クラウドソーシングおすすめ12選!各社の選び方や稼ぎ方のコツも解説

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おすすめクラウドソーシング

「クラウドソーシングを利用して副業に取り組みたい」「フリーランスとしてクラウドソーシングで案件を獲得したい」と考えている方も多いのではないでしょうか。

しかしクラウドソーシングのサービスが複数あることから、どこに登録したらいいのか迷ってしまう方もいるでしょう。

結論から言いますと、おすすめのクラウドソーシング12選は以下の通りです。

総合型
  • CrowdWorks(クラウドワークス)
  • Lancers(ランサーズ)
  • Craudia(クラウディア)
  • coconala(ココナラ)
  • Bizseek(ビズシーク)
  • Shufti(シュフティ)
  • Conyac(コニャック)
特化型
  • Shinobiライティング
  • サグーワークス
  • Gengo(ゲンゴ)
  • SKIMA(スキマ)
  • タノムノ

この記事では「おすすめのクラウドソーシング」の特徴をわかりやすく解説します。

最後まで読んでいただければ、あなたにおすすめのクラウドソーシングがわかるはずです。

目次

クラウドソーシングとは

クラウドソーシングとは「発注者がオンラインで仕事を公開し、不特定多数のワーカー(個人・法人)に業務委託すること」です。

そして「クラウドソーシングを利用したいクライアントとワーカーをマッチングさせるサイト」を、「クラウドソーシングサイト」と呼びます。

比較的新しい働き方・サイトなので、「クラウドソーシングという言葉は知っているけれど、詳しくはわからない」「利用となると不安」という方も多いでしょう。

この章では、クラウドソーシングの基礎知識を紹介しているので参考にしてみてください。

クラウドソーシングは副業に向いている

クラウドソーシングは副業向き

クラウドソーシングは副業するうえでおすすめのサービスです。

クラウドソーシングでは、取引のすべてをオンラインで完結できるからです。

一般的なクラウドソーシングでの取引(プロジェクト方式の場合)

  1. クライアントがサイト上に案件を公開
  2. ワーカーが受注したい案件に応募
  3. クライアントが採用者を決定
  4. サイト上のメッセージ機能などで、仕事内容について打ち合わせ
  5. クライアントが仮払い実施後、ワーカーが作業開始
  6. 納品・検収
  7. クラウドソーシングサイトを通じて報酬支払い
  8. お互いに評価をつける

クライアントとワーカーの意思疎通も、サイト上のメッセージ機能で行われることがほとんど。

ミーティングする場合もオンライン会議形式が多いので、実際に会って打ち合わせを行うケースはまれです。

オンライン・在宅で完結できる仕事が多いため、クラウドソーシングは「副業を探している人」にぴったりだといえるでしょう。

クラウドソーシングには初心者でもできる仕事が多い

クラウドソーシングは初心者向けの仕事も多い

「クラウドソーシングで収入を得るには、ITや語学の専門知識・スキルが必要なのでは」と考える人もいるかもしれません。

しかしクラウドソーシングには、初心者でもできる仕事が多くあります。

クラウドソーシングサイト経由で依頼される仕事には、「量が多くて時間はかかるが、作業自体は単純な仕事」や「とにかく数を集めたい案件」も多いからです。

例えば「アンケート回答」「体験談・感想文の執筆」「データ入力」「商品登録」などであれば、特別なスキルのない初心者でも取り組めます。

クラウドソーシングで募集されることが多い仕事ジャンルを紹介します。

  • アンケート
  • 事務代行・データ入力
  • ライティング
  • ネーミング
  • Web制作・Webデザイン
  • 動画・画像編集
  • 音楽・ナレーション制作
  • デザイン・イラスト制作
  • システム開発・運用
  • 翻訳・通訳
  • Webマーケティング・SNS運用代行
  • コンサルティング

ほとんどのクラウドソーシングサイトでは、登録にあたっての審査やテストなどもないので、初心者でも問題なく利用開始できることでしょう。

簡単な仕事は単価が低いものの、特定ジャンルで実績を積んでいけば単価アップも十分に見込めておすすめです。

おすすめのクラウドソーシング12選

クラウドソーシングには「幅広いジャンルの仕事を扱う総合型サイト」と、「特定ジャンルの仕事を中心に扱う特化型サイト」があります。

おすすめのクラウドソーシング12選について、総合型と特化型にわけて紹介します。

総合型
  • CrowdWorks(クラウドワークス)
  • Lancers(ランサーズ)
  • Craudia(クラウディア)
  • coconala(ココナラ)
  • Bizseek(ビズシーク)
  • Shufti(シュフティ)
  • Conyac(コニャック)
特化型
  • Shinobiライティング
  • サグーワークス
  • Gengo(ゲンゴ)
  • SKIMA(スキマ)
  • タノムノ

クラウドソーシングを始めるならまず登録しておきたいCrowdWorks

クラウドソーシングを始めるならまず登録しておきたいのがCrowdWorks(クラウドワークス)です。

クラウドワークスは日本最大級のクラウドソーシングで、仕事カテゴリ数も案件数も豊富だからですね。

扱っているジャンルは「データ入力」「システム開発」など、難易度が低いものから高度なものまで多数。

「特別なスキルがなくてもできる仕事」「スキマ時間でできる仕事」も多いので、初心者にもおすすめです。

ただ登録しているワーカーが多いので、人気の案件は競争率が高くなってしまう点はデメリット。

またまれに「極端に単価が低い案件」「マルチ商法への勧誘が目的の案件」なども見られるため、仕事選びには注意が必要です。

扱っている仕事ジャンル システム開発、アプリ・スマートフォン開発、ホームページ制作・Webデザイン、ECサイト・ネットショップ構築、デザイン、動画・映像・アニメーション、音楽・音響・ナレーション、ビジネス・マーケティング・企画、ライティング・記事作成
事務・カンタン作業、写真・画像、3D-CG制作、ネーミング・アイデア、翻訳・通訳サービス、製品設計・開発、相談アドバイス・暮らし・社会
システム利用料(ワーカー側) 5.5~22%
特徴
  • ワーカー数・取引額ともに日本No.1
  • クライアントには大企業・有名企業や政府系機関も
  • 初心者におすすめの仕事も多い
  • 上場企業が運営しており安心
  • 競争率が高い
  • 悪質な案件も見られるので注意

【公式】https://crowdworks.jp/

Lancersも「初めてのクラウドソーシング」におすすめ

Lancers(ランサーズ)も「初めてのクラウドソーシング」におすすめのサイトです。

ランサーズも規模の大きなクラウドソーシングサイトであり、案件数・ジャンル数が豊富だからですね。

サイトが使いやすく、以下のような機能があるのも安心できます。

  • 疑問点をヘルプや利用者コミュニティで解決できる
  • 認証・認定マークで優良なクライアントがわかる
  • マークで適性単価案件がわかる

また専任エージェントが企業や仕事を紹介してくれる「Lancers Agent」というサービスも提供されており、仕事探しの方法がバラエティに富んでいるのも魅力。

案件に応募するのではなく、ランサー(ワーカー)がスキル出品して依頼を待つ方式での受注も可能です。

ただランサーズも「利用者が多く好条件の仕事は競争率が高くなる」「まれに悪質なクライアントがいる」点には注意しましょう。

扱っている仕事ジャンル システム開発・運用、Web制作・Webデザイン、デザイン制作、ライティング・ネーミング、タスク・作業、写真・動画・ナレーション、翻訳・通訳サービス、事務・コンサル・専門職・その他、営業・マーケティング・企画・広報
システム利用料(ランサー側) 16.5%
特徴
  • 日本最大級のクラウドソーシングサイト
  • クライアントには大企業・有名企業も
  • 初心者におすすめの仕事も多い
  • Lancers Agentで仕事紹介可能
  • 年中無休のオンラインサポート窓口あり
  • フリーランス向け福利厚生プログラムあり
  • 上場企業が運営しており安心
  • 競争率が高い
  • 悪質な案件も見られるので注意

【公式】https://www.lancers.jp/

クローズド案件が魅力のCraudia(クラウディア)

クラウドソーシングでは、「クライアントが案件を公開して、ワーカーからの応募を待つ」のが一般的です。

しかしクラウディアはサイトに公開されない「クローズド案件」が魅力のクラウドソーシング。

クラウディアでは「運営事務局がワーカーをスカウトし、直接仕事を依頼する案件」が多いからです。

運営事務局を通しているので悪質な案件はなく、長期的に依頼されることが多いので安定収入につながります。

なおクラウディアでは運営事務局が事前に案件の審査を行っているため、公開されている案件に応募する際も安心できます。

システム利用料が3~15%と低めに抑えられており、手取りが減りにくいのもクラウディアのメリット。

公開されている案件数はクラウドワークスやランサーズに比べると少ないですが、クローズドで高単価の案件を獲得したいなら、ぜひ登録してみてください。

扱っている仕事ジャンル タスク・軽作業・事務、ライティング(記事作成)・翻訳、デザイン制作、システム開発・運用、Webサイト・HP制作、運用管理、写真・カメラ撮影、画像編集、動画制作、ネーミング・アイデア募集、カスタマーサポート、営業代行
システム利用料(ワーカー側) 3~15%
特徴
  • クローズド案件が魅力
  • 初心者におすすめの仕事も多い
  • クラウディアPROで仕事紹介可能
  • システム利用料が安い
  • 運営事務局が事前に案件を審査
  • 公開案件は少なめ

【公式】https://www.craudia.com/

「自分の納得できる価格」で取引したいならcoconala

「クラウドソーシングの案件では稼げない」「クラウドソーシングは単価が低く、時給換算すると最低時給以下」といった口コミを見かけて、不安を感じている人もいるのではないでしょうか。

初心者の場合、「実績づくりのために、低単価の仕事でも我慢して受注する」というケースも多いのが現状です。

「自分の納得できる価格」で取引したいなら、coconala(ココナラ)がおすすめ。

ココナラは「自分のスキル・経験を出品し、クライアントに購入してもらう」タイプのクラウドソーシングであり、スキルの販売価格を自分で設定できるからですね。

「スキルシェアサービス」「スキルマーケット」とも呼ばれます。

販売できるサービスが幅広く、「占い」「悩み相談」などユニークなスキルが出品可能なのもココナラのメリット。

ただ基本的には「依頼が入るのを待つ」スタイルになりますので、「いつまで経っても依頼が来ない」という状況になりやすい点には注意が必要です。

ココナラでコンスタントに依頼を受けたいなら、スキルを磨くのはもちろん、アピール・営業方法も工夫する必要があるでしょう。

扱っている仕事ジャンル イラスト・漫画、デザイン、Webサイト制作・Webデザイン、動画・アニメーション・撮影、マーケティング・Web集客、音楽・ナレーション、ライティング・翻訳、ビジネス代行・コンサル・士業、IT・プログラミング・開発、占い、悩み相談・恋愛相談・話し相手、学習・就職・資格・コーチング、住まい・美容・生活・趣味、オンラインレッスン・アドバイス、マネー・副業・アフィリエイト
販売利用料(出品者側) 22%※電話相談サービスは別体系
特徴
  • スキル出品タイプのクラウドソーシング
  • 多様なスキルが出品できる
  • 公開されている案件への応募も可能
  • 自分で値段設定できる
  • 出品できるスキルが幅広い
  • アピール・営業方法に工夫が必要

なおココナラによく似たサービスとしては「スキルクラウド」があります。

ココナラに登録したうえで「サブで使うサイトを探している」なら、スキルクラウドがおすすめです。

【公式】https://coconala.com/

システム利用料が負担ならBizseek(ビズシーク)

クラウドソーシングでは、報酬受け取り時にワーカー側が5~20%程度のシステム利用料を負担するのが一般的です。

例えば手数料が20%だと、10,000円の報酬を得ても手数料が2,000円差し引かれ、手取りは8,000円になってしまいます。

そのため「システム利用料が負担」という声をよく聞きます。

システム利用料が負担なら、Bizseek(ビズシーク)がおすすめ。

ビズシークはシステム利用料が5~10%と、クラウドソーシング業界では最安値水準だからです。

また「買い物代行」「商品の検品」など、軽作業系のお仕事があるのもユニーク。

クラウドワークスやランサーズに比べると案件・利用者数ともに少ないですが、「競争率が低い」という捉え方もできます。

システム利用料を重視する方にはおすすめのクラウドソーシングです。

扱っている仕事ジャンル システムアプリ開発、ライティング、Webデザイン、グラフィックデザイン、軽作業、調査
システム利用料(ワーカー側) 5.5~11%
特徴
  • システム利用料が安い
  • 初心者におすすめの仕事が多い
  • 運営事務局が依頼する仕事も多い
  • 案件はやや少なめ

【公式】https://www.bizseek.jp/

スマホひとつで始められるShufti

クラウドソーシングで仕事をする場合、「パソコンは用意したほうがいい」と言われることが多いです。

パソコンだと作業効率がアップするからですね。

しかしShufti(シュフティ)はスマホひとつで始められるクラウドソーシング。

シュフティには「簡単なデータ入力」「アンケート」「覆面調査」など、スマホさえあればできる案件が豊富だからです。

また「疑問点や困ったことがあれば、チャットや電話で事務局に相談できる」「事務局が承認した案件のみ掲載される」など、安心して仕事できるのもメリット。

報酬受け取り時に発生するシステム利用料も比較的安めに設定されています。

なおサービス名はシュフティで、サイトにも「主婦向け」と書かれていますが、主婦以外でも登録は可能です。

「簡単な仕事を探している」「パソコンは持っていない」という人なら、シュフティへの登録をおすすめします。

扱っている仕事ジャンル データ入力・商品登録、ライティング、営業・カスタマーサポート・リサーチ、デザイン・写真・動画、Web制作・Webデザイン・開発、翻訳、インタビュー、覆面調査
システム利用料(ワーカー側) 10%
特徴
  • 初心者におすすめの仕事が多い
  • スマホで完結する仕事あり
  • システム利用料が安め
  • 案件はやや少なめ

【公式】https://app.shufti.jp/

語学力を生かしたいならConyac

語学力を生かしたい方におすすめのクラウドソーシングはConyac(コニャック)です。

コニャックに登録すると、世界中のクライアントから仕事を受注できるからですね。

コニャックには翻訳や外国語でのカスタマーサポートなどの仕事が多いので、「語学特化型」に分類されることもあります。

実際コニャックは人力翻訳サービスも手掛けているので、翻訳の依頼に特化して受注しているフリーランサーも多いです。

しかし実際には「ライティング」「マーケティング」「プログラミング」など、幅広い仕事ジャンルが依頼されています。

語学力を生かして世界中のクライアントから受注したい人にはおすすめのクラウドソーシングです。

扱っている仕事ジャンル Tech・プログラミング、デザイン、翻訳・ローカライズ、ライティング、マーケティング、法務・税務、労務・採用、デジタルコンテンツ制作、簡単作業
システム利用料(フリーランサー側) 11%(日本在住の場合)
特徴
  • 世界中のクライアントから依頼が来る
  • 翻訳・ローカライズ案件多数
  • 語学力が生かせる

【公式】https://conyac.cc/

気軽にライティングしたいならShinobiライティング

Shinobiライティングはライティング・文章作成専門のクラウドソーシングです。

気軽にライティングへ挑戦したい方には、Shinobiライティングをおすすめします。

Shinobiライティングには以下のような特徴があるからです。

  • 文字数が少ない案件多数
  • プロジェクトへの応募は必要なく、募集されている案件を早い者勝ちで取得可能
  • クライアントとのやりとりがない
  • 記事投稿エディタで「キーワードのカウント」「誤字脱字チェック」などができる

早い者勝ちなので、「まだランサーズなどの総合型クラウドソーシングで案件を受注できる自信がない」という人でも案件獲得が見込めます。

また文字数が少ない案件も豊富なので、Shinobiライティングなら「できそう」と思える案件が見つかるでしょう。

ただし全体的に単価が低めなのはデメリット。

そのため「Shinobiライティングで自信をつけてから、他のクラウドソーシングサイトで高単価案件に応募する」といった使い方がおすすめです。

また作業時間に制限があるため、急かされるのが苦手な人には向きません。

扱っている仕事ジャンル ライティング
システム利用料(ライター側) なし
特徴
  • 初心者におすすめの案件が多い
  • 早い者勝ちで案件取得できる
  • エディタのサポート機能が充実
  • 報酬はポイントで支払われる
  • 作業時間に制限がある
  • 時期によっては案件が少ない

【公式】https://crowd.biz-samurai.com/

スキルを積んで単価をあげたいならサグーワークス

サグーワークスはライティングとアンケートに特化したクラウドソーシングです。

「基本的に早い者勝ち」「体験談など短い文章の作成依頼が多い」といった特徴があります。

ライティングのスキルを積んで単価をあげていきたいなら、サグーワークスがおすすめ。

サグーワークスの独自テストに合格すると「プラチナライター」となり、単価の高い案件にも挑戦できるようになるからです。

プラチナライターになると、サグーワークスの運営事務局から個別にオファーが来ることもあります。

ただしプラチナライターになるまでは単価が低めなのはデメリット。

「サグーワークスですぐに稼ぐのは難しい」と認識しておく必要があります。

また作業時間に制限があるため、じっくり書きたい人には向きません。

扱っている仕事ジャンル ライティング、アンケート
システム利用料(ライター側) なし
特徴
  • 初心者におすすめの案件が多い
  • 基本的に早い者勝ちで案件取得できる
  • レベルアップ制度あり
  • 報酬はポイントで支払われる
  • 作業時間に制限がある

【公式】https://works.sagooo.com/

翻訳スキルを活かしたいならGengo

Gengo(ゲンゴ)は翻訳スキルを活かしたい人におすすめのクラウドソーシングです。

Gengoは翻訳特化型クラウドソーシング(人力翻訳)であり、幅広い言語ペアに対応しているからですね。

そのため「日本語・英語」だけではなく、「日本語・韓国語」「日本語・中国語」などの翻訳スキルも生かせます。

Gengoは依頼の中から対応できるものを早い者勝ちで選ぶ方式なので、テストに合格すればすぐに仕事を始められます。

「在宅で翻訳スキルを活かして働きたい」という人は、Gengoに登録しておきましょう。

扱っている仕事ジャンル 翻訳
システム利用料(翻訳者側) なし
特徴
  • 登録にはテスト合格が必要
  • 短文の翻訳も多い
  • 作業に制限時間がある
  • 時期によっては案件が少ない

【公式】https://gengo.com/ja/

クリエイターなら登録しておきたいSKIMA

「イラストレーター」や「デザイナー」などのクリエイターならぜひ登録しておきたいのがSKIMA(スキマ)です。

スキマは「イラスト」「デザイン」「モデリング」などのクリエイティブな仕事に特化したクラウドソーシングサービスだからですね。

文章系のお仕事では「小説」「シナリオ」などの取引が多くなっています。

なおスキマはクリエイターがスキルを出品しクライアントが購入してくれるのを待つ「スキルマーケット形式」のクラウドソーシングです。

そのため魅力的なスキルを出品して上手にアピールしないと、登録したのにまったくスキルが売れない可能性も。

スキマで受注したいなら、クライアントに見つけてもらえるようアピールにも気を配る必要があります。

扱っている仕事ジャンル デザイン、キャラ販売、文章作成、占い、悩み相談、音楽制作、IT・プログラミング、Webマーケティング、グッズ制作、習い事
システム利用料(クリエイター側) 11~22%
特徴
  • クリエイティブ系スキルを幅広く出品可能
  • クライアントの「リクエスト」に提案するかたちでの受注も可能

【公式】https://skima.jp/

無料でイラスト販売したいならタノムノ

無料でイラストスキルを販売したいならタノムノがおすすめ。

タノムノではクライアントとクリエイター間の直接取引が可能で、システム手数料がかからないからです。

5~20%前後のシステム利用料がなくなるのは、クリエイターにとってはメリットが大きいですね。

またタノムノのサイトから自分のSNSなどにクライアントを誘導できるので、ポートフォリオなどもじっくり見てもらえます。

「SNSや自前サイトでの集客が行き詰っている」「集客の窓口を広げたいが、お金がかかるのは困る」という方におすすめできます。

扱っている仕事ジャンル イラスト制作、キャラクター制作、漫画・コミック制作、デザイン制作、モデリング制作
システム利用料 なし
特徴
  • 無料で使える
  • サイト外での連絡・取引が可能

【公式】https://tanomuno.com/

クラウドソーシングの選び方

クラウドソーシングの選び方

クラウドソーシングの選び方を紹介します。

  • 獲得したい仕事ジャンルを扱っている
  • システム利用料・手数料が安い
  • サポート体制が整っている

順番に解説していくので参考にしてみてください。

獲得したい仕事ジャンルを扱っている

まずは獲得したい仕事ジャンルを扱っているクラウドソーシングをピックアップしましょう。

クラウドソーシングによって、扱っている仕事ジャンルが異なるからですね。

例えばライティングをしたい人がイラスト特化型クラウドソーシングに登録しても、希望の案件は見つからないでしょう。

ライティングの仕事を探すなら、文章系の仕事が多い「総合型クラウドソーシング」と「ライティング特化型クラウドソーシング」を押さえておきましょう。

希望ジャンルごとにおすすめのクラウドソーシングの例をまとめましたので、参考にしてください。

希望する仕事 おすすめのクラウドソーシング例
ライティング
  • クラウドワークス
  • ランサーズ
  • クラウディア
  • Shinobiライティング
  • サグーワークス
イラスト・デザイン
  • クラウドワークス
  • ランサーズ
  • クラウディア
  • ココナラ
  • SKIMA
  • タノムノ
簡単作業
  • クラウドワークス
  • ランサーズ
  • クラウディア
  • シュフティ
翻訳
  • クラウドワークス
  • ランサーズ
  • クラウディア
  • Conyac
  • Gengo
IT・プログラミング
  • クラウドワークス
  • ランサーズ
  • クラウディア
  • ココナラ

希望するジャンルの仕事が多いクラウドソーシングを選ぶことで、仕事探しを効率よく行えることになるでしょう。

システム利用料・振込手数料が安い

クラウドソーシングを利用する際には、システム利用料や振込手数料がかかります。

システム利用料 案件ごとの報酬から差し引かれる(無料~報酬の22%程度)
振込手数料 クラウドソーシングで得た報酬を銀行口座に振り込む際にかかる(100~数百円程度)

クラウドソーシング選びでは、システム利用料・振込手数料の金額もチェックしておきましょう。

システム利用料・振込手数料が安いクラウドソーシングほど、ワーカーの収入は増えるからです。

例えば1万円の案件を獲得した場合、システム利用料が10%か20%かで、手取り額には以下のような差がでます。

システム利用料 税込み20%
  • 報酬額 10,000円
  • システム利用料 10,000×20%=2,000円
  • ワーカーの手取り 10,000-2,000=8,000円
システム利用料 税込み10%
  • 報酬額 10,000円
  • システム利用料 10,000×10%=1,000円
  • ワーカーの手取り 10,000-1,000=9,000円

案件数やサポート体制が同じくらいなら、手数料が安いクラウドソーシングを選ぶことをおすすめします。

サポート体制が整っている

クラウドソーシング選びでは、サポート体制が整っているかどうかも重要です。

わからないことがあったり何かしらのトラブルが起きた際もサポートしてもらえることで、安心して仕事できるからです。

サポート体制・機能をチェックする際は、以下の点を確認しておきましょう。

  • トラブルに巻き込まれたときに運営事務局が相談にのってくれるか
  • 悪質な案件を排除する仕組みがあるか
  • 仮払い制度があるか(報酬未払いを防ぐため)
  • サイト上でメッセージ機能などが使えるか

案件数が多くて手数料が安かったとしても、サポート体制に不安を感じるクラウドソーシングは避けたほうが無難といえるでしょう。

クラウドソーシング利用がおすすめの理由

クラウドソーシングのおすすめ理由

クラウドソーシングは「副業」「フリーランス」「お小遣い稼ぎ」など、幅広い方におすすめできるサービスです。

クラウドソーシングをおすすめする理由を紹介します。

  • 自分のペースで働ける
  • 人間関係を気にせず働ける
  • スキルアップにつながる
  • キャリアチェンジのお試しができる

自分のペースで働ける

クラウドソーシングでは、自分のペースで働きやすい環境が用意されています。

以下のような特徴があるからです。

  • 働く時間を自分で決められる
  • リモートワークが主なので、働く場所も自由
  • 仕事量を自分で調節できる

クラウドソーシングで依頼される案件は、パソコン(またはスマホ)とインターネット環境があればできるものがほとんどなので、家でも外でも仕事できます。

「納期さえ守ればいつ作業してもいい」という仕事も多いため、育児・介護中や本業がある人でも取り組みやすい点もひとつのメリットといえるでしょう。

また単発・短期の案件も多いため、案件の選び方を工夫すれば「集中的に働く時期」「休む時期」も自分で調節可能。

「自分のペースで働きたい」「時間で拘束されるのは嫌」という人には、クラウドソーシングはおすすめです。

仕事内での人間関係を気にせず働ける

仕事内での人間関係を気にせず働けるのも、クラウドソーシングのメリットです。

クラウドソーシングは基本的にオンラインでの取引になるので、クライアントと直接顔を合わせる必要がないからです。

「コミュニケーションが苦手」という人でも、クラウドソーシングならストレス少なく働けることでしょう。

ただし「仕事条件のすり合わせ」「質問や相談」「フィードバック」など、クライアントとのメッセージのやりとりは必要となります。

「最低限のコミュニケーション能力」「マナー」「報・連・相」は身につけておく必要があるので注意してください。

スキルアップにつながる

クラウドソーシングを利用することで、スキルアップにつながる可能性もあります。

さまざまなクライアントから幅広い仕事を請け負う中で、他の仕事でも役立つ知識や経験を得られます。

例えばプログラマーやエンジニアであれば、「興味があるけど本業ではなかなか挑戦する機会がない開発案件」に挑戦可能です。

「学んだものの、本業では使う機会がないプログラミング言語」のスキルを発揮する機会に恵まれるかもしれません。

クライアントやプロジェクトごとに仕事の進め方が違うので、「こんな進め方・考え方もあるんだな」と視野が広がることも期待できます。

また座学(学習)ではなく実践(仕事)を通じてスキルアップも図れるので、身につくものも大きいのではないでしょうか。

スキルアップを考えている人にとって、クラウドソーシングで働く価値は高いといえるでしょう。

キャリアチェンジのお試しができる

キャリアチェンジのお試しができるのも、クラウドソーシングのメリットです。

クラウドソーシングでは「これまでにまったく経験がない仕事」にも挑戦できるからですね。

例えば「エンジニアがライティングの案件に応募する」「看護師が趣味を生かしてイラストの仕事を請け負う」といったことも可能です。

クラウドソーシングでの仕事が軌道に乗れば、仕事に対しての自信をつけることにもつながります。

実績とそれに伴う自信を積み重ねるうちに、「本当に好きだったことをしたいから転職しよう」「フリーランスに転身しよう」といったキャリアチェンジに踏み出しやすくなることでしょう。

「実は、本業とは別にやりたいことがある」「キャリアチェンジを考えているけれど、いきなり転職やフリー転身するのはリスクが高い」と考えている方にも、クラウドソーシングをおすすめします。

また、フリーランスを目指すの際は、「フリーランスになるには?各種手続き&未経験・スキルなしから独立する際のポイント」の記事が参考になるのでチェックしてみてください。

クラウドソーシングを利用する際のリスクや注意点

クラウドソーシングのリスクや注意点

クラウドソーシングにはメリットだけではなく、デメリットや注意点もあります。

  • 初心者だと十分な収入を得るまでに時間がかかる
  • モチベーション管理が大変
  • トラブルに巻き込まれる可能性がある
  • 仲介手数料が発生する
  • 税金の手続きが必要

順番に解説していくので参考にしてみてください。

初心者だと十分な収入を得るまでに時間がかかる

初心者ですと、クラウドソーシングで稼げるようになるまで時間がかかります。

クラウドソーシングには以下のような特徴があるからです。

  • 簡単な案件は単価が安く、稼ぐには数が必要
  • 好条件の案件は競争率が高く、初心者はなかなか採用されない
  • 継続的に受注するには、実績とスキルが必要となる

未経験者・初心者向けの簡単な案件は単価が安いため、すぐにまとまった収入を得るのは難しいです。

また大手クラウドソーシングの場合、ライバルとなるワーカーも多くて、初心者が案件に応募してもなかなか採用されないケースも多いです。

登録したものの思うように稼げず、すぐに挫折してしまう人もいます。

信頼と実績をコツコツと積み重ねる中で、あなた自身の仕事単価をあげていきましょう。

モチベーション管理が大変

クラウドソーシングでの仕事は、モチベーション管理が大変だともいわれます。

自宅・喫茶店・レンタルオフィスなど場所は違ったとしても、基本的には独りで作業することになるためです。

誰かに見張られているわけではないため、つい気が緩んでなかなか仕事が進まないこともあるでしょう。

仕事について気軽に相談できる相手もいない孤独感に耐えられず、挫折してしまう人もいます。

自己管理がきちんとできる人でないと、クラウドソーシングの仕事を続けていくのは難しいかもしれません。

なお近年では「クラウドソーシングで働いている人向けのコミュニティ」もあります。

「モチベーションがあがらない」という方は、コミュニティに参加して仲間たちから刺激を受けてみてはいかがでしょうか。

トラブルに巻き込まれる可能性がある

クラウドソーシングでは、クライアントとのトラブルに巻き込まれる可能性もあります。

悪質なクライアントの仕事募集に応募してしまったり、お互いの意思疎通が上手くいなかいことからトラブルに発展する場合もあります。

クラウドソーシングの運営事務局も監視体制を整えているのですが、残念ながらトラブルはなくなっていません。

具体的には以下のようなトラブルをよく見聞きします。

  • 極端な低単価で仕事させられた
  • 納品後にクライアントと連絡がとれなくなった
  • 仕事に応募したら、案件とは関係ないネットワークビジネスなどに勧誘された

クラウドソーシング上でトラブルに巻き込まれると、基本的には自分で対処しなくてはなりません。

ワーカーができる自衛策としては以下のようなことがあります。

  • 低評価クライアントの案件には応募しない
  • あやふやな仕事内容の案件には応募しない
  • 極端に単価が低い案件には応募しない
  • 契約時に個人情報が求められる案件は避ける
  • 契約時にクライアントから提示された条件をよく確認する

仕事内容とクライアントの評価も隅々までチェックしたうえで、お仕事案件を選ぶようにしましょう。

システム利用料が発生する

ほとんどのクラウドソーシングでは、システム利用料が発生します。

システム利用料があると手取りが減ってしまうので、ワーカーにとっては大きなデメリットです。

クラウドソーシングのサービスを維持するために必要な経費ではあるのですが、「できれば払いたくない」というのがワーカーの本音でしょう。

解決策としては「自身のブログやSNSで集客して直接取引する」「システム利用料のない・安いクラウドソーシングを使う」といった方法があります。

ただしブログやSNSでの集客はかなり難しいうえ、直接取引になると何かのトラブルに発展してしまったとしても、すべて自分で対応する必要があります。

また、取引先との契約書類のチェックや書き方、請求書の準備など、仕事以外の事務作業も増えることも覚えておきましょう。

上記の内容を自分ひとりでやることに抵抗があるのであれば、クラウドソーシングからはじめることをおすすめします。

税金の手続きが必要

クラウドソーシングで収入を得た場合、税金の手続きが必要となります。

クラウドソーシングで得た収入は、自治体に住民税の申告をしなくてはいけないからです。

よく「副業収入が20万円を超えたら確定申告が必要」と言われますが、住民税の申告は20万円以下でも必要になります。

副業収入が20万円を超えて確定申告した場合は住民税の手続きも同時にできるので、別途住民税の手続きをする必要はありません。

クラウドソーシングで収入を得たら、税金の手続きを忘れないようにしましょう。

クラウドソーシングの稼ぎ方のコツ

クラウドソーシングの稼ぎ方のコツ

初心者がクラウドソーシングで稼げるようになるには、少し時間がかかります。

少しでも早くまとまった収入を得られるようになるためのコツを紹介します。

  • 複数のクラウドソーシングに登録する
  • プロフィール文を丁寧に作成する
  • まずは実績をつくる
  • 誠実に仕事する

順番に詳しく解説しているので参考にしてみてください。

複数のクラウドソーシングに登録する

まずは複数のクラウドソーシングに登録しましょう。

複数のクラウドソーシングの募集中案件をかけ合わせることで、応募できる案件が増えるからです。

例えば以下のような組み合わせがあります。

  • 総合型クラウドソーシング+特化型クラウドソーシング
  • 案件に応募するタイプのクラウドソーシング+スキル出品タイプのクラウドソーシング

もちろん総合型クラウドソーシングに複数登録するのもOKです。

登録できるクラウドソーシング数に上限はないので、「よさそうだな」「自分に合っていそうだな」と思ったら登録しておきましょう。

プロフィール文を丁寧に作成する

クラウドソーシングのプロフィール文は丁寧に作成しましょう。

プロフィールを充実させることで、「採用率」や「クライアントから声をかけてもらえる可能性」を上げられるからですね。

クライアントがワーカーのスキル・経験を確かめる方法は、プロフィール・ポートフォリオや応募文のみです。

そのためプロフィールの情報量が少ないと、クライアントにあなたの「スキル」や「熱意」が伝わりません。

プロフィールには以下の内容をわかりやすく記載してください。

・過去の仕事実績・ポートフォリオ
・獲得したい仕事に関する「職歴」「学歴」「趣味」
・得意分野
・対応できる仕事の内容・範囲

日本語でしっかりコミュニケーションがとれることをアピールするため、誤字脱字がないよう注意しましょう。

また応募文には以下の内容をしっかり記載してください。

・クライアントの求めるクオリティで納品できること
・上記の根拠となる職歴・実績や得意分野

プロフィール情報に自身の詳しい情報を書くことに対して、現在の立場的に抵抗ある方もいるかもしれませんが、できる範囲内で良いので充実させておくことをおすすめします。

まずは実績をつくる

職務経験が豊富で、ポートフォリオなどで実績をアピールできる方は、クラウドソーシング登録後すぐに高単価の仕事を受注できる可能性があります。

しかし専門スキルのない初心者がクラウドソーシングで稼げるようになるためには、まず実績づくりが必要です。

「実績のないワーカーには仕事を頼みにくい」「実績がある人とない人だったら、ある人に頼みたい」と感じるクライアントもいるためですね。

まずは「受注しやすい簡単な作業」から受注し、クラウドソーシング上の「実績数」と「評価」を積み重ねていきましょう。

実績数と良い評価が増えると、クライアントに安心感を与えられるため、あなたへ仕事を依頼しやすくなります。

また簡単な作業をいくつかやってみると、クラウドソーシングでの取引の流れにも慣れてくるでしょう。

ただ「簡単な仕事で実績を積む」といっても、「極端に単価の安い案件」「あまりにも労力・時間と報酬が見合わない案件」は避けましょう。

クラウドソーシングによっては案件ごとに「優良な単価か」「適正な単価か」がマークで表示されています。

応募・作業する前には、他の案件と比較して「極端に安すぎないか」をチェックしてください。

誠実に仕事する

誠実に仕事をすることも大切です。

クライアントに「きっちり仕事をしてくれるワーカーさんだな」「仕事ができるワーカーさんだな」と思ってもらえれば、リピート依頼や新しい仕事の紹介につながるからですね。

リピート依頼や仕事の紹介が増えれば、収入が安定します。

具体的には以下のことを意識しましょう。

  • 納期は必ず守る(できれば前倒しで納品する)
  • クライアントとこまめにコミュニケーションをとる
  • スキルアップの努力をする

スキルアップを欠かさず、スムーズな納品を心掛けましょう。

また仕事中に疑問点が出てきたら、怖がらずにクライアントに確認する姿勢が大切です。

自己判断で進めてしまうと、判断が間違っていて修正に多くの時間・手間がかかってしまうこともあるからですね。

お金をもらって仕事する以上は、「副業だから」「誰でもできる簡単作業だから」などと思わず、最後まで丁寧にやりきる覚悟をもちましょう。

まとめ

おすすめのクラウドソーシングを紹介しましたがいかがでしたでしょうか。

クラウドソーシングを始めるなら、「総合型」「特化型」のサイトから2~3サイトずつ登録してみるのをおすすめします。

実際に使ってみて「受注への結びつきやすさ」「サイトの使いやすさ」を判断するためです。

ただ登録するサイトを増やしすぎると管理が大変なので、しばらく使ってみて気に入ったクラウドソーシングが見つかったら、メインで利用するサイトを絞りましょう。

この記事が「クラウドソーシングで副業を始めたい「フリーランス転身を目指してクラウドソーシングを始めたい」と考えている方の助けになれば幸いです。

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