仕事中、スマホにメッセージ通知が来たら「休憩時間まで我慢しなきゃ」と思っても、つい確認したくなりませんか?
もしかしたら家族からの緊急連絡かもしれないので、気になりますよね。
また市役所に電話したいなど「仕事中にしか連絡するチャンスがない」という場合には、使わざるを得ないことも。
仕事中にスマホを触ってしまう人はどれくらいいて、スマホで何をしているのでしょうか。
そこで今回は働く男女500人を体調にアンケート調査を行い、「仕事中にスマホでしてしまうこと」を聞きました。
- 調査対象:働いている人
- 調査日:2021年4月16日~17日
- 調査方法:インターネットによる任意回答
- 調査人数:500人(女性329人/男性171人)
仕事中にスマホをさわる人は64.4%
「仕事中(勤務時間中)にスマホをさわることがありますか」と質問したところ、回答は以下のようになりました。
「よくある」「たまにある」と答えた人が合わせて64.4%。
6割以上の人が、勤務時間中にスマホをさわることがあるとわかりました。
一方「あまりない」「全くない」と答えた人は35.6%です。
「あまりない」「全くない」という人からは「昼休憩中しか触らない」「オフィスへのスマホ持ち込みを禁止されている」「仕事中のスマホいじりは懲戒解雇になりうる」という回答が寄せられました。
仕事中のスマホ使用は「職務専念義務に反する」「情報漏えいの恐れがある」ことから、厳しい対応をしている職場もあるようですね。
スマホをさわるタイミング1位は「トイレに行くとき」
続いて、仕事中にスマホをさわることがある人に、どんなときにさわってしまうのか聞いてみました。
回答数が多かった順に7位までを紹介します。
ダントツの1位は「トイレに行くとき」でした。
2位以下は大きく差が開いて「暇なとき」「移動中・外出中」と続きます。
「トイレ」「移動中・外出中」「周りに人がいないとき」がランクインしており、一人になるタイミングでスマホを触っている人が多いとわかりました。
では具体的な回答を紹介します。
1位 トイレに行くとき
- ライブのチケット抽選があったときはトイレでいじってました(20代女性)
- トイレに行ったついでに見ることが多いです(30代女性)
圧倒的多数で1位になったのは「トイレに行くとき」でした。
トイレ休憩で一人になったときに、スマホを触っている人が多いとわかります。
中には「トイレでは長時間触っている」という人もいました。
ただあまりにトイレが長いと、同僚から「何やってるの?」と怪しまれることもあるでしょう。
2位 暇なとき
- 夜勤中に暇なとき(20代女性)
- お客さんが居ない手の空いた時間にスマホを触ってしまいます(30代女性)
2位は「暇なとき」でした。
「暇さえあればいじっている」「少し手が空いたらほとんどいじっています」など、手持ち無沙汰になると、ついスマホをいじってしまう人も多いようです。
「配送の待機中」など、仕事中どうしても発生してしまう待機時間や待ち時間にいじっている人も目立ちました。
3位 移動中・外出中
- 営業の移動中(30代女性)
- 車移動中の助手席でいじる(40代男性)
3位は「移動中・外出中」でした。
外出中にアポイントまでの待機時間ができたときや、移動中の電車内など、ついついスマホをいじりたくなってしまいますよね。
移動中に動画を見たりゲームしたりしている人もいましたが、外であっても、どこに誰がいるかわかりません。
「ゲームに熱中している姿」を取引先の人などにこっそり見られているかもしれないと考えると、少し怖いですね。
4位 仕事が一段落したとき
- やっている仕事がひと段落して、次の仕事にかかるまでにできる隙間時間(30代女性)
- 書類の作成がひと段落してほっとした瞬間(50代男性)
4位は「仕事が一段落したとき」でした。
2位の「暇なとき」とも少し似ていますね。
やっていた仕事に区切りがついたとき、フッと集中が切れてスマホに手が伸びる人も多いようです。
5位 通知・着信があったとき
- 近くにスマホを置ける状態なので、メッセージが来たときなどにいじってしまいます(20代女性)
- メールや着信が入った時は、誰からか必ず確認します。仕事でも私用の電話を使っているためです(50代女性)
5位は「通知・着信があったとき」です。
家族・保育園・学校からの緊急連絡がスマホに入るようにしている人だと、やはり誰からの連絡かだけは確認しておきたいですよね。
また私物のスマホを社用にも使っている人は、必ず通知をチェックしているようです。
また「電話が鳴ったときは見る」という人も複数人いました。
電話のほうがメッセージよりも緊急性が高いことも多いので、この回答には納得です。
6位 周りに人がいないとき
- 周りに上司がいないとき(20代男性)
- 周辺の席の人が会議で不在のとき(40代女性)
「周りに人がいないとき」が6位でした。
事務所にひとりきりになったり、同僚が離席したときにスマホを触っている人が多いとわかります。
スマホをいじることに罪悪感があるので、ひとりになるタイミングを見計らって触っているのでしょうね。
一方で周りに人がいても「上司の目を盗んでいついかなるときもいじってしまう」という強者もました。
7位 コーヒーブレイク中
- 水を飲みにロッカーに行くとき(20代女性)
- 喉が渇いてコーヒーや水を取りに行く時にいじってしまいます(40代男性)
7位は「コーヒーブレイク中」にスマホをいじるという人でした。
飲み物を飲んで一息つきながら、スマホをいじるという人も多いようです。
水分補給や小休憩は大切ですが「だらだらしている」と思われないように、スマホをいじるのはほどほどにしたいですね。
仕事中にスマホですること1位は「メッセージの確認・返信」
最後に、仕事中にスマホで何をしているのか聞きました。
回答数が多かった順に7位までをランキング形式で紹介します。
1位は「メッセージの確認・返信」でした。
「緊急の連絡かもしれないため、メッセージは確認する」という人が多いと推測できます。
しかし、2位以下には「SNSの閲覧・投稿」「ショッピング・オークション」「ゲームで遊ぶ」「動画の視聴」など、見つかったら問答無用で怒られそうな内容も。
では具体的な回答を紹介します。
1位 メッセージの確認・返信
- メッセージが入っているとつい返信してしまいます(30代女性)
- メッセージをチェックして、至急のときだけ返信します(40代女性)
1位は「メッセージの確認・返信」でした。
通知が来るとつい確認したくなりますし、子どもや高齢の家族がいる人などは「保育園や病院からの連絡ではないか」と気になりますよね。
「確認だけして、返信はしない」「緊急のときだけ返信する」というように、ルールを決めてチェックしている人もいました。
2位 SNSの閲覧・投稿
- SNSで好きなアイドルグループの情報をチェック(20代女性)
- SNSのストーリーをサッと見る(30代男性)
2位は「SNSの閲覧・投稿」です。
トイレ休憩中や暇なときに「新規投稿やタイムラインを閲覧している」という人がほとんどでしたが、中には「投稿している」という人も。
また複数のSNSをチェックしている人もいました。
3位 ニュースのチェック
- スポーツニュースを見る(30代男性)
- ヘッドラインをメッセージで見て、ついついニュースを読んでしまいます(40代女性)
「ニュースのチェック」が3位でした。
ニュースや天気のチェックは仕事のためにも必要かもしれません。
ただ仕事にスマホを見ていることに悪いイメージを抱く人もいるので、至急でなければ通勤中や休憩中にするのがベストですね。
4位 ショッピング・オークション
- フリマアプリで「いいね」をしている商品のチェック(30代女性)
- ショッピングサイトなどを見て、欲しい品物を探したりする(40代女性)
4位にランクインしたのは「ショッピング・オークション」でした。
仕事中に通販サイトやフリマアプリで欲しい商品を検索したり、購入手続きをしたりしている人も多いとわかりました。
とくにオークションでどうしても落札したいものがあれば、入札状況が気になって何度も確認したくなりそうですね。
またフリマアプリに出品していて、「仕事中にコメント返信や発送連絡をしている」という人も6人(17位)いました。
5位 ゲームで遊ぶ
- アプリゲームのログインボーナスをもらう(30代男性)
- ソーシャルゲームのアイテム回収や進行状況のチェック(40代女性)
5位は「ゲームで遊ぶ」という人でした。
ログインやチェックだけするという人もいましたが、中には「農園ゲームのアイテムの収穫と仕込み」「育成ゲームのレベル上げ」など、時間がかかりそうなことをやっている人も。
トイレでゲームを進めている人もいましたが、あまり長くなると同僚たちからひんしゅくを買うかもしれません。
6位 株価・為替のチェック
- 保有している株の株価チェック(30代男性)
- FXをやっているので、外為が動きやすい時間帯はどうしても見てしまいます(50代男性)
6位は「株価・為替のチェック」です。
仕事のために株価や為替をチェックしている人もいるかもしませんが、「自らの投資のためにチェックしている」という人が目立ちました。
投資の種類は株、FX、仮想通貨、ポイント運用などさまざま。
投資をやっていると、値動きはどうしても気になりますよね。
チェックだけではなく実際に「株やFXの売買をしている」という人は5人(18人)でした。
7位 動画の視聴
- トイレで習い事(ダンス)の動画(予習・復習)を観る(30代女性)
- 動画サイトで好きな番組を観てしまう(40代男性)
7位は「動画の視聴」でした。
「好きな番組」や「途中まで見ていた動画」「動物に癒やされる動画」などが気になって、ついつい仕事中に観てしまうという人が多いようです。
移動中やトイレ休憩中に観ているという人が目立ちました。
また動画サイトとは違いますが「家で留守番している愛犬のライブ映像をアプリで確認している」という人もいました。
まとめ
働く男女500人を対象にアンケートを行ったところ、「仕事中にスマホをさわる」と答えた人が64.4%にのぼりました。
トイレ休憩中にスマホをさわっている人が圧倒的に多く、していることは「メッセージの確認・返信」や「SNSの閲覧・投稿」などが多くなりました。
「職場へのスマホ持ち込み」「職場での私用スマホいじり」を禁止している職場もありますし、規定になくても仕事中にスマホでSNSやゲームをしていると周りから「仕事に身が入っていない」と思われるでしょう。
こっそりやっているつもりでも「あの人いつもトイレが長いし、スマホで遊んでるんじゃない?」と疑われているかもしれません。
緊急性が高いときや職場で容認されている場合をのぞいて、できるだけ仕事中の私用スマホは控えたいですね。