- 英語を使う仕事に就きたい
- 転職に有利になるようTOEICのスコアをあげたい
- 出張や旅行のとき、英語で話せるようになりたい
さまざまな理由から英語を学びたいと考えている社会人の方は多いです。
しかしいざ勉強しようと考えた際、英語の勉強方法がたくさんありすぎて、どれを選ぶべきか迷う方も多いのではないでしょうか。
英会話スクール、語学系アプリ、TOEICの参考書など…etc
今回は社会人になってから英語を勉強した500人にアンケートを実施。
「学習効果を感じたオススメの英語勉強法」や「勉強をはじめたきっかけ」について質問してみました。
上記結果に対して、回答数が多かった順にランキング形式で紹介していきます。
- 調査対象:社会人になってから英語を勉強した人
- 調査日:2021年6月9日~20日
- 調査方法:インターネットによる任意回答
- 調査人数:500人(女性307人/男性193人)
500人が選んだ!社会人の英語勉強法おすすめランキング
社会人500人に「おすすめの英語勉強方法」を聞いたところ、回答は以下のようになりました。
回答数が多かった順に、10位までをランキングで紹介します。
1位は「英語学習できる語学系アプリの活用(93人)」でした。
現在は有料・無料を問わず、多くの語学アプリがリリースされていますよね。
2位は「参考書・問題集で勉強(80人)」、3位「英語の映画・ドラマを観る(76人)」と続きます。
『英会話スクール』や『オンラインスクール』といったスクールで受講するよりも、独学で勉強している人が多い傾向が伺えます。
では、ランキング4位以降の結果とあわせて具体的な回答を紹介します。
1位 英語学習できる語学系アプリを活用する
1位は500人中93人が回答、英語学習できる語学系アプリの活用することでした。
名前があがったアプリは「Duolingo」「スタディサプリEnglish」「mikan」「iKnow」「Lingvist」やNHKの語学アプリなど。
「無料の語学アプリは全部ダウンロードした」という人も。
アプリを活用した人に目立ったのは、「スキマ時間を活用できる」「短い時間でも勉強できる」という意見。
アプリならまとまった時間がとりにくい人でも勉強を続けやすそうですね。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- スタディサプリENGLISH。解説があり、解けなかった問題も理解できる。ディクテーションとシャドーイングができ、リスニング力が飛躍的にアップ(20代男性)
- 語彙力に関してはmikanが最もよかったです。場所を選ばず、隙間時間で練習する環境を整えることが実力につながると思います(40代男性)
- アプリのDuolingo。気負わないので長続きする。繰り返し反復練習なので、反射的に英語で表現する力を養える(50代女性)
2位 英語や英会話が学べる参考書・問題集で勉強する
2位は500人中80人が回答、英語や英会話が学べる参考者・問題集で勉強することでした。
TOEICなどの試験を受ける人からの回答が多かった中、旅行用に本で勉強した人もいました。
「中学英語を使った英会話の本がオススメ」という意見も。
その理由は「中学レベルでも、けっこう会話ができたから」でした。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 参考書を1冊やりきる。アナログな勉強方法が合っているのか、手で書いた方が覚えられます(20代女性)
- 参考書をひたすら独学でこなす。自分のペースで集中して行える(30代男性)
- 旅行用にCD付きの英語の本を数冊購入。実際にアメリカへ行ったときテキストが役に立ちました(50代女性)
3位 英語の映画・ドラマを観る
3位は500人中76人が回答、英語の映画・ドラマを観ることです。
「飽きずに続けられる」「勉強してる感じがなく、楽しい」「教科書では学べない表現が出てくる」などのオススメ意見がありました。
「楽しんで続けられる」というのは大きなポイントですね。
ちなみに視聴方法は「最初は日本語字幕、2回目は英語字幕で観る」「最初は日本語字幕あり、次は字幕なしで観る」「最初は字幕なし、次は英語字幕あり」などさまざまなスタイルがありました。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- ドラマだとすっと英語が頭に入ってきます。自分の好きなドラマを選んでいるので、飽きずに続けられて英語の会話に耳が慣れてきます(20代女性)
- ネイティブの喋り方に耳が慣れた(30代女性)
- 映像もあるので、このフレーズ(会話)は何を言っているのかわかりやすい(40代女性)
4位 英会話スクールに通う
4位にランクインしたのは500人中68人が回答、英会話スクールに通うことでした。
とくに「マンツーマンだと間違っても恥ずかしくない」と、1対1のスクールをオススメする人が目立ちました。
「対面で話すと力が伸びる」「英語や外国人への恐怖心が薄れる」「安くはない授業料を払っているので、モチベーションがあがる」などの意見が多数。
また正式な英会話スクールではないものの「英語が話せる知り合いに謝礼を払って指導してもらった」という人も。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 実際に喋ったほうが単語なども定着する(20代女性)
- 英語を勉強したい人が集まっているので、自分も頑張ろうと思える(30代女性)
- 週2回スクールに通いました。勉強嫌いですが、その時間は勉強せざるを得ないことがよかったです(40代男性)
5位 英語のラジオを聴く
5位は500人中62人が回答、英語のラジオを聴くことです。
語学チャンネルやNHKラジオのほか、米軍基地のラジオを活用している人もいました。
「ヒアリング能力があがった」「ラジオを聞きながら発声するのも効果的」との体験談が寄せられています。
「ポッドキャストにはいろんな番組があるから、飽きたら別の番組を聴けばよくて続けやすい」「NHKラジオは番組が15分なので取り組みやすい」「費用負担が少ない」など、続けやすさに関する意見も目立ちました。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- Podcastで英語ニュースを聞く。聞き取れなくともとにかく英語に触れることができ、英語のリズムをつかめる(30代女性)
- NHKのラジオ放送。朝活として取り組みやすかった(40代女性)
- NHKの教育ラジオが役立った。単に聞き流すだけで、何の手間もいらずにヒアリング能力が上がった(50代男性)
6位 実際に英語で会話する
6位は500人中56人が回答、実際に英語で会話することです。
「実際に話すことで上達する」「スクール以外で話すことで、より日常会話に近い表現などが学べる」などの意見が寄せられました。
相手探しの方法として挙げられたのは、「外国人と交流するボランティアへの参加」「外国人が多く利用するカフェやゲストハウスにいく」「SNS」など。
また外国人ではなく「留学経験がある友人」と英語で会話しているという人もいました。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 外国人の友人をつくることで、スクールでは習わないようなスラング的な言葉もフリーで学べるので楽しい(30代女性)
- 外国人の集まるカフェに行く。楽しみながら簡単な英語を覚えました(40代男性)
- 外国人の友人をつくって、実際に英語を口に出して話せば、少しずつ上達するのが自分でもわかりました(60代以上女性)
7位 英語関係の動画を観る
7位は500人中53人が回答、語学系の動画を観ることがランクイン。
YouTubeにアップされた語学系の動画を活用している人が目立ちました。
「空いた時間にできる」「無料で手軽」「内容がおもしろい動画だと楽しい」というオススメ意見が多数。
ただ視聴するだけではなく「発音を聞いて、繰り返している」という人もいました。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- YouTubeで英語関係のチャンネルを見る。単語帳で覚えるよりも、耳で聞き、目で字を見る方が覚えやすい(20代男性)
- お気に入りの外国人YouTuberを見つけ、ひたすら見る。遊び感覚でできるのがいい。飽きないことが大事だと思う(30代女性)
- YouTubeで短い会話文やフレーズの繰り返しを聞きます。お金をかけずに、自分の好きな時間で手軽にできるのがいい(50代女性)
8位 オンライン英会話を受講する
8位は500人中45人が回答、オンライン英会話を受講することでした。
オススメの理由としては「1ヶ月5000円前後で学べる」「毎日英語を使えていい」「マンツーマンで学べる」などが挙げられました。
「英語への抵抗がなくなった」「少しずつレベルが上がっている」「会話の中で、新しい表現を使えるようになる」という効果を感じているという回答も。
「比較的リーズナブルに利用できること」と「実際に英語を話せること」が大きなメリットのようです。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- とにかく英語を口に出すことで、英語への抵抗がなくなった。ネイティブの先生との会話で、リスニング力が上がった(30代女性)
- 自分の勉強したい内容に沿って勉強ができる(40代男性)
- オンライン英会話を毎日受講。リーズナブルで、リアルに使用できる英語が学べると思っています(50代女性)
9位 英語学習用CD・英語音声を聴く
9位は500人中29人が回答、英語学習用CD・英語音声を聴くことでした。
スピードラーニングやシドニーシェルダンなどの英語教材を聞いていたという人たちです。
「BGMとして聞けて、英語への苦手意識を減らすことに役立った」「隙間時間を有効活用でき、リスニング力が上がった」といった回答が寄せられました。
「”ながら勉強”ができてよい」という意見も多くありました。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 自然に頭に英語が入ってくるのと、隙間時間を利用して勉強できたのがよかった(20代女性)
- だんだんと、頭で理屈を考える前に、聞いた音で何をいっているかわかるようになってきました(40代男性)
- 聞くトレーニングを徹底して行ったのがよかった。聞く力が備わってくると、自然とある程度正しい発音で喋れるようになった(60代以上男性)
1,000~2,000円台で購入できるCD付き書籍もおすすめです。Amazonで「英会話 CD付き」と検索すると、いろんな英語関連の書籍がヒットするので、自分に合うものを見つけましょう。
10位 英字のニュース・記事を読む
10位に入ったのは500人中24人が回答、英字のニュース・記事を読むことです。
「長文に慣れる」「自然な表現に触れられる」「自分のペースで勉強できる」といったメリットが挙げられました。
「趣味関連の記事を読む」など、楽しんで続けられるテーマを選んだ人も。
また「ただ読むのではなく声に出して読む」という人もいました。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 洋書を音読する。英語の長文を読むことに慣れ、TOEICスコアアップにもつながりました(20代女性)
- 英字新聞を読む。社会情勢の勉強にもなるし、リアルに使える表現に触れられるため(30代女性)
- 読解力は、英字で書かれた学術誌と英字新聞中心に。読解力が向上しました(60代以上男性)
英語を勉強しようと思ったきっかけランキング
続いて、社会人になってから「英語を勉強しよう」と思い立ったきっかけについて聞きました。
回答数上位10位までをランキングで紹介します。
ランキング1位になったのは、2位以下を大きく引き離して「仕事の中で英語が必要になった(210人)」です。
2位以下は「海外旅行のため(63人)」、3位「昇進・キャリアアップのため(32人)」、同率3位「外国人と交流したい(32人)」と続きます。
「旅行」「エンタメ」など趣味やプライベートの理由で英語を勉強しはじめた人もいましたが、どちらかというと仕事がきっかけで勉強をはじめた人のほうが目立ちました。
では以降のランキング結果とあわせて具体的な回答を紹介します。
1位 仕事の中で英語が必要になった
英語を勉強したきっかけ第1位は、500人中210人というダントツの回答数を集めた「仕事の中で英語が必要になった」でした。
外国人への接客が必要な「接客・宿泊業」のほか「外資系企業」「商社」「メーカー」「福祉」「医療」「教育」などさまざまな業種の人から回答が寄せられる結果に。
通訳がいる職場もありますが「通訳の人が体調不良で休んだとき、海外からのメールの内容がわからずに苦労したので、自分でも読めた方がいいと思った」「通訳を介すと、通訳者の意思が加わって相手に誤解を与える可能性があり、自分で直接話すべきと思った」という意見も。
また「外国人のお客様の話が聞き取れなくて悔しかった」「海外出張で大恥をかいた」など、英語ができなくて感じた悔しさや恥ずかしさをバネに勉強をはじめた人も複数いました。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 海外の取引先とやり取りすることになったからです(20代女性)
- 外国人のお客様の接客をする機会が増えたから(30代男性)
- 転職して仕事で海外に行く機会が増えたので(50代男性)
仕事で英語が必要になった人は、ビジネス英会話を習うといいでしょう。
日常生活で使う英会話と、ビジネス英会話は違います。
仕事上で使う英単語や、業界特有の内容もあるので、業界・職種別プログラムのあるサービスがおすすめ。
「マイチューター」には、職業別レッスンプログラムが用意されているので、自身の業界・職種に該当するコースがあるかチェックしてみてください。
英語を使う職場で勤務中の人は、英語力アップを目指して積極的に英語力の必要な仕事を引き受けるのもいいでしょう。
また、仕事の中で急遽、英語が必要になった場合、個別サポートで徹底的にが英語を叩き込んでくれる『英語コーチング型スクール』などもおすすめです。
興味がある方は、「英語コーチングおすすめ13社を比較!コーチング型オンライン英会話の選び方も解説」の記事を参考にしてみてください。
2位 海外旅行の際、英語を使いたい
2位は500人中63人が回答、海外旅行の際、英語を使いたいことでした。
「海外で英語が話せず苦労した」「現地の人と英語でコミュニケーションできるようになりたい」という理由で勉強をはじめた人が多数。
「英語ができなくてレンタカーを借りられなかった」「現地の子どもに話しかけられたけど聞き取れず、呆れられてしまった」などの経験から「勉強しなきゃ」と思った人もいました。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 社会人になり海外旅行をしたいと思い、現地で困らないために最低限の英語を覚えようと思った(20代女性)
- 初めて海外に行ったときに英語がまったく話せなくて、かっこ悪いと思ったから(30代男性)
- 海外旅行で外国人と会話できるようになりたかった(40代男性)
海外旅行で英語を使えるようになりたい人は、トラベル英会話を学びましょう。
旅行でよく使う英会話やフレーズさえ覚えておけば、旅行中に困らない程度の英語は身につきます。
トラベル英会話を勉強するなら、アプリや書籍を活用するといいでしょう。
「旅行 英会話」「トラベル 英会話」などで検索すると、いろいろヒットしますよ。
リスニング力とスピーキング力、両方が鍛えられる英会話スクールの「トラベル英会話コース」もおすすめです。
同率3位 英語を活かしての昇進・キャリアアップ目的で勉強した
3位は500人中32人が回答、英語を活かしての昇進・キャリアアップ目的で勉強することです。
「昇格・昇進にTOEICのスコアが必要」「英語ができれば仕事の幅が広がる」「仕事するうえでの強みがほしかった」という理由が寄せられました。
「希望部署に異動するために、英語力をつけたかった」という人も。
「TOEICで一定のスコアをとると、会社からお金がもらえるから」という理由もありました。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 英語を学んでいた方が後々仕事に生きると思ったから。昇格・昇給などに役立つと考えた(20代女性)
- 仕事の幅が広がると思ったからです(30代男性)
- 仕事で英語を生かしてキャリアアップしたいと思ったからです(50代女性)
昇進やキャリアアップ目的で英語を勉強するなら、TOEICで高スコアを目指すのがおすすめ。
TOEICは英語力の目安となるため、昇進の条件にしている企業もあります。
昇進のために必要なスコアを事前にチェックしておくと取り組みやすいでしょう。
教材や公式問題集を使って勉強するほか、市販の模試で対策することも可能です。
独学が不安なら「ユーキャンのL&Rテスト対策講座」や、学習方法の指導もしてくれる「コーチングスクール」を活用してみてはいかがでしょうか。
同率3位 英語を活かして外国人と交流したい
同率3位に入ったのは「英語を活かして外国人と交流したい」です。
「外国人の友だちがほしい」「日本にきた観光客と英語で交流したい」「外国人の友達が増えたから」などの回答がありました。
また海外留学などで知り合った海外の友人のコミュニケーションをとるため「英語力を落としたくない」という人も。
「社会人になってから知り合った外国籍の友人とコミュニケーションをとるため」など、身近で具体的な目標があると、勉強に熱心に取り組めそうですね。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 外国の友達を作りたくて勉強をはじめました(20代男性)
- 道で困ってる英語圏の人がいたら、助けてあげられると思ったから(30代男性)
- SNSで英語圏の方からメッセージをいただくことがあり、ナチュラルな受け答えをしたいと思ったのがきっかけ(40代女性)
英語を身につける前に、外国人の友だち作りから始めるのもおすすめです。
英語を活かせるようになってから外国人と交流するのではなく、交流しながら学ぶ方法ですね。
英語でコミュニケーションを取る機会が増えるため、必然的に日常英会話が身につくでしょう。
外国人と友達になるためには、以下の方法などを利用して出会う機会を作ること。
- 外国人が多く集まる店を利用する
- 外国人も入居するシェアハウスに住む
- 国際交流サイトを使う
ただし、純粋な出会いを目的としない人が混じっていることもあるので注意してください。
5位 英語で趣味を楽しむために勉強した
5位は500人中22人が回答した「英語で趣味を楽しむために勉強した」です。
「洋画・海外ドラマ・洋楽を楽しみたい」という人が多かった中、「海外のオンラインゲームで他のプレーヤーと交流したい」「ダイビングで世界の海を巡りたくて」という人も。
好きなことを楽しむための勉強なら、やる気が出て楽しく取り組めそうですね。
実際「海外ドラマの英語表現がわからなくて調べてみたら、とても充実感が持てて楽しい気持ちになった」という回答もありました。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 海外サッカーやメジャーリーグを見るため(20代男性)
- 本を読むのが好きで、英語のベストセラーを他の人よりも早く読みたいと思った(30代男性)
- 洋楽や洋画が好きなので、字幕なしで内容を理解できたらなと憧れがありました(40代女性)
趣味を楽しむために英語を学習するなら、趣味に関する分野の英語サイトやYouTube、書籍などをチェックしましょう。
趣味の分野によって専門用語なども出てくるので、動画や音声、文章などにたくさん触れることで、覚えたり慣れたりします。
もちろん英語の基礎も必要なので、参考書で学んだり、英単語を覚えるのもおすすめ。
手軽に利用できる語学系アプリやオンライン学習に特化した「DMM英会話」などを試してみるのもいいでしょう。
6位 英語を使ってスキルアップしたい
6位は500人中20人が回答した「英語を使ってスキルアップしたい」です。
キャリアアップとも似ていますが、昇進や異動が目的ではなくて「自己啓発」「資格・肩書きがほしい」という理由で勉強をはじめた人ですね。
「特技がなかったため、何かを身につけたくて」という人もいました。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- なにか自分にプラスになるものをと思い、学生時代から得意だった英語を勉強しはじめた(20代女性)
- 休職からの復職に際して資格取得を考えて(30代男性)
- 肩書きに加えるためにTOEICの高得点を得ようと思ったこと(40代男性)
英語に関するスキルアップをしたい人は、「TOEIC」や「英検」を目指してみてはいかがでしょうか。
語学系資格の中でも知名度が高い資格なので、転職や昇進時にも役立つからですね。
また、目標を設定せず英語の勉強をしても、モチベーションが続かない場合もあります。
資格取得という目標を設定して、継続して学習に取り組みましょう。
7位 周りの影響で英語を勉強しはじめた
7位は500人中19人が回答した「周りの影響で英語を勉強しはじめた」でした。
家族や友人、職場の同僚の影響で英語を勉強しはじめた人も多いことがわかりました。
英語が話せる人を見ると「かっこいいな」と思いますよね。
「子どもが英語を勉強しはじめたので」「子どもに英語の発音を聞かれるようになり、教えてあげたくて」と、子どもがきっかけで勉強をはじめた人も目立ちました。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 英語が話せる先輩をみて、勉強しようと思った(20代男性)
- 子どもが英会話を勉強していて、自分も興味を持ったから(30代女性)
- 周囲の同業者に英語を話せる人が多かったため(40代女性)
周りの影響で英語を学ぶ人は、自分のレベルに合った勉強からはじめるといいでしょう。
影響を受けた人と同じ勉強方法を真似ても、英語のレベルが合わないと途中ですぐに挫折してしまうからですね。
自身の英語力については、「英語力測定テスト」などでチェックしてみるといいでしょう。
8位 英語力の衰えに気づいた
8位は500人中16人が回答した「英語力の衰えに気づいた」でした。
「英語力が急激に落ちていることに気がついた」「とっさに言葉が出てこなくて、こんなはずではないのに…と思った」などの回答がありました。
社会人になると英語を使う職場でない限り、学生時代よりも英語に触れたり話したり機会は減ってしまいます。
そのため意識して英語に触れるようにしないと、英語力も落ちてしまいやすいようです。
「できていたはずのことができなくなった」「勉強したはずの単語や熟語を忘れている」というのは悲しいですよね。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 英語はもともと好きだったが、使う機会がないとどんどん能力が落ちていくと考えたため(20代男性)
- 友人の子どもに中学英語を教えていて、過去に得意だった英語をかなり忘れていることにショックを受けたため(30代女性)
- 学生時代には覚えていた部分も忘れていることがわかったので(40代女性)
英語の感覚を取り戻すためにも、日頃から英語を使うように意識しましょう。
使わないと単語や発音を忘れてしまうだけでなく、英語を聞き取れなくなったり英文が書けなくなることにも。
積極的に外国の人と交流して英語力をキープしたり、英語の映画・ラジオ・本などを日常生活に取り入れるのもいいでしょう。
9位 英語を活かして転職するため
9位は500人中15人が回答した「英語を活かして転職するため」がランクイン。
「英語を身につけて転職を有利にすすめたい」という回答が多くありました。
「翻訳家になりたくて」「航空会社で働きたい」など、「英語を使って働く仕事をしたかった」という人も。
英語が必須の職場はもちろん、業務であまり英語を使わない職場でも高いTOEICスコアなどを持っていると評価があがりそうですね。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 転職市場で有利に立つため(20代男性)
- 30歳前に航空会社で働くことを諦めきれず、勉強を再開しました(30代女性)
- 転職の際に有利になる、履歴書に書けるような公的な英語の資格を取得したいと思ったため(40代女性)
英語を活かして転職したいなら、次の試験や資格の取得を目指して勉強するのがおすすめです。
- TOEIC
- TOEFL
- 英検
- 日商ビジネス英語検定試験
- 国連英検など
高いスコアや資格があれば、転職にも有利になるからですね。
また、英語を活かしたいものの目標とする職種や業界がない人は、「英語を使う仕事ランキング【男女500人の職業をアンケート調査】」も参考にしてみてください。
10位 海外に移住したいから英語の勉強をはじめた
10位は500人中12人が回答した「海外に移住したいから英語の勉強をはじめた」がランクイン。
海外で暮らしてみたくて英語を勉強しはじめた人もいました。
なお「海外に移住したから勉強をはじめた」という人は6人(18位)でした。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 将来的に海外移住を考えるようになったからです(30代女性)
- 早期退職して、海外に移住したいからです(40代男性)
- 一度くらい海外で生活してみたいと思ったから(50代男性)
移住の目的によって勉強内容や方法が変わってくるの注意しましょう。
海外で仕事をするために移住する人は、日常英会話だけでなくビジネス英会話も必要になってきます。
また、一緒に移住する家族がいたり、移住先で頼れる人がいる場合は、移住後に勉強するのもアリです。
移住前はもちろん、移住してからも勉強したい人は、いつでもどこでも英会話を学べるオンライン英会話がおすすめ。
「DMM英会話」や「イングリッシュベル」は24時間受講可能なので、チェックしてみてくださいね。
社会人が英語の勉強へ取り組む際注意点3つ
社会人が英語の勉強をする際の注意点は次の3つ。
- ゴール・目標を明確にする
- 英語学習をルーティン化する
- 英語に触れる時間を増やす
上記それぞれのポイントについて解説していきます。
1.ゴール・目標を明確にする
英語の勉強を始めるときは、まずゴールや目標を明確にしましょう。
具体的なゴールや目標がなければ、「どんな教材を使えばいいか」「どれくらい勉強すればいいか」が分からないからです。
たとえば、「仕事で英語が必要になった」というケースでも、
- 受付で外国人のお客様の対応が増えた
- 取引先と英文メールをやりとりする機会が多くなった
- 昇進試験でTOEICのスコアを上げる必要がある
など、目的が違えば勉強内容も目指す到達点も違います。
また目標がなければ、勉強をしていても「ここまでできるようになった」という達成感を感じることができません。
「◯◯ができるようになりたい」「◯◯のために英語を勉強したい」というゴールや目標をはっきりさせましょう。
2.英語学習をルーティン化する
あなたは「ヤル気満々で始めたダイエットが1週間も続かなかった…」という経験はありませんか?
ヤル気やモチベーションを維持するのは簡単ではありません。
ですから英語学習は、ヤル気があるからやるのではなく「帰ったら手洗い」「食事の後は歯磨き」のように、ルーティンワークとして生活の一部に組み込みましょう。
例えば、通勤時間はSNSを見るのではなく「語学系アプリ」を活用するのはいかがでしょう。
仕事が忙しい方でも、毎日の往復1~2時間を自然な形で勉強時間に組み込めます。
また「ベッドに入ったら英語のニュースサイトをひと通り見てから寝る」などと決めるのもおすすめ。
「無理している」「頑張っている」と感じずに、この時間はこれをするというルーティンにしてしまうといいでしょう。
3.英語に触れる時間を増やす
英語を上達させるには、日常のなかで英語に触れる時間をできるだけ増やすことが重要です。
英語は言語であり、繰り返しが必要な積み上げ学習だからです。
1日2時間の勉強を週2回するのではなく、1回10分の短い時間であっても、通勤時間・お昼休み・待ち合わせ時間など、細かい時間を積み上げていくことをおすすめします。
- 洋楽を聞く
- 字幕なしで洋画や海外ドラマを観る
- 英語系YouTubeを観る
など、勉強以外の日常生活でも、英語に触れる機会をできるだけ増やしましょう。
社会人におすすめの英語勉強方法の調査結果まとめ
社会人になってから英語を勉強した500人を対象にアンケートを実施したところ、「勉強のきっかけ」第1位は「仕事で必要になった」でした。
英語が好きかどうかに関わらず、「英語を使う部署に配属された」「社内の公用語が英語」という理由で勉強をはじめた人が多数。
また「昇進のため」「転職のため」という回答もランクインしていますね。
オススメの英語学習法第1位は「語学系アプリの活用」で、「スキマ時間を活用できる」という意見が多数。
アプリごとに「単語メイン」「発音のチェック機能がついている」「TOEIC対策が可能」などの特徴があるので、伸ばしたい能力にあうアプリを選ぶといいのではないでしょうか。
オンラインスクールや英会話スクールを利用せずに独学で勉強した人が目立ったものの、「基本的な英語力がない人は独学では難しいのかなと思う」という意見も。
独学で行き詰まったら、すぐに諦めてしまうのではなく、時間の融通がききやすいオンライン英会話スクールなどを試してみてください。
■監修者プロフィール
株式会社ジャストイット
WEBディレクター富澤利恵氏
英語資格を保有する複数のライターやWEBデザイナーを統括して、「教えて!オンライン英会話」「教えて!英会話教室」「教えて!海外留学」などWEBサイトを運営。
現在教育関連サイトをはじめとした計3サイトのディレクター業務を1人で行っている。