仕事の休憩時間の過ごし方は人それぞれ。
ひたすらのんびりする人も入れば、資格の勉強をしたり、好きな本を読んで過ごしたりする人も。
休憩時間の過ごし方によって「後半も頑張ろう」という気持ちの切り替えもできますよね。
今回は男女500人を対象にアンケート調査を実施して、「仕事の休憩時間にやっていること」を質問、回答数の多かった順にランキング形式で紹介しています。
より良い休憩時間の過ごし方をお探し中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
- 調査対象:現在お仕事をしている方
- 調査日:2021年9月5日
- 調査方法:インターネットによる任意回答
- 調査人数:500人(女性316人/男性184人)
【働く男女500人へ調査】仕事の休憩時間の過ごし方ランキング
働く男女500人に「仕事の休憩時間に何をしていますか(食事は除く)」と聞いたところ、回答は以下の結果となりました。
回答数の多かった10位までを、『仕事の休憩時間の過ごし方ランキング』として紹介しています。
仕事の休憩時間の過ごし方ランキング1位は「コーヒーやお茶を飲む(152人)」です。
2位「同僚と雑談(102人)」、3位「昼寝・仮眠(76人)」、4位「スマホをさわる(61人)」と続きます。
以降、5位「おやつを食べる(54人)」、6位「本・漫画を読む(51人)」、7位「映画・テレビ・動画を観る(49人)」、8位「ゲーム(46人)」、9位「SNSのチェック(43人)」、10位「ニュース・株価のチェック(38人)」の結果となりました。
11位以下の回答には「副業・ポイ活」「散歩」「家事」なども寄せられています。
全体的に回答の種類はバラバラで、休憩中の過ごし方やリラックス方法は、様々なことが見受けられます。
ではランキングの解説とあわせて具体的な回答を紹介していくのでチェックしてみてください。
【働く男女500人へ調査】仕事の休憩時間の過ごし方1位 コーヒーやお茶を飲む
1位は「コーヒーやお茶を飲む」。
- コーヒー・お茶・炭酸など、気分に合わせて飲み物を用意します(30代女性)
- コーヒーを飲んで過ごすことが多いです(40代女性)
- ひとりでお茶してる(50代男性)
休憩時間には、コーヒー、紅茶、緑茶といったすきな飲みものを飲んで、ほっと一息ついている人が多いようです。
水分不足を防ぐためにも、仕事中はこまめに水分を補っておきたいですよね。
「コーヒーを飲みながらスマホ」「お茶を飲みながら同僚と雑談」など、飲み物を摂りながら別のことを同時にやっている人も多数いました。
【働く男女500人へ調査】仕事の休憩時間の過ごし方2位 同僚と雑談
「同僚と雑談」が2位に入りました。
- 休憩時間が同僚とかぶる時間帯だったら、つきあいで雑談(20代女性)
- プライベートや趣味のことなど、同僚と雑談(30代男性)
- 同僚と仕事の愚痴などを話してストレス解消しています(40代女性)
「休憩時間は一人で過ごしたい」という人がいる一方で、「同僚と話すことでストレス解消」という人もいることがわかりました。
「一番多くの時間をとるのは同僚との雑談。社内の情報を共有できる時間にもなっています」など、仕事につながる雑談をしている人もいました。
【働く男女500人へ調査】仕事の休憩時間の過ごし方3位 昼寝・仮眠
3位に入ったのは「昼寝・仮眠」。
- 空いている部屋で寝る(20代女性)
- 休憩室があるので、そこで少し目を閉じて眠るようにしています(30代男性)
- 机にうつ伏せになって、軽く寝ています。完全には寝ていなくて、15分ぐらい仮眠をとっている感じです(50代男性)
昼寝するとリフレッシュできますよね。
自席で寝るという人のほか、「休憩室」「車」で寝ているという人も。
「空いている部屋にマットを出して昼寝」「倉庫で寝袋にくるまる」という回答もありました。
【働く男女500人へ調査】仕事の休憩時間の過ごし方4位 スマホをさわる
4位は「スマホをさわる」です。
- スマホを見て時間を潰す(20代女性)
- 携帯見ながらのんびりしてます(30代男性)
- 自分の席でスマホをいじる(40代女性)
「スマホを触ってリラックス・リフレッシュしている」「休憩中は人と接したくない。スマホを触っているとひとりでいられる」などの回答がありました。
一方で「本当は読書したいが、ついスマホを触って終わってしまう」「無意味にスマホを触っていると虚無感を覚える」という声も。
休憩時間が有意義になるかは「スマホで何をするか」によるようです。
【働く男女500人へ調査】仕事の休憩時間の過ごし方5位 おやつを食べる
「おやつを食べる」が5位に入りました。
- お菓子を食べながらコーヒーを飲んでいる(20代男性)
- お菓子を食べています。お昼以外にもちょこちょこ食べないとお腹がすいてしまうので(30代女性)
- 同僚と美味しいお菓子を食べている(50代女性)
疲れたときや頭を使ったときは、甘いものをつまみたくなりますよね。
「コーヒーと一緒におやつ」「息子の写真を眺めながらコンビニスイーツを食べる」など、別のことをしながらおやつをつまんでいる人も。
「職場の先輩達と持ち寄ったお菓子を食べながら、仕事の進み具合を話す」など、おやつタイムが同僚とのコミュニケーションタイムになっている人もいました。
【働く男女500人へ調査】仕事の休憩時間の過ごし方6位 本・漫画を読む
6位は「本・漫画を読む」でした。
- 電子書籍を読む(20代男性) 無料で1日2話ずつ読める漫画をチェック(30代女性)
- 食後に図書館で借りた単行本を読んでいます(40代女性)
漫画・小説などを読んでいる人が多かったなか、「仕事に関係する電子書籍」「専門書」など、仕事や勉強の本を読んでいる人も。
電子書籍やマンガアプリを利用している人も目立ちました。
【働く男女500人へ調査】仕事の休憩時間の過ごし方7位 映画・テレビ・動画を観る
7位は「映画・テレビ・動画を観る」でした。
- イヤホンして動画サイトをみる(20代女性)
- アプリでドラマの見逃し配信を見る(30代女性)
- 同僚と控室でTVを見ている(60代以上男性)
見ているのはアニメ・ドラマ・映画や「猫の動画」「好きな芸能人の動画」など。
休憩室や食堂にテレビがある職場では「休憩室のテレビでお昼の番組を見る」という回答も。
また「休憩時間は一度帰宅できるので、家で撮り溜めていたテレビの録画を見ます」という人もました。
【働く男女500人へ調査】仕事の休憩時間の過ごし方8位 ゲーム
8位は「ゲーム」でした。
- 社員同士でボードゲーム(20代男性)
- 携帯アプリのゲーム(30代女性)
- スマホでゲームをして時間を潰す(40代男性)
「スマホでゲームしている」という人が圧倒的に多かったのですが、中には「社員同士でボードゲーム」という回答も。
「ボードゲームを通じてコミュニケーションが生まれ、仕事中のやり取りも円滑になる」そうです。
「同僚がいるときは雑談しているが、一人ならゲームなどをしている」「Wi-Fi環境があればゲームなどをするが、なければ読書や昼寝」という回答もありました。
【働く男女500人へ調査】仕事の休憩時間の過ごし方9位 SNSのチェック
9位は「SNSのチェック」でした。
- SNSで好きなジャンルのイラストを見たり、漫画を読んだりする(20代女性)
- SNSをチェックしています(30代男性)
- SNSの返信(40代女性)
「SNSの通知を確認したり、返信したりする」「タイムラインを確認する」などの回答が寄せられています。
なお「SNS」と答えた43人中、38人が30代以下でした。
【働く男女500人へ調査】仕事の休憩時間の過ごし方10位 ニュース・株価のチェック
10位は「ニュース・株価のチェック」でした。
- 最新ニュースをアプリでチェック(30代女性)
- 同僚と話しながら、スマホで持ち株の値動きのチェック(40代男性)
- スマホでニュースを読んだり、株価をチェックしたりしています(50代男性)
ネットニュースやニュースアプリを利用している人が目立つなか「新聞」という回答もありました。
また投資をしている人は株価やFXチャートなどもチェックしているようです。
「ニュースチェックをしながら食事」「スポーツニュース、車、芸能情報などを見ることもある」という回答もありました。
仕事の休憩時間を有意義に過ごしている人は71.2%
続いて「あなたは休憩時間を有意義に過ごしていると感じますか?」と質問したところ、回答は以下の結果となりました。
「感じる(19.0%)」「まあ感じる(52.2%)」と答えた人が合わせて71.2%で多数となっています。
多くの人が休憩時間を有意義だと感じていることがわかりました。
では、「有意義に過ごしている人」「過ごしていない人」それぞれの理由について、具体的な回答内容をもとに紹介していくので参考にしてみてください。
有意義に過ごしていると感じる人の理由
有意義だと感じている人の理由となります。
- 同期と一緒にコーヒーを飲んでいます。ざっくばらんに愚痴などを話して、リフレッシュできています(20代女性)
- 休憩時間は読書・勉強・昼寝をします。休憩時間をムダに過ごすことなく、自己啓発や体力回復に使えています(30代男性)
- テレビ・スマホゲーム・昼寝。休憩後は頭がスッキリして、また仕事を頑張れると実感しています。短時間でも好きなことをすると、ストレスが軽減されると強く感じます(40代女性)
具体的には、「午後からも頑張ろうという気になれるから」「好きなことができて、気分転換になっているから」といった回答が寄せられました。
休憩中に同僚とコミュニケーションをとっている人からは「同僚と情報共有ができることで、業務が順調に進んでいます」という声も。
「休憩時間を有意義に過ごすことで、仕事がスムーズになる」効果もあるのだと伺えます。
また「家だと子どもがいてゆっくりできない。仕事の昼休みが唯一1人だけの時間なので、有意義に感じる」という人も。
休憩時間に副業やポイ活をしている人からは「休憩時間におこづかい稼ぎができているから」などの回答もありました。
有意義に過ごしていると感じない人の理由
有意義だと感じてない人の理由となります。
- スマホでゲームをしています。あっという間に過ぎてしまうし、あまりリフレッシュできていません(30代女性)
- スマホゲームか読書。休憩時間が各社員バラバラなため、他の社員とコミュニケーションを取る時間もなく、一人で時間を潰しているだけでまったく有意義ではない(40代男性)
- スマホを見ている。一緒に働いている人と気が合わないので、休憩している方が疲れる(50代女性)
具体的には、「ついスマホを見てしまい、時間が過ぎる」「ダラダラしてしまう」「同僚との雑談が苦手」などの回答が寄せられています。
「休憩中も仕事のことが気になり、休んでいる気になれない」という人も複数いました。
また「本当は寝たいが、同僚が昼寝をよく思っていないのでできない」と、周りに遠慮して自分のやりたいことができないという回答も。
「休憩室が騒がしく、リラックスできない」「周りに人がいると気が散る」などの声もありました。
休憩時間を有意義に過ごすための取り組み
「休憩中を有意義に過ごすなら絶対にこれ!」といった正解はありません。
今回のアンケート調査結果からもわかる通り、休憩に対しての価値観や目的で差が出るからです。
例えば、『同僚との雑談』を楽しいと感じている人もいれば、「休憩中ぐらいひとりにさせてくれよ」と苦痛に感じている人もいます。
同じく、『スマホを触る』ことに対して、有意義と感じている人がいる一方、「またダラダラとスマホを観て時間をムダにした」と罪悪感を持っている人もいます。
上記の結果を踏まえたうえで、あえて言うのであれば、休憩中を有意義にすごすために考えたり工夫している方の満足度は高い結果となっています。
休憩時間を有意義に過ごせていると回答した人の取り組みをいくつかご紹介していくので確認していきましょう。
休憩時間を有意義に過ごすための取り組み週末休みのプライベートを充実させるための準備(30代男性)
休憩時間を活かして、週末休みのプライベートを充実させるための準備をしています。
家に帰ってからあれこれリサーチするのではなく、仕事の合間の時間を使うようにしていますね。
例えば私の場合は、目的地までのルートの確認や観光名所、話題のお店などを調べています。
休憩中にほかの社員との情報交換もできますし、お得な情報を聞き出せることもよくありますよ。
また事前に調べておくことで、遊びに行く相手と相談もできて、目的の場所や時間がスムーズに決まるためおすすめです。
休憩時間を有意義に過ごすための取り組みランチタイムは会社から離れてひとりでゆっくりしている(40代女性)
まとまった休憩時間は主にランチタイム時で、同僚から食事に誘われることも少なくありません。
ランチくらいひとりでゆっくりしたいので、よほどのことでない限りは断ることにしています。
お天気が良いときは、会社から離れて、近くの神社や遊歩道を散歩しますし、お弁当を持ってきて、公園で食べることもあります。
歩くのは心身ともにリラックスできるし、良い気分転換にもなりますよ。
休憩中も会社の愚痴や、同僚同士の文句にどっぷり浸かっていて、精神的にも疲れている方にはおすすめです。
休憩時間を有意義に過ごすための取り組み午後からの仕事に向けてストレッチを行う(30代女性)
午後からの仕事に向けてストレッチをしています。
食事の後は眠くなって、その後の仕事が面倒な気分になりがち気分も体を動かすことでリフレッシュできるからです。
例えば、首や肩だけでなく手首や足首などをまわす、屈伸と伸び、腰をのばすといった軽い体操です。
ストレッチをすることにより、身体も気分もリフレッシュできて、後半の仕事をより効率的にこなすことができています。
休憩中に仕事をしたこともありますが、結果的にこちらのほうが仕事がはかどるので休憩中はリフレッシュに徹することが有意義な過ごし方だと実感しています。
まとめ
男女500人に休憩時間の過ごし方について聞いたところ、「休憩時間の過ごし方」ランキング第1位は「コーヒーやお茶を飲む」でした。
好みのドリンクを飲んで、水分補給と気持ちの切り替えをしている人が多いとわかりました。
コーヒーブレイクしながら同僚と雑談したり、スマホを触ったりしている人も。
また「休憩時間を有意義に過ごしていると感じますか」という質問に対しては、71.2%の人が「感じる」「まあ感じる」と回答。
「休憩することで午後からも頑張ろうと思える」など、休憩時間が仕事のモチベーションアップにつながっているという声が寄せられています。