフに登録する

3位.マンパワーグループ（2,026件）

（※参照：マンパワーグループ）

マンパワーグループのエリア別求人数

マンパワーグループで最も多いのは関東の求人案件ですが、大手6社のなかでも関西地区の求人数が多いのが特徴です。

また、九州地方の求人もスタッフサービスに次いで2位となっています。

※2019年10月時点

マンパワーグループの職種別求人数

介護職の求人がスタッフサービスに次いで2位、さらに製造・軽作業系が大手6社のうち3位となっています。

主要な職種をまんべんなく網羅しているため、職種を限定せず、コーディネーターと相談しながら社員登用を目指したい人にとって利用しやすい派遣会社です。

※2019年10月時点

マンパワーグループに登録する

4位.アデコ（1,609件）

（※参照：アデコ）

アデコのエリア別求人数

アデコは支店の大半が首都圏と近畿エリアにあるため、求人は「東京近郊」と「大阪」「兵庫」に集中しています。

一方、中国・四国・九州地方にほとんど案件はありません。

※2019年10月時点

アデコの職種別求人数

アデコで扱う紹介予定派遣の求人うち、50％以上がオフィスワークです。

しかし、製造系、コールセンター、IT・エンジニア系職種の求人数も、大手6社中-3位以内に入っています。

全体の求人数はスタッフサービスやテンプスタッフに劣るものの、東京・大阪・兵庫で「オフィスワーク」「製造系」「コールセンター」「IT・エンジニア系」の紹介予定派遣を探している方は、幅広い選択肢からお仕事が探せますよ。

※2019年10月時点

アデコに登録する

5位.パソナ（1,354件）

（※参照：パソナ）

パソナのエリア別求人数

パソナの支店は全国各地にありますが、紹介予定派遣の求人は東京を含む首都圏と近畿地方が中心です。

求人数が少ないエリアでお探しの方は、案件の多いスタッフサービスなどと組み合わせて利用するとよいでしょう。

複数登録を考えている方は、「派遣会社は2～3社登録がおすすめ！複数登録のメリット・デメリットとは？」の記事も参考にしてみてください。

※2019年10月時点

パソナの職種別求人数

パソナは、全求人の50％以上が事務系のオフィスワーク。

また、他社では扱いの少ない「営業」の求人が多いのも特徴です。

「憧れの会社でバリバリ働きたい」という希望も叶う、商社や広告代理店、大手メーカーといった有名企業での法人営業の案件もありますよ。

※2019年10月時点

パソナに登録する

6位.リクルートスタッフィング（1,147件）

（※参照：リクルートスタッフィング）

リクルートスタッフィングのエリア別求人数

リクルートスタッフィングは、東京・神奈川・大阪・愛知で求人の約8割以上を占めています。

都市部の案件には強い反面、それ以外のエリアでお仕事を見つけるのは難しいでしょう。

※2019年10月時点

リクルートスタッフィングの職種別求人数

リクルートスタッフィングは、他の大手5社と比較すると、全体的な求人数は少なめです。

ただし、東京・神奈川・大阪・愛知が求人の大半であることを考えると、これら4都府県における求人数は多いと言えます。

案件の8割以上は、オフィスワークとなっています。

※2019年10月時点

リクルートスタッフィングに登録する

まとめ

紹介予定派遣のお仕事探しをするなら、全体の求人数ではなく「働きたいエリア」と「なりたい職種」の求人数が多い派遣会社を選びましょう。

紹介予定派遣は、社員登用への近道です。

今まで、年齢や学歴、経験のなさなどを理由に社員になることを諦めていた人も、ぜひ活用してみてください。