- 「夏休みや冬休みを利用して働きたい」
- 「週末だけとか、都合のいい日だけ働きたい」
- 「できる限り時給が高いところで働いて稼ぎたい」
と思っている中で、アルバイトではなく、「派遣社員」として働くことを一つの選択肢として考える学生さんも少なくありません。
しかし、派遣社員として働いた経験のない学生さんの中には、
- 学生でも派遣登録できる?
- 派遣社員とアルバイトはどっちがいいの?
- 学生にはどんな仕事を紹介してもらえるの?
- 未成年でも働ける?
- 学生が派遣で働くと保険や税金はどうなるの?
など、不安を感じる人も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、学生でも派遣登録は可能ですし、派遣アルバイト登録しておいて損はありません。
学生であれば「派遣アルバイト(日雇い派遣)登録」ができるので単発派遣や短期派遣も可能です。
日雇い派遣ができることで、「今週の日曜日、急に空いてヒマだなぁ」と思ったタイミングでも、すぐ仕事を入れられます。
単発派遣や短期派遣の仕事を多く扱い、学生におすすめの人材派遣会社は以下3社です。
学生におすすめの派遣会社
口コミで人気!担当者の対応良さに定評あり
【公式】https://tempstaff.co.jp/
給与前払い制度や即給制度アリ
【公式】https://fullcast.jp/
未経験OK、長期・短期・単発とタイプ別で求人多数
【公式】https://www.randstad.co.jp/
この記事では、学生が派遣アルバイト登録後、単発派遣や短期派遣で働くのに知っておきたいメリット、デメリットなど、必要情報の全てをまとめています。
記事を読み終わる頃には、「学生が派遣アルバイト登録して働くのは良いのか悪いのか?」を、あなた自身で判断できるようになっているでしょう。
中学校を卒業していれば学生でも派遣登録できる?
「学生でも派遣登録することはできるのだろうか?」と疑問に思っている人も多いでしょう。
結論から言うと、大多数の派遣会社は18歳以上が登録の条件となっています。
18歳以上であれば、大学生・短大生・専門学校生といった「学生」でも登録できます。
一方で18歳未満、つまり高校生以下は登録できない派遣会社がほとんどです。
労働基準法では、満15歳に達した日以後、最初の4月1日から就労可能となっていますが18歳未満の人は、
- 労働時間は週40時間未満
- 1日8時間を超えてはいけない
- 22時以降の深夜労働禁止
- 残業ができない
- 休日労働の禁止
- フレックスタイム制の適用禁止
- 危険有害業務の制限
- 証明書などの備えつけ
といった制約があり、依頼できる仕事が制限されてしまうからです。
派遣バイトに興味がある高校生の方は、高校生におすすめの派遣会社ランキングの記事も参考にしてみてください。
学生の派遣登録は「日雇い派遣(派遣アルバイト)」ができるからおすすめ
学生の派遣登録のおすすめは、「日雇い派遣」ができるところです。
「日雇い派遣」とは、人材派遣会社での仕事が「30日以内」の派遣形態で「派遣アルバイト」や「登録制アルバイト」とも呼ばれています。
日雇い派遣を学生におすすめする理由としては、「1日単位」「週単位」といった、日時に融通が利く働き方もできるからです。
しかし、「アレ?日雇い派遣って、法律で禁止されてるんじゃないの?」と思われる人もいるでしょう。
たしかに、2012年に労働者派遣法が改正されたことで、「日雇い派遣」は原則禁止となっています。
法改正前は1日だけのスポット(単発)派遣も多かったのですが、「一つの仕事が終わったタイミングで、次の仕事がいつになるかわからない」という雇用の不安定さが問題となったからです。
ただ、日雇い派遣には「例外」があって、「学生」はその例外に当てはまります。
以下の条件に当てはまる人は例外となります。
- 60歳以上の者
- 雇用保険の適用を受けない学生(いわゆる昼間学生)
- 年収が500万円以上の者(副業として派遣労働を行う場合)
- 世帯収入額が500万円以上で主たる生計者以外の者。且つ本人収入がその50%以下である
学生は、2の条件に当てはまるため日雇い派遣登録ができます。
上記の条件に一つでも当てはまれば、学生以外の人でも「日雇い派遣」として働けますよ。
例外条件での求人募集は、ライバルが少なく採用されやすいのもおすすめする理由の一つです。
派遣アルバイト(日雇い派遣)と単発アルバイトの違いは雇用主
「派遣アルバイトと単発アルバイトは、仕事内容も似ているけど何が違うの?」と疑問を感じる人もいるのではないでしょうか。
派遣アルバイト(日雇い派遣)と単発アルバイトの違いは「雇用主」です。
- 派遣アルバイト(日雇い派遣)⇒雇用主は派遣会社
- 単発アルバイト⇒雇用主はアルバイト先
派遣アルバイトでは、派遣会社と雇用関係を結び、雇用主は派遣会社となります。
派遣会社に雇用されているため、仕事内容や勤務時間などは、派遣会社が派遣先の企業と交渉して取り決めています。
派遣先で働く中の悩みや不安が生じた時は、派遣会社に相談することもできます。
対してアルバイトは、雇用先(アルバイト先)が雇用主となります。
アルバイトは、雇用先で直接雇用されるため固定された職場になりますが、派遣アルバイト(日雇い派遣)は登録しておくことで、派遣会社を通してさまざまな職場を紹介してもらえます。
派遣アルバイトであれば、毎回違う職場で働くことも可能なため、さまざまな職場や業種を体験できます。
学生で派遣アルバイトがおすすめな人とアルバイトがおすすめな人を比較
学生の場合「派遣アルバイトと一般的なアルバイト、どちらで働いたらいいんだろう?」と、悩む人もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、「働くことに対して何に重きを置くのか?」で派遣アルバイトがおすすめな人と、一般的なアルバイトがおすすめな人は変わります。
- いろいろな仕事を経験したい人
- 高時給で働きたい人
- 忙しくて仕事の予定がなかなか立てられない人
- 長期で働くことが難しい人
- 交渉が苦手な人
- 掛け持ちしたい人
- 仕事をコロコロ変えたくない人
- 長期的に安定して働きたい人
- シフトを決めて計画的に働きたい人
- 専門的なスキルを身につけたい人
- 就活でアピールしたい人
- 友達や仲間を作りたい人
派遣アルバイトは「学業が忙しい人」や「稼ぐことを重視している人」におすすめです。
登録さえしておけば、仕事探しや面接に時間を取られず、空き時間に高時給で効率的に働けるからです。
アルバイトは「長期的に同じ職場で働きたい人」「専門的なスキルを身につけたい人」「友達や仲間を作りたい人」におすすめです。
派遣アルバイトが単発や短期なのと違い、長期アルバイトだと同じ職場で安定して働けるからです。
自分に合った働き方を選ぶことが、派遣アルバイトでもアルバイトでも上手く働ける秘訣です。
学生が派遣アルバイトで働くメリット、デメリット
学生の働き方として、「派遣アルバイトを選ぶメリットって何だろう?」「派遣アルバイトで働くリスクやデメリットはあるのか?」と思う人もいるのではないでしょうか。
この章の内容を作るうえで、学生時代に派遣会社で働いたことがある経験者への口コミアンケート調査を行いました。
学生が派遣アルバイトで働くメリット、デメリットと合わせて、参考となる口コミもご紹介しています。
学生が派遣アルバイトで働く5つのメリット
メリット1.時給が高いので短期間で収入に繋がる
派遣は高時給な求人案件が多いことから、アルバイトに比べて収入に繋がりやすいです。
時給の高い求人案件が多い理由としては、派遣会社を介しての間接雇用は、直接雇用に比べてかかるコストが少ないからです。
たとえば、パートやアルバイトでは求人募集の広告費、正社員では社会保険や福利厚生などのコストが発生します。
また、派遣社員は交通費やボーナスが基本的に出ないため、その分時給を高くしている場合もあります。
参考となる口コミ
- 時給が普通のアルバイトの1.5倍くらい良かったのでお金を貯めやすかった。(お中元・お歳暮などのラッピング)
- 単発なのに日給8000円など高めの設定で働けるため、勤務日を少なくすることで勉学にも励めました。(試食販売)
- 時給が出身地と500円くらい違いとても良かった。アルバイト先がスキー場だったので、年パスが割引価格で買えて、休みの日はスキーし放題だった。(リゾートアルバイト)
- 時給がアルバイトよりもすごく良かったのでしっかり貯蓄できました。また派遣でも責任のある仕事を任せてもらい勉強になった。(アパレル事務)
- 短期間で収入になるのでとても助かりました。イベントスタッフはいつもとは違う世界を見られるので、楽しかったですし社会勉強にもなりました!(イベントスタッフ)
メリット2.学業と仕事を両立しやすい
学業が忙しいことから、
- 「週末だけ働きたい」
- 「授業が入っていない日だけ働きたい」
- 「長期休暇中だけ働きたい」
という学生さんも多いのではないでしょうか。
しかし、学業が忙しいと、働く時間や曜日を固定されているシフト制のアルバイトで働くことは難しいでしょう。
1日限りの単発アルバイトの場合、自分の都合に合わせた仕事が見つからなかったり、違うアルバイト先で働こうとするたびに、面接を受けなければいけません。
派遣はアルバイトよりも学業と仕事を両立しやすいです。
日雇い派遣を上手く活用することで、学業の合間だけ都合よく働けるためですね。
平日は学業に専念して、週末だけや長期休暇の間にまとめて働くなど、自分のスクールライフに合わせた働き方が可能です。
参考となる口コミ
- 出勤したい日にちが自由に選べたのでテスト勉強に影響は全くでなかったところがとても良かったです。夏休みにまとめて働くこともできたので、自由にシフトを組めるのが良かったと思いました。(お菓子の箱詰め)
- 私は派遣の中でも日にちが決まっているものを選んでいたので、予定のない時に仕事を入れて、遊ぶ時は遊ぶという働き方ができたので良かったなと思っています。(検品作業・試食スタッフ)
- 働きたい時に集中して働けるのは派遣の良さだと思います。シフトをたくさん入れなくてすむので、周りに気にせず自分の空いてる日にちや都合を聞いてくれて融通が良かった。就職活動の時は、アルバイトがなかなか入れないため、派遣でたまにでも気兼ねなく入れて有難かったです。(パン工場)
- 派遣はアルバイトと違って1日限定や短期で働くので、登録してから働くまでの時間が短いです。そのため、お金が必要になった時だけ働くことが可能です。また、給料の支払いは、その日に現金手渡しもあるので、急ぎでお金が必要な方におすすめです。(野菜の袋詰め作業)
- 通常のアルバイトだと1週間で一定程度の勤務量を求められますが、短期派遣だとあいている日に調整して仕事を入れればいいため、効率的に、学業、スポーツ、仕事の時間を振り分けられました。(倉庫内ピッキング作業)
メリット3.学生のうちから社会経験を積めて就職活動へも活かせる
派遣の仕事をすることで、学生のうちから社会経験を積めて、今後の就職活動へも活かせます。
短期派遣や単発派遣は「未経験OK」の仕事が多く、何の知識や技術のない学生でも働ける仕事もたくさん含まれているからです。
実際に現場で働いてみることで、
- 仕事内容
- 職場の雰囲気
- 自分に向いている仕事かどうか?
など、自分で確認できます。
いろいろな仕事を経験する中で自分に合った職種が見つかれば、今後の就職活動のアピールポイントとしても使えるでしょう。
さらに、多くの仕事経験を積むことは、コミュニケーション能力を鍛えるチャンスでもあります。
経験した仕事数に比例して、仕事関係者との新たな出会いも増えるからです。
気の合う友人と出会えることもあれば、苦手な人と出会うこともあると思いますが、得た経験は社会人になってからも役立つことでしょう。
参考となる口コミ
- 派遣で働くことで、より深く仕事に携われた。結局、その会社で卒業後も採用してもらえてラッキーだった。(アシスタントセクレタリー)
- 基本的に毎回の仕事内容は違っていたのですが、色んな仕事に関われたことで見聞が広がったのは大きかったし、常に新鮮な気持ちで仕事ができました。(作業現場のガラ出し、ボードの搬入、イベント会場の設営撤去、百貨店の什器搬入、ビアガーデンのウェイター)
- 大企業で働きました。大企業での働き方を直接見られて、社会勉強にもなりました。(システム開発)
- 毎日は続けられなさそうな実演販売を体験できた。行ったことのない場所へ派遣されたため面白い体験になった。(おもちゃの実演販売)
- 普通のアルバイトではなかなかできないような仕事が多かったので、楽しく働けました。こんな世界もあるんだと社会勉強になりました。(イベント会場でお菓子の売り子)
「派遣先の会社でそのまま就職」という口コミもあることから、就職に直結できる人もいることがわかります。
メリット4.仕事を探す手間が省ける
派遣会社に登録すれば、仕事を探す手間がなくなります。
派遣登録さえしておけば、自分の条件にマッチした求人が出ると、派遣会社から仕事紹介の連絡が来るからですね。
また、空き時間に派遣会社の求人情報をチェックするだけで簡単に仕事を見つけられるため、求人雑誌を読んだりインターネット検索する手間もかかりません。
参考となる口コミ
- 学生時代はアルバイトを定期的にする余裕はなく、派遣登録をしておくと単発的に仕事がある場合、派遣会社から連絡がくるので自分で探す手間がいらなかったので重宝していました。(引っ越し、交通量調査)
- まず何より自分が行きたい時の時間に行ける、翌日でも仕事が見つかるというところが良かったです。(工場品出し、納品作業、深夜清掃)
- 単発の仕事を探しやすいところが良かったです。(カメラ販売のキャンペーンスタッフ、配送の補助、倉庫スタッフ)
- 日雇いの派遣ですが、仕事がないことはめったになく、比較的いつでも(前日に連絡)仕事ができました。(引っ越し)
- 「再度登録の手間が省ける」
- 「次の仕事の案内が貰える」
- 「早く次の仕事が見つかりやすい」
といった、メリットを感じる学生さんが多いとわかります。
メリット5.職場の人間関係で悩み続けることがない
職場が固定されている長期アルバイトになると、職場の人間関係に「気を使う」「煩わしい」と感じる人もいるのではないでしょうか。
1日限定や短期から働ける派遣アルバイト(日雇い派遣)では、職場の人間関係で悩み続けることはありません。
良い意味で人間関係は希薄なため、必要以上に人に気を使う必要がありません。ビジネスライクにお金を稼げます。
また、「長期じゃないから嫌な人がいても我慢できる」という意見もあり、コミュニケーション能力に自信がない人にもおすすめです。
参考となる口コミ
- アルバイトだと人間関係は大切ですが、派遣だとコミュニケーションという部分はあまり求められないケースが多いと思います。コミュニケーションがあまり得意ではない方にはおすすめです。(看板持ちの仕事)
- 長期ではないので、嫌な人がいても我慢できる。(飲食店でホール)
- あまり他人と仲良くなりたいと思わなかったため、あまり他人と話さなくても黙々とできる仕事を選んでいきました。派遣で転々と職場を変えることにより、仕事に集中できたのが良かったです。(工場品出し、納品作業、ドームの深夜清掃)
- 毎回派遣先が変わるので人間関係を気にすることもなく、淡々と仕事できたのが良い点です。(データ入力)
学生のうちは、職場の人間関係に振り回されたくないというのが本音のようですね。
学生が派遣会社で働く6つのデメリット
学生が派遣で働くことに対してはメリットだけではなく、デメリットもあります。
しかし、派遣のデメリット部分をあらかじめ知っておくことはプラスになります。
派遣のデメリットやリスク部分を先に知ることで、知らなかったことで嫌な思いをすることがなく、リスク防止にもつながるからですね。
学生が派遣会社で働くデメリットをご紹介していきます。
デメリット1.交通費が出ない
基本的に派遣の仕事は交通費が出ません。
なぜなら、派遣では時給に交通費が含まれているからです。
しかし、交通費が含まれている分、派遣ではアルバイトより高時給に設定されています。
派遣先企業が近場ではなく遠方だと、交通費の負担が大きくなって、稼ぎが減るところはデメリットです。
ただし、交通費が別途出る仕事もあるので「事前に交通費がどれぐらいかかるのか?」「交通費が出る案件なのか?」を確認しておきましょう。
参考となる口コミ
- 毎回事務所に寄ってから現場に向かっていたのですが、その間の交通費が出ませんでした。(倉庫内での軽作業、イベント設営の補助)
- 交通費が出ません。仕事の時給だけなので、派遣場所が遠いと1時間の仕事が電車賃だけでなくなります。(作業所)
- 仕事の交通費を支給されないことが不満でした。(在庫整理)
- 派遣会社によっては、交通費を出しますと言っていても、なかなか交通費を支給してくれないこともありました。(電話対応、飲食メーカーのライン、検品作業など)
※2020年4月に改正派遣法が施行され、「同一労働同一賃金」の導入によって派遣社員にも交通費が支給されるようになりました。
通勤手当の支給方法は待遇方式によって異なるので、派遣登録時に派遣会社へ確認するようにしましょう。
デメリット2.収入が不安定
フルタイムのアルバイトや長期派遣ではなく、単発や短期の仕事が多い学生の派遣アルバイト収入は不安定です。
一つの仕事が終わったら、また新たな仕事を紹介してもらわないといけないため、スムーズに自分の予定に合った次の仕事が見つかるとは限らないからです。
さらに、派遣会社に長く在籍していても、いろいろな派遣先を転々とするため、昇給も期待できません。
また、派遣の仕事は、時期によっては求人が少ないこともあるため、希望にそった条件で働けない場合もあります。
なぜなら、企業の状況に合わせて求人数にバラツキが出るからです。
多くの企業では、4月や10月は新年度や年度切り替え時期の影響で求人数が増えて、2月と8月は人の動きが少ないことから求人数が減る傾向があるためですね。
一定量の求人数を確保するのであれば、複数の派遣会社に登録しておくことがおすすめです。
参考となる口コミ
- アルバイトのようにシフトが定期的に決まるものではなく、派遣元からの紹介がなければ仕事がなくなってしまうため、月の収入が不安定になることや、働きたい時も条件に合う仕事が来るまで待たなければならないことが不満でした。(イベントスタッフ、事務作業、百貨店でサンプリングなど)
- 急に決まっていた仕事がなくなる日もあり、ひと月の収入額に変動あるところがデメリットだと感じていました。(パチスロ機のデバッグ作業)
- 登録をしても仕事を紹介してもらえないことが非常に多く、普通のアルバイトをするよりは不利なことが多いです。(工場の軽作業)
- コンスタントに仕事がなく、年末に向けての時期しか派遣されなかったこと。(大手メーカーのプリンター販売)
- 自分の条件の合う仕事が毎回あるわけではないので、継続的に稼げない。(スーパーで試食販売)
デメリット3.単純作業ばかりで専門的なスキルが身につかない
学生の派遣アルバイトは、単純作業ばかりで専門的なスキルが身につくことはありません。
企業としても、社会経験や仕事のスキルがなく、短期間しか働けない学生アルバイトさんに対して、わざわざ専門的なスキルを教えている時間はないためですね。
さらに、いろいろな派遣先を転々と体験できる反面、長期的に一つの仕事を続けることもできないこともスキルアップするには不向きです。
単純作業が好きな人には良くても、「スキルアップにつなげたい人」「仕事にやりがいを感じたい人」にとっては、仕事内容がつまらなくて苦痛に感じることもあるでしょう。
専門的なスキルを身につけたいと考えている方は、派遣より長期のアルバイトをおすすめします。
参考となる口コミ
- 倉庫内の検品と書いてあったのに学生だったからかも知れませんが、ダンボールの片付けと床のガムテープはがしだけでした。(倉庫内の検品)
- 何でも屋と思われがちなのでよく文句を言われることもありました。(ホテルでの配膳サービス)
- 短発で入ることが多かったため、簡単な仕事しかやらせてもらえなかった。(回転寿司のホール、引っ越し、PAのフードコートのスタッフ)
- 毎日、単調な流れ作業で代わり映えがなく精神的に辛かったです。(携帯の組み立て)
デメリット4.派遣会社とのメールや電話連絡が面倒
単発派遣や短期派遣は、派遣会社とのメールや電話連絡のやり取りが多くなるのは面倒です。
派遣登録後のお仕事案内は、派遣会社からメールや電話で連絡が来ます。
一つの仕事が終了すると、また新たな仕事案内の連絡が来ることから、仕事の案内自体が面倒に感じる人もいます。
また、仕事へ行く前には、派遣会社に毎回連絡を入れる必要があります。
派遣会社が雇用主となるため、派遣スタッフの寝坊やドタキャンを防ぐためですね。
派遣会社では多くの求人を紹介してもらえる反面、担当者やコーディネーターとメールや電話でやり取りする手間が発生することを理解しておきましょう。
参考となる口コミ
- 1回ごとに契約書や勤怠表のやり取りがある点も面倒に感じました。(イベントスタッフ、事務作業、百貨店でサンプリングなど)
- 派遣では単発だったので、求人があるものに対して毎回担当者に電話して確認しなければならないのが面倒だった。(検品や食品のパック詰め)
- 派遣会社の人を間に挟んで勤務時間や勤務日数などを決めなければならず、面倒だと感じました。また、担当の人となかなか連絡が取れず、電話をしても留守電のことが多かったです。
- シフト制ではなく、自分から申し込まないと働けないので、定期的に働きたい方からするとめんどくさい。(工場での軽作業)
- 派遣が決まるまでのメールのやり取り数回と電話でのやり取りが少し面倒でした。また、持ち物が不明確でこちらから確認を入れたので、その点もスムーズではなく時間の無駄でした。(宅配の配送仕分け)
- 連絡することが多いと思いました。前日の夜に一度、当日の朝に一度、退勤したら一度電話しなければならないのが大変だと思いました。(倉庫内軽作業)
- 派遣社員用のWebサイトなどがなかったので、仕事の報告書を毎回紙で事務所に提出しに行かなければいけなくて、とても面倒でした。(マグロの切り身のパック詰めなど)
- メールが多いのは悩みです。退会するまでメールの通知が、1日に20~30件あって、迷惑でした。自分の好きな日にちに時間に働けると銘打っときながら、メールが来ることによってせかされているように感じました。(イベントスタッフ、シール貼り)
日雇い派遣は連絡が頻繁に来るうえ、人手が足りなくて緊急性の高い仕事に関しては、前日に電話がかかってきたりします。
また、派遣される日には毎回連絡を入れなくてはならないのは、学業との両立で忙しい学生にとって、面倒なやり取りで時間の無駄と感じるようですね。
デメリット5.日雇い派遣で職場が頻繁に変わることにストレスを感じる
日雇い派遣(派遣アルバイト)では、職場や職種が頻繁に変わることにストレスを感じる人もいます。
人材派遣会社では、さまざまな業種や職種の求人を扱っていますが、新たな場所へ派遣されるたびに、ゼロから仕事を覚える必要があります。
さらに、職場が変わるたびに、職場までの通勤方法と通勤にかかる時間を調べなくてはいけません。
仕事内容や職場が頻繁に変わることに対してストレスを感じる場合は、「長期アルバイト」や「夏休み・冬休みといった長期休暇を利用した派遣アルバイト」など、ストレスを感じない期間の働き方を選んでいきましょう。
参考となる口コミ
- 初めて行く場所での勤務になるので、休憩の取り方や施設内に何があるかなどわからなかった。(お菓子の箱詰め)
- 毎回違う場所での仕事のためあまりその場所での仕事の仕方など教えられずに、自分で周りを見て、見様見真似で仕事をしなければいけなかったこと。不安でいっぱいでストレスを感じた。(結婚式場、ウェイター)
- 日によって仕事をするお店が違うので、知り合いができず孤独でした。(スーパーでの宣伝販売)
- 場所が毎回毎回変わり、移動が大変でした。今日はどこに行って働くのか緊張していました。固定の場所ではなく、当日まで何も知らない場所にすぐ行くのが仕事なので、せめて数日前に場所がわかったら教えてほしかった。(ルーター機械を売る仕事)
- 単発の派遣(日雇い)だったので、毎回作業場所が異なるため派遣先まで行くのに苦労しました。(ティッシュ配りなど)
- 毎日現場が変わるので、1日かけて仕事を覚えたのに、次の派遣先ではまた1から覚えなければならず、面倒だなと感じました。(イベントの会場設営)
- 毎回現場やメンバーが異なるため、人見知りの私は毎度緊張し、それだけでも疲れてしまっていました。(スマホ関係のイベントガール)
デメリット6.日雇い派遣の学生に対して扱いが雑に感じる
今回、アンケート調査をした中で、「日雇い派遣の学生に対して扱いが雑に感じる」と不満を挙げる口コミ意見もありました。
主な理由としては、「学生で子供だから」や「1日で終わる単発の仕事だから」といった意見が挙げられました。
1日や短期間で終わる日雇い派遣は、人間関係の煩わしさがないのはメリットですが、逆に言えば人間関係が希薄なため、適当に扱われることに不満を感じる人も多いです。
また、「学生は若いから体力がある」という主観的な理由から、重労働を優先的に振られるケースに対して、不満を挙げる人もいました。
参考となる口コミ
- 派遣は単発でされてる方が多いこともあると思いますが、やはり扱いが適当だと感じることが度々ありました。業務内容の説明はざっくりだし、休憩室も教えてもらえなかったです。(工場での値札の付け替え)
- 1回のみの業務であったためか、ぞんざいな扱いを受けたこと。(地方マラソンのスタッフ、会場整備等の雑務)
- 名前を呼ばれないところ。重労働な仕事を任されることが多かったところ です。(工事内作業の仕事をしました)
- 学生だから、学生なら、と学生だからと差別が多かったなと大人になってから感じました。(ウェイトレス)
- 直接雇われているわけじゃないせいかちゃんと教えてもらえなかった。(スーパーのレジ)
- 若いので、重労働を紹介されがちです。深夜にパチンコ台の搬入、設置をやりましたが、終わったあと二日間腰が痛くなり全身筋肉痛になりました。学生は、派遣会社に良いように使われがちです。(倉庫で検品。深夜にパチンコ台の搬入、設置)
- 「若い=体力がある」と決めつけられ、希望とは違う肉体労働系の仕事を斡旋されることもあり、嫌な思いをしました。(菓子パンの試食を配布)
- 場所がわからなかったりした時の電話の対応も少し雑でした。(工場の商品の検品作業)
学生の派遣アルバイトにおすすめの人材派遣会社
人材派遣会社はたくさんあるけれど「どこに登録したらいいのかわからない」と迷っている人もいるのではないでしょうか。
編集部が独自に選んだ、短期や単発の求人募集が多く、学生の派遣アルバイトにおすすめの人材派遣会社を紹介します。
おすすめ1.テンプスタッフ
テンプスタッフは、人材派遣業の業績ランキングナンバーワンを7年連続で獲得している(※1)、優良派遣事業者認定を受けている派遣会社です。
全国に465拠点の事業所を構えているので利便性も抜群です(※2)。
派遣登録が初めての学生でも利用できるため、学生の登録数が最も多い派遣会社とも言われています。
単発や短期の高時給案件が多く、学生でもしっかり稼げます。
福利厚生制度も充実していることから、オフィスワークを希望する女子学生からの支持も大きいです。
大手企業の求人も多く、憧れの企業や業界で派遣として働けます。
(※1)(株)オーピーエヌ 「2019年調査人材ビジネス業績ランキング」
(※2)2019年6月時点
おすすめ2.フルキャスト
短期人材サービス業大手のフルキャストは、1日3時間からの仕事を取り扱っているため、学業が忙しい学生さんでも隙間時間を活かして働けます。
来社せずにWebのみで本登録が可能、登録翌日からすぐに働けるスピーディーさが評判ですね。
日雇い・単発案件に強く、仕事のマッチング率も高いので効率的に働けます。
給与前払い制度や即給制度などあり、他社の人材派遣会社に比べると給料の支払いが早いため、金欠になりがちな学生さんにおすすめです。
おすすめ3.アルファリゾート
夏休みなど長期休暇を活かして「リゾートアルバイト」でガッツリ稼ぎたい学生さんは「アルファリゾート」がおすすめです。
アルファリゾートは、他の派遣アルバイトに比べ、初心者から高時給・好待遇で働けると人気です。
たとえば、旅館の仲居なら未経験者でも1,200円以上(経験者1,300円以上)の案件が揃っています。(※調査日2019年6月20日)
また、福利厚生が充実しているところも見逃せません。
往復交通費支給、一定条件で社会保険(健康保険・厚生年金保険・雇用保険)に加入、働きながらTポイントを貯められて、安心・お得に働けるのは学生にとって嬉しいですね。
さらに、就業中のサービスとして、オンライン英会話レッスンを無料で受講できます。
アルファリゾートは、初心者に優しく、準備や持ち物が記載されたマニュアルが貰えるので、リゾートアルバイト初めての学生さんも安心して働けます。
おすすめ4.ランスタッド
世界39カ国に4400拠点以上を持つグローバル企業であるランスタッドは、設立55年以上の老舗人材派遣会社。(※2019年6月時点)
未経験OKの案件も多く、職務経験がない学生でもいろいろな仕事にトライできます。
「交通費あり」「週払いや日払いが可能」な案件もあるため、お金を稼ぎたい学生や急ぎでお金が必要な学生さんにもおすすめです。
派遣登録説明会は私服でも参加できるため、スーツやジャケットを持っていない学生でも気軽に登録会に足を運べます。
おすすめ5.リゾートバイトダイブ
リゾートバイトダイブは、2002年からリゾートバイトの紹介サービスを行っている、実績ある人材派遣会社です。
登録者は20万人で、9割以上が未経験からスタート。(※1)
全国に7つの支社があり(※2)、リゾートアルバイトを手掛ける会社としては、求人数・登録者数も業界内でも多数。
リゾートバイトダイブでは、1ヶ月の短期勤務から4ヶ月以上の長期勤務まで豊富な求人があり、リゾートアルバイト大手なのでどの求人も安心して働けます。
年末年始やゴールデンウィーク、お盆の時期には1週間から10日間のお仕事募集もあるので、夏休みや冬休みといった長期休暇に、いろいろなところへ行って稼ぐことも可能。
リゾートアルバイト以外に、農業・酪農・牧場など農家に住み込みで働けるお仕事などもあり、若者や学生を応援する求人がありますよ。
初めてのリゾートバイトなら、実績があり、非公開求人が届くLINE登録もあるリゾートバイトダイブがおすすめです。
(※1)「リゾートバイトダイブ」公式サイトより(2023年10月時点)
(※2)2023年10月時点
学生の派遣アルバイトが単発派遣や短期派遣で働くのにおすすめの仕事
学生が派遣アルバイトとして「単発派遣」や「短期派遣」で働くのにおすすめの仕事をご紹介します。
単発派遣で働きたい学生におすすめの仕事
単発派遣を希望する男子学生へのおすすめは、イベント会場の設営・撤去スタッフや引っ越し作業などの力仕事です。
仕事内容はそこまで複雑ではなく、高時給で短期間に一気に働くこともできるからです。
単発派遣を希望する女子学生へのおすすめは、試食販売や軽作業スタッフなどの仕事です。
力仕事に比べて時給は高くありませんが、試食販売ではお客さんとコミュニケーションできたり、軽作業はさまざまな仕事内容から選べるためですね。
おすすめ1.イベントスタッフ
イベントスタッフの仕事は、イベント会場でお客さんを誘導したり案内したりする仕事内容と、イベント会場の設営・撤去などを行う仕事内容があります。
中でも会場の設営や撤去などの仕事は、男子学生におすすめです。
力仕事がメインとなってきますが、仕事内容はそこまで複雑ではなく、人気のイベントやコンサートの舞台裏を見られる魅力もあります。
おすすめ2.試食販売
誰かと会話をすることが好きな女子学生さんにおすすめなのが、デパートの食品売り場やスーパーにある試食販売です。
事前研修があるため未経験者でも仕事ができて、募集自体も多いことから競争率が低くて仕事に就きやすいです。
さらに、日給にプラスして交通費が出る案件も多いので、週末のまとまった時間に稼ぎたい学生さんにもおすすめです。
おすすめ3.軽作業
単純作業を黙々としたい学生さんにおすすめなのが軽作業です。
軽作業と言っても、
- 検品や梱包
- 仕分け
- シール貼り
- ピッキング
など、さまざまな仕事内容があります。
また、扱う商品も雑貨、コスメ、アパレル、食品、飲料など幅広いですね。
肉体労働に比べて時給は高くありませんが、日払いや週払いが可能な案件も多いのです。
おすすめ4.塾講師
将来教師を目指している学生さんや、子供好きの学生さんにおすすめなのが塾講師です。
塾講師は、週1からの勤務も可能で、空いた時間を有効活用できるからです。
単発や短期の仕事が多い学生の派遣ですが、塾講師なら長期で働くことも可能です。
また、時給が高いので効率的に稼ぐこともできます。
おすすめ5.試験監督
単発の仕事が多いことから、スポットで稼ぎたい学生さんにおすすめなのが試験監督です。
特別なスキルが必要なく、未経験でもOKな割に時給が高いからです。
ただし、試験会場での仕事なため、スーツやオフィスカジュアルの服装を求められますね。
仕事内容は、
- 問題用紙や解答用紙の配布・回収
- 試験中に不正がないかの監視
- 注意事項のアナウンス
などです。
短期派遣で働きたい学生におすすめの仕事
学生さんには春休みや夏休み、冬休みなど長期休みの時期がありますよね。
まとまった休みがあれば、1日単位の仕事ではなく、1ヶ月単位での短期派遣で働くこともできます。
学生さんが夏休み・冬休み・春休み中に短期派遣として働くのにおすすめの仕事内容をご紹介します。
おすすめ1.リゾート地
夏休みや冬休みにおすすめなのが、リゾート地での仕事です。
学生が長期休暇になるシーズンと繁忙期が重なるため求人数も多いです。
夏なら海や南国の島にあるホテルやキャンプ場、冬はスキー場や温泉旅館などですね。
仕事内容は、
- フロントや売店
- 飲食店などの接客
- 洗い場や調理補助などの裏方
- アウトドア系のスタッフなら監視や用具の貸し出し
- 掃除
- 道具の管理やレンタル
といった仕事内容となります。
おすすめ2.引っ越し作業員
引っ越し作業員も学生にはおすすめの仕事です。
学生の春休み期間と重なる3月・4月は引っ越しシーズンと重なるので、引っ越しスタッフの需要が高まるからです。
短期間のうちに高時給で一気に働きたい人や、力仕事が得意な人・体力に自信がある人は特におすすめです。
おすすめ3.季節限定商品の販売スタッフ
季節限定商品の販売スタッフも学生にはおすすめの仕事です。
ちょうど夏休みや冬休みの時期と、お中元やお歳暮、バーゲンといった繁忙期と重なるからです。
学生さん向けにも短期派遣の求人募集が増えます。
職場はデパートや商業施設が中心で、
- レジや商品陳列
- 接客
- 包装や梱包
- 電話応対
- 受注処理
などが挙げられます。
学生が派遣で給料を得た場合の社会保険や所得税はどうなるの?
「学生が派遣会社で働いた時、社会保険や所得税はどうなるのか?」と心配になる人もいるのではないでしょうか。
この章では、学生が派遣で給料を得た場合の、社会保険や所得税についてご紹介します。
学生は社会保険の適用対象外なので加入する必要はない
学生は、社会保険の適用対象外となるので加入する必要はありません。
社会保険への加入は、下記条件を満たしている人になります。参考にどうぞ。
- 1週間あたりの所定労働時間が20時間以上
- 1ヶ月あたりの所定内賃金が88,000円以上
- 雇用期間の見込みが1年以上
- 学生でない労働者(ただし、夜間・通信・定時制の学生は対象)
- 従業員数が501人以上の会社(特定適用事業所)または従業員数が500人以下の会社で社会保険加入に対して労使間での合意がなされている、このいずれかに該当する
年収103万円以上の収入は確定申告(年末調整)が必要
学生でも派遣やアルバイトなどで得た収入が103万円を超えた場合、年末調整または確定申告が必要になります。
その年の1月1日~12月31日の1年間に貰った給与の合計が103万円です。
合計が103万円超えない場合は、確定申告をする必要はありません。
学生の場合、「勤労学生控除」が受けられます。
なので、103万円※に「勤労学生控除27万円」がプラスされ130万円まで所得税がかかりません。
※103万円=給与所得控除65万円+基礎控除38万円
ちなみに、市県民税の場合「勤労学生控除26万」があるので126万円まで非課税です。
130万円まで税金面は非課税になりますが、103万円を超えた場合は親の扶養から外れます。
派遣登録会で社会保険や所得税に関する説明もあるので、不明な点があれば面談時に確認してくださいね。
参照元:国税庁(勤労学生控除)
学生の派遣アルバイトならではのトラブルを派遣会社の現役社員に聞きました
まだ、社会人ではない学生の派遣アルバイトへ起こるトラブルについて気になる方も多いのではないでしょうか。
現在も派遣会社の人事担当者を15年以上続けていて、当サイトの監修者でもある「としぞうさん」にズバリ聞いてみました。
■としぞう氏のプロフィール
2005年に運営開始した人材派遣ブログ「実録!負け組み人生!?派遣会社の裏の裏!」の運営者。
派遣会社の現場で日々起こるトラブルの数々をユーモアあふれる語り口調で書いたことで、ブログは書籍化、漫画化もされるほどの人気となる。
バックレての無断欠勤は他の学生に迷惑
電話やメールでも何も連絡ナシで無断欠勤して、そのまま音信不通でバックレる学生もいます。他の学生の派遣アルバイトさんに迷惑なので辞めましょう。
一つの派遣先でバックレる学生が大勢出ると、派遣先企業も「学生は使えない」と印象づいてしまうからですね。
学生の派遣アルバイト自体に対して信頼が失われることで、結果的に他のまじめに仕事をしている学生の派遣アルバイトさんまでぞんざいに扱われてしまったりします。
スマホや携帯電話の持ち込みによるトラブル
スマホや携帯電話の持ち込みが禁止の職場なのにも関わらず、スマホを持ち込んでトラブルになる学生さんが多いです。
「別に学生だけじゃなく、社会人でもスマホを持ち込む人はいるよね?」と思った方もいると思いますが、なぜか毎回、学生さんばかりです。
ダメと言っているにも関わらず何度もやります。
仕事中に電話やSNS投稿をすることはありませんが、自分でも気づかないうちに仕事現場へスマホを落としてのトラブルは多いです。
実際、ピッキングや梱包の最中に携帯を箱の中に落としたことに気づかず、そのまま出荷したことでクレームを受けたことが何度もあります。
年齢詐称して働こうとする子
本当は15歳なのに18歳と年齢詐称して、派遣会社で働こうとする子もいます。
未成年者は親の同意書が必要なため、年齢を偽って働こうとしてもすぐにバレるため辞めておきましょう。
心の中では「雇ってあげたい」という気持ちになる子もいるのですが、法的に無理なので仕方ありません。
まとめ
まとめると、学生の派遣アルバイトにおすすめなのが、単発派遣や短期派遣です。
学生は日雇い派遣原則禁止の例外にあたるため、日雇いの求人が豊富だからですね。
また、アルバイトに比べると時給が高く、仕事探しや面接に時間をかける必要がありません。
いろいろな仕事を経験できて、自分の都合に合わせて仕事を紹介してもらい働くことも可能です。
一見するとメリットはたくさんあるのですが、実はデメリットも多く、デメリットを理解しておく必要があります。
派遣の働き方が合うと思った方は、おすすめの派遣会社や、春休みや夏休み、冬休みにおすすめの仕事を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。