「あ~、楽な仕事がしたい」
あなたもそんな風に思ったことが、一度や二度あるのではないでしょうか。
職場環境が辛かったり、忙しすぎたりすると、もっと楽な仕事はないかな…とつい考えてしまいますよね。
でも「楽な仕事」とは一体何でしょう。
体が疲れない仕事?責任のない仕事?どんな仕事を「楽と感じるか」は人それぞれです。
そこで今回は、派遣で働いた経験のある10代~60代の男女1,000人に口コミ調査を実施。
楽な派遣の仕事条件と、具体的に「どんな仕事が楽なのか?」調査した結果をランキング形式でご紹介します。
- 調査対象:派遣で働いた経験のある全国の男女
- 調査期間:2020年2月
- 調査方法:インターネットによる任意回答
- 調査人数:1,000人(男性343人/女性657人)
- 時給の高さより「仕事の楽さ」を重視する派遣社員が半数
- 楽な派遣の仕事条件1位は「単純作業」
- 最も楽だった派遣の仕事は「軽作業」
時給の高さより「仕事の楽さ」を重視する派遣社員が半数
初めに、仕事をするにあたって何を重要視するかを知るために、「時給が安くて楽な仕事」と「時給が高くて大変な仕事」、どちらを選ぶかという質問をしました。
その結果、「時給は安くてもいいから楽な仕事をしたい」と答えた人が50%(1,000人中500人)いることが分かりました。
多くの人は生活のために働いていることから、収入は多い方が良いと考えるのは当然です。
にもかかわらず、半数が時給よりも「楽な仕事」を選んだことから、
- たとえ時給は高くても、辛い仕事はしたくない
- 時給は仕事を選ぶうえでの第一条件ではない
といった考えの派遣社員も少なくないことが伺えます。
楽な派遣の仕事条件ランキング
「どのような派遣の仕事を楽と感じるか」の質問に対して、回答数が多かった上位5つをランキング形式でご紹介します。
結果は、「単純作業(564人)」がダントツの1位。2位以下に3倍以上の差をつけ、圧倒的多数の回答が得られました。
次いで、「責任がない(145人)」「人との関わりがない(79人)」「体力を使わない(49人)」「自分のペースでできる(37人)」と続きます。
4位の「体力を使わない」のように、肉体疲労のない仕事が楽という意見もありますが、それ以外はすべて精神的な負担のない仕事が条件となっています。
このことから、仕事を楽と感じるかどうかは、「どれだけ精神的な負担が少ないか」が大きく影響していると分かります。
楽な派遣の仕事ランキング
何の仕事が楽なのかを具体的に知るため、「これまで経験した中で一番楽だった派遣の仕事は何か」を質問しました。回答数の多かった上位5つをランキング形式でご紹介します。
結論から言うと、最も多かった回答は「軽作業(286人)」でした。
以下、「一般事務(131人)」「データ入力(64人)」「イベントスタッフ(63人)」「テレオペ・テレアポ(36人)」と続きます。
1位に選ばれた「工場のライン作業」「シール貼り」「ピッキング」といった軽作業は「楽な派遣の仕事条件」の多くを満たしています。
- 単純作業(頭を使わない)
- 責任がない
- 人との関わりがない
- 体力を使わない
- 自分のペースでできる(納期がない/せかされない)
このことから、軽作業は精神的にも肉体的にも負担の少ない、まさに楽な仕事の代表格と言えるでしょう。
一般事務、データ入力、テレアポ・テレオペ、イベントスタッフに関しては、「難しくないから」「頭を使わないから」「単純作業だから」といった精神的負担の軽いことが楽な理由の大半となっています。
では、それぞれの仕事について、具体的にどんなところが「楽」と感じるのか聞いてみました。
【1位 軽作業】単純作業で簡単
- ひたすらお菓子を袋に詰めたり、ダンボールにいれたり…と同じ作業の繰り返しだから。覚えることも少なく何も考えずただ機械になったような気持ちで働けた(20代 女性 工場)
- 検品して分類するだけなので感覚で仕事ができる。また、集中しているので時間の経過が早い(20代 女性 検品)
- 座り作業で個人作業。大きな失敗も起こらず淡々とできるから(20代 女性 シールはがし)
頭を使わない、覚えることが少ない、同じ作業の繰り返し、など「単純作業」であることが軽作業を楽と思える大きな理由となっています。
また、一人で黙々と作業するため人間関係のストレスがないことや、作業ノルマがないのでプレッシャーを感じずに自分のペースでできる、座り仕事なので疲れないといった声も聞かれました。
ストレスなく働けることを最優先条件にしている人にとって、軽作業は適している派遣の仕事と言えますね。
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【2位 一般事務】ルーティンワークで責任の重い仕事は少なめ
- 言われたことをこなすだけなので楽だった(40代 女性)
- ルーティンワークや単純な作業などが多く、責任を負うような仕事はあまりないから(30代 女性)
- 空調の効いた室内でひたすら集中して事務作業だったので時間が過ぎるのを早く感じた。また、強制的な残業もなく休憩もトイレも気兼ねなく行けた(30代 女性)
軽作業に次いで「楽」と回答した人が多かったのは一般事務です。
一般事務は、ルーティンワークや指示通りにこなす仕事が多く、自分自身で考えて行う仕事がないことを楽と感じる大きな理由となっています。
また、一般事務の派遣社員が任される仕事としては、伝票入力・会議資料の準備・電話応対・来客応対、郵便物の開封など簡単な仕事が多いです。
作成後の書類は社員が最終チェックしてくれることで「責任や精神的負担がないこと」を楽な理由にあげている人も目立ちました。
一般事務を選んだ人の声を一言にまとめると、「やりがいは低いけれども気持ちは楽」と感じている人が多いとわかります。
また、工場のライン作業などと違い、休憩が自由に取れるので楽という感想もありました。
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【3位 データ入力】ひたすらパソコンと向き合う単純作業
- 他人と協力して行う仕事ではないので、面倒な人間関係もなければ、相当恐ろしい間違いをしない限りは怒られない。定時に出勤し8時間パソコンと向き合ってデータを入力するだけ。体も精神的にも全然疲れなかった。経験した中で一番楽な仕事だった(40代 女性)
- 電話取次をしなくてよく、ひたすら自分の仕事さえしていればいいから気を使わない(20代 女性)
データ入力は、何も考えず黙々と作業できるので楽との声が大半でした。
ただひたすらフォーマットに文字や数字を入力するだけで、自分で考えたり判断したりする必要がないためですね。
また、オフィスワークの場合、電話応対が苦手という人は多いと思いますが、データ入力として採用された人は、電話の取り次ぎをしなくても良いケースが多いのも楽と感じる人が多い理由です。
「考えなくても良い」「大きな失敗をすることがない」「対人ストレスもない」という点で、データ入力は精神的ストレスの少ない仕事と言えますね。
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【4位 イベントスタッフ】楽しくできてストレスなし
- することがたくさんあるし、来る人がみんな楽しそうで、自分も楽しくなる(30代 女性)
- コンサートの座席案内の仕事でしたがコンサート中はボーッと突っ立ってるだけでいいので楽だった(20代 女性)
- 思考する事が少なく、身体を動かしていれば終わる仕事のため(30代 男性)
イベントスタッフは、ほかの職種とは違い、人によって「楽」と感じるポイントがバラバラでした。特に多かったのは以下の4つです。
- グッズ販売、会場設営、案内など、決められた仕事だけすれば良いので楽
- 頭を使わず体だけ動かせば良いから楽
- 休憩や待機時間が多くて楽
- 会場の雰囲気が良いので楽しみながらできて楽
仕事内容の難しくないことが、イベントスタッフを楽と感じる大きな要素となっています。
また、動き回っているため時間が早くすぎるという意見や、販売・案内はライブなどのイベントが始まると暇になるので楽という声も多く聞かれました。
ライブやイベントにいるお客さんは楽しむ目的で来ています。
そのため、会場の雰囲気がよくて接客時のストレスないことが、他の接客業にはないイベントスタッフならではの楽な部分と言えます。
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【5位 テレオペ・テレアポ】マニュアル完備で慣れたら簡単
- 大部分は基本的な問い合わせだったので難しくなかった。たくさん人がいるので、病欠しても気にならないところも楽(40代 女性)
- テンプレをそのまま読むだけなのでスキル要でノルマもなかった。発信のため断られることも多かったが、柔らかく断る方ばかりでクレームになることはなかった。責任やストレスもなく、空調の効いた部屋での座り作業のため非常に楽に感じた(20代 男性)
テレオペ(受電)やテレアポ(架電)といったコールセンターの仕事は、「電話先の人に何を話していいか分からない」「クレーム対応が怖い」など、マイナスイメージを持つ人も多いと思います。
実際には、マニュアルがあることから仕事自体はそれほど難しくなく、「慣れたら同じことの繰り返しなので楽」という声が多かったです。
また、電話はひっきりなしにかかってくるわけではないので、待機時間はお茶を飲んだり同僚と雑談をしたりしてゆったり過ごせたといった回答もありました。
コールセンターはスタッフの人数が多く、急に休んでも周りに迷惑をかけにくいことから、「小さな子どもがいる主婦(主夫)でも精神的に楽」との声もありました。
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4つのタイプ別に楽でおすすめな派遣の仕事
どのような仕事を楽と感じるかは人それぞれ違います。
そこでこの章では、以下4つのタイプ別に楽でおすすめな派遣の仕事を紹介します。
- 簡単で楽な仕事をしたい人
- 精神的に楽な仕事がしたい人
- 体力的・肉体的に楽な仕事がしたい人
- 人間関係が楽な仕事がしたい人
1.簡単で楽な仕事をしたい人
- 軽作業
- データ入力
- ポスティング
- 試験監督
軽作業やデータ入力は、最初にやリ方を聞けばあとは同じ作業を繰り返すだけの単純作業なので、簡単で楽な仕事をしたい人に向いています。
ポスティングはチラシや案内を決められた地区のポストに入れるだけ。好きな時間に働けて散歩感覚でできるため、歩くことが苦にならない人にとっては楽な仕事と言えます。
試験監督は、不正行為がないか見ているだけなので、むしろ暇といえるぐらい楽な仕事です。
2.精神的に楽な仕事がしたい人
- 軽作業
- データ入力
- ポスティング
上記はいずれも作業が単純なのに加え、自分のペースでできる仕事となっています。
きつい納期もないため、焦ったりプレッシャーを感じたりすることもなく、精神的な負担が少ない仕事と言えるでしょう。
3.体力的・肉体的に楽な仕事がしたい人
- 一般事務
- データ入力
- コールセンター
体力を使わない仕事、座り仕事を楽と感じる人は、一般事務・データ入力・コールセンターといったオフィスでのデスクワークがおすすめです。
また、オフィス内は冷暖房の温度が調整されていることもおすすめな点です。
食品や精密機械を扱う工場は寒すぎて辛いという人もいますし、屋外でのイベントスタッフは暑さにも寒さにも影響をうけます。
体力を消耗せず、快適な空間で仕事がしたい人は、デスクワークが適しています。
4.人間関係が楽な仕事がしたい人
- 軽作業
- ポスティング
- イベントスタッフ
他人との関わりがない軽作業やポスティングは、人付きあいが苦手な人や不要な人間関係を作りたくない人におすすめです。
イベントスタッフは、販売や案内・誘導など来場者と関わる接客の仕事もありますが、楽しい雰囲気の中で働けて、また他の接客業のように営業やクレーム処理がないためストレスなく楽な仕事を言えます。
まとめ
デスクワーク、人と関わらず黙々とできる仕事、体を動かす仕事…など、楽と思える基準は人それぞれです。
「楽な仕事を選ぶ」というとあまり聞こえは良くないですが、自分に向いているから楽に感じるだけで、あなたが楽と感じる仕事が誰にとっても楽なわけではありません。
自分が楽しくできる仕事、時間の経過が気にならない仕事、ストレスのたまらない仕事は、あなたに向いている仕事です。
楽な仕事を選ぶのは決して後ろめたいことではなく、むしろ幸せに働くための重要なポイントとも言えます。
また派遣登録後、担当者に自分と合っていそうな仕事を聞いてみるのもおすすめです。
登録先としては、様々な種類を求人案件を取り扱う大手派遣会社であれば、求人数に比例して多くの選択肢を見込めておすすめです。
もしくは口コミ等で評判の良い派遣会社を選んで見るのもおすすめです。
みんなの満足度が高い派遣会社ほど、良い派遣先企業で働けている確率が高いと考えられるからです。
ぜひ、あなたが無理なく働ける仕事を見つけてくださいね。