子どもの夢を応援したいと思いつつ、「できればこの職業に就いてほしい」という親なりの希望もあるのではないでしょうか。
伊藤 陽介
今回は、お子さんのいる全国のパパ・ママ500人を対象に「子どもに将来なってほしい職業」についてアンケート調査を実施。
男の子と女の子それぞれのお子さんごとに人気ランキングにしました。
- 調査対象:お子さんのいる全国の男女
- 調査人数:500人(女性356人/男性144人)
- 調査日:2020年10月24日~26日
- 調査方法:インターネットによる任意回答
アンケート結果に対して、フリーアナウンサーの『岸 春江』氏から監修コメントいただいております。
フリーアナウンサー/絵本ナビゲーター
岸 春江氏
フリーアナウンサーとして活動し、日本を代表する企業の経営者や医学会の講演会の進行を担当した実績多数。
また、出産をきっかけに国立青少年教育振興機構「絵本専門士」や「子どもとメディアインストラクター北海道」の資格も取得し、子育て世代へ向けた講演を行っている。
親子で楽しい時間を共有する事が大切だと考え、積極的に子育て支援のイベントも企画し、自身が立ち上げた絵本の読み聞かせサークル「フリューリング絵本部ファンタジア」は2019年北海道読書推進運動協議会より「優良読書グループ」奨励賞が授与される。
【500人のパパ・ママに聞いた】子どもに将来なってほしい職業ランキング
「将来子どもになってほしい職業は?」と質問したところ、男の子のダントツ1位は「公務員(75人)」でした。
女の子の1位は「看護師(60人)」。こちらも2位に倍近くの差をつけました。
男の子と女の子それぞれ、上位7位までのランキングと選んだ理由を見ていきましょう。
【500人のパパ・ママに聞いた】子どもに将来なってほしい職業男の子に将来なってほしい職業ランキング
男の子になってほしい職業には、公務員を筆頭に、医師、警察官、消防士など、収入が安定していて、かつ失業リスクの少ない仕事がランクインしました。
家族を養う可能性の高い男の子には、将来への不安が少ない仕事をしてほしいと思う親心が垣間見えますね。
また、これからますます需要が高まると考えられているエンジニアやプログラマーも2位に入っています。
2015年には、英オックスフォード大学と野村総合研究所の共同研究による「10~20年後に、AIやロボットに代替可能な職業」という調査結果が話題になりました。
参考:野村総合研究所
そのため、「今後もなくならない仕事」「これから必要とされる仕事」に就いてほしいと望むパパ・ママも増えているようです。
【1位 公務員】安定した仕事に就いてほしい
- 大きな夢を持って頑張るのも素晴らしいことだが、やはり安定しているのが一番いいから(50代 女性 製造業パート)
- 信頼性があり、安定した将来設計ができるから(30代 男性 メーカー事務職)
- 安定していて休みもしっかりあって体を壊しそうにないから(30代 男性 専業主婦)
男の子になってほしい職業1位は、公務員でした。
「民間企業のように時代や景気に左右されたり潰れたりすることがない」「安定した生活が送れる」というのが、主な理由となっています。
共働き家庭が増えたとはいえ、まだまだ家計の大半を担うのは男性であるケースが多いです。
そのため、家庭をもっても安心して暮らせるよう「職を失うリスクが低く、手堅く稼げる仕事に就いてほしい」というのが、男の子をもつ親の本音かもしれません。
【2位 エンジニア・プログラマー】今後主力となる仕事に就いてほしい
- 手に職をつければ、職場が変わっても生きていけるから(40代 男性 メーカーの技術職)
- これからは色々な職業がAIに取って代わられるようになると思うので、それを開発したり、動かす技術者になってしい(40代 女性 専業主婦)
- 子ども自身が現在とても興味がある分野で、夢に向かって積極的に勉強している。好きなことを仕事にして欲しいと思う(30代 女性 専業主婦)
男の子に将来なってほしい職業2位は「エンジニアやプログラマー」でした。
今やあらゆる業種・業界で業務のIT化が急激に進んでいることから、将来性のある仕事として選んだパパ・ママが多くいました。
また、
- パソコン環境があればどこでも働ける
- プログラミング言語は世界共通なので国内外で働ける
などの理由から、活躍の場や働き方の選択肢が広いことも子どもに勧めたいと考える理由となっています。
さらに、子ども向けのプログラミングスクールやワークショップも人気であることから、子ども自身がエンジニアの仕事に興味をもったり、カッコイイ仕事として憧れたりするケースも多いようです。
【3位 スポーツ選手】夢中になれることを仕事にしてほしい
- 今夢中になっているものを続けてほしい(40代 男性 工場長)
- 自分がプロ野球のファンなので、男の子が生まれたらプロ野球選手を目指して欲しいなと思っていた。大変だけれど、夢や元気を与える職業について欲しい(30代 女性 専業主婦)
- 自分が昔サッカー選手になるのが夢だったから(30代 男性 建設業)
夢中になっているスポーツを仕事にしてほしいという思いから、スポーツ選手が第3位にランクインしました。
子どもがサッカーや野球をする姿を見て、「スジがいいのでプロになれるかも」という期待を込めて選んだ人もいました。
他にも目立ったのが、「パパやママがそのスポーツをすきだから」または「自分はなれなかったら息子にはプロになってほしい」といった意見。
子どもに夢を託したい、一緒に夢を見たいといった思いもあるようです。
【4位 医師】人の役に立つ仕事をしてほしい
- 他人からも感謝され、経済的にも豊かになってほしい(40代 男性 営業職)
- 子どもがなりたいと夢見ており、人を助ける立派な仕事だから。やりがいもあるから(40代 女性 薬剤師)
- 自分が目指していたが、志なかばで果たせなかったため。子供に目指してもらえたら嬉しい(30代 女性 医療技術職)
人の役に立つ仕事についてほしいとの思いから、4位には医師が選ばれました。
いつの時代も必要とされ、なくならない仕事であること、安定した収入が望めることも、親としては安心しておすすめできる理由となっています。
また、自分自身や配偶者、親が医師であることから、同じ道に進んでほしいとの声も多くありました。
【5位 警察官】立派な人になってほしい
- しっかりとした仕事をしてほしいと思っているので(50代 女性 専業主婦)
- 人の助けになるような仕事をしてもらいたい(40代 女性 専業主婦)
- 心技体が鍛えられ、報酬も安定してそうだから(40代 男性 フリーランス)
男の子に将来なってほしい職業5位は、警察官でした。
理由には、「正義感をもってほしい」「世の中の役に立ってほしい」「強い男になってほしい」といった意見が多数。
人のために働ける立派な人になってもらいたいという思いがあるようです。
また、公務員であることから失業のリスクがない、収入が安定しているといった点も理由となっています。
【6位 教授・研究職】好きなことを突きつめてほしい
- 興味のあることを一生の仕事にしてほしい(30代 男性 旅行会社の企画)
- 一つの事に没頭するタイプなので、大好きなことを一生懸命研究できる仕事が合っていると思う(40代 女性 秘書)
- 息子は勉強や研究が好きだから(40代 男性 システムエンジニア)
男の子になってほしい職業6位は、教授・研究職でした。
「集中力がある」「勉強がすき」といったお子さんの性格から、すきなことをとことん突きつめる教授や研究職が向いていると感じているパパ・ママが多数。
子どもには、すきなことを仕事にしてほしい、やりがいをもって働いてほしいと願う気持ちが伝わってきます。
【7位 消防士】人や社会に貢献してほしい
- 人命救助に携わる素晴らしい仕事、国や人のために働いてもらいたい(40代 女性 高校教師)
- 将来的にも消防士という職業がなくなることはないし、人を守れる強い子になってほしい(30代 男性 システム管理)
- 主人が消防士。収入の安定性がある(30代 女性 専業主婦)
男の子になってほしい職業7位は、消防士でした。
人の役に立つ仕事をしてほしい、社会に貢献してほしいという意見が多数ありました。
また、公務員なので失業リスクがないこと、各種手当が付くことから、一般的な公務員より給料が高いことも理由としてあがりました。
【500人のパパ・ママに聞いた】子どもに将来なってほしい職業女の子に将来なってほしい職業ランキング
女の子になってほしい職業には、資格が必要で、結婚後も働ける職業がランクインしました。
とくにママは、「女性は出産を機に働きにくくなる」「ブランクがあると正社員として復帰するのが難しい」といったことを身をもって体験しています。
そのため、手に職をつけ、ライフステージの変化があっても働きやすく復帰しやすい仕事に就いてほしいと切に願っているようです。
【1位 看護師】自立した女性になってほしい
- 女性が確実に経済的に自立していける数少ない職業だと思うから(40代 女性 介護職)
- 高収入が見込めて、将来1人でも子どもを大学まで行かせることができる(50代 女性 パート事務職)
- この先も絶対になくならない職業だから。結婚や出産を経ても、また働けるから(30代 女性 事務職)
女の子になってほしい職業1位は、看護師でした。
「仕事探しに困らない」「結婚・出産をしても続けられる」「経済的に自立できる」といった理由が多数。
看護師は、総合病院、クリニック、介護施設、美容外科、企業の産業看護師といった職場の選択肢と合わせて、「夜勤あり」「日勤のみ」「パートタイマー」など働き方の選択肢も非常に広いです。
そのため、独身時代はバリバリ働き、子育て中は仕事をセーブし、子どもに手がかからなくなったらフルタイムに戻るといったライフスタイルに合わせた働き方が可能です。
給料も高いため、「夫の収入に頼らなくてもよい」「一人でも生活できる」といった経済的な自立ができる点も、女の子におすすめする理由となっています。
【2位 薬剤師】手に職をつけてほしい
- 病院、調剤薬局など就職先も多く食いっぱぐれない。そこそこの収入が見込める。結婚・出産後も働きやすい環境が整っている職場が多く、パートで働くとしても高時給が見込める(40代 女性 専業主婦)
- 体を酷使する仕事ではないが給料が良い(30代 女性 看護師)
- 結婚後も働き口があるから(40代 女性 専業主婦)
女の子になってほしい職業2位は、薬剤師。
「全国どこでも働ける」「手に職をつけられる」「これからも必要とされる仕事だから」などが理由となっています。
病院のある場所ならどこでも需要があり『食いっぱぐれない』のが、親としての安心ポイントとなっているようです。
また、パートや派遣でも他の職種に比べて時給が高いため、結婚・出産・夫の転勤などによりフルタイムで働けなくなっても、安定した収入を得られるのも理由となっています。
国家資格をもつ医療系職業でありながら、医師や看護師より体力的にラクな点をあげる人もいました。
【3位 公務員】苦労の少ない仕事をしてほしい
- お金に困らず安泰な職についてほしいから(20代 女性 専業主婦)
- ハードワークになりにくく、安定しているイメージがあるから(30代 男性 ゼネコン現場監督)
- 企業の寿命は短命化する傾向にあり、そのような不安から解放させたいため(40代 男性 システムエンジニア)
女の子になってほしい職業3位は、公務員でした。
「お金に困ったり失業したりするリスクを追わせたくない」「仕事で不安な思いをさせたくない」など、苦労をさせたくないという親心の伝わる意見が多く聞かれました。
また、残業が少ない、福利厚生が整っているなど労働環境が比較的良い点も、公務員になってほしい理由となっています。
【4位 医師】誇りのもてる仕事をしてほしい
- 私の父も夫も医師として働いており、医師という職業の尊さを実感しているから(30代 女性 学習塾の事務)
- 替えが効かない仕事についてほしいから(40代 男性 製造業の技能職)
- 収入面でも安心できるし、仕事できる場所は多くあるし、男女関係なく対等な立場で仕事ができそうだから(30代 女性 専業主婦)
女の子になってほしい職業4位は、医師でした。
「人の役に立つ仕事をしていほしい」「誇りをもてるやりがいのある仕事をしてほしい」といった声が多く聞かれました。
また、今後もなくならない仕事であること、収入が安定することも理由としてあがりました。
家族や親戚など身近に医師がいることから、あとを継いでほしいとの意見もありました。
【5位 保育士・幼稚園教諭】結婚後も続けられる仕事に就いてほしい
- 資格を持っていれば就職に困らないから(40代 男性 学習塾責任者)
- 手に職があった方が結婚、出産後も再就職しやすいから。実際、自分が再就職をするときに困ったので(30代 女性 飲食店パート)
- 私の母親が保育士をしていて、働く姿を見てきたから(30代 男性 運送業)
資格があれば仕事探しに困らない、結婚後も続けられるといった理由から、「保育士・幼稚園教諭」が5位にランクインしました。
ほかには、子ども自身が保育士になりたいと言っていたり、「歌がすき」「ダンスがすき」「面倒見がいい」といった子どもの特性から、保育士に向いていると思うとの意見もありました。
【6位 教師】やりがいのある仕事をしてほしい
- やりがいがあって子どもの未来のために貢献できる職業だと思うから(30代 女性 テレアポ)
- 本人がなりたいと言っているので、ぜひ夢を叶えてほしい(30代 男性 システムエンジニア)
- 公務員で女子でも安定している(30代 女性 ピアノ教師)
女の子に将来なってほしい職業6位は、教師でした。
子どもたちの未来を担う重要な仕事で、やりがいをもって働いてほしいという意見がありました。
また、職を失う心配のない安定した職業であることも、娘におすすめしたい理由となっています。
【7位 管理栄養士】仕事にも実生活にも役立ててほしい
- 国家資格でもあるし、自立して一人暮らしをする際にでも健康に気をつけて食事をとってくれそうなので(20代 女性 専業主婦)
- 栄養士はいろんな場所で必要とされているから(30代 男性 医療従事者)
- 自分がアレルギーで食べられないものが多いので、同じような子の役に立ちたいと言っていたから(30代 女性 救命救急士)
女の子に将来なってほしい職業7位は、管理栄養士でした。
管理栄養士は、給食会社や病院、福祉施設、保育園など、さまざまな場所で必要とされる職業です。
そのため、就職先に困らない点が、女の子のお子さんに勧めたい理由となっています。
ほかにも、「栄養士の知識は実生活でも役立つから」「栄養士になることで、自分自身の健康にも気をつけてくれそうだから」という声も多くあがりました。
ひと言で「公務員」と言っても仕事内容は多種多様にも係わらず、男の子は1位・女の子は3位にランクインしているのは、雇用条件が“一定の基準を満たしていること”が最大のポイントでしょう。
それだけ今の日本で、民間企業に勤めながら私生活を充実させることが難しい。と感じている親御さんが多い結果の表れだと思います。
特に女の子は公的な資格が必要な職業ばかりです。
資格取得には相当の努力が必要でありながらそれを望むのは、男性に頼ることなく社会で経済的に自立する事が出来る上に、出産後も仕事復帰しやすい環境が整っている現実を知っているからですね。
パパ・ママが子どもの頃になりたかった職業ランキング
ではパパやママは、子どもの頃どんな仕事をしたいと思っていたのでしょうか。
子どもになってほしいランキングと比較して見ていきます。
パパがなりたかった職業には、「スポーツ選手」「ミュージシャン・芸能人」「パイロット」など、夢のある職業がランクインしていますね。
一方で、「スポーツ選手」「警察官」「エンジニア・プログラマー」など、男の子になってほしい職業と共通しているものもありました。
ただし、男の子になってほしい職業ダントツ1位の「公務員」は、パパがなりたかった職業ではランク外に。
自分自身がなりたいかと、子どもになってもらいたいかは別問題のようです。
一方ママは、「ケーキ屋さん」や「お花屋さん」といった子どもらしい夢も多いですが、女の子になってほしい職業である「保育士」「教師」「看護師」も上位にランキングしています。
子どもの憧れの仕事が、親の立場からもおすすめできる仕事であれば理想的ですね。
ちいさい頃は身のまわりにいる素敵なおとなに憧れます。特に自分の「好き」と「大きくなったらなりたい」は直結している事が多々あります。
幼児期を思い出してお答え頂いている方が多いかもしれませんが、プロスポーツ選手と回答したパパは、中高生の頃まで本気で目指していた方も多いのではないでしょうか?
成長と共に様々な職種を知り、別の道へ進んだとしても未来の「夢」や「目標」を持つのは素晴らしい事です。
ぜひ、お子さんには小さいうちから将来の希望を聞いて、未来を考える機会をたくさんつくってあげて下さい。
選択肢はいくつあっても良いと思います。
自分や家族と同じ業種・職種に就いてほしいと思っているパパ・ママは12.6%
お子さんをもつ500人のパパ・ママのうち、自分や配偶者・親族などと同じ業種や職種に就いてほしいと思っている人は12.6%でした。
- 自分も起業してみて、厳しい時もあるが、好きなように仕事できて幸福度が増したから(30代 女性 会社経営者)
- 親族のほとんどが医療従事者。話を聞くと大変だけどとてもやりがいがあると言っていたので、そのような仕事についてほしい(30代 女性 専業主婦)
- 現在、夫婦ともにシステムエンジニアをしており、仕事は忙しいが見合った収入を得ているから(30代 女性 システムエンジニア)
- OLからのお嫁さんになってほしい。自分もOLから主婦になり、今幸せだと思えるので(40代 女性 専業主婦)
- 家業なので(40代 男性 設計士)
- 私自身が歯科助手の仕事をしていて、女性の多い職業なので結婚、出産後も働きやすい職種だと感じるから(30代 女性 歯科助手)
「自分自身の仕事が楽しい」「仕事に誇りをもっている」といった意見のほか、「身近な人がその職業に就いていてよい仕事だと感じるから」といった意見も多く聞かれました。
どんな仕事内容なのか、実際に働いている人がどんな様子なのかがわかる仕事であれば、子どもにも自信をもって勧められるのかもしれませんね。
自分の仕事を子どもにも勧めたい気持ちがあるのは、誇り高くて素敵ですね。
しかし12%はずいぶん低い数字だと感じました。
親はその仕事の苦労を知っている分、我が子には別の選択を与えてあげたいのかもしれません。
また、時代と共に“働き方”や“必要とされる職種”が変化していますので、あえて同じ職業にこだわりがない方が多いのでしょう。
自分の遺伝子を受け継いだ子どもでも別人格ですから、本人が生きがいを感じる仕事が一番ですね。
まとめ
「子どもには自分のすきなことを仕事にしてほしい」
そう思う反面、本音では「かわいい我が子には苦労をさせたくない」と思ってしまう親心が垣間見えるアンケート結果となりました。
酸いも甘いも噛み分けてきたパパ・ママたちは、「楽しさややりがいも大事だけど、仕事ってそれだけじゃないんだよ」とついアドバイスしてしまいたくなるかもしれません。
しかし、子どもの人生は子どものもの。夢をあたたかく見守り、応援していきたいですね。
コロナ禍で一気にリモートワークが拡がると同時に、様々な職種でIT化が進み、働き方が大きく変わっていく昨今、子どもたちの未来は予測しにくいスピードで変貌を遂げようとしています。
パパ・ママと同じ職種だとしても、仕事内容はまったく違う可能性もあるでしょう。
しかし、時代がどれほど変わっても我が子の幸せを願う気持ちは同じです。生きていく上で働く事は必要なのですから、充実した時間になって欲しいですね。
自分自身の生活や生きがいのためでありながら、誰かの役に立っているのが仕事です。
一緒にお菓子を作ったり、ペットのお世話をしたり、お店屋さんごっこをしたり、日々の生活の中で「楽しい!」と「嬉しい!」を繰り返しているうちに、お子さんの方向性が見えてくると思います。
職業は最終ゴールではありませんので、いくつになっても「やってみたい!」と思える気持ちとチャレンジを大事にしたいですね。