中間管理職がつらい瞬間と疲れた場合の対処法【男女238人アンケート調査】

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中間管理職がつらいとき キャプチャ
  • 上司にはムチャぶりされ、部下には気を使わなければいけない
  • たいした裁量権はないのに、責任だけは追求される

「中間管理職なんてつらいだけでホント疲れる…」と感じている方も多いのではないでしょうか。

今回は中間管理職経験者の男女238人にアンケート調査を実施。

【調査概要】

  • 調査対象:中間管理職の経験者
  • 調査日:2021年6月29日~7月13日
  • 調査方法:インターネットによる任意回答
  • 調査人数:238人(男性177人/女性61人)

属性

このたびご協力いただいた男女238人には、それぞれ次の質問に回答いただきました。

■質問内容

  • 中間管理職がつらいと思う瞬間
  • 中間管理職が向いている人、向いていない人
  • 仕事の悩みを相談する相手

また、中間管理職の仕事や立場に疲れた場合の対処法についてもあわせて解説しています。

管理職の立場に悩みやストレスを感じている方にとって、少しでも参考となれば幸いです。

【238人に聞いた】中間管理職がつらい瞬間ランキング

まず「中間管理職がつらいと感じる瞬間」について質問したところ、回答は以下の結果となりました。

上位8位までをランキング形式で紹介します。

中間管理職がつらいと思うとき

中間管理職がつらい瞬間ランキングのダントツ1位は、「上司と部下の間で板挟みになるとき(121人)」でした。

上司からはプレッシャーをかけられ、部下からも突き上げをくらう…

そんな中間管理職の姿が思い浮かびますね。

2位「部下を指導するとき(21人)」、3位「仕事が多岐にわたるとき(16人)」と続きます。

また9位以下には「部下の代わりに仕事をしているとき」「部下を評価するとき」などが入りました。

では4位以降も含めた各ランキングの結果とあわせて具体的な回答を紹介します。

1位 上司と部下の間で板挟みになるときがつらい

「中間管理職ってつらい」と思うとき第1位は、238人中121人が回答した「上司と部下の間で板挟みになるとき」でした。

「心情的には一緒に仕事をしている部下の意見の方に寄り添いたいが、経営面を考えると上司の意見も理解できる」など、「どちらの気持ちもわかるからこそつらい」という意見が多数。

仕事の進め方については意見の相違のほか、「残業の有無」について上司と部下で意見が違って困ったという声も。

また「上司と部下双方の意見を聞くだけならいいが、中間管理職が調整して解決しないといけないので大変」という声も目立ちました。

以下、実際に寄せられた回答を紹介します。

回答者の声
  • 春から初めて中間管理職に就きました。上からの意見と下からの意見の板挟みで、間を取り持つのが大変だと感じています(30代女性)
  • 上司の理不尽な指示と部下からの不満で板挟みになることが多く、ストレスが溜まりやすい(40代男性)
  • 部下の気持ちもわかるが、上司の意図や気持ちもわかるので、板挟みになることがつらいです(50代女性)
ワンポイントアドバイス

上司・部下ともになんでも話し合えるよう、普段から細かいコミュニケーションを欠かさないようにしましょう。

意見の違いなどが生じてしまったときでも、話し合いができれば調整がしやすく、双方からも協力が得られやすいからですね。

また、意見が割れた際は、できるだけ直属の上司の指示に従うカタチで話をすすめたほうがいいでしょう。

決定権は上司にあり、会社トップの意見や方向性による指示の可能性が濃厚だからですね。

アンケートの回答にもあるように、一緒に仕事をしている部下に肩入れしたくなるかもしれませんが、部下側に立って上司に食い下がったりするのは、今後の出世や立場にも関係してくるため、控えたほうがいいでしょう。

上司側の意見や指示に従った際は、部下のフォローを忘れないようにしてください。

2位 部下への指導が上手くいかないときはつらい

2位になったのは238人中21人が回答した「部下を指導するとき」でした。

「本社の方針をなるべくわかりやすく教えているつもりだが、部下に理解されない」など、部下への指導に行き詰まったときにつらいと感じる人も目立ちました。

また「指導するときに、ハラスメントと言われないよう気を使う」という声も複数ありました。

以下、実際に寄せられた回答を紹介します。

回答者の声
  • 部下に指示をするとき(30代男性)
  • 部下が私の指導方針に従ってくれないとき(40代男性)
  • 部下がなかなか成果を上げられないこと(50代女性)
ワンポイントアドバイス

部下のモチベーションを下げないことや、ハラスメントと受け取られないことが、指導する際の重要ポイントです。

なぜなら、仕事が効率的に進まなくなったり、生産性がダウンしてしまうからですね。

また、ハラスメントによって部下が退職すれば、管理職としてのあなたの評価や立場にも関わってきます。

  • わかりやすい指示を出す
  • 一人ひとりに合った指導法を取り入れる
  • 信頼して仕事を任せる

などの工夫で部下のモチベーションをアップさせましょう。

「自分の若手時代はもっと覚えるのが早かった」といった言い方は要注意です。

「わからないことがあれば、いつでも聞いてね」「失敗してもフォローするから。」など、プレッシャーにならないフォローが大切です。

そして感情的にならないことも大切です。

指導のつもりでも、怒りをぶつける一方的な伝え方は、パワハラと捉えられかねないので注意してください。

指導法に自信のない人は、部下の育成を目的としたセミナーや研修に参加してみるのもおすすめです。

3位 仕事が多岐にわたり増えすぎたときがつらい

3位は238人中16人が回答した「仕事が多岐にわたるとき」です。

「マネジメントだけに専念せず、自分も実務をこなす必要があるので負担が大きい」「上から仕事をふられるが、任せられる部下がいないため自分でやることになり仕事が増える」などの意見が寄せられています。

「上司には若い世代を大切に育てようとする姿勢がないので、中間管理職が若い世代への教育・フォローなどを担わないといけない」という回答もありました。

以下、実際に寄せられた回答を紹介します。

回答者の声
  • 上司からと部下から仕事が来るので、やらないといけない仕事量が多くて辛くなる(30代男性)
  • マネジメントだけでなく、自分も現場にでる必要がある(40代男性)
  • プレイイングマネージャーとして実務をこなす一方で、管理職としてイレギュラーな案件や調整業務に時間を取られてしまうとき(50代女性)
ワンポイントアドバイス

仕事を部下に振るなどし、仕事を抱え込みすぎないように注意しましょう。

自身の限界値を超えると肉体的にしんどいのはもちろん、精神的にも追い詰められかねません。

部下に仕事を任せきれず、すべてを自分自身でやってしまおうとして、耐えきれられずにパンクしてしまう方も少なくありません。

部下育成にもつながるので任せた後、あなたはサポートに徹してみてはいかがでしょうか。

今回のアンケートではプレイングマネージャーからの回答も多かったです。

マネジメントと現場仕事を持つプレイングマネージャーは多忙になりがちなので、いかに仕事量を軽減させ、効率的に仕事を進められるかがポイントになってきます。

プレイングマネージャーの仕事効率化の具体策は以下のとおり。

  • スケジュールをチーム内で共有する
  • タスク化して振り分ける
  • なんでもかんでも引き受けない
  • 完璧にしようとしない
  • 会議やミーティングはダラダラやらない
  • 管理職に求められている仕事を理解し優先するなど

仕事効率化に関しては、GoogleやYou Tubeで検索すると様々なやり方が見つかりますよ。

同率4位 部下のミスの責任をとらされるときがつらい

同率4位には238人中15人が回答した「責任を取らされるとき」がランクイン。

「部下がミスすれば管理者の責任と言われる」という声が多数寄せられました。

自分のミスではないのに頭を下げるのは管理職として仕方がないことかもしれませんが「正直つらい」と感じる人も多いようです。

以下、実際に寄せられた回答を紹介します。

回答者の声
  • 部下は守ってあげたいと思っているので、部下のミスは私の指示不足によるものだと報告しています(30代男性)
  • 部下がミスをしても、私の責任にされる(40代女性)
  • 間違いをただしても素直に聞こうという姿勢が見られない部下がいます。その部下が起こしたミスの責任を負わなければいけないのかと思うとつらい(50代男性)
ワンポイントアドバイス

部下が早い段階でミスを報告できる環境づくりが大切です。

あなたから怒られるからと部下がミスを報告できず放置してしまうと、関係先への謝罪に奔走したり、会社に大打撃を与える事態にもなりかねません。

日頃から「報告・連絡・相談」の徹底をはじめ、チェックやフォロー体制を整えておくようにしましょう。

また部下がミスを起こした際は、自分の指示に問題がなかったか振り返るのも忘れないようにしてください。

感情的になって周りに当たり散らしたり、責任逃れを考えることは避けましょう。

つい「なんで自分が…」という思いが出てしまう状況も出る方も多いと思います。

代わりに責任を取ってくれる上司は部下にとって信頼できる存在となりえます。

管理職にとしての信頼を得られるチャンスとして、ポジティブに捉えてみてはいかがでしょうか。

同率4位 納得できない指示を部下に伝えるときがつらい

同率4位にライクインしたのは「納得できない指示を部下に伝えるとき」です。

「自分自身が経営層・上司の指示に納得できていないのに、それを部下に伝えないといけないのがつらい」という人が多数。

「部下に嫌われることを覚悟で」、理不尽な指示・無理難題を伝えている人も。

またツラさのあまり「役職なんていらないと思ってしまう」「辞職を決意するほどだった」という人もいました。

以下、実際に寄せられた回答を紹介します。

回答者の声
  • 上から言われた内容が納得できないものでも、そのまま下に伝えないといけないところ(20代男性)
  • 会社側の言い分に納得できなくても、スタッフに納得してもらえるよう説明しなければならないときにとてもストレスを感じました(40代女性)
  • 間違っているとわかっていても、社長のやり方に従わないといけないときがつらいです(50代男性)
ワンポイントアドバイス

納得できない指示を受けた不満から、上司に相談する方も多いと思いますが、その際は根拠のある質問をしましょう。

日頃の人間関係にもよりますが、『具体的な数字』を出して、状況的に厳しいことを伝えると、指示が変わる可能性もあります。

たとえば「今取り組んでいるプロジェクトのやり方だと非効率だから、指示通りのやり方で進めて欲しい」という指示があった場合の一例です。

例)

  • これからやり方を修正すると納期が1ヶ月延びる。
  • すでに予算を8割使い切っていて、やり方を変えるとさらに2倍の予算が必要になる。

上記のように具体的な数字を挙げた上で、「期間の延長が可能で、別途予算が出るなら対応できます」という風に交渉していきましょう。

しかし実際には立場上、上司への問いかけ自体が難しい方も多いでしょう。

納得できない感情を押し殺して、自分の中で上手く消化できないケースも出てきます。

今回のアンケートでも、納得できない指示に対して「役職はいらない」「仕事を辞めたい」と深刻に悩んでいる人もいました。

その場合、『あなたの上司も同じことに苦しんでいるかもしれない』と考えてみるのもおすすめです。

同じ悩みを持っていたり、同じ道を辿ってきたかもしれないと思えることで、上司に対しての不満が薄まったりしますよ。

同率6位 会社の上層部に意見が通らないときにつらい

6位は238人中14人が回答した「意見が通らないとき」でした。

「会社の上層部に自分の意見が通らない」「部下の意見を上司に報告しても、認められない」などの意見が寄せられています。

また「部下の出した結果を上司が認めてくれない」「部下がしっかり仕事をしているので、職制や給与を上げてあげたいのに、上司になかなか承認してもらえない」という人もいました。

以下、実際に寄せられた回答を紹介します。

回答者の声
  • 自分の意見が通るようで通らないもどかしさを感じるときがあります(30代男性)
  • 部下の不満について上司に報告しても承認が得られないときはとてもつらい(50代男性)
ワンポイントアドバイス

なかなか意見が通らないときは、冷静になって経営者目線に立ってみてはいかがでしょうか。

会社の経営状況、経営方針、給与体系などによって、意見の通らないケースが考えられるからですね。

また上司も、あなたと同じように意見の通らない立場にいるのかもしれません。

上司の置かれている状況を想像してみると、納得できるかもしれないので、意見が通らないときは上司の立場で物事を見るのもおすすめです。

同率6位 会社上層部から無理難題をふられたときがつらい

同率6位は「上から無理難題をふられたとき」でした。

具体的には「調整困難な状態で業務をパスされる」「上からのノルマがキツイ」などの回答が寄せられました。

「上司が昔の習慣で、パワハラありき・残業前提の仕事を依頼してくる」という人もいました。

以下、実際に寄せられた回答を紹介します。

回答者の声
  • 新人の教育をしなければならないのに、上司からは「勤務時間をなるべく削れ」と言われる(20代女性)
  • 会社から受けた営業目標が高すぎて、部下に伝えるのにどう説明するかを考えているとき(30代男性)
ワンポイントアドバイス

無理難題を要求されても「できない」と即答しないようにしましょう。

上司が「あなたにならできる」と期待してくれているからこそ、任せてくれている可能性も高いからです。

一度もトライしてみることもなく、拒否してしまうと「使えない」「ヤル気がない」と、あなたの評価ダウンへとつながりかねません。

挑戦する姿勢を示しながら、難しい点については交渉や代替案を出すといいでしょう。

たとえば時間的に難しい要求なら、期限を延長してもらうなどですね。

また、「無理だ」と思っていたのに挑戦してみるとクリアできる場合もあるので、前向きに全力で取り組んでみましょう。

ただし無いとは思いますが、無理難題の内容が法律違反やコンプライアンスに反する場合は、理由を丁寧に説明して断るようにしてください。

8位 部下の不満を相談されたときがつらい

中間管理職でつらいと感じる瞬間の8位は「部下の不満を聞くとき」でした。

「部下から会社・上司への不満を相談されるとつらい」「上からの指示を伝えたときに、不満を言われるのがつらい」という意見が寄せられました。

「部下から文句を言われバカにされたりした」という人もいました。

以下、実際に寄せられた回答を紹介します。

回答者の声
  • パートさんが文句を言ってくるとき。シフトの調整が利かないときもあるのに、どうしようもないことで文句を言ってきます(40代女性)
  • 部下からの不満の処理に困ります(50代男性)
ワンポイントアドバイス

部下の不満は頭ごなしに否定せず、聞く耳をもって真摯に対応しましょう。

不満を放置してしまうと部下の生産性やモチベーションの低下へとつながります。

また不満をため続けた結果、他企業への転職を考えたり退職してしまう人も珍しくありません。

たとえ不満が解決しなくても、最後まで話を聞いてもらえれば「尊重してもらえた」と信頼にもつながります。

負担は大きいですが、部下との信頼関係を築くためにも不満を聞いてあげましょう。

部下が不満を溜め込まないためにも、日頃から積極的に声をかけるなど細かいコミュニケーションを取っておきましょう。

中間管理職が向いていないと思う人は64.7%

次に「自分が中間管理職に向いていると思いますか」と尋ねたところ、回答は以下のようになりました。

中間管理職に向いていると思うか

「全く向いていない(14.7%)」「あまり向いていない(50.0%)」の回答があわせて64.7%と、「向いていない」と考えている人が6割以上の結果となりました。

では具体的な回答をもとに中間管理職が「向いていると思う理由」「向いていないと思う理由」を紹介します。

中間管理職が向いていると思う理由

「向いていると思う」と答えた人からは「教育やマネジメントが得意だから」「バランスを取るのが上手いから」「人付き合いが得意だから」などの回答が寄せられました。

「理不尽な扱いには慣れているし、それが仕事の大部分を占めているとわかっているから」「割り切って指示・命令・意見できる」など「割り切って仕事をしている」という人も。

上司との関係については「言葉を選びながらですが、上席にも意見を言えるから」「嫌なら辞めればいいと考えているので、上から無茶を言われても正論で返せる」という回答も見られました。

「板挟み状態できつい時もあるが、なんだかんだどちらの意見を汲みつつ成果を出せている」「部下が自然と協力してくれます」と、成果を感じている人もいました。

以下、実際に寄せられた回答を紹介します。

回答者の声
  • 人のマネジメントをするのが苦ではないため(20代女性)
  • ある程度の文句なら受け流せるから(30代女性)
  • 自分の考えをあまり持たず、調整役に徹することができるから(40代男性)

中間管理職が向いていないと思う理由

「向いていないと思う」と答えた人の回答を見ると、「一人で仕事するのが好きだから」という意見が目立ちました。

「(向いていないと思ったので)推薦されたときに断ったのですが、昇進が決まりました」「全く自分の力が発揮できない」という人も。

「人に優しすぎるから」「神経質でストレスを溜めやすいから」と性格上向いていないと答えた人も複数いました。

また「部下を評価するのが苦手」「下に対してきつく言えない」「上をうまく説得する術を持たないし、イエスマンにもなれないので向いていない」という回答もありました。

以下、実際に寄せられた回答を紹介します。

回答者の声
  • 上から言われた内容が納得できないものだったとき、部下に伝えるのがすごく心苦しく感じるため(20代男性)
  • 自分で黙々と作業するのが好きであり、他者の事を管理するスキルに欠けていると思うから(30代男性)
  • 性格的な問題。他人から嫌われると非常に落ち込むので、立場が違う複数人の意見を調整する中で、希望に添えないこの立場は辛い(40代女性)
ワンポイントアドバイス

中間管理職が向いている人は、次の能力が備わっている人です。

  • マネジメント能力
  • コミュニケーション力
  • 情報分析能力
  • 問題解決能力
  • 人材育成力など

今回のアンケートでも、向いていると思っている人は、上記能力に自信を持っている傾向が見て取れます。

さらに、管理職の役割についての理解があることや、部下には指示・命令ができ、上司には意見ができることもポイントではないでしょうか。

「能力がある」「役割を理解している」人は、中間管理職の適性があると言えそうです。

一方、中間管理職が向いていないのは、調整役やたくさんの人と関わり合って仕事をするのが苦手な人です。

上司と部下に板挟みになるポジションでもあるため、コミュニケーション力がないと負担も大きいでしょう。

イエスマンや自由に仕事をしたい人にも中間管理職のポジションは向いているとは言えません。

向いていないと感じる人は、管理職からプレイヤーに戻る選択肢もありですよ。

プレイヤーに戻れない場合は、プレーヤーとして働ける職場への転職をおすすめします。

中間管理職|悩みの相談相手は「いない」が35.3%

続いて「仕事の悩みを相談する相手」を聞いたところ、結果は以下のようになりました。

中間管理職 相談相手

全体の35.3%にあたる人が「相談相手はいない」と回答。

「ひとりで解決しよう」と考えたり、ひとりで悩みを抱え込んだりしている人が多いとわかりました。

2位と3位は「家族」「友人・恋人」とプライベートの知り合いが入りました。

「妻も同業者だったので、妻に相談しています」「父親が同じような中間管理職を長く務めていたので、よくアドバイスを求めています」と、同じような経験をした家族に相談している人も。

「会社の人間関係の相談は家族、仕事そのものの相談は社内の違う部署の先輩」と、悩みごとによって相談相手を変えている人もいました。

「年齢が近く、同時期に課長に昇進した方々は似たような悩みを抱えていることが多く、お互いに相談しやすい」という回答もありました。

ワンポイントアドバイス

中間管理職の悩みを相談するなら、家族や友人・恋人など職場以外の人に相談するのが良さそうです。

アンケートでも「家族」「友人・恋人」をあわせた回答が42.5%を占め、「相談相手がいない」を上回る結果に。

くわえて、管理職の経験がある人だとベストではないでしょうか。

悩みを理解してもらいやすく、経験に基づいたアドバイスもしてもらえるので、周りに管理職経験者がいる人はぜひ相談してみてください。

職場の人に相談する場合は、同じ管理職の立場である人に相談すると、共感し合えるのではないでしょうか。

同期や部下などへの相談は、機密情報をうっかり漏らしてしまったり、不安を与えることになってしまうので注意が必要です。

相談相手のいない人は、『マジキャリ』や『キャリアアップコーチング』といった「キャリアコーチング」を活用するのも1つの方法です。

また、ハラスメントや法律違反に関する悩みを抱えている人は、公的機関への相談をおすすめします。

最後に、中間管理職の仕事や立場に疲れた場合の対処法を紹介するので、辛い人はぜひ参考にしてください。

中間管理職の仕事や立場に疲れた場合の対処法

「中間管理職の仕事や立場に疲れた」「ストレスがきつい」「辞めたい」と思ったときの対処法は次の4つです。

  1. 同じ立場の人と悩みを共有する
  2. 問題点を紙に書き出してみる
  3. 転職をする
  4. 役職のない雇用形態を選ぶ

それぞれの対処法について解説していきます。

1.同じ立場の人と悩みを共有する

中間管理職のつらやさ悩みは誰かと共有しましょう。

つらい気持ち、モヤモヤする気持ちは人に話すだけでもずいぶん楽になるものです。

ただし、悩みを話す相手はあなたと似た境遇の人がよいでしょう。

中間管理職の立場を理解している人でないと、共感してもらえなかったり、的はずれなアドバイスをされたりして余計ストレスが溜まってしまうからです。

周りに似た境遇の人がいなければ、SNSやネットの掲示板をのぞいてみるのもおすすめ。

自分と同じ悩みを抱えた中間管理職の方がたくさんいるとわかり、気持ちが楽になるかもしれません。

ただし誰が見ているか分からないので、書き込みは避けた方がよいでしょう。

2.問題点を紙に書き出してみる

「上からは無理なことを言われるし、部下の扱いは難しい。指導もしなきゃいけないし、自分の成果も出さなければいけない…」

問題が山積みで、何から手をつけていいかわからない中間管理職の方も多いですよね。

そんなときは、頭の中にある問題点を片っ端から紙に書き出していきましょう。

「不満に思っていること」「イライラすること」「ムリだと思うこと」など、なんでもOKです。

  • 部下の失敗をかぶらなければならないのが不満
  • 部下の◯◯な態度にイラッとする
  • 上からの理不尽な命令を部下に伝えるのが苦痛

など、「何のどんなところがしんどいのか」を具体的に書くのがポイント。

紙に書き出すことで、モヤモヤとしたつらさや悩みが視覚化されて、問題点が明確になります。

問題点がハッキリすると、「自分に解決できること」と「解決できないこと」が分かり、改善すべき内容や取り組みにむけての優先順位も見えてきます。

この「頭の中のモヤモヤを書き出して整理し、悩みを解決する」ための具体的方法を知りたい方は、「ゼロ秒思考」というロングセラーになっている本が参考になるので、参考にしてみてください。

3.転職することを考える

中間管理職がどうしてもつらい場合は、転職も視野に入れましょう。

会社の風土や上司・部下が違えば、同じ「中間管理職」という立場でも、やりがいをもって働ける可能性があるからです。

また、「中間管理職のポジションが少ないスタートアップや小規模の企業で働く」という方法もあります。

転職エージェントでは、あなたの適性や希望に合わせて仕事を探してもらえますので、ぜひ相談してみてください。

おすすめ転職エージェント一覧
JACリクルートメント

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【公式】https://jac-recruitment

リクルートエージェント

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パソナキャリア

きめ細かいサポートに定評あり。
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4.役職のない雇用形態を選ぶ

どうしても中間管理職になりたくない方は、契約社員や派遣社員といった「非正規雇用」を選ぶのも一つの方法です。

一般的に正社員として働いていれば、社歴や年齢に伴って部下を管理する立場になるのが自然な流れ。

一方、非正規雇用であれば、リーダーやマネジメント職につくことはほぼありません。

「エンジニア」「CADオペレーター」といった専門職の方のなかには、現場レベルの仕事をしたいがために、あえて派遣社員になる人もいますよ。

派遣の仕事探しにおすすめ
テンプスタッフ

未経験歓迎の事務職求人も豊富。
【公式】https://tempstaff.co.jp/

パーソルテクノロジースタッフ

IT・機電・電気エンジニアの仕事が見つかる。
【公式】https://persol-tech-s.co.jp/

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【公式】https://engineersguide.jp

まとめ

中間管理職経験者238人を対象にアンケートを実施したところ「中間管理職がつらいと思うとき」第1位は、ダントツで「上司と部下の板挟みになるとき」でした。

上からは無理を言われ、下からは愚痴を言われ、つらい立場にある中間管理職の人が多いようです。

「共感してもらえる人に話を聞いてもらう」「問題点を整理して一つひとつ解決していく」といった方法をとりましょう。

ただ、どうしても今の状況がつらい方は、転職をして会社や雇用形態を変えることも検討してみてください。

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