仕事の中で自分を客観的に見る方法7選!見れないことでの失敗も紹介

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仕事の中で自分を客観的に見る方法

あなたは自分を客観視できていますか?

自分を客観視できていると、感情的に流されず柔軟な対応をしやすくなるとされています。

そのため仕事する上で「自分を客観視できているか」はとても重要です。

当メディアでは、全国の男女500人に「仕事をする中で自分を客観的に見れていると思いますか」とアンケート調査を行った結果、回答は以下のようになりました。

仕事をする中で自分を客観的に見れているか

「とても見れている」「まあ見れている」と答えた人は合わせて63.8%でした。

自分を客観視する力があると、自分が抱えている矛盾点に気づいたり、同僚や取引相手と冷静に付き合えたりします。

オンオフを切り替えて、仕事では自分の感情をコントロールできている人が多いようですね。

続けて、「自分を客観的に見れないことが原因で仕事で失敗した経験がありますか」と聞いたところ、回答は以下の結果となりました。

自分を客観的に見れないことが原因で失敗した経験がある

「よくある」「たまにある」と答えた人が合わせて52.0%です。

半数を超える人が「客観視できないことによる失敗」を経験しているとわかりました。

失敗したことのある人が「自分を客観的に見れていない」と答えた人の数より多いことから、普段は客観的に見れている人のなかにも、たまに客観視できずに失敗してしまう人もいるとわかります。

当記事では、上記以外にも以下2点について質問、回答いただいております。

  • 自分を客観的に見れないことが原因で起きた仕事の失敗
  • 仕事をする中で自分を客観的な視点で見る方法
自分を客観視できていないことに対して不安を感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。
【調査概要】

  • 調査対象:全国の男女
  • 調査期間:2023年7月23日~26日
  • 調査機関:自社調査
  • 調査方法:インターネットによる任意回答
  • 有効回答数:500人(女性321人/男性179人)
  • 回答者の年代:10代 0.6%/20代 18.4%/30代 39.4%/40代 25.4%/50代 12.4%/60代以上 3.8%

仕事をする中で自分を客観的に見る方法7選

全国の男女500人に「仕事をする中で自分を客観的な視点で見るための方法」を聞いたところ、回答は以下のようになりました。

仕事をする中で自分を客観的な視点で見るために努力していること

1位になったのは「自分の言動を振り返る(127人)」です。

2位「周りの意見を聞く(82人)」、3位「感情的にならないよう心がける(66人)」、4位「相手の立場になって考える(47人)」と続きます。

以降、5位「本などで勉強する(37人)」、6位「他人を観察する(23人)」、7位「一歩引いて物事を見る(19人)」の結果となりました。

「自分の言動を振り返る」と答えた人が多くなりました。

全体的には「自分を振り返る」「相手の立場になって考える」など、自分で対応する人が多数派です。

回答数の多かった上位7選について、具体的な回答とあわせて解説していくので参考にしてみてください。

仕事をする中で自分を客観的に見る方法1位 自分の言動を振り返る

  • 寝る前に「今日ダメだったところ」と「するべきだったこと」を反省する(20代 男性)
  • 日記をつけて定期的に見返し、反省する(30代 女性)
  • 自分の行動・考え方を日記にして、2~3日経過してから冷静な気分で読み返し、自分の考え方が正しかったのか反省しています(60代以上 男性)
〔出典〕独自アンケート調査

1位は「自分の言動を振り返る」でした。

振り返る方法は「寝る前や終業時に、仕事でやったことや言ったことを思い返す」「日記をつける」など。

振り返って「ダメだった」と思うことがあれば、改善策を考えて次につなげることもできますね。

仕事をする中で自分を客観的に見る方法2位 周りの意見を聞く

  • 第三者からフィードバックをもらうようにしています。主観では気づかないことを教えていただけるからです(20代 男性)
  • 同僚や知人に、自身についての評価などを聞く(30代 男性)
  • 他の人の意見を受け止めるように心がけています(40代 女性)
〔出典〕独自アンケート調査

2位は「周りの意見を聞く」です。

自分だけで考えていると主観が入ってしまう可能性を排除できませんので、周りに意見を求める人も。

仕事の成果に対する評価のほか、勤務態度や人間関係に関するフィードバックをもらっている人もいました。

仕事を進める際に周りの意見を取り入れることで、企画内容や作業効率をよりよくできる可能性もありそうですね。

仕事をする中で自分を客観的に見る方法3位 感情的にならないよう心がける

  • 感情が揺れ動いたときに、「休憩する」「トイレに行く」など一旦冷静になる工夫をする(20代 女性)
  • ムカつくことや違う意見があっても、一旦飲み込んで感情的にならないように心がけています(30代 女性)
  • 怒りを覚えたときは、5秒我慢するようにしています。そうするとたいてい心が落ち着くので(40代 男性)
〔出典〕独自アンケート調査

3位は「感情的にならないよう心がける」でした。

感情的になると、自分の感情を優先してしまい、客観性を失いやすくなります。

感情的にならないための方法として「イラっとしたら一呼吸おく」「動く前にまず考える」などが寄せられました。

席を離れられるなら、「怒り」や「悲しみ」を感じたときに給湯室やトイレに行くのもいいですね。

仕事をする中で自分を客観的に見る方法4位 相手の立場になって考える

  • 「もし自分が同僚や上司だったら、自分がどのように見えているか」をときどき考えるようにしている(30代 女性)
  • 他社視点で見る。聞き手の立場になった資料や交渉を工夫する(40代 男性)
  • いろいろな立場・視点から判断材料を探るように心がけている(50代 男性)
〔出典〕独自アンケート調査

4位は「相手の立場になって考える」でした。

「上司や同僚」「取引先」の立場になって考えるよう心掛けている人も多数。

「頭の中にもう一人の自分や仮想の上司・取引先を登場させ、反対意見を言わせる」という人も。

頭の中で意見を戦わせることで、相手の立場を理解し、自分を客観視している人もいるとわかります。

仕事をする中で自分を客観的に見る方法5位 本などで勉強する

  • 自己啓発本やマインドマップのようなものを使い、「自分とは何者か」を考え、思考を整理した(20代 男性)
  • 自己啓発本やメンタル関係の本を読んでいる(30代 女性)
  • 心理学や禅の本を読んで「正しく見る」勉強をしています。ずいぶん自分を客観的に見られるようになり、楽になりました(50代 女性)
〔出典〕独自アンケート調査

「本などで勉強する」が5位でした。

「心理学」「コミュニケーション」「仕事術」などの本で勉強した人が多数。

セミナーに参加したり、動画で勉強したりしている人もいました。

本を読んで自分の行動に思いをはせること自体が、客観視につながりそうです。

仕事をする中で自分を客観的に見る方法6位 他人を観察する

  • 他人の行動をみて「同じようにしてみよう」「周りが大変だな」と感じた部分を、自分の行動に反映させるようにしています(20代 女性)
  • 人の行動を見て反面教師にしている(30代 女性)
  • 尊敬できる人の立ち振る舞いをよく観察する(40代 男性)
〔出典〕独自アンケート調査

6位は「他人を観察する」でした。

「尊敬できる人を真似するパターン」と「尊敬できない人を反面教師にするパターン」があります。

他人を観察しているときの客観的な視点を、自分にも当てはめて考えてみるのですね。

同僚が自分勝手な行動で周りに迷惑をかけてしまったとき、「自分も同じような行動をしていないか」と考えてみる人も多いようです。

仕事をする中で自分を客観的に見る方法7位 一歩引いて物事を見る

  • コミュニケーションに違和感を覚えたときは、自分の状況と相手の状況を俯瞰して、「一方的なやりとりになっていないか」「不快な印象を与えていないか」を考えるようにしています(20代 女性)
  • チーム全体の視点で、「自分の役割が何なのか」を常に考えて働くようにしています(30代 男性)
  • 自分の後ろにもう一人の自分が立っているイメージを常にもっています(40代 男性)
〔出典〕独自アンケート調査

7位は「一歩引いて物事を見る」でした。

「俯瞰する」「第三者目線で見る」とも言い換えられますね。

仕事に熱くなると自分の意見に固執してしまい、チーム全体や仕事仲間にことを考えられなくなることもあります。

そのため「部署全体」「プロジェクト全体」を見る視点で考えるようにし、客観性を保とうとしている人も多くなりました。

ワンポイントアドバイス

仕事において、自分を客観的に見るためには、「自分自身を振り返ること」と「フィードバックを素直に受け止めること」の二つを実践するといいでしょう。

自身の視点と第三者の視点、それぞれを取り入れることで、より客観的に自分を見れるからですね。

自分自身を振り返る方法として、「振り返り日記」をつけたり、メタ認知能力を高めるトレーニング手法のひとつである「セルフモニタリング」を取り入れてみてはいかがでしょうか。

フィードバックは、信頼している上司や同僚にお願いするのがおすすめです。

学びや成長にもつながるのでしっかり耳を傾け、フィードバックに感謝することも忘れないようにしましょう。

継続して自分を客観視するためにも、フィードバックを定期的にもらうのはおすすめです。

自分を客観的に見れないことが原因でおきた仕事の失敗

全国の男女500人に「自分を客観的に見れないことが原因で起きた仕事の失敗」を聞いたところ、回答は以下のようになりました。

自分を客観的に見れないことが原因でおきた仕事の失敗

1位になったのは「人間関係・連携がうまくいかない(106人)」です。

2位「ミスが発生した(38人)」、3位「積極性がなくチャレンジできない(35人)」、4位「スケジュール通りに進まない(28人)」と続きます。

以降、5位「感情的な対応をした(22人)」、6位「オーバーワークに陥る(21人)」、7位「成果物の質が落ちる(17人)」の結果となりました。

「人間関係・連携がうまくいかない」と答えた人が多く、客観視できないことで周りとの関係に問題が起こるとわかりました。

「ミス」「仕事の遅れ」「感情的に対応をしてしまう」といったことも、周囲との関係が悪くなる原因になりそうです。

客観視できないことは、自分だけの問題にとどまらず、周囲にも影響を与えるとわかります。

では具体的な回答を紹介するので参考にしてみてください。

自分を客観的に見れないことが原因でおきた仕事の失敗1位 人間関係・連携がうまくいかない

  • 相手のことを考えずに自分の意見を押し通し、相手を傷つけてしまったことがあります(20代 女性)
  • 自己主張し過ぎて、周りの方と意見が対立してしまいました(30代 女性)
  • 仕事上で熱くなると自分の意見を一方的に伝えてしまって相手の考えを受け止めきれないため、メンバーとの一体感がつくれず、うまくいかないことがあります(40代 男性)
〔出典〕独自アンケート調査

1位は「人間関係・連携がうまくいかない」でした。

自分を客観視できない人は、「自分の意見だけが正しい」と思ってしまいがちです。

人の意見を否定したり自分の意見を押し通そうとしたりするため、同僚と溝ができ、仕事上の連携がうまくいかなくなってしまいます。

「自分勝手」「相手の気持ちを考えない人」と思われ、職場で孤立してしまうこともあるでしょう。

自分を客観的に見れないことが原因でおきた仕事の失敗2位 ミスが発生した

  • 客観的に見たり第三者目線で考えたりしたら防げるようなミスをした(20代 女性)
  • 経験などの先入観で「正しい」と思い込んでしまい、ミスしてしまった(30代 男性)
  • 自分の犯したミスを「たまたまだ」と軽く考え、同じ過ちを繰り返すことです(60代以上 男性)
〔出典〕独自アンケート調査

2位は「ミスが発生した」です。

自分を客観に見られない人は、自分のミスを過小評価したり、周囲のアドバイスを素直に受け入れなかったりします。

自信過剰が原因で、ミスをしてしまうことも少なくありません。

自分を客観的に見れないことが原因でおきた仕事の失敗3位 積極性がなくチャレンジできない

  • 自己評価が低く、昇進のテストを受けなかった(20代 女性)
  • 自信がなくて積極的に動けないことを上司から怒られる(30代 女性)
  • 大きなプロジェクトの依頼があったのに、自信がなく挑戦できなかった(30代 男性)
〔出典〕独自アンケート調査

3位は「積極性がなくチャレンジできない」でした。

自分の能力を客観的に評価できていないために、チャンスが巡ってきても「能力が足りないかも」としり込みしてしまう人も多いようです。

「自分を客観視できない人は自分を過大評価しがち」と言われますが、自己評価が低いパターンもあるとわかりました。

積極性がないために、職場での評価が下がるケースもあるようです。

自分を客観的に見れないことが原因でおきた仕事の失敗4位 スケジュール通りに進まない

  • 自分で立てたスケジュールを守れず、残業してしまった(30代 女性)
  • 同僚によい仕事のやり方をアドバイスしてもらったが、自分のやり方に固執して作業に時間がかかってしまった(40代 女性)
  • 自分の実力を過大評価して厳しい納期を設定した結果、納期を守れなかった(50代 男性)
〔出典〕独自アンケート調査

4位は「スケジュール通りに進まない」でした。

自分の能力を過信した結果、無理な納期や工程を組んでしまった人も。

納期を守れないと同僚や顧客に迷惑をかけてしまうので、周囲からの評価は下がるでしょう。

自分を客観的に見れないことが原因でおきた仕事の失敗5位 感情的な対応をした

  • 迷惑な客に対して、一個人として対応してしまったこと。「会社の顔」として見られる立場なのに、あまりに迷惑で怒りを優先させてしまいました(30代 女性)
  • 仕事で自分の思っていた結果が相手からもらえなかった場合にイライラしてしまう(40代 女性)
  • 部下の意見を頭ごなしに否定して聞かなかった(50代 男性)
〔出典〕独自アンケート調査

「感情的な対応をした」が5位でした。

自分を客観視できていないと、感情に流されやすいといわれます。

ついカッとなったりイライラしてしまったりして、「顧客や同僚への対応を間違った」と感じた人もいました。

あまりに感情的だと、同僚との人間関係にもヒビが入るでしょう。

自分を客観的に見れないことが原因でおきた仕事の失敗6位 オーバーワークに陥る

  • 「自分でできる」と負荷をかけすぎて、精神的に落ちてしまった(20代 男性)
  • 自分の力量を見誤って、必要以上に仕事を引き受けたり一人で抱え込んだりして、苦しくなってしまった(30代 女性)
〔出典〕独自アンケート調査

6位は「オーバーワークに陥る」でした。

自分の能力やキャパシティを客観的に把握しておらず、仕事を抱え込みすぎてしまうことも。

つまり自分を過大評価したために、オーバーワークになってしまうのですね。

オーバーワークの結果、体調を崩したり退職したりした人もいました。

自分を客観的に見れないことが原因でおきた仕事の失敗7位 成果物の質が落ちる

  • 自分の意見を優先してしまい、「仕事に関わる他の人からどう見えるか」を考えずに資料を作成したら、やり直しになった(30代 女性)
  • 自分の過去の経験を他者に押しつけ、効果が低いものになった。もう少し客観的にみれば良かったと感じました(50代 男性)
〔出典〕独自アンケート調査

7位は「成果物の質が落ちる」でした。

人の意見を受け入れなかったり「自分の主張や感情」にこだわって仕事すると、独りよがりの仕事になってしまいます。

結果としてやり直しを命じられたり、同僚の共感を得られなかったりした人も多くなりました。

ワンポイントアドバイス

自分を客観視するのは、実はとても難しいことです。

なかなか自分を客観的に見られない人は、コミュニケーションを大切にして仕事の失敗をしないよう対策してみてはいかがでしょうか。

コミュニケーションがうまく取れれば、良好な人間関係も築きやすくなりますし、仕事の連携などもスムーズに進められるでしょう。

コミュニケーションを取って周囲と良い関係が築けていれば、たとえミスやスケジュール通りに進まないことが起こっても、許してもらえたり、理解してもらいやすくなります。

注意したいのはオーバーワークに陥ることです。

体調や進退問題にも関わってくるため、「疲れたな」「残業が続いているな」というときは、できる限り早めに休むようにしてみるのもおすすめです。

まとめ

仕事する上では、焦ったり熱くなりすぎて周りが見えなくなったりすることも多々あります。

上記のような場合に自分を客観視できれば、冷静に課題の分析や解決法を探しやすくなるはずです。

また客観的に「自分にできること・できないこと」がわかると、メンタルがラクになります。

「できないことや苦手なことも、できるようになろう」という意欲が湧けば、社会人としてステップアップもできるでしょう。

今回のアンケートでは「仕事で自分を客観視するための方法」も多数寄せられましたので、ぜひ参考にしてみてください。

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