【転職エージェントは複数登録するべき?】男女244人アンケート調査

転職エージェントを利用するにあたり、「複数登録してもいいのか」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

転職エージェントへの複数登録は全く問題なく、実際に2社以上登録する人も多いです。

複数登録すれば「求人数が増える」「自分に合うキャリアアドバイザーに出会いやすい」などのメリットがあります。

一方で「連絡が煩雑になる」「利用しないエージェントを断りにくい」というデメリットも。

今回は、複数の転職エージェントに登録したことがある244人にアンケートを実施。

「登録した転職エージェントの数」や「転職エージェントに複数登録するメリット・デメリット」について聞きました。

【調査概要】

  • 調査対象:転職エージェントに複数登録したことがある方
  • 調査日:2022年1月18日~2月2日
  • 調査方法:インターネットによる任意回答
  • 調査人数:244人(男性146人/女性98人)

※アンケート内の年齢は、転職エージェント利用時のものです

転職エージェント複数利用者は平均3社に登録

転職エージェントを複数登録したことがある人に「登録した転職エージェントの数」を聞いたところ、回答は以下の結果となりました。

転職エージェントの登録数

平均は3社となりました。

「2社」と答えた人がもっとも多くなっています。

あまり登録する転職エージェント数が多くなると、連絡や情報の管理なども大変になるので、2~3社が妥当だと言えるでしょう。

「10社」「30社」と答えた人もいましたが、「登録しただけであまり使っていない」「転職活動の初期だけ利用した」という可能性も考えられます。

転職エージェントを複数登録するメリット

転職エージェントを複数登録したことがある人に「転職エージェントを複数登録するメリット」を聞いたところ、回答は以下の結果となりました。

転職エージェントを複数登録するメリット

1位になったのは「求人の幅が広がる(158人)」です。

2位「異なるアドバイスをもらえる(49人)」、3位「エージェントを使い分けられる(31人)」と続きます。

以降、4位「得られる情報が増える(25人)」、5位「自分に合うエージェントが選べる(24人)」、6位「求人情報を比較検討しやすい(21人)」、7位「転職活動の質があがる(20人)」の結果となりました。

最大のメリットは「見られる求人数が増えること」だとわかります。

また複数のアドバイザーから助言を受けることで、自己分析や面接対策がしっかりでき、結果的に転職活動の質が高まる効果もあるようです。

では具体的な回答を紹介します。

1位 求人の幅が広がる

  • 自分の希望の職種に出会える確率が上がる。紹介される仕事が多いので選択肢が増える(22歳 男性)
  • エージェントごとに取り扱っている求人が異なり、求人の幅が広がる(32歳 女性)
  • 複数登録することによって、幅広い企業や業種を紹介してもらえる(45歳 男性)

ダントツの1位は「求人の幅が広がる」です。

各転職エージェントには、その転職エージェントのみが扱う「独占求人」があります。

複数の転職エージェントに登録すれば、それぞれの転職エージェントで独占求人を紹介してもらえるため、求人の幅が広がります。

「こんな求人があったんだ」と驚くような案件に出会えるかもしれません。

2位 異なるアドバイスをもらえる

  • 複数エージェントから自分の強みや弱みを分析していただき、より自分に合った職種や会社を見つけられる(25歳 男性)
  • 複数のエージェントから、それぞれの視点での意見やアドバイスを聞けたのがよかったです(29歳 男性)
  • 複数人の視点から改善点などを教えていただける(30歳 女性)

2位は「異なるアドバイスをもらえる」です。

転職エージェントやキャリアアドバイザーによって、「得意とする業界」や「年代」などが異なります。

転職についてもさまざまな考え方があるでしょう。

そのため複数の転職エージェントを利用することで、複数のキャリアアドバイザーの意見を聞けて視野が広がります。

「複数のアドバイザーから同じ指摘を受けたことで、ありがたくない意見でも素直に受け入れられた」という体験談もありました。

3位 エージェントを使い分けられる

  • それぞれのエージェントさんに別々の要望を出したので、効率よく情報をもらえたと感じます(31歳 男性)
  • 転職エージェントごとに特化している分野が異なるので、それぞれに合った対策を聞けるのもメリット(33歳 女性)
  • どういった分野が強いのかなど、各社の傾向が分かった(48歳 女性)

3位は「エージェントを使い分けられる」。

転職エージェントはそれぞれに得意分野や特徴が異なります。

例えば「若手の転職に強い」「IT業界に強い」「書類の添削に力を入れている」などですね。

特徴や強みが異なるエージェントに登録すれば、それぞれのメリットを生かしたサポートが受けられます。

4位 得られる情報が増える

  • それぞれの企業分析情報がある(24歳 男性)
  • 広く浅く情報を集められた(37歳 男性)
  • 転職や転職先の業界に関する情報が多く得られた(52歳 男性)

「得られる情報が増える」が4位。

複数の転職エージェントに登録すると、触れられる求人情報が多くなるだけではありません。

入手できる「企業分析情報」「転職のノウハウ」などの情報も増えます。

そのため「1つの企業について、複数のエージェントから話を聞く」といった使い方をしている人もいました。

5位 自分に合うエージェントが選べる

  • 担当のエージェントと「合う合わない」があるので、複数登録して比較してみる方がいい(28歳 女性)
  • 自分に合う担当の方が見つかりやすい(35歳 女性)
  • 複数登録することで、自分にあった担当者に出会えた(41歳 男性)

5位は「自分に合うエージェントが選べる」でした。

複数のエージェントに登録すると、サポート内容やアドバイザーが自分に合っているかを確認できます。

とくに転職活動では「キャリアアドバイザーとの相性」が大切です。

アドバイザーとの相性は人によって違います。

ですからいくら転職エージェントの口コミをチェックして「良さそう」と思っても、「実際に話してみると自分には合わない」というケースも多々あります。

実際にいくつかの転職エージェントに登録してみて、何人かのキャリアアドバイザーと面談してみると、「この人が自分に合っていそう」とわかるでしょう。

6位 求人情報を比較検討しやすい

  • 同じ業界で転職先を紹介していただいた際、条件などを比較できる(24歳 男性)
  • エージェントごとにオファーされる業界内の福利厚生や給与がまちまちだった。比較して業界の平均的な相場を知れた(25歳 女性)
  • 比較できること。同じ会社を提案された場合でも、転職エージェントごとの情報が異なります。違う情報を合わせて検討できて非常によかったです(28歳 女性)

「求人情報を比較検討しやすい」が6位となりました。

複数のエージェントから求人を提案されることで、同一業界の求人が比較しやすくなります。

同じ転職先を提案された場合でも、条件が違ったり付随する情報が異なるケースもあるようです。

比較して、最も良い条件の求人を選びやすくなるのがメリットですね。

7位 転職活動の質があがる

  • 各エージェントの意見が合致している「自分に適した職種」だけに注力し、効率よく転職活動できました(26歳 男性)
  • 在職中の転職だったので、複数のエージェントがパラレルで転職活動を進めてくれるのは、強力なメリットでした(52歳 男性)

「転職活動の質があがる」が7位となりました。

複数登録することで、「時短になる」「書類や自己分析の質が高まる」といった意見が多数。

「複数エージェントがおすすめする職種だけに注力」「複数エージェントから書類についてアドバイスをもらってブラッシュアップ」など、参考にしたい工夫が多く寄せられています。

転職エージェントを複数登録するデメリット

転職エージェントを複数登録したことがある人に「転職エージェントを複数登録するデメリット」を聞いたところ、回答は以下の結果となりました。

転職エージェントを複数登録するデメリットランキング

1位になったのは「連絡が多い(111人)」です。

2位「スケジュール管理が大変(43人)」、3位「求人情報が多すぎる(39人)」と続きます。

以降、4位「応募管理が大変(34人)」、5位「登録が面倒(24人)」、6位「紹介される求人が重複(16人)」、7位「断りにくい(10人)」の結果となりました。

複数登録することで、紹介される求人数や情報が増え、連絡も多くなるのがデメリットです。

とくに在職中ですと「連絡が頻繁でうっとうしい」と感じることもありそうですね。

では具体的な回答を紹介します。

1位 連絡が多い

  • メールを登録しておくと毎日多くのメールが届くため、全て見るのが大変(23歳 女性)
  • メールや電話がたくさんくるので、処理が大変でした(25歳 男性)
  • 各社のキャリアアドバイザーから連絡がくるので、対応が大変だった。最終的に一番対応のよい1社に絞った(32歳 男性)

ダントツの1位は「連絡が多い」です。

「登録した転職エージェントから電話やメールが入るので大変だった」という人が多数。

2社に登録すれば、単純に連絡は倍になりますので大変ですよね。

連絡が多すぎて「どのエージェントからなんの連絡があったか、わからなくなる」という人も。

情報の管理が大切になります。

2位 スケジュール管理が大変

  • 「エージェントとの面談」や「企業面接」が増えるので、予定の調整が大変(28歳 女性)
  • スケジュール管理が煩雑になる(33歳 男性)
  • 沢山の案件を選択し、その都度面接が必要だったため、時間が足りなくなった。(45歳 男性)

2位は「スケジュール管理が大変」です。

複数のエージェントに登録すると応募できる求人が増え、面接も増え、スケジュール管理が大変になります。

利用するエージェントがひとつなら、エージェント内で面接日程が重ならないように調整してくれます。

しかしエージェント間の調整はできないので、複数エージェントを利用するなら自分で日程調整しなくてはいけません。

また随時各エージェントとの面談や相談もあるので、在職しながらですと時間をとるのが大変です。

3位 求人情報が多すぎる

  • 情報量が多すぎて、絞れずに悩んでしまった(27歳 女性)
  • どの転職エージェントもたくさんの求人を紹介してくれるので、多すぎて読むのが大変(29歳 男性)
  • 中身を詳しく見る時間がなくなる(33歳 男性)

3位は「求人情報が多すぎる」。

紹介される求人が多すぎてチェックしきれなかったり、迷ってしまったりする人も多いようです。

「どんな求人が希望なのか、ある程度絞り込んでおく」などの工夫が必要でしょう。

4位 応募管理が大変

  • 「どの案件がどこのエージェントだったのか」を管理するのが大変だった(33歳 女性)
  • 募集企業がカブり、二重で応募してしまいそうになった(39歳 女性)

「応募管理が大変」が4位。

転職エージェントを複数登録する際に気をつけたいのが「重複応募」です。

同じ企業に複数のエージェントから応募するのはNGで、不採用の可能性も高まります。

このようなミスをしないためには案件や応募履歴の管理が必要です。

しかし応募数が多くなってくると「管理が大変」「管理しきれない」と悩んでしまう人も多くなります。

5位 登録が面倒

  • 登録にあたって「自己紹介シート」や「履歴書」を作成する必要がある。各社様式が異なるため、同じ内容を何回も書き直す必要があった(30歳 男性)
  • キャリアシート登録など、同じようなやりとりをしないといけないところ(50歳 男性)

「登録が面倒」が5位となりました。

転職エージェントを利用する際には、履歴書やキャリアシートなどの提出が必要になります。

それぞれの転職エージェントに別様式で提出しなくてはいけないため、面倒だと感じる人も多くなりました。

また登録後に面談を行うエージェントも多いため、「それぞれのエージェントとの面談時間をとるのが大変」と感じる人もいます。

ただ最近ではオンライン面談も普及していますので、移動時間はあまり考慮しなくていいかもしれません。

6位 紹介される求人が重複

  • 受けたい同じ求人があった際、どちらから受けようか迷った(22歳 男性)
  • 複数の転職エージェントで、同じ会社を紹介されたのはデメリットでした。既に受けている会社を案内されると「時間が無駄だな」と感じました(33歳 女性)
  • 同じような求人情報も多かったです(39歳 女性)

「紹介される求人が重複」が6位となりました。

大手の転職エージェントに複数登録すると、同じ企業の求人を紹介されることも多くなります。

重複応募に繋がりそうになったり、どちらのエージェントを通じて応募するか迷ったりと、困った人も多いようです。

「大手と業界特化型のエージェントを組み合わせる」「大手と年代特化型のエージェントに登録する」などの工夫で、「かぶり」が減らせる可能性はあります。

7位 断りにくい

  • 内定をもらった後、残りのエージェントを断るのは気が引けた(35歳 男性)
  • 同じ会社のオファーをいただいてしまい、お断りするのが難しかったです(58歳 女性)

7位は「断りにくい」でした。

転職活動では最終的にどこか1社に決めることになります。

つまり複数登録しているエージェントのうち、1社からの求人に絞らなくてはいけません。

「今までお世話になったから、他社からの求人に決めると言い出しにくい」と感じてしまう人も多いようです。

転職エージェントと信頼関係を築けている人ほど、悩んでしまうでしょう。

「複数登録していることを正直に伝える」「選考が進んできたら、早めにエージェントを1社に絞る」のがおすすめです。

まとめ

転職エージェントに複数登録するメリットは「相性の良いアドバイザーと効率的に転職活動を進められる」ことです。

「情報や日程の管理が大変」というデメリットはありますが、複数登録するメリットは大きいといえます。

ですからまずはタイプの違う転職エージェントに複数登録して相性のよいアドバイザーを探し、選考が進んできたら1社に絞るのがおすすめです。

もちろん最初に登録したエージェントで希望の求人が見つかり、「アドバイザーとの相性もいい」と感じているなら、ムリに複数登録する必要はありません。

転職エージェント1社で転職活動を進める方が、情報管理・日程管理の面で負担が少ないからです。

ただ「このエージェントは相談しにくい。合わないかも」とストレスを感じたら、我慢して同じエージェントを使い続ける必要はありませんよ。

他のエージェントにも登録して、アドバイスやサポートを求めてみましょう。