「エイプリルフールを楽しい」と思う人はたった3割!?男女1,000人にアンケート調査

あなたはエイプリルールにウソをついたことがありますか?

毎年入念に準備したウソを披露している人、何か面白いウソをつこうと思っても結局何も思いつかない人、騙そうと思っているのに逆にダマされてしまう人…

いろいろな人がいると思います。

そこで今回は、全国の男女1,000人にエイプリルフールに関する意識調査を実施。

エイプリルフールを楽しんでいる人、毎年ウザいな~と思っている人の意見を聞いてみました。

【調査概要】

  • 調査対象:全国の男女
  • 調査期間:2020年3月
  • 調査方法:インターネットによる任意回答
  • 調査人数:1,000人(男性307人/女性677人/未回答16人)
  • 回答者の年齢層:30代(37.9%)/20代(28.3%)/40代(22.1%)/50代(7.9%)/60代~(2.2%)/10代(1.6%)

エイプリルフールに「ウソをついたことがある人」は半数以上

エイプリルフールに嘘をついたことがある

まずは、「エイプリルフールにウソをついたことがあるか?」と質問したところ、「ある」と答えた人は55.3%。「ない」の44.7%をわずかに上回りました。

  • 友達の驚く顔が見たくて、毎回入念なウソを考えている
  • エイプリルフールだけは心置きなくウソをついている
  • 最近はないが子供の頃に友だち同士で盛り上がっていた

など、さまざまな回答がありました。

エイプリルフールに「ダマされたことがある人」は6割弱

エイプリルフールに騙されたことがある

反対に、エイプリルフールに「ダマされたことがあるか?」との質問には、「ウソをついたことがある」よりも若干多い57.5%の人が「ある」と答えました。

友人・同僚・家族のような身近な人のほかに、企業や有名人が発信したSNSのウソを信じてしまったという回答もありました。

エイプリルフールが「楽しいと思う人」「ウザいと思う人」はほぼ同数!それぞれの理由とは?

エイプリルフールについてどう思う

「エイプリルフールをどう思うか?」と質問したところ、「楽しい・面白い(29.5%)」のように肯定的に思っている人と、「ウザい・つまらない(30.3%)」のように否定的に捉えている人がほぼ同数という結果に。

なぜそう思うのか、それぞれの理由を聞いてみました。

笑えないウソは対応に困るからやめてほしい

エイプリルフールがウザい理由

エイプリルフールを「ウザい・つまらない」と思う理由としては、「面白くないウソや不快なウソが多いから(65人)」と「ウソに反応するのがめんどう(63人)」がほぼ同数、次いで「騙されると気分が悪い(45人)」「信じてしまう(41人)」「ウソがきらい(22人)」と続きます。

つまらないウソや不幸をネタにした笑えないウソに不快感を覚えるという声が多く聞かれました。

また、「バレバレのウソにいちいち反応するのがめんどう」という手厳しい意見もありました。

「ダマされると気分が悪い」「そもそもウソが嫌い」のように、エイプリルフールに嫌悪感を抱いてしまう人もいるようですね。

なかには、ウソが原因で家族を泣かせてしまった経験がトラウマになり、以来エイプリルフールは苦手という回答もありました。

  • 微妙な嘘をつかれてリアクションして「エイプリルフールでした~」とか言われた時は本当に腹が立つ(30代 男性)
  • 友達の変に深刻でリアルな嘘を信じて本気で心配したことがあります。つくならもっと面白いうそをついて欲しい(20代 女性)
  • 昔付き合っていた彼氏にエイプリルフールを利用して嘘をついたら、「ついていい嘘なんてない」と大激怒され説教された。(30代 女性)

「相手に楽しんでもらいたい」が根底にあるウソならいい

エイプリルフールが楽しい理由

エイプリルフールを「楽しい・面白い」と思う人に理由を聞いたところ、「みんなで楽しめる・盛り上がる(109人)」が最も多く、次いで「1年に1回こんな日があってもよい(52人)」「企業のネタが面白い(48人)」「イベント感がある(27人)」「驚かれたり笑ってもらえると嬉しい(22人)」との回答が得られました。

ウソをついた人だけでなくダマされた人も笑ってしまうようなウソや、相手に楽しんでほしい気持ちが根底にあるウソならいい、と思っている人が多いようですね。

イベントの一つとして友人同士や同僚・家族と楽しんでいる人も多数いました。

また、企業がSNSなどで発信するフェイクネタも人気で、毎年楽しみにしている人もいました。

過去には、はなまるうどんの「まるごとダイオウイカ天」やKFCの「骨だけケンタッキー」なども話題になりましたよね。

たしかに、「やられた~」と思えるうまいウソや、「そんなわけないじゃん」とツッコんでしまうような明るいウソなら場の雰囲気が和み、楽しい気持ちになりますね。

「エイプリルフールって誰トク?」という意見も多いですが、なかにはエイプリルフールがきっかけで結婚した人もいるようですよ。

  • 今の旦那と付き合ったきっかけが、エイプリルフールのノリで「好き」と言ったこと。なので、うまく使えば人生もうまくいくと思う(30代 女性)
  • 一年に一回、そんな日があってもいいと思う。面白い嘘をつく人はセンスあるな~と感心するし頭の良さを感じる。子供たちが一生懸命嘘を考え、嘘をつきながらこらえきれずに吹き出してしまうのも可愛い(40代 女性)
  • 一瞬ほんまかな?と思うけど、よくよく考えたらそんなわけないやろ!とツッコんだりツッコまれたりするような笑える話はいい(40代 男性)

「正直ウザい」と思うエイプリルフールのウソは?

エイプリルフールの「ウザいウソ」ランキング

次に、ウザいと感じるウソとはどのようなものなのか、具体例を聞いてみました。

1位は「不謹慎なウソ(247人)」、2位は「幸せ系のウソ(113人)」、次いで「宝くじ当選のウソ(59人)」「芸能人ネタ(36人)」と続きます。

ダントツで多かった不謹慎なウソは、悲しくなったり心配になったりと良いことがないので本当にやめてほしいという声が多数あがりました。

エイプリルフール賛成派の人であっても、こういったネガティブなネタは許せない人がほとんどです。

一方で、「結婚した」「彼氏ができた」「妊娠した」といった幸せ系のウソも不評です。

理由としては、「ウソか本当か分かりにくくて反応に困る」のほかに、「報告を聞いて嬉しかったのにウソと知ってがっかりさせられるのが嫌」といったものがありました。

「妊娠のようなデリケートな話を笑いのネタにすることに無神経さを感じる」という人も多くいましたよ。

また、宝くじ当選ネタのウソも評判が悪いです。

「はいはい…と思う」「何のひねりもない」「もう何回聞いたかわからない」とう冷ややかな意見や、「本当に高額当選したら誰にも言うはずがない」と冷静な分析をしている人もいました。

ほかには、「すき」という告白自体がウソ、恋人や配偶者からの「別れたい」というウソ、学生さんに多かった「遠くに引っ越しする」というウソなど、人の気持ちを試したり悲しい気持ちにさせたりするウソは冗談では済まされないようです。

3つの注意点を守ってエイプリルフールを楽しもう

アンケートから分かったエイプリルフールの鉄則は、

「ネタばらししたときに場がなごんで楽しい気持ちになるウソ」

であること。

エイプリルフールによい印象を持っていない人の多くは、誰かを傷つける・悲しい気持ちにさせる・不謹慎といったネガティブなウソに不快感を抱いています。

そこで、エイプリルフールのウソをつくときは以下の3点に注意しましょう。

  1. 明るく楽しいウソをつこう
  2. 誰も傷つけないウソにしよう
  3. ネタばらしはお早めに

ダマした人だけでなく、ダマされた人も笑ってしまうような楽しいウソをつきましょう。

人を傷つけたり、一瞬でもマイナスの感情を揺さぶってしまうようなウソは禁物です。

また、ウソはあまり長時間引っ張ってはいけません。「エイプリルフールのウソは午前中だけ」というのは都市伝説かもしれませんが、相手がダマされたらその場でネタばらしをしてください。

あなたのウソで一日中悶々と考えてしまう人もいるからです。

最悪なのは、ネタばらしされずに放置されることです。ウソだと知らずにずっと信じさせてしまうことは避けましょう。

1年に1度、楽しいウソで友人や同僚・家族で大笑いするのはコミュニケーションの一つとして、また心のデトックスとして良いのではないでしょうか。

ぜひ、ハッピーな笑いでエイプリルフールを楽しんでみてください。