ファッショナブルで華やかなアパレル販売職ですが、働いているうちに「理想と違った」と感じ、転職を考える人も少なくありません。
今回はアパレル販売員から異業種・異職種に転職した経験がある176人にアンケートを実施。
- 調査対象:アパレル販売員から異業種・異職種に転職した経験がある方
- 調査期間:2022年8月24日~9月9日
- 調査機関:自社調査
- 調査方法:インターネットによる任意回答
- 有効回答数:176人(女性123人/男性53人)
(※口コミ内の年齢は転職当時のものです。)
アパレル販売員から異業種・異職種への転職理由・経験を活かせるスキル・転職先等について質問、回答いただきました。
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アパレル販売員から異業種・異職種への転職理由
アパレル販売員から異業種・異職種に転職した経験がある176名に「転職理由」を聞いたところ、回答は以下のようになりました。
1位になったのは「収入・待遇への不満(46人)」です。
2位「休日・勤務時間への不満(37人)」、3位「体力的にキツイ(30人)」、4位「他の仕事への興味(27人)」と続きます。
以降、5位「将来が不安(19人)」、6位「仕事内容が合わない(15人)」、7位「ノルマがプレッシャー(10人)」の結果となりました。
「収入が少ない」「拘束時間が長い」といった不満から異業種・職種に転職した人が多数。
ライフステージが変わった際に「このままの給料で大丈夫かな」「家族のために土日休みの仕事に変わりたいな」と考えて、転職を決意する人も多いのだと推測できます。
また「体力的にキツイ」という意見や、販売職であるためノルマや売上目標へのプレッシャーが大きく、精神的に疲れたという意見も。
アパレル販売員は体力的にも精神的にもストレスの大きい仕事だとわかります。
では具体的な回答を紹介していくので確認していきましょう。
アパレル販売員から異業種・異職種への転職理由1位 収入・待遇への不満
- 好きな仕事だったが、給料が安すぎる(26歳 男性)
- 3年働いていても給料が上がらなかったため(27歳 女性)
- 給与面です。アパレルは基本的に他業種よりも給与が低いです(40歳 男性)
1位は「収入・待遇への不満」です。
「給与が低い」「昇給しない」などの不満が寄せられました。
アパレル販売などの接客業は、他業種に比べると低収入となる傾向があります。
「服が好き」「ブランドが好き」という気持ちで働き始めたものの、生活が苦しく転職を決意する人も多いとわかります。
アパレル販売員から異業種・異職種への転職理由2位 休日・勤務時間への不満
- 周りの友人と休みが合わず、人と休日に会ってリフレッシュできなくて疲れてしまった(23歳 女性)
- 拘束時間が長く、不定休だったため(26歳 女性)
- 休暇をしっかり取りたかったからです。アパレル店舗は人員ギリギリなので、欠員が発生すると代わりに出勤しなければなりません。代替休暇が難しい場合、休日が1日少なくなるので非常に不満がありました(35歳 男性)
「休日・勤務時間への不満」が2位。
アパレル販売はシフト制で土日祝の勤務が中心なので、土日休みの家族・友人とは休日が合わなくなります。
平日に休めることをメリットと感じる人もいますが、家庭や子どもをもつ方だと「家族と休日を合わせたい」と考えるでしょう。
また少人数で運営している店舗だと、誰かが急遽休むと代わりに出勤しなくてはいけないこともあり、予定が立てにくいデメリットもあります。
「拘束時間が長い」「不規則な勤務がツライ」という理由で、転職を考えた人も多くなりました。
アパレル販売員から異業種・異職種への転職理由3位 体力的にキツイ
- 長時間の立ち仕事が体力的にキツかったため(21歳 女性)
- 重いものを持ったり立ちっぱなしだったりと、体力的にキツかったので(32歳 男性)
- 体力が続かなかったためです(36歳 女性)
3位は「体力的にキツイ」でした。
アパレル販売は商品を運んだり長時間立ちっぱなしだったりと、若い人や男性にとっても体力的な負担の大きい仕事です。
ブランドのコンセプト上「動きにくい服や靴」を着用していると、さらに負担がかかってしまいそうです。
「仕事で疲労が溜まり、せっかくの休日もダラダラ過ごしてしまう」という人もいるのではないでしょうか。
アパレル販売員から異業種・異職種への転職理由4位 他の仕事への興味
- もともと美容部員になりたくて就活していましたがうまくいかず、一旦アパレル販売員になりました。諦めきれず再挑戦して転職しました(20歳 女性)
- 接客をしていて人相手の仕事のおもしろさを知って、専門的な仕事をしてみたいと思ったから(27歳 女性)
- 幅広くいろいろな仕事を経験してみたいと思ったから(31歳 男性)
4位は「他の仕事への興味」。
接客業務をきっかけに他の仕事に興味が湧いた人や、もともとアパレル以外に興味があった人などがいました。
また販売職として働く人の中には、「ゆくゆくは店舗勤務から本社勤務になりたい」「販売から企画職に変わりたい」という希望をもっている方もいるでしょう。
ただ本社への異動願いが通るとは限りません。
「なかなか社内の希望部署へ異動できない」という不満により、転職を検討する人もいると推測されます。
アパレル販売員から異業種・異職種への転職理由5位 将来が不安
- 正社員ではなく将来が不安だった(26歳 女性)
- このまま店頭で販売員をしていくことに疑問を感じた(30歳 男性)
- アパレルでの将来性を感じなかった(42歳 女性)
5位は「将来が不安」でした。
そのため「アパレル業界全体や販売員の将来が不安」と感じて転職を決意した人も多くなりました。
ブランドごとにターゲットとする年齢層があるため、「自分の年齢とターゲット層の年齢が合わなくなったとき、働き続けられるのか」と不安になる人もいるでしょう。
非正規雇用から正規雇用に変わることを目指して、異業種・職種に転職した人もいます。
アパレル販売員から異業種・異職種への転職理由6位 仕事内容が合わない
- 不器用で洋服をたたむのが下手だった(27歳 男性)
- お客様からの予想外の質問に対して、臨機応変に対応することが難しく感じるようになった(33歳 女性)
- お洋服は好きだけれど、「お客様の顔」「名前」「前回買った商品」などの情報を覚えられず、アパレルの仕事に向いていないと感じた(40歳 女性)
6位は「仕事内容が合わない」でした。
収入や労働環境ではなく、仕事内容そのものが苦痛になって転職を決意した人もいるとわかります。
アパレル販売には「対応力」「コミュニケーション能力」「レジ操作や商品管理の手順を覚える」といったさまざまな能力・スキルが求められます。
いずれかにつまずきを感じると、仕事や嫌になってしまいかねません。
また頑張っているのに売上が上がらず、「お店の役に立てていないのでは」「向いていないのでは」と感じることもあるでしょう。
アパレル販売員から異業種・異職種への転職理由7位 ノルマがプレッシャー
- ノルマがキツかった(23歳 男性)
- ノルマや目標があり、出勤するたびに数字を気にしながら働くのに疲れたから(25歳 女性)
- ファッションも接客も大好きでしたが、ノルマが大変で転職しました(30歳 女性)
7位は「ノルマがプレッシャー」です。
店舗や個人ごとの売上目標を掲げているアパレル店舗では、ノルマがプレッシャーになることもあります。
「未達ペナルティーはない」という店舗でも、他スタッフや他店舗と売上金額を比較されると焦りますよね。
ちなみにファストファッションブランドですと、ノルマを設けているところは少ないようです。
アパレル販売員からの転職なら「異業種・異職種転職」がおすすめです。
アンケートの上位にランクインした転職理由の不満やキツイことを解決するには、異業種・異職種への転職が近道だからですね。
収入や待遇がよく、休日・勤務時間も希望通り取れるアパレル販売員の仕事があればいいのですが、見つかる可能性は低いでしょう。
「求人ボックスの給料ナビ」によると、アパレル販売員の平均給料は正社員で「年収350万円」です。(※2022年10月4日更新)
一方、国税庁の「民間給与実態統計調査」によると、給与所得者の平均給与は「年収433万円」となっており、アパレル販売員の年収とは大きな差があるとわかります。
他社のアパレル販売員に転職したとしても、大幅な年収アップは見込めない可能性大です。
また、多くの店舗が土日祝日や大型連休が忙しくなるので、転職しても休みが取りやすくなる可能性は低いと考えられます。
不満やキツイことがあって転職を考えている人は、異業種・異職種で希望に合った働き方ができる転職先探しをおすすめします。
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アパレル販売員の経験が活かせるスキル
アパレル販売員から異業種・異職種に転職した経験がある176名に「アパレル販売員の経験が活かせるスキル」を聞いたところ、回答は以下のようになりました。
1位になったのは「コミュニケーションスキル(93人)」です。
2位「接客・営業スキル(33人)」、3位「マナー・身だしなみ(28人)」、4位「柔軟な対応力(19人)」と続きます。
以降、5位「観察力(14人)」、6位「協調性・チームワーク(13人)」、7位「積極性(12人)」の結果となりました。
「コミュニケーション」「接客・営業スキル」などの対人スキルを挙げた人が多くなっています。
コミュニケーションスキルやマナーは異業種・職種で働くうえでも重要ですし、採用面接でも活かせそうですね。
ではそれぞれのスキルが異業種・職種で役立つ理由について、具合的な回答をもとに紹介していくので参考にしてみてください。
アパレル販売員の経験が活かせるスキル1位 コミュニケーションスキル
- コミュニケーション能力はどの仕事をする上でも大切なため、とても役に立ちました(24歳 女性)
- 会話・コミュニケーションなくして仕事は成り立たないと思う。沈黙の多い会議など、生産性の低い仕事を前に進めるきっかけをつくれると思う(26歳 男性)
- 社内外の方と円滑にコミュニケーションできる(29歳 女性)
1位は「コミュニケーションスキル」です。
アパレル販売ではさまざまなお客様と関わるため、コミュニケーション能力が身につきます。
コミュニケーション能力が「転職先での人間関係づくり」「クライアントからのヒアリング」に役立っているというコメントが多く寄せられました。
アパレル販売員の経験が活かせるスキル2位 接客・営業スキル
- 話しかけるタイミングや会話術など、接客業を行う際にはとても役に立った(22歳 女性)
- お客様にアプローチするテクニックは、他の販売や営業の仕事に応用できます(26歳 女性)
- 「接客が良い」と言われる(32歳 男性)
「接客・営業スキル」が2位。
アパレル販売で身につけた接客スキルが、他業種の販売や営業に役立っているという回答が寄せられています。
アパレル販売員の経験が活かせるスキル3位 マナー・身だしなみ
- 会議・ミーティング時の服装選びなどに役立ちました(26歳 男性)
- お客様対応にそのまま生かせる(31歳 女性)
- 電話対応の言葉遣いがきれいだと褒められました(41歳 女性)
3位は「マナー・身だしなみ」です。
アパレル販売などの接客業では、敬語の使い方などのマナーが身につきます。
またTPOに合わせた身だしなみができれば、面接官や取引先によい印象を与えられます。
アパレル販売員の経験が活かせるスキル4位 柔軟な対応力
- トラブル対応などを通じて、対応能力が身につきました。状況判断するのに使えます(22歳 女性)
- イレギュラー等が起こったとき、臨機応変に対応できます(25歳 女性)
- 問題が起こった時の対応スピードの速さ(40歳 女性)
4位は「柔軟な対応力」。
アパレル販売ではクレーム対応などで、柔軟かつ機敏な対応力が求められます。
異業種・職種に転職しても、「クレーム」「イレギュラーなこと」は起こりえますので、アパレル販売で培った対応力が活かせるのですね。
アパレル販売員の経験が活かせるスキル5位 観察力
- 相手の考えがわかるようになったので、相手のニーズを察して先に提案できるようになり、仕事をスムーズに進められるようになりました(25歳 女性)
- 洞察力が身についたので、相手が困っていたら助けられる(33歳 女性)
5位は「観察力」でした。
アパレル販売ではお客様の様子をよく観察するため、観察力・洞察力が身につきます。
そのため転職しても「商談で相手の様子を見ながら話し方を変える」といった活かし方ができるはずです。
アパレル販売員の経験が活かせるスキル6位 協調性・チームワーク
- とくにセール期間中は他店の応援などもあり忙しいため、協力体制は必須です。どんな仕事でも、チームワークがいい人間関係を築くことは大切だと思います(21歳 女性)
- 情報共有や同じベクトルで挑むことが大切だと思うので、チームワークは他の職種でも役立つと思います(37歳 男性)
6位は「協調性・チームワーク」でした。
アパレル販売は、販売員個人がそれぞれ接客するだけの仕事ではありません。
店舗には「売場づくり」「商品管理」「顧客管理」「売上管理」などさまざまな役割分担があるため、チームワークは必須です。
アパレル販売員の経験が活かせるスキル7位 積極性
- 自分からガツガツ話しかける積極性。どの業種でも営業職なら役立つと思います(22歳 女性)
- 人に話かけるハードルが下がった。営業活動に役立っている(23歳 男性)
- お客様との会話で身についた積極性。販売職に役立つと思いました(26歳 女性)
7位は「積極性」です。
積極性は自分から相手に話しかける「営業」「接客」などで活かせそうですね。
また社内でもわからないことがあったときに臆せず質問できるため、職場に馴染む手助けにもなってくれそうです。
アパレル販売員からの転職を考えている人は、コミュニケーションスキルを磨いておくといいでしょう。
なぜなら、コミュニケーションスキルは幅広い職種で活かせるスキルの1つで、転職にも有利に働くからですね。
また、職場内の人間関係を築くのにも重宝するスキルなので、重視している採用担当者もいます。
ほかにもランキングには、業種や職種が変わっても持ち運びできる「ポータブルスキル」が多数ランクインしています。
これらのスキルが身につくのはアパレル販売員の強みと言えるのではないでしょうか。
在職中にしっかりスキルを磨いて転職に臨みましょう。
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アパレル販売員からの転職先
アパレル販売員から異業種・異職種に転職した経験がある176名に「アパレル販売員から転職した仕事先」を聞いたところ、回答は以下のようになりました。
1位になったのは「事務職(59人)」です。
2位「営業職(25人)」、同率3位「飲食業(11人)」「他業種の販売員(11人)」、5位「製造業(6人)」と続きます。
以降、同率6位「インストラクター(5人)」「受付(5人)」「クリエイティブ系(5人)」の結果となりました。
「土日に休みたい」「体力的にラクな仕事がしたい」という理由で事務職に転職した人が多いと考えられます。
また「営業」「飲食」「他業種の販売」など、アパレル販売員として培ったスキルが重宝されそうな職種を選んだ人も多くなりました。
「販売自体は好きだが、今の会社は労働環境がよくない」と感じている人なら、他ジャンルの販売職を検討するケースも多そうですね。
圧倒的人気となった事務職への転職を目指すなら、派遣社員から始めてみてはいかがでしょうか。
事務職は大変人気が高く、未経験から正社員を目指すのはハードルが高いと言えます。
令和4年9月の厚生労働省の統計によると、「一般事務の職業」の求人倍率は「0.35」なのに対し、「職業計」の求人倍率は「1.20」と倍率の高さがわかります。(※常用・含パートの統計。)
派遣会社には事務経験のない人向けの求人や、研修・スキルアップ講座があるなど、未経験からでも事務職を目指せる環境が整っています。
未経験OKの事務職求人に強い、『テンプスタッフ』や『スタッフサービス』を活用してみてはいかがでしょうか。
『事務職におすすめの派遣会社ランキング【388人へ口コミ調査】』の記事では、ほかにも事務職派遣に人気の高い派遣会社を紹介しているのでチェックしてみてください。
2位にランクインした営業職は未経験OKの正社員の求人も多いので、正社員求人メインの「転職サイト」や「転職エージェント」の活用がおすすめです。
転職サイトなら『リクナビNEXT』、転職エージェントなら『マイナビAGENT』を押さえておくといいでしょう。
どちらも「職種未経験歓迎」「未経験でも可」の営業職求人が充実しています。
『doda』は転職サイトと転職エージェント、両方の機能をもっているので、どちらを選べばいいのかわからない人におすすめです。
アパレル販売員からの転職方法
アパレル販売員から異業種・異職種に転職した経験がある176名に「アパレル販売員から転職した方法」を聞いたところ、回答は以下のようになりました。
最も多かったのは「ハローワーク(25.0%)」です。
以降、「転職サイト(21.6%)」、「転職エージェント(20.5%)」、「家族・知人の紹介(13.1%)」と続きます。
「ハローワーク」「転職エージェント」「派遣会社」で担当者に相談しながら転職した人が多くなりました。
異業種・異職種への転職で不安が大きいのなら、プロにアドバイスをもらいながら転職活動するのがおすすめ。
求人が豊富な転職エージェントや派遣会社に相談すれば、「事務」「IT」など転職先の業種・職種の幅も広がります。
また派遣であれば、未経験での異職種転職がスムーズになる傾向があります。
一方転職サイトや求人誌を使っての転職活動は、自分のペースで進められるのがメリットです。
家族・知人の紹介は採用決定までがスピーディーで採用確率も高いので、すぐにでも転職したい人にはおすすめ。
ただ「紹介者への遠慮から、合わないと思っても辞めにくい」というデメリットがあるので、事前に職場の雰囲気や業務内容についてしっかり聞いておきましょう。
アパレル販売職からの転職は、誰かに相談しながらの方法がおすすめです。
今回のランキングでも6割以上が「ハローワーク」「転職エージェント」「家族・知人の紹介」「派遣登録」など、誰かに仕事を紹介してもらう方法で転職しています。
ただし、転職方法で最も多かった「ハローワーク」は、すぐに入社してくれる人を募集している企業も多く「紹介状」が必要な求人もあるため、在職中の仕事探しには向かない可能性があります。
在職中に次の職場を決めたい人は、転職エージェントを活用するといいでしょう。
働きながらでも転職活動がスムーズにできるようサポート体制も万全で、入職日の調整などにも対応してくれます。
転職エージェントを探す際は、以下の検索機能を用意したのでぜひご活用ください。
アパレル販売員から異業種・異職種への転職成功に向けて押さえておきたいポイント
アパレル販売員から異業種・異職種への転職成功に向けて押さえておきたいポイントを紹介します。
- 自己分析を行う
- 業界研究・企業研究を行う
- 「異業種・異職種に転職したい理由」を明確に説明できるようにする
- 繁忙期の転職活動は避ける
- 転職エージェントを利用する
順番に解説していくので参考にしてみてください。
自己分析を行う
まずはしっかり自己分析を行いましょう。
自己分析によって、異業種・異職種でもアピールできる「あなたの強み」を見つけ出す必要があるからです。
例えばあなたの強みは「接客で培ったコミュニケーション能力」かもしれませんし、「チームワーク・協調性」や「後輩への指導スキル」かもしれません。
また「自分が大事にしている価値観」を確認しておくことで、価値観にマッチする企業を選びやすくなるメリットもあります。
自己分析では「経験した業務」「業務で困難を感じたことや、困難を乗り越えるため工夫したこと」「仕事で大事にしていること」などを整理しましょう。
業界研究・企業研究を行う
企業への応募前には、業界研究・企業研究を行いましょう。
しっかり業界や企業について調べておかないと、入社後に「予想と違った」と後悔することがあるからです。
未経験の業界・職種に挑戦する場合には、「憧れ」や「イメージ」が先行しがちなので、とくに念入りな業界・職種研究が求められます。
具体的には以下のような方法で情報収集しましょう。
- 求人票
- 企業の公式サイト
- 企業説明会に参加する
- 業界団体のサイト
- 企業口コミサイト
- 業界経験者に話を聞く
- 本や新聞を読む
「異業種・異職種に転職したい理由」を明確に説明できるようにする
「異業種・異職種に転職したい理由」を明確に説明できるようにすることも大切です。
異業種・異職種への転職の場合、転職理由が明確ではないと、「イメージや憧れだけで応募しているのではないか」と判断されて、採用になる可能性があるからですね。
「なんとなくのイメージ」だけで応募している場合、「現実とのギャップにショックを受けて、転職後すぐに退職してしまうのでは」と危惧されてしまいます。
しかし「自己分析」「業界研究・企業研究」をしっかり行っていれば、転職理由を説明しやすくなるでしょう。
例えば「自分の強みを異職種でも活かしたい」「○○という目標があるものの、今の職場では達成が難しいため、転職を決意した」といった説明ができます。
ちなみに「アパレル仕事の給料が安いから」といったネガティブでストレートな転職理由は、「仕事への意欲が低い」と思われかねません。
繁忙期の転職活動は避ける
繁忙期の転職活動は避けましょう。
セール期間中などの繁忙期は転職活動するための休みがとれないことも多いからです。
終業後や休日などの限られた時間に転職活動のスケジュールを詰め込むと、疲れが溜まって体調を崩してしまうことも考えられます。
また退職時期が繁忙期と重なると、身勝手な印象になってしまうほか、お店側から「もう少し退職時期を先にできないか」とお願いされる可能性もあります。
転職エージェントに相談する
「自己分析」「明確な転職理由の準備」「企業研究」など、転職活動にはさまざまなステップがあります。
「自分ひとりで準備するのは大変だな」「初めての転職活動だし、異業種のこともわからないから不安だな」と感じる方も多いでしょう。
そのためアパレルから異業種・異職種に転職したい場合には、転職エージェントに相談することをおすすめできます。
転職エージェントを利用すれば「希望条件に合う企業の紹介」「志望動機の添削」「業界・企業情報の提供」などのサービスが受けられるからです。
業界研究・企業研究に役立つ情報を教えてもらえたり、企業との日程調整も任せられたりするので、転職活動が効率的になり、在職しながらの転職活動も進めやすくなるでしょう。
また直接企業には聞きにくい「実際の残業時間」なども、エージェントを通じて確認できます。
応募書類に推薦状をつけてもらえたりもするので、採用の可能性も高まると期待できます。
アパレルから未経験職種への転職を希望しているなら、ぜひ転職エージェントを利用しましょう。
もし転職エージェントの利用を考えているなら、以下の絞り込み検索機能も用意したので、必要に応じて活用してみてください。
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