派遣の研究開発職ってどう?正社員と比較したメリット・デメリットを徹底解説

派遣の研究開発職
  • 正社員の研究職に就くのは難しい…
  • 幅広い経験を積みたい
  • 残業が多くてツライ。もっと余裕をもって働きたい

それなら、派遣会社でお仕事を探してみませんか?

派遣は、正社員に比べて入社の敷居が低いことから、学歴や経験が足りずに正社員になれなかった人でも、大手メーカーや大学の研究職に就くことが可能です。

また派遣は、数ヶ月~3年といった短いスパンで就業先を変えられるため、若いうちにいろいろな研究や経験をしたい方にも適した雇用形態です。

当記事では、経験者の口コミをもとに派遣研究職のメリット・デメリットを解説していきます。

合わせて、「派遣研究職の仕事内容」や「時給相場」、「研究職におすすめの派遣会社」も紹介しています。

派遣として研究職をすることに興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。

派遣の研究開発職の働き方3つ

ひと口に「派遣の研究開発職」といっても、大きく分けて3つの働き方があります。

  1. 登録型派遣=働く期間・場所を自由に選べる
  2. 紹介予定派遣=社員登用を前提に働く
  3. 正社員型派遣=派遣会社の社員になる

「ずっと派遣をしていくのか」、それとも「将来的には正社員を目指すのか」によって、どの働き方を選べがよいかは変わってきます。

それぞれの違いを見ていきましょう。

【1.登録型派遣】働く期間・場所を自由に選べる

「勤務条件を自分で選びたい」「自由度の高い働き方をしたい」という方におすすめな登録型派遣。

3ヶ月、6ヶ月といった期間限定の雇用形態で、派遣ではポピュラーな働き方です。

働く期間、勤務時間、勤務地、時給などの希望に合った派遣先を選べるため、そのときどきのライフスタイルに合わせて働けるのが魅力。

派遣期間はあらかじめ決まっているか、または「○ヶ月ごとに更新」となっており、派遣先との合意があれば更新を繰り返しながら最長3年間、同じ職場で働くこともできます。

「登録型派遣」のメリット
  • 好みの勤務条件で働ける
  • 興味のある仕事(研究)だけできる
  • 短期間でさまざまな職場を経験できる

【2.紹介予定派遣】社員登用を前提に働く

「将来は正社員になりたい」という方におすすめなのが紹介予定派遣です。

紹介予定派遣とは、派遣先での社員登用を前提として、一定期間(最長6ヶ月)働く雇用形態。

派遣先との合意があれば、派遣期間終了後に社員として直接雇用されます。

いわゆる直接雇用前に「トライアル」ができる働き方です。

働いてみた結果「自分には合わない」と思えば、『派遣期間満了』で辞めることができます。『退職』ではないので、履歴書にキズがつかないのも大きなメリットです。

「紹介予定派遣」のメリット
  • 職場環境や仕事内容に納得したうえで就業できる
  • 一旦派遣として働き、合わなければ就職しない選択もできる
  • 履歴書作成や面接対策を派遣会社にサポートしてもらえる

紹介予定派遣を探したい場合、「紹介予定派遣はどこがいい?職種別・エリア別求人数からわかったおすすめ派遣会社ランキング」の記事をチェックしてみてください。

【3.正社員型派遣】派遣会社の社員になる

派遣でありながら、雇用や給与の安定も享受できるのが正社員型派遣です。

正社員型派遣は『派遣会社の社員』になり、派遣先で働く雇用形態。

登録型派遣は、派遣されている期間のみ派遣会社との雇用契約を結びますが、正社員型派遣は、派遣されていない期間も派遣会社との雇用関係がずっと続きます。

そのため、派遣先との契約が終了し、次の仕事が決まるまでの「無職期間」も給与が支払われます。

ただし正社員型派遣の場合、派遣会社から派遣先を指定されるため、登録型派遣に比べて仕事を選択する自由度は低くなります。

正社員型派遣(常用型派遣)のメリット
  • 雇用が安定する
  • 派遣されていない間も給与が支払われる
  • 同じ派遣先で3年以上働ける

派遣の研究開発職の就業先と仕事内容

派遣の研究職にはどんな就業先があるのか、どのような仕事ができるのかは気になる部分ではないでしょうか。

結論から言えば、就業先は大手メーカーからベンチャー企業、公的機関、大学の研究室、病院まで多種多様。

職種や仕事内容も、研究開発にメインで携われる求人から、補助・サポート業務、実験動物の飼育管理、理系事務まで幅広いです。

あなたの働きたい職場、携わりたい研究、スキルや経験に合わせてお仕事選びができます。

●派遣研究職の就業先一例
・メーカー(医薬品/食品/化粧品/化学/電気・電子/機械・工学/材料・素材)
・公的研究機関
・検査施設
・国公立大学/私立大学…など
●派遣研究職の職種一例
・研究/開発
・分析/品質管理
・生産/製造
・薬事(臨床開発モニター/治験コーディネーター/薬事申請)
・事務(文献調査/統計・分析/理系事務)…など
●派遣研究職の仕事内容一例
・実験
・検体検査
・研究補助
・開発サポート業務
・実験動物の飼育管理
・資料作成…など

派遣の研究開発職の時給相場・給料・年収

当メディアの調査によると、研究職・理系専門の大手派遣会社2社における研究職の時給相場は1,580円でした。※各派遣会社の公式サイト検索ページ上位50件から算出(2020年8月時点)

WDB
・東京:1,590円
・大阪:1,537円
アドバンテック
・東京:1,641円
・大阪:1,552円

1日8時間、1ヶ月22日勤務で計算すると、給料(月収)は27万円前後、年収は333万円前後が相場です。

  • 1,580円(時給)×8時間×22日=27万8,080円
  • 278,080(月収)×12ヶ月=333万6,960円

ただし上記は、未経験者向けの求人も含んだ時給相場。

派遣先が求める経験や語学力といったスキルがある方には、下記のような相場よりはるかに高時給の求人もあります。

【正社員と比較】派遣で研究職をするメリット3つ

  1. 未経験でも研究職で働ける
  2. 幅広い経験ができる
  3. ライフスタイルに合わせて働ける

1.未経験でも研究職で働ける

派遣研究職のメリット1つ目は、未経験でも研究職で働けるチャンスがあることです。

正社員の研究職は非常に狭き門です。

そのため、新卒で研究職に従事できずに他の仕事に就く人も少なくありません。

一方、派遣は正社員に比べて入社の敷居が低いため、「新卒で研究職に就けなかった方」や「他業種で働いていた研究職未経験の方」でも仕事に就けるチャンスがあります。

また、派遣会社のなかには研修制度が充実しているところも多いので、初心者向けの仕事から段階を踏んでキャリアアップすることも可能です。

未経験可の求人が多い派遣会社
WDB

【公式】https://www.wdb.com/

チャレッジ

【公式】https://tempstaff.jp/kmenu

アドバンテック

【公式】https://job.advan-t.com/

■口コミを紹介

  • 学生時代から研究職を志望していたが、就職活動がうまくいかず希望しない仕事についた。のちに研究職への転職活動をしたが未経験での正社員採用は厳しく派遣を選んだ。半年後、派遣先で正社員雇用になれた
  • 研究をしたかったが正社員採用が難しく、派遣だと気軽に有名企業で興味のあるテーマの研究に携われたから
〔出典〕独自アンケート調査

2.幅広い経験ができる

派遣研究職のメリット2つ目は、幅広い分野・研究などの経験ができることです。

派遣会社には、メーカーから大学、病院まで幅広い求人があり、派遣スタッフは希望に合わせて自由に職場選びができるからです。

早いうちにいろいろな経験をして視野を広げたい方、実務経験を積んでスキルアップにつなげたい方に、派遣はおすすめですよ。

■口コミを紹介

  • さまざまな企業の技術を見ることができるため、自身のスキルアップにつながる
  • 派遣は広い研究ができる。1つを追求するのではなく沢山の経験を積みたかった
  • 派遣先の優秀な研究員と仕事ができ、スキルアップが期待できてキャリアを積める
〔出典〕独自アンケート調査

3.ライフスタイルに合わせて働ける

派遣研究職のメリット3つ目は、ライフスタイルに合わせて働けることです。

派遣は、「勤務時間」「勤務日数」「残業の有無」「勤務地」などを自分で選ぶことができ、また入社も退職も気軽にできるからです。

配偶者の転勤、出産や子育てといったライフスタイルの変化に合わせ、その都度、働き方や勤務先を変えられるのは、身軽な派遣ならではのメリットと言えるでしょう。

仕事だけでなくプライベートも大切にしたいと考える人にとっても、働きやすい雇用形態です。

■口コミを紹介

  • 自分の時間を自由にコントロールでき、ワークライフバランスを保持できる
  • 56歳で健康上の理由で正社員を早期退職した。派遣を選んだのは、無理なく、時間単位で働けるから
  • パートナーが全国および海外転勤の可能性が高いため、臨機応変に対応しつつスキルを活かして家計を支えられる仕事としても派遣の研究職は適していると思った
〔出典〕独自アンケート調査

【正社員と比較】派遣で研究職をするデメリット3つ

  1. 補助的な仕事が多い
  2. 雇用や収入が不安定
  3. 正社員より給料が少ない

1.補助的な仕事が多い

派遣研究職のデメリット1つ目は、補助的な仕事が多く、研究のメインには携われないこと。

派遣は、人員が足りない場合の補助として雇用されるケースが多いからです。

「未経験可」としている求人はもちろん、時給相場より低い求人は、サポート的な業務内容である傾向にあります。

あえて責任の重くない仕事がしたい方には短期派遣をおすすめしますが、研究の核心部分に関わりたい方は、正社員登用のある「紹介予定派遣」がおすすめです。

■口コミを紹介

  • 研究の核心作業ができない
  • 中心になって研究ができない
  • 深い部分の研究にはメインとして携わりにくい
〔出典〕独自アンケート調査

2.雇用や収入が不安定

派遣研究職のデメリット2つ目は、雇用や収入が安定しないことです。

派遣先の都合で契約が終了することもありますし、契約終了後に次の仕事が間を空けずに見つかるとも限らないからです。

また、時給制なので給料は働いた時間分のみ。

月給制の正社員と違い、病気やケガで休んだ月、GWや年末年始のような休日が多い月は収入が減ってしまいます。

実家で暮らしている、配偶者に収入がある、といった場合は問題にならないかもしれませんが、「将来は一人暮らしをしたい」「安定した収入を得たい」という方は、派遣で経験を積み、正社員を目指すことも検討してみてください。

■口コミを紹介

  • プロジェクト単位で契約終了となってしまう場合が多く、収入が不安定
  • 突然契約打ち切りになる不安。収入面が安定しない
〔出典〕独自アンケート調査

3.正社員より給料が少ない

派遣研究職のデメリット3つ目は、正社員よりも給料が少ないことです。

研究職専門の派遣会社「WDB」における、派遣の月給相場は約27万円。一方、同社正社員の月給相場は28万円となっています。(いずれも入社時点)

正社員の月収平均より低いことに加え、派遣社員は同じ派遣先の同じ部署で3年以上働けないため(3年ルール)、長年勤務している正社員のような昇給も期待できず、年収や将来的な給与で考えると正社員に比べて少ないと言わざるを得ません。

ただし、2020年4月の派遣法改正によって、正規雇用労働者と非正規雇用労働者の不合理な待遇差を解消するための「同一労働同一賃金」が導入され、正社員と派遣社員の待遇差の改善が進んでいます。

派遣社員でも正社員と業務内容や責任の範囲が同じであれば、昇給・ボーナス・各種手当などが出るようになりました。

「昇給やボーナスの支給はあるのか?」「正社員との待遇差に不満がある」という場合は、派遣会社や担当者へ確認するようにしましょう。

■口コミを紹介

  • 正社員と比較して給与が安く、昇給が少ない
  • 仕事上の成果を上げても、賃上げ、ボーナス、成功報酬等がない
〔出典〕独自アンケート調査

研究開発職の求人が多いおすすめの派遣会社

派遣研究職の仕事をしたい場合にどの派遣会社を選べばよいか迷ったら、研究職の求人数が多い下記の派遣会社に登録しましょう。

扱う求人が多いほど、「時給」「勤務地」「勤務時間」「福利厚生」「施設の種類」など、多くの選択肢から自分に合った就業先を見つけられるからです。

また、よい仕事に巡り合うためには「派遣会社の担当者の対応」がとても重要です。

できれば2~3社登録して比較し、親身になってくれる担当者がいる派遣会社をメインに利用すると良いでしょう。

研究開発職・理系におすすめの派遣会社
WDB

【公式】https://www.wdb.com/

チャレッジ

【公式】https://tempstaff.jp/kmenu

アドバンテック

【公式】https://job.advan-t.com/

RDサポート

【公式】https://rdsupport-haken.jp

東レエンタープライズ

【公式】https://toray-enter.co.jp

研究開発職・理系派遣仕事を探す場合、「研究開発職・理系におすすめの派遣会社ランキング」の記事をチェックしてみてください。

まとめ

派遣の大きなメリットは、難関であり狭き門である研究開発職に、比較的容易に就けることです。

  • 就活がうまくいかずに正社員になれなかった
  • 研究職を諦めて他の仕事に就いてしまった…でも研究職を諦めきれない

という方は、ぜひ派遣会社に登録してみてください。

派遣から正社員への登用実績がある企業も多いので、ずっと派遣で働く以外に、正社員への足がかりとして派遣会社を利用するのもアリです。

また、「いろいろな職場を経験してスキルアップにつなげたい」「プライベートを重視した働き方がしたい」という人にも派遣はおすすめですよ。

最後までお読みいただきありがとうございます。もしあなたが研究開発職・理系の派遣が不向きと判断、他の仕事を探したい場合は「おすすめの派遣職種ランキング」の記事を参考にしてみてください。