仕事を辞めてからの転職活動は、収入面が不安ですよね。
一方、働きながらの転職活動は、有休を使いながら転職活動をする必要があるなどやりづらさを感じる人も。
どちらにもメリットとデメリットがあり、「働きながらと辞めてから、どっちの転職活動がいいの?」と悩んでしまうのではないでしょうか。
今回は、『働きながら転職活動』と『辞めてから転職活動』はどっちがいいのか、経験者500人にアンケート調査を実施。
- 調査対象:転職経験のある男女
- 調査日:2021年2月1日~2日
- 調査方法:インターネットによる任意回答
- 調査人数:500人(女性328人/男性172人)
働きながらの転職活動と辞めてからの転職活動、それぞれの理由と転職活動の方法についてランキング形式でまとめてみました。
【500人に聞いた】働きながら転職活動と辞めてから転職活動どっちがいい?
転職経験者500人に「働きながら転職活動と辞めてから転職活動どっちがいい?」と聞いたところ、結果は以下のようになりました。
「働きながら転職活動したほうがいい」と答えた人が74.2%で、「辞めてから転職活動したほうがいい」の25.8%を大幅に上回りました。
なぜそのように思うのか、理由を聞いてみました。
働きながら転職活動した方がいいと回答した人の理由
「働きながら転職活動したほうがいい」と回答した371人に、なぜそう思うのか聞いてみた結果をランキング形式でご紹介。
1位は「金銭面の安心感がある(228人)」で、2位「精神的な余裕をもてる(48人)」に4倍以上の差をつけました。
以下、3位「キャリアにブランクができない(43人)」、4位「転職失敗時のリスクを回避できる(42人)」5位「モチベーションを保てる(25人)」と続きます。
6位以下では「無職になると、社会保険の手続きが面倒(12人)」という回答もありました。
では、それぞれの理由について具体的な回答を紹介します。
1位 金銭面の安心感がある
圧倒的な差で1位になったのは、371人中228人が回答した「金銭面の安心感がある」でした。
退職して収入が途絶えたり大幅に減ったりすると、転職活動が長引くほど生活が苦しくなってしまいます。
安定した生活を送りながら転職活動をするために、「働きながら転職活動したほうがいい」と答えた人が多くなりました。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 一度辞めてしまうと、失業手当は出るが、やはり収入が大幅に減ってしまうから(20代女性)
- 退職後約1年、仕事が見つかりませんでした。貯金も減っていき、かなり追い詰められた記憶があるので、働きながらの転職をおすすめします(30代男性)
- 完全に収入がなくなった状態だと気持ち的にも余裕がなくなって、冷静に判断することができなくなるから(40代女性)
収入の不安がないからと、転職活動をダラダラと続けないように注意しましょう。
安定した収入があると、仕事を辞めて収入がない状態で転職活動をする場合より、転職への焦りを感じにくくなり、マイペースな転職活動になりがちに。
いつの間にか時間が過ぎていて、転職活動が長期化しないように気をつけてください。
転職活動がバレて退職せざる得なくなったり、転職したものの職場が合わず再転職を目指すことになったときのために、収入がある今のうちに貯金や節約しておくことをおすすめします。
2位 精神的な余裕をもてる
2位は371人中48人が回答した「精神的な余裕をもてる」でした。
精神的な余裕をもてるのは、1位の「金銭面での安心感がある」ことが大きく関係しています。
辞めてから転職活動した人からは、「焦って妥協してしまい、後悔している」という回答も多く寄せられました。
収入があれば「早く次を探さなくては」と焦らなくてよいので、納得がいくまで仕事探しができます。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 仕事をしていない状態で転職活動すると気ばかりが焦り、良い就職先を見抜けない(20代男性)
- 焦って新しい仕事を探す必要性がなくなり、落ち着いて新しい会社を探せるため(30代男性)
働きながらの転職活動は、焦らずじっくり仕事探しができる反面、現職の業務に追われてしまうデメリットもあります。
どうしても仕事が休めず面接を断ってしまうなど、仕事と転職活動の両立がうまくできず、ストレスを感じる場面も出てくるでしょう。
また精神面だけでなく、仕事から帰ってきてレジュメを作成したり求人検索をしたりして睡眠時間が削られるなど、体力的な負担も大きくなります。
もし余裕がないと感じる人は、情報収集や企業とのスケジュール管理など、一部の転職活動は「転職エージェント」に頼ってみてはいかがでしょうか。
3位 キャリアにブランクができない
3位は371人中43人が回答した「キャリアにブランクができない」がランクインしました。
「仕事の感覚やスキルを落とさずにいられる」という意見のほか、「ブランクないほうが、面接で有利だと思う」という意見も多数。
「前職を辞めてから転職活動をした場合、面接で辞めた理由を聞かれた際に答えづらい」という回答も複数寄せられました。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 辞めてからだと前職との間にブランクが発生するので、イメージダウンにつながります(30代女性)
- 働きながら転職活動する方がスキルを落とさずいられるため(40代男性)
もし時間的余裕があるのであれば、さらなるキャリアアップやスキルアップを目指してみてはいかがでしょうか。
転職時のアピールポイントにもなって、転職活動をより有利に進められるからですね。
無職期間がなければブランクは発生しませんが、キャリアやスキルがない状態だと評価もされにくくなってしまいます。
ブランク期間に資格取得やスキルを磨いている人が同時期に応募した場合、何もしていない人よりも評価されるのは当然ですよね。
希望している業界で必要なスキルや資格を目指してみたり、今の業務で転職に活かせることがないかなど意識して取り組んでみてください。
4位 転職失敗時のリスクを回避できる
4位は371人中42人が回答した「転職失敗時のリスクを回避できる」となりました。
何かしらのトラブルが起きた際でも、「ひとまず転職活動を辞めて、元の会社に留まる」という選択肢を選べる安心感があるからです。
なかなか内定がもらえない、狙っていた企業に落ちてしまった、経済が急激に悪化したいといったときにもリスク回避が可能です。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 転職先がすぐに見つからなかった時のため(30代男性)
- 社会情勢により環境が激変することもあり、転職活動を一旦ストップする選択肢を残しておいた方がいいと思うから(40代男性)
転職失敗時のリスクを回避するためにも、職場に転職を希望していることがバレないようにしてください。
周りの人たちに転職活動していることが知られると、転職することが前提となってしまい、ポジションがなくなってしまったり、後任者の採用活動がスタートしてしまう可能性も出てきます。
転職がうまくいかなかった場合に現在の会社に留まるつもりの人は、誰にも言わずに転職活動を進めましょう。
転職活動がバレないか不安な人は、「転職活動がバレた理由や防ぐコツとは?バレて困った場合の対処法も解説【257人アンケート調査】」の記事も参考にしてみてください。
5位 モチベーションを保てる
5位になったのは371人中25人が回答した「モチベーションを保てる」でした。
退職してしまうと生活リズムが崩れたり気が緩んだりして、働く意欲そのものがなくなってしまう可能性もあります。
「働く意欲や転職へのモチベーションを保つために、働きながら転職する方がいい」という意見が寄せられました。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 退職後に期間を空けると、働く意欲や自信がだんだん失われていく(30代女性)
- 期限を決めて行動する事により、ポジティブになれるからです(40代男性)
転職活動へのモチベーション維持も兼ねて、転職の目的を明確にしておきましょう。
具体的な目的がないと、「希望の仕事はなかなか見つからないし、仕事も忙しいからもういいや」と、途中で投げ出してしまいかねません。
働きながらの転職活動は忙しくて大変だと思いますが、さらに時間を割いてでも、いまの自分の見直しと今後の将来を考える時間の価値は高いと言えます。
また、自己管理に苦手意識のある場合、働きながらの転職活動はモチベーションを保つのにおすすめです。
仕事をしていれば生活のリズムも乱れにくく、転職活動にも支障が出にくいでしょう。
辞めてから転職活動した方がいいと回答した人の理由
「辞めてから転職活動した方がいい」と答えた129人にも、なぜそう思うのか聞いてみました。
結果は以下のとおりです。
2位以下に大差をつけて1位になったのは、「転職活動に十分な時間を割ける(90人)」でした。
以下、「採用されたすぐに働ける(13人)」「職場を離れてスッキリできる(12人)」が続きます。
ランクインした回答について、詳しく紹介します。
1位 転職活動に十分な時間を割ける
断トツで1位になったのは、129人中90人が回答した「転職活動に十分な時間を割ける」でした。
働きながらだと、情報収集やスキルアップにかける時間が限られますし、何より面接の日程調整が大変になります。
腰を据えて転職活動したいなら、退職してからのほうが時間に余裕ができます。
「働きながら転職」「辞めてから転職」のどちらも経験した人からは「辞めてからの方が時間をもてるので、やりたかったことと向き合えて、次の転職の行く先もしっかりしたものになる」との回答が寄せられました。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 好きな時間に面接を入れることができるから(20代女性)
- スキルアップの為の時間が必要だから(30代男性)
- 辞めて自分の時間をしっかり持って、じっくり検討して納得いく転職活動ができました(40代男性)
仕事を辞めてから十分な時間のもと転職活動を行う場合、転職活動を計画的に進めるよう意識しておきましょう。
時間があるからとダラダラ仕事探しをしてしまうと、チャンスを逃しかねません。
たとえば以下のようなケースです。
「明日も時間があるから、転職サイトの登録は明日でいいや。それより今日はいままで頑張ってきた分の疲れを癒やそう」
また、なぜ仕事を辞めてから転職活動をするのか、面接時に理由を説明できるようにもしておきましょう。
一般的には次の仕事が決まってから退職という流れになるため、採用担当者も必ず「なぜ退職が先なのか」、辞めてから転職活動する理由を質問してきます。
以下、一例となります。
「夜勤があるなど不規則な勤務だったため、転職活動の時間が取れそうになく、昼の仕事に対応できるよう生活のリズムを整えながら仕事探しがしたいと思った」
2位 採用されたらすぐ働ける
2位は129人中13人が回答した「採用されたらすぐに働ける」でした。
働きながらの転職活動だと、退社日と入社日の調整に気を使いますが、退職していれば、いつからでも働けます。
「急募」で求人を出している企業に応募する場合には、有利に働くこともありそうです。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 働きながらだと「いつ頃辞められるのか?確実に辞められるのか?」を擦り合わせていくのが大変(20代女性)
- 採用側からの「できるだけ早く勤務開始を」という希望に、スグに対応できたことがとても大きかったと感じます(50代女性)
採用後すぐ働きたい人は、保険や税金関係の手続きを早めに対応しておきましょう。
「手続き出来ていなかった」「必要書類がない」となると、せっかく採用が決まっても準備が整うまで働けない場合もあるので注意が必要です。
また、手続きができていないと自分だけの問題ではなく、転職先企業の担当者へも迷惑をかけてしまいかねません。
もし転職エージェントを利用するのであれば、担当者が転職を決まった後でもサポートしてくれるサービスを選んでみてはいかがでしょうか。
3位 職場を離れてスッキリできる
3位は129人中12人が回答した「職場を離れてスッキリできる」でした。
忙しい中で時間に追われながら転職活動するより、一旦心をリセットしたほうがいいという意見です。
「今の職場が嫌」だと考えている人は、心も身体も疲弊して判断力が落ちている可能性もあるので、リセットすると、ものの見え方が変わってくるかもしれませんね。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 退職後は、清々しい気持ちで、落ち着いて転職活動ができました(30代女性)
- 転職をしたい場合は、現職が嫌になっている場合が多いので、気持ちをリセットした方が良い(40代女性)
職場を離れてスッキリした状態で転職活動を始めるには、次の3点をスピーディーかつ完璧に終わらせておくことです。
- 引き継ぎ
- 社員証や制服などの返却
- 退職関連の手続き
なぜなら、不備などがあると退職後も会社から連絡が入るからですね。
完璧に引き継ぎができていないと、「教えて欲しい」と辞めた会社から連絡が入る可能性もありますし、返却のし忘れや手続きに不備があれば会社とやり取りする必要も出てくるため、仕事を辞めた後もなかなか職場から離れられない状態に。
「退職までにやるべきことリスト」を作成して、不備なく早めに済ませておくようにしましょう。
4位 失業手当がもらえる
4位は129人中10人が回答した「失業手当がもらえる」でした。
生活を維持するのに十分な額の失業手当が出るのであれば、退職してもゆとりをもって転職活動にのぞめますね。
実は、「働きながら転職活動したほうがいい」と答えた人の中にも、「貯蓄があったり、失業手当などがちゃんと出るなら、退職してから転職活動したほうがいいと思う」と答えた人たちが多数いました。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 失業手当が出るという心のゆとりもあって、転職活動に専念できて良かった(30代女性)
- 職業訓練を受ければ、その間継続して失業保険を貰える方法もあるから(40代男性)
条件を満たせば失業手当をもらえますが、失業手当だけに頼らず貯金も用意しておきましょう。
なぜなら、自己都合による退職の場合、7日間の待機期間と2ヶ月の給付制限があるからですね。
上記期間中は給料も出ないため、貯金で生活する必要があります。
仕事をしている時から貯金を心がけたり、退職金を充てることも視野に入れておきましょう。
また、給与から天引きされていた「年金」や「健康保険」などを自分で払わなくてはいけなくなることも忘れないでください。
転職活動だけでなく、生活費のやりくりについても計画を立てておくと焦らずに済みそうです。
失業手当の受給期間中に転職が決まらないケースもあるので、なるべく余裕をもって貯蓄しておくようにしましょう。
5位 転職活動以外に自由な時間をもてる
5位は129人中9人が回答した「転職活動以外に自由な時間をもてる」です。
これまでバリバリ働いてきた人にとっては、「仕事をしなくてもいい時間」は贅沢なものなのかもしれません。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 無職期間は人生でなかなかないので、ゆっくりできる時間を一ヶ月くらいとりたいから(30代女性)
- 旅行をしたり、ゆったりとした時間が持てた(50代女性)
転職活動以外に自由な時間をもつ際は、目的を失わないようにしてください。
仕事を辞めたのはあくまでも転職活動が目的です。
時間を自由に使えるようになることで、趣味に没頭し過ぎたり、生活リズムが崩れたりしないように注意しましょう。
「いつ頃までには転職する」という目標を設定しておけば、プライベートとのメリハリもつけやすくなるのではないでしょうか。
せっかく得られた自由時間なので、有意義に使うようにしてくださいね。
同率5位 前の職場に迷惑がかからない
同率5位は「前の職場に迷惑がかからない」となりました。
「転職活動のために休みをとると、今の仕事に影響が出る」「急に退職することになると、十分に引継ぎできず、迷惑をかけてしまう」という意見が寄せられました。
退職していれば、気兼ねなく面接や転職イベントに参加できます。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 働きながらだと面接の度に早退や休みをもらう必要があり、その時やっている仕事への影響がでるため(30代女性)
- 辞めることを前提に仕事をするのは自分自身もやりにくいですし、退職を考えている職場にも失礼だと思うから(50代男性)
退職する際は、引き継ぎなどがきちんと終わるように、余裕のある退職日を設定して申し出てください。
ギリギリの退職だと引き継ぎが不十分になってしまい、退職後も連絡が来たり、職場の人はもちろん取引先にも迷惑をかけてしまいます。
せっかく「面接の都合で急に休むなど、転職活動を理由に職場へ迷惑をかけたくない」と退職したのに、退職してから迷惑をかけてしまっては意味がありませんよね。
退職のタイミングに注意しながら、後任の依頼や引き継ぎも完璧にこなして円満退職を目指しましょう。
とくに同業他社に転職する場合、退職時に揉めてしまうと、悪い噂が流れてしまう可能性もあるので注意したいところです。
円満退職については「円満退職できた理由と上司への伝え方のコツ【転職経験者500人アンケート調査】」の記事も参考にしてみてください。
「働きながら」と「辞めてから」それぞれの転職活動の方法ランキング
次に「どのような方法で転職活動をしたか」を尋ねたところ、総合結果は以下のランキング順となりました。
転職サイトの利用が500人中256人が回答で1位、僅差でハローワークが254人の2位と続きます。
どちらも、転職を考えはじめたらまず思いつく、メジャーな方法ですよね。
3位以降は、「求人情報誌・新聞広告などの紙媒体(65人)」「転職エージェントの利用(49人)」「知人の紹介・コネの利用(45人)」「派遣会社への登録(26人)」と続きます。
また、「働きながら転職活動した人」と「辞めてから転職活動した人」に分けて見てみると、利用した方法にそれぞれ違いがあったのでご紹介しますね。
働きながらの転職活動方法ランキング
1位と2位に関しては、転職サイトの利用(135人)、ハローワークへ相談(99人)と、総合結果と同じになりました。
注目したいのは、働きながら転職した人では、「転職エージェント」が3位に入っている点です。
転職エージェントを利用すると、働きながらの転職活動でもスムーズに進められるとの回答が多くありました。
働きながら転職活動を行う人は、ぜひ『転職エージェント』を利用してみてください。
なぜなら、「求人検索」「企業研究」「面接の日程調整」など、転職活動において時間や手間のかかることを転職エージェントが代行してくれるからですね。
『転職サイト』や『ハローワーク』は基本的に自分一人で転職活動をすすめなくてはいけません。
しかし転職エージェントなら、キャリアコンサルティングが受けられたり、「本当に転職したほうがいいのか」「自身の市場価値は高いのか」など、不安や気になることを担当者に相談しながら二人三脚で転職活動ができます。
転職エージェントの具体的なサポートなどについては、次の章で詳しく解説しているのでチェックしてみてください。
辞めてからの転職活動方法ランキング
一方、辞めてから転職活動した人では、1位が「ハローワーク」となりました。
2位以降は、「転職サイト(121人)」「情報誌・新聞広告(37人)」「転職エージェント(19人)」と続きます。
上記結果から、ハローワークで「失業手当をもらいつつ、仕事探しをする」人が多いのだろうと想像できます。
辞めてから転職活動を行う人には、ハローワークの活用がおすすめです。
なぜなら、失業手当の手続きついでに仕事探しができたり、ハローワークの相談員から求人紹介を受けられる就職相談なども利用できるからですね。
ほかにも職業訓練や「子育て世代」「新卒・既卒者・若者」などをターゲットにしたサポートなど、さまざまなサービスが提供されています。
詳しくは「ハローワークインターネットサービス」で、自分に合ったサポートがないかチェックしてみてください。
また、『働きながら』と『辞めてから』、どちらの選択肢でも回答数の多かった「転職サイト」に興味がある場合、「おすすめの転職サイト口コミランキング【1,000人の利用者へ徹底調査】」の記事も参考にしてみてくださいね。
働きながらの転職活動を選択した場合に使いたい転職エージェントのサポート6選
この記事を観ている人の中には、転職を働きながらか辞めてからか迷っていた人も多いのではないでしょうか。
しかし、今回のアンケート調査結果を観たことで、「働きながらの転職活動」を選択しようかと考えた人もいるのではないでしょうか。
「働きながら転職活動したほうがいい」と答えた人が74.2%と、「辞めてから転職活動したほうがいい」と回答した25.8%を大幅に上回る結果になったからです。
働きながらの転職活動を選択するのであれば、転職エージェントのサポートを受けるのがおすすめです。
仕事の合間や休みの日だけを使って、自分ひとりで転職活動をするよりも、転職エージェントが手伝ってくれる分、効率がよくなります。
実際、転職活動方法ランキングの結果においても、働きながら転職活動している人のほうが多く活用しています。
- 働きながらの転職方法で転職エージェントと回答した人:30人
- 辞めてからの転職方法で転職エージェントと回答した人:19人
以下、転職エージェントの代表的なサポートとなります。
- 転職の方向性を明確にしてくれる
- 求人の選別・紹介
- 応募書類作成のサポート
- 面接の日程調整
- 面接対策
- 転職先との交渉
1.転職の方向性を明確にしてくれる
転職エージェントでは、はじめに経歴やスキル・資格などの棚卸しを行い、あなたの適正や強み、アピールポイントを見つけてくれます。
自分の目指したい方向やキャリアプランが明確になるため、前向きに転職活動が進められるようになりますよ。
自己分析をしてアピールポイントをあぶりだすことは、転職を有利に進めるうえで不可欠ですが、自分一人で行うことは難しく、時間もかかります。
プロの手を借りて解決しましょう。
2.求人の選別・紹介をしてくれる
あなたの希望や適正、強みなどを元に求人の選別・紹介をしてくれます。
働きながら転職活動をしていると、求人をじっくり探す時間はなかなか取れないですよね。
忙しくて求人情報を見られないうちに、よい仕事を逃してしまう可能性も。
エージェントに希望条件を伝えておけば、適切な求人が出た際に知らせてもらえるので、毎日求人チェックをする手間がなくなります。
また、登録した経歴やスキルをもとに、採用企業から求職者に直接オファーがくる「スカウトサービス」がある転職エージェントも。
あなたの経歴に興味のある企業がスカウトを行うため、選考通過確率が高く、なかには書類選考が免除されるケースもあります。
内定確率の高いプレミアムオファーあり。
【公式】https://doda.jp/
スカウト求人は書類通過率が通常の約3倍。
【公式】https://www.r-agent.com/
3.応募書類作成のサポートをしてくれる
転職エージェントでは、履歴書や職務経歴書の作成サポートしてくれます。
転職の第一関門である応募書類の作成。
「どう書けばいいか分からず苦手」「ものすごく時間がかかってしまう」という人も多いのではないでしょうか。
転職エージェントでは、経歴やスキルを上手にアピールできる書類になるよう、アドバイスや添削をしてくれます。
時間のかかる書類作成をサポートしてもらえることは、働きながら転職活動をする人にとって有り難いサービスですね。
また、企業への応募書類の提出も転職エージェントが代行してくれます。
異業種転職もしっかりサポート。
【公式】https://doda.jp/
転職が初めての20代におすすめ。
【公式】https://mynavi-job20s.jp
専任の転職コンシェルジュがマンツーマンで支援。
【公式】https://workport.co.jp/
4.面接の日程調整をしてくれる
転職エージェントは、企業と求職者の間に入って、面接の日程調整をしてくれます。
仕事が忙しくてなかなか時間が取れない方だと、日程調整もひと苦労。
予定が合わずに何度もやり取りするのは手間ですし、企業側の予定に合わせられないことが続くと気が引けてしまいますよね。
転職エージェントが間に入ってくれることで、自分の希望も伝えやすく、日程調整がしやすくなるでしょう。
5.面接対策をしてくれる
転職エージェントでは、定期的な面接対策セミナーや、個別の模擬面接を実施しているところも多いです。
面接対策を受けることで、
- 面接の流れや段取りがわかる
- 面接でよく聞かれる質問の答えが準備できる
- 面接官がどこを見ているのか理解できる
といったメリットがあり、自信をもって本番にのぞめるようになります。
また、一人で転職活動をしていると、面接がうまくいかない理由がわからずに、同じ失敗を繰り返す恐れも。
その点、転職エージェントでは、不採用理由をエージェント経由でフィードバックしてもらえるため、次に活かすことができます。
詳細なアドバイスを受けられる模擬面接あり。
【公式】https://mynavi-agent.jp/
外資系に強いハイクラス向けエージェント。
【公式】https://jac-recruitment.jp
具体的で役立つ面接対策が好評。
【公式】https://pasonacareer.jp/
6.転職先との条件交渉をしてくれる
転職先との条件交渉をしてもらえるのも、転職エージェントならではの利点です。
年収アップが目的の転職であっても、自身で給与交渉ができる人は少ないのではないでしょうか。
交渉できたとしても成功するとは限らず、心象を悪くしてしまう恐れも。
また、残業や休日出勤、転勤の有無など、「確認しておきたいけど聞きにくい」こともありますよね。
転職エージェントを間に挟むことで、心象を悪くすることなく交渉や条件確認をしてもらえ、納得したうえで就業できます。
年収アップ率67.1%達成。
【公式】https://pasonacareer.jp/
外資系に強いハイクラス向けエージェント。
【公式】https://jac-recruitment.jp
外資系・グローバル企業でキャリアアップを目指せる。
【公式】https://enworld.com/
・・・いかがでしょうか?
上記の中でも、「求人の選別」「応募書類作成のサポート」「面接の日程調整」などを代わりにやってもらえるだけでもかなり助かります。
仕事が忙しい人ほど、転職エージェントを活用するメリットは大きいと言えるでしょう。
転職活動は「働きながら」と「辞めてから」どっちがいいかアンケート調査まとめ
転職活動を経験した人に「働きながら転職活動したほうがいいと思うか、辞めてから転職した方がいいと思うか」と聞いたところ、「働きながら転職活動したほうがいい」という人が74.2%で多数となりました。
働きながら転職活動したほうがいい主な理由は、「金銭的な心配がない」こと。
経済的な不安があると、焦って妥協して転職先を決めてしまい、後悔する原因になるからです。
ただし働きながらの場合、転職活動に十分な時間を割けず、活動期間がダラダラと長引いて疲弊してしまう可能性もあります。
「転職方法」の調査結果でも上位に来ていた、転職サイト・ハローワーク・転職エージェントを上手く活用していきましょう。