- もう応募、何社目だ…
- 自分の一体なにがダメなんだろ…
- 次の会社を早く決めないと色々ヤバイ…
転職がなかなか決まらず、不安や焦りを感じている人もいるのではないでしょうか。
採用されなかった理由を冷静に見つめなおすことで、転職がうまくいく糸口をつかめるかもしれません。
今回は、転職経験がある299人に「転職が決まらないと感じた理由」についてのアンケート調査を実施。
- 調査対象:転職経験がある人
- 調査日:2021年4月3日~5月3日
- 調査方法:インターネットによる任意回答
- 調査人数:299人(女性164人/男性135人)
転職が決まらない理由を299人に徹底調査!
まず「転職がなかなか決まらないと感じた理由」について質問したところ、以下の結果となりました。
回答数が多かった順に上位7位までをランキング形式で紹介します。
ダントツの1位は「企業側が求める経験・スキルの不足(120人)」でした。
中途採用の現場では即戦力を求める企業が多いため、企業が求めるレベルに達していなかったことで落選したと考えている人が多いようです。
2位「年齢が高い(41人)」、3位「面接で失敗した(35人)」、4位「志望動機が弱かった(27人)」と続きます。
以降、5位「仕事の条件が折り合わなかった(22人)」、6位「転職活動への準備不足(20人)」、7位「求人の競争率が高かった(17人)」の結果となりました。
年齢が理由で落とされる場合には対策が難しいものの、何かしらの対策ができそうな回答も多数ランクインしています。
では各ランキングの解説とあわせて具体的な回答を紹介します。
1位 企業側が求める経験・スキルの不足
1位は299人中120人というダントツの回答数が集まった「企業側が求める経験・スキルの不足」となりました。
同一の業界でスキル不足を感じた人もいましたが、異業種・異職種への転職にあたって「経験・スキルがなくて落ちた」と感じたという回答が目立ちました。
「他の選考者に比べ、求められる経験が足りないと感じた」「自分の能力を過信しすぎた」といった意見も。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 企業が欲していたスキルや資格を保有していなかったため(男性、転職活動時20代)
- 同じ金融業界とはいえジャンルが異なる会社だったので、30代になっていると経験者ではないと厳しいと感じた(男性、転職活動時30代)
- 経験した職種が希望職種と違っていたため(女性、転職活動時40代)
企業が必要としている人材を事前に調査しておくことは、転職活動を成功させるためには必須です。
どのような経験やスキルが必要なのかを分かっていれば、事前準備やアピール方法の工夫もできるからですね。
希望する企業や業界の情報収集をしっかり行い、自分の経験・スキルに合った企業の求人に応募するようにしましょう。
2位 年齢が高い
2位は299人中41人が回答した「年齢が高い」でした。
募集・採用における年齢制限は禁止されているものの、なかには企業側から「年齢が理由で不採用」とはっきり言われた人も。
転職活動当時30代以上だった人からの回答が多数の中、20代後半男性からも「20歳代後半でまったく違う業種だったためだと思う」という回答が寄せられました。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 30代後半だったため、それが一番大きい要因ではないかと思いました。その業種の経験があればまた違っていたかもしれません(女性、転職活動時30代)
- 年齢制限のない求人に応募したが、自分の年齢が48歳と高かったため(男性、転職活動時40代)
- 年齢です。面接先の方からも言われました(男性、転職活動時50代)
年齢の高さが気になる人は、年代に特化した「転職サイト」や「転職エージェント」の活用がおすすめ。
企業によっては、マネジメント力や高い専門性を求めており、ミドル世代を歓迎している求人もあります。
注意したいのは、年齢を重ねるごとに、未経験の仕事への転職は厳しくなること。
新たな職種・業界などは避け、これまでのスキルや経験が活かせる転職を目指しましょう。
3位 面接で失敗した
3位は299人中35人が回答した「面接で失敗した」です。
「緊張して、言いたいことをうまく伝えられなかった」「声がはっきり出なかった」という回答が多数寄せられる結果に。
反対に「面接でアピールしすぎたのがNG理由だったと思う」「面接で自分を極力さらけ出すようにしており、それがマイナスと判断されたかも」と分析している人もいました。
また「面接に遅刻した」という大失敗の体験談も。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 最終面接で場の雰囲気に飲まれてしまい、自己アピールが十分に行えなかった。共に面接を受けた方の意気込みがとても強く、圧倒されて少し引いてしまった(男性、転職活動時20代)
- 面接で緊張しすぎてしまい何も喋れなかったから(女性、転職活動時30代)
面接で失敗しないためには、事前に面接対策を行っておきましょう。
何も準備せず面接に臨むと、アンケートの回答のように、緊張しすぎたり、過剰なアピールで失敗することに。
面接対策でおすすめなのは次の4つ方法です。
- 転職エージェントの面接対策や模擬面接を受ける
- 転職サイトの面接ノウハウをチェックする
- ハローワークの面接練習
- キャリアコーチングの面接対策や模擬面接を受ける
自信をもって面接にのぞむためにも、ぜひ自分に合ったサービスを活用してくださいね。
4位 志望動機が弱かった
4位に入ったのは299人中27人が回答した「志望動機が弱かった」でした。
「とにかく転職したい」とか「今の職場以外ならどこでもいい」と手当たりしだい応募しているのを面接官に見抜かれてしまった、と分析した人が多かったです。
「志望動機とこれまでの実績がかみ合わなかった」という人もいました。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 年収と休日数と福利厚生しか志望理由としておらず、この会社でなければいけない理由が見つからなかったから(女性、転職活動時20代)
- 会社に対し献身的になって勤め上げるという意思や覚悟がなく、その煮え切らない態度を面接官に即座に察知されたから(男性、転職活動時30代)
なぜ転職したいのか、もう一度考えてみてください。
転職理由の洗い直しを行えば、志望動機も導き出せるはずです。
また、希望する企業の強みや特徴と、志望動機が一致した内容でないと、矛盾を指摘されることにも。
ありきたりな印象を与える志望動機や矛盾している内容は、採用に繋がらないので注意しましょう。
5位 仕事の条件が折り合わなかった
5位にランクインしたのは299人中22人が回答した「仕事の条件が折り合わなかった」です。
折り合わなかった条件として「給与」を挙げた人が目立ちました。
他に「勤務開始日」「勤務時間」「勤務形態」「仕事内容」「転勤の有無・勤務地」といった回答も。
「すべてを希望どおりにしようとした結果、企業の選り好みをしすぎて応募ができなかった」という体験談も寄せられました。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 勤務地や勤務時間などの条件が厳しかったからじゃないかと思ってます(女性、転職活動時30代)
- 就業条件(土日休み・残業・給与など)にこだわりすぎていて、転職が決まらなかったです(男性、転職活動時40代)
すべての希望条件と一致する企業にこだわらないようにしましょう。
希望どおりの条件が揃う求人は稀ですし、あったとしても実際に働いてみると違ったというケースも。
「譲れない条件」「妥協できる条件」決めておいたり、一番重視することは何か、順番にピックアップしておくといいでしょう。
条件面については、内定後に交渉するのもアリですよ。
6位 転職活動への準備不足
6位には299人中20人が回答した「転職活動への準備不足」が入りました。
「自己分析」「企業分析」「面接の練習」を十分にできないまま選考にのぞんでしまったことが原因で、採用されなかったと考えている人が多数の結果に。
たしかに在職しながらの転職活動だと、準備に十分な時間を割くのが難しい場合もありますね。
準備不足のため仕事内容を理解しておらず「面接で仕事への熱意を聞かれたが、答えられなかった」という体験談もありました。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 質問を想定したり、その企業について調べたりと、前もってするべき準備が足りなかった(男性、転職活動時20代)
- 自己分析があまく、自己PRが企業にとって魅力的に感じなかったのかもしれない(女性、転職活動時30代)
転職を希望する人は、必ず転職活動の準備を行いましょう。
アンケートの回答を見てもわかるように、準備不足は採用に繋がらないからですね。
ただし、働きながらの準備は大変なのも事実です。
自分で準備をするのが難しい人は、二人三脚で転職活動をフォローしてくれる「転職エージェント」を活用しましょう。
希望や適性に合った仕事を紹介してくれ、応募書類の書き方から面接対策まで、しっかりフォローしてくれます。
また、企業や業界に精通したキャリアアドバイザーが在籍しており、転職に役立つ情報ももらえるため、企業分析などにも使ってみてくださいね。
7位 求人の競争率が高かった
7位は299人中17人が回答した「求人の競争率が高かった」となりました。
「求人が少ない時期に転職活動をしたから」や「人気の企業ばかり受けていたから」、「内容予定人数が少なかった」という回答が寄せられています。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 自分の理想が高すぎたために現実と理想のギャップが受け入れがたく、人気の高い企業ばかりを受けてしまっていた(女性、転職活動時20代)
- 求人倍率が高すぎたので書類選考で落ちたと思う(女性、転職活動時30代)
競争率の高さを回避するためには、人気企業や職種は避け、転職の時期も考慮しましょう。
「事務職」「未経験OK」「土日祝日休み」「残業なし」「大手企業」「月収30万円から」
上記すべての人気条件が揃った求人だと、応募者が殺到するのも当然ですよね。
どうしても人気企業や職種を目指したいなら、他の人に差がつくスキルや経験をアピールすること。
時期については、「2月~3月」と「9月~10月」は、競争率が高くなるため避けましょう。
「2月~3月」は年度末の退職者や人事異動、「9月~10月」は長期休暇後と社内人事が動きやすい時期だからですね。
そのため、求人数の増加とともに、転職希望者も増える傾向にあります。
業界や職種によって求人が多くなる時期も異なるので、労働市場の動向もチェックしておくといいでしょう。
転職活動で転職先が決まるまでの平均応募数は10.5社
299人に「転職活動で転職先が決まるまでの応募数」に質問したところ、結果は以下のようになりました。
転職経験者299人に聞いた結果、企業への平均応募数は10.5社となりました。
10社以内の人が7割以上の一方で「70社」「80社」と、かなりの数に応募している人もいました。
中には、100社以上も応募した人もいます。
50社を超える企業に応募した人が挙げた「不採用だった理由」は、
- 経験・スキル不足だった
- 年齢が高かった
- 転職回数が多かった
- 志望動機が弱かった
- 社風に合わなかった
といったカタチでバラける結果となりました。
まだ応募数が数社で「転職がなかなか決まらない」と悩んでいる場合、10社以上の応募も普通と考えることで、少しは精神的負担が減るのではないでしょうか。
転職活動で転職が決まるまでの平均面接数4.4社
次に「転職が決まるまでに面接を受けた数」を聞くと、結果は以下のようになりました。
転職が決まるまでの平均面接数は4.4社となっています。
最も多かったのは299人中139人と「2~3社の面接を受けた」の回答が多数。
全体の8割以上の人が、面接数5社以内に収まる結果に。
また面接社数がもっとも多かった人は、40社でした。
一般的に面接社数は応募社数より少なくなると思いますが、「40社応募して40社面接した」と、100%の確率で面接に進んだ人もいました。
上記結果から、面接3社までに転職が決まらなかった場合、転職活動を振り返り問題ないのかをチェックしてみるのもおすすめです。
転職エージェントの利用は全体の約4割
最後に転職にあたり転職エージェントを利用したかどうか質問したところ、回答は以下の結果となりました。
転職エージェントを利用した人は44.5%で、利用していない人のほうが多い結果に。
転職エージェントを利用した理由、利用しなかった理由それぞれを紹介しているので参考にしてみてください。
転職エージェントを利用した人の理由
まずは、転職エージェントを利用した人の理由となります。
「自力の活動がつらく、助けが必要だった」「転職エージェントを利用することで転職活動を有利・効率的にすすめられると思った」という人が多数を占めました。
また「友人が利用していた」「知人にすすめられた」など、周囲の影響で利用した人も目立ちました。
なかには「毎回利用しているので、利用していることが当たり前になっています」という人もいましたよ。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 自力で掲載求人に応募する方法に限界を感じた(女性、転職活動時20代)
- 転職エージェント経由の方が年収の高い求人が多いと聞いたため(女性、転職活動時30代)
- 自分だけで応募するよりも採用される確率が高いと思いました(男性、転職活動時40代)
どうしても転職が決まらない場合、転職エージェントを利用してみるのも1つの方法です。
求人サイトには掲載されない「非公開求人」に応募できるチャンスがあるほか、キャリアアドバイザーから書類作成や面接についてのアドバイスももらえます。
とくに「志望動機が弱かった」「面接で失敗した」という理由で転職先が決まらなかった人は、転職エージェントを活用すれば解決できる可能性が。
転職活動中に悩みや不安が出てきたときは、一度転職エージェントに相談してみましょう。
転職エージェントを利用しなかった人の理由
次に、転職エージェントを利用しなかった人の理由を見てみましょう。
転職エージェントを利用しなかった人からは「転職エージェントの存在を知らなかった」「自分のペースで転職活動したかった」などの回答が寄せられました。
また「エージェントを利用するほどのスキルや経験がなかったから」という回答も多数ありました。
ある程度の年齢でスキルや経験がない場合、転職エージェントを通じて転職できるかどうかは、たしかに不安なところですよね。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- なんだかんだ希望しない職を提案されそうだから(男性、転職活動時20代)
- 転職エージェントを利用するほど、スキルや経験を持っていなかったから(女性、転職活動時30代)
- 転職エージェントの存在を知らなかったからです(女性、転職活動時40代)
「1人でマイペースに転職活動がしたい」「希望している企業が決まっている」という人には、転職エージェントのサービスが合わない可能性もあります。
希望とは違う仕事を紹介されたり、的外れなアドバイスをされ、転職活動のペースを崩されたりするからですね。
しかし、すべてのサービスを利用しようとせず、一部だけ使うというのもアリですよ。
たとえば「面接対策だけ利用する」「応募書類の書き方のアドバイスをもらう」「情報収集に使う」などですね。
ただし、転職エージェントを利用する際は、キャリアカウンセリングやキャリアアドバイザーとの面談が必要なケースも多いです。
面倒だなと感じるかもしれませんが、キャリアカウンセリングで、自分では把握していなかったスキルや能力が発見できる可能性もあります。
使い方によっては転職活動のプラスになるので、一度どんなサービスがあるのかチェックしてみてくださいね。
転職がなかなか決まらず辛いときに見直すべきポイントや注意点
転職がなかなか決まらず辛いときに見直すべきポイントや注意点を紹介します。
- 応募する企業を絞りすぎていないか
- 自己分析は十分か
- 企業のニーズと自分のスキルが合っているか
- 企業に合わせた自己アピールになっているか
- 志望動機が待遇面に偏っていないか
順番に解説していくので参考にしてみてください。
応募する企業を絞りすぎていないか見直す
まずは応募する企業を絞りすぎていないか見直してみましょう。
「なかなか内定が出ない」という人の中には、応募社数が少なすぎる人も多いからです。
手当たり次第に応募するのはよくありませんが、応募先を絞りすぎても、転職活動がスムーズに進みません。
平均的には、1社から内定をもらうためには、7~10社程度の応募が必要と考えておいてください。
しかし「希望をすべて満たす会社」だけに応募していると、応募できる企業は限られてしまいます。
転職がなかなか決まらない人は、改めて希望条件に優先順位をつけ、「譲れない条件」を満たしている会社を候補にしてみましょう。
転職先企業への希望条件を少し緩めることで、選べる企業の幅が広がるのではないでしょうか。
自己分析は十分かを再確認する
「自己分析が十分か」も、転職活動がうまくいかないときに改めて見直したいポイントのひとつです。
「キャリアの棚卸し」や「自己分析」がしっかりできていないと、応募書類や面接でのアピールができません。
また自己分析不足だと、企業・職種選びに迷走してしまう可能性もあります。
キャリアの棚卸し | 職務経歴や身につけたスキルを洗い出す作業。専門性や業務における強みを明らかにできる。 |
---|---|
自己分析 | 「自分の性格」「価値観」「仕事に対するモチベーションのあり方」を見つけるための分析。企業・職種選びの軸になる。 |
企業選びの軸があいまいだったり、志望動機があやふやになったりする場合には、自己分析が不十分かもしれません。
「自己分析ツールの活用」や「自分史やエピソードの掘り下げ」で、もう一度自己分析をしてみてはいかがでしょうか。
自己分析のやり方について詳しく知りたい人は、「就活・転職活動時の自己分析のやり方おすすめランキング!具体的な方法や注意点も解説」の記事も参考にしてみてください。
企業のニーズと自分のスキルが合っているかを見直す
なかなか選考が進まない場合、「企業のニーズ」と「自分の保有スキル」があっていないかもしれないので見直していきましょう。
企業側から「スキル不足」と判断されている可能性があります。
中途採用ではポテンシャルよりもスキルや実績が重視されるからです。
第二新卒の場合にはポテンシャルが重視されることもありますが、年齢があがるほどにスキル・実績が重視されるようになります。
求人票や求人広告の内容をよく読み、企業がどのようなスキルを求めているのか確認しましょう。
企業に合わせた自己アピールになっているかを見直す
「企業に合わせた自己アピールになっているか」も見直してみましょう。
自己アピールは「企業で活躍する姿」をイメージして、各企業に合わせた内容にする必要があります。
一方どの企業にも使いまわせるようなぼんやりした内容だと、「志望度が低い」「業界研究・企業研究が不十分」と受け取られかねません。
「入社したら任されるであろう業務内容」「企業が求める人材像」を把握したうえで、自分の強みとリンクさせてアピールする必要があります。
また「自己PR」「自分の長所・強み」を説明する際には、具体的なエピソードを盛り込んで、強みや価値観が明確に伝わるように工夫しましょう。
経験してきた業務が多い場合には、とくに応募先企業で活かせるような経験に絞ってアピールすると効果的です。
自身の経験・スキルと企業のニーズがぴったり合えば、とんとん拍子に選考が進むでしょう。
転職活動がうまくいかない方は、面接官に「入社後の活躍イメージ」をもってもらえるような自己アピールになっているかチェックしてみてください。
志望動機が待遇面に偏っていないかを見直す
応募書類や面接で話した内容を振り返って、「志望動機が待遇面に偏っていないか」も見直しましょう。
「給与」「福利厚生」は企業を選ぶうえで重要なポイントです。
とくに前職での待遇が悪くて転職を決意した方なら、待遇面はとても気になるでしょう。
しかし志望動機が待遇面に偏ったものだと、採用担当者に悪い印象を与えることがあります。
例えば「給料の高さだけで選んでいるのかな」「働く意欲が低そう」などと思われかねません。
そのため志望動機では、「企業の商品・サービスや業務内容について感じている魅力」も伝える必要があります。
また「魅力を感じている企業・業務内容の特徴」と「自分の強み」をリンクさせて、「入社後に活躍したいか」を伝えられると効果的です。
業界・企業研究と「スキルの棚卸し・自己分析」をもとに、採用担当者に刺さる志望動機を考えましょう。
転職がなかなか決まらないときの対処法
この章では、「転職先がなかなか決まらない」と悩んでいる方向けの対処法を紹介します。
内定の取れない状況が続くと、「このままずっと決まらないのでは…」と焦りを感じてしまいますよね。
しかし実際、内定が取れない理由は、
- その企業が求める人材にマッチしていなかった
- 書類や面接でのアピールが下手だった
- 面接に慣れておらず緊張してうまく話せなかった
など、単に「自己分析不足」「準備不足」「テクニック不足」が原因のケースも多いのです。
転職先がなかなか決まらないという方は、ぜひ以下にご紹介する方法を試してみてください。
1.転職エージェントを利用しておいて損はない
当アンケート内で「転職エージェントを利用した人は44.5%」との結果となっています。
5割以上の人が利用していないことから、「必要ない」と考える人も多いかもしれません。
結論から言うと、なんだかんだと言っても転職エージェントを利用しておいて損はありません。
登録、相談ともに無料、金銭的なリスクがあるわけじゃないからです。
試しに登録、相談してみて、イマイチだと感じた時点で利用を辞めればいいだけです。
転職エージェントがやってくれることとしては、求人紹介はもちろん、転職活動をあらゆる方面からサポートしてくれます。
以下、転職エージェントがサポートしてくれる代表的な例をあげてみます。
- 経験やスキルの棚卸し
- 転職の方向性の明確化
- 応募先企業の選別・応募
- 履歴書・職務経歴書の添削
- 面接対策
- スケジュール調整
・・・いかがでしょうか?
転職が決まらなかった理由ランキング内に出たほとんどの悩みをカバーできる内容となっています。
特に1位にもなった「企業側が求める経験・スキル不足」に悩みがある方にはおすすめと言えるでしょう。
転職エージェントがお手伝いしてくれることで、自分でも気づいていなかった思わぬ強みが見つかるケースもあるからです。
「経験やスキルの棚卸し」や「転職の方向性の明確化」などが当てはまりますね。
また、職務経歴書の添削や模擬面接など、多くの人が苦手と感じていることへの具体的なサポートも行ってくれます。
「模擬面接」「応募書類の添削」など支援充実。
【公式】https://mynavi-agent.jp/
異業種転職もしっかりサポート。
【公式】https://doda.jp/
20代・フリーター・未経験の求人に強い。
【公式】https://hataractive.jp/
(※興味のある転職エージェントが2~3社と複数ある場合は、掛け持ち登録も可能です。)
2.転職エージェントを使わないなら転職サイトがおすすめ
転職エージェントをはじめ、他の誰かとコミュニケーションを取るのが苦手だったり面倒と感じる方もいるのではないでしょうか。
転職エージェントのサポートは望んでいない方には、転職サイトがおすすめです。
転職サイトの場合、応募や企業とのやりとりは自身で行うため、転職エージェントのようなきめ細かいサポートは受けられません。
しかし、希望条件を登録しておくことで、希望に合った仕事を自動で知らせてくれたり、ネット上で履歴書の作成ができたりといったサイト上のサービスがとても充実しています。
また転職サイトは、転職活動中に多くの人が抱える悩みを解消するためのコンテンツも充実しています。
質問に答えることで「適職診断」ができるサイトもあるので、転職活動に行き詰まっている方はぜひ利用してみてください。
自己分析に役立つ「グッドポイント診断」ができる。
【公式】https://next.rikunabi.com/
ヘッドハンターからスカウトが届くハイキャリア向けサイト。
【公式】https://www.bizreach.jp/
(※興味のある転職エージェントが2~3社と複数ある場合は、掛け持ち登録も可能です。)
転職が決まらないと感じた理由ランキングの調査結果まとめ
経験者299人を対象にアンケートを行ったところ、転職が決まらないと感じた理由ランキング第1位は「企業側が求める経験・スキルの不足」でした。
募集要項に「未経験歓迎」と書いてあっても、経験やスキルを備えた応募者が他にいれば、「経験なし」は見劣りするでしょう。
反対にこれまでの経験が活かせる職場への転職なら有利になりそうですね。
また転職活動中に応募した企業数の平均は10.5社、面接をした企業数は4.4社となりました。
転職活動で転職エージェントを利用した人は44.5%で、利用した人からは「面接対策をしてくれる」「年収希望額の調整をしてもらえる」といった意見が寄せられました。
転職エージェントを利用することで、「面接での失敗」「希望条件が折り合わない」といった失敗ポイントを減らす効果がありそうですね。
あなたに適した転職エージェントや転職サイトは以下でも検索できますので、ぜひご活用下さい。