新しい職場への初出勤に向けて、不安や緊張を感じ、事前に色々と準備している方も多いのではないでしょうか。
今回は転職経験者500人に『転職初日に向けての準備や不安に感じた事』についてのアンケート調査を実施。
- 調査対象:転職経験者
- 調査日:2021年4月2日~6日
- 調査方法:インターネットによる任意回答
- 調査人数:500人(女性346人/男性154人)
【500人に聞いた】転職初日に向けて事前準備したこと
転職経験者500人に「転職初日に向けて事前準備したこと」を質問したところ、以下の結果となりました。
回答数が多かった順にランキング形式で7位まで紹介しています。
ランキングのダントツ1位は服装や髪型をはじめとした「身だしなみ(155人)」。
500人中155人が回答していることから、服を新調したり美容室に行ったりして、清潔感のある身なりにして初出勤を迎えた人が多いとわかります。
続いて2位「筆記用具やメモを揃えた(71人)」、3位「職場の下調べ(47人)」、4位「業務の予習(38人)」、となります。
以降、5位「通勤経路の確認(34人)」、6位「自己紹介・挨拶を考えた(32人)」、7位「忘れ物チェック(22人)」の結果となりました。
仕事で使うものを準備したりスムーズに仕事が開始できるよう勉強したりと、バラエティに富んだ回答が寄せられました。
では各ランキングの解説とあわせて具体的な回答を紹介します。
1位 服装や髪型といった身だしなみの準備をした
1位は500人中155人が回答した「服装や髪型といった身だしなみ」でした。
仕事用の服を新調した人のほか、「スーツをクリーニングに出した」「シャツにアイロンをかけた」「靴を磨いた」などの手入れをした人も多数。
また、職場や業界の雰囲気に合う身だしなみを事前に調べた人も目立ちました。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 製造業から販売職への転職だったので、化粧の仕方を勉強したり、制服に合う靴や出勤時の鞄を新調しました
- 身だしなみ。髪型を短くし、スーツと革靴と鞄を新調、髭を剃った
- 前職は制服で、転職先はオフィスカジュアルであったため、オフィスカジュアルの洋服や靴を調べ、買いに行きました
2位 筆記用具やメモを揃えた
2位は500人中71人が回答した「筆記用具やメモを揃えた」でした。
初日は覚えることも多く、緊張もあって言われた内容をすべて記憶するのは難しいため、メモを取るための筆記用具を準備する人が多い結果に。
また、業務で使うための筆記用具が用意されていない可能性を考えて、事前に準備した人も。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 最低限の筆記具は必ず持っていきます
- 殴り書き用のノートと、整理用のノートを買った
- 何も用意されていないと仮定して、文房具は借りずに済むようにいろいろ準備した
3位 職場の下調べをした
3位は500人中47人が回答した「職場の下調べ」でした。
下調べには、会社のホームページ・SNS・求人サイト・口コミサイトなどを活用する人が多かったです。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- HPで社長や写真に写っている人の顔を覚えた
- 会社の公式サイトや口コミサイトをもとに、社風や事業内容について改めて確認した
4位 業務の予習をした
4位は500人中38人が回答した「業務の予習をした」です。
とくに、未経験の業種や職種へ転職する場合、業務の予習は必須のようです。
具体的には、本を買ったり、会社から提供されたマニュアルを確認したり、業界・職種に関するサイトを参考したという回答が寄せられました。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 営業だったので、営業にかかわる本を何冊か読みました
- 商品カタログやマニュアルをもらっていたので、覚えてから転職初日を迎えました
5位 通勤経路の確認をした
5位は500人中34人が回答した「通勤経路の確認をした」でした。
どんな理由があっても、転職初日の遅刻はNG。
通勤時間がどれぐらいかかるか下調べしている人が目立ちました。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 会社までのルートと電車、バスの時間をしっかりと調べました
- 車通勤だったので、混み具合を見るために、出社と同じ時間帯に会社へ下見に行ってみました
6位 自己紹介・挨拶を考えた
6位は500人中32人が回答した「自己紹介・挨拶を考えた」でした。
初日に自己紹介や挨拶をすることになるため、当日きちんと伝えられるよう前もって練習しておくと安心ですよね。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- あいさつの練習
- 自己紹介で話すことを準備していました
7位 忘れ物チェック
7位は500人中22人が回答した「忘れ物チェック」でした。
筆記用具や会社に提出するための書類などは、くれぐれも忘れないようにしたいものですよね。
忘れ物がないか何度もチェックしたという人もいました。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 忘れ物がないようにカバンの中身は何回も確認しました(女性)
- 持ち物のチェックを徹底しました。メモ帳やペン類など、忘れ物がないようにと気を使いました(女性)
転職初日のための準備として押さえておきたいのは、「職場で好印象を与えるための準備」と「業務のための事前準備」です。
今回のアンケートの回答でも、「身だしなみ」「自己紹介・挨拶」「遅刻しないよう通勤経路の確認」「忘れ物チェック」など、初日に第一印象で悪い印象を与えないための準備が目立ちました。
ヨレヨレのスーツで出社したり遅刻をしてしまうと「だらしない人」、挨拶ができないと「感じが悪い」といった印象を初日で植え付けてしまうことに。
また、初日に問題なく業務に取り組めるよう、「メモや筆記用具」「業務の予習」などの準備も忘れないでおきましょう。
メモを取る姿や事前に業務の予習をしてくる姿勢は、ヤル気があると評価されます。
新天地で自信をもって快適に過ごすためにも、今回紹介した準備を徹底して行うことをおすすめします。
当日に慌てないためにも、前日までには完璧に準備を済ませておくようにしましょう。
【500人に聞いた】転職初日に向けて不安を感じたこと
次に、転職経験者500人へ「転職初日に不安を感じたことは?」と質問してみたところ、以下の結果となりました。
回答数が多かった順にランキング形式で7位まで紹介しています。
転職初日に向けて不安を感じたことランキングはダントツ1位で「職場の人間関係・雰囲気(340人)」となりました。
2位「仕事ができるか(78人)」、3位「うまく挨拶・自己紹介ができるか(25人)」、4位「歓迎されるか(18人)」と続きます。
以降、5位「遅刻しないか(15人)」、6位「初日の業務内容がわからない(10人)」、7位「長く働ける職場か(9人)」の結果に。
実際の業務内容よりも『新しい職場の人間関係や雰囲気』に不安を感じながら初出勤を迎える人が多いことがわかります。
また11位(6人)には「教育係がどんな人か」も入っています。
人間関係の中でもとくに身近な存在になる「先輩」について不安を感じる人もいるようです。
では各ランキングの解説とあわせて具体的な回答を紹介します。
1位 職場の人間関係・雰囲気が不安
ランキングの1位は「職場の人間関係・雰囲気が不安」が500人中340人回答とダントツの結果となりました。
アンケートに協力していただいた全体のうち68%もの人が「職場の人間関係」と回答したことになります。
業務内容はある程度事前にわかるものの、人間関係や雰囲気は実際に働いてみないとわからないことも多いので、たしかに心配になりますよね。
「高圧的な人がいないか」や「今ある人間関係の中に入っていけるか」に不安を感じる人が多いようです。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 働いている方の年齢層が高かったので、うまく馴染めるか不安でした
- 前職で怖い上司に耐えきれず退職したので、転職先で同じような人がいないかが一番不安でした
- 仕事よりも人間関係に不安がありました。多少仕事がハードでも人間関係が良好だと続けていけそうだから
職場の人間関係や雰囲気が心配な人は、明るく挨拶やお礼することを心がけておくといいでしょう。
ちゃんと挨拶やお礼をされて不快に感じる人はまずいないでしょうし、周りに良い印象を与えることへとつながることでしょう。
たとえば、朝の「おはようごさいます!」や、帰りの「お疲れさまでした!」という挨拶。
教えてもらったり、助けてもらった時の「ありがとうごさいます」は基本的な言葉で、言われると気持ちがよいものですよね。
第一印象はその後の人間関係の形成にも強く関わってくるため、初日から仕事のしやすい環境を自ら築いていくようにしましょう。
職場の雰囲気も最初は不安だと思いますが、最初から慣れるのは難しいことなので、「こういう雰囲気なんだな」と感じる程度でいいでしょう。
出社前から考えすぎてしまうと不安も増し、当日に表情や態度に出てしまい悪い印象を与えてしまう可能性もあるので注意してください。
2位 仕事ができるか不安
2位は500人中78人が回答した「仕事ができるか不安」でした。
「仕事を覚えられるか」「周りと同じようにできるか」と不安に思う人が多いようです。
とくに未経験の業種・職種に転職すると不安になりますよね。
一方で技術・スキルを見込まれて転職した人も「もしスキルが通用しなかったら」と不安を感じることがあるようです。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- ちゃんと会社に貢献して働けるか不安でした
- 未経験の職種だったので、本当にできるのか不安だった
- この会社でうまく仕事ができるか、前の会社でのスキルは通用するのか
最初はわからないことだらけで、できないことが多数出るのは仕方がありません。
日報の書き方ひとつとっても職場ごとに違って、最初はわからなかったりします。
わからないことがあれば職場の先輩にしっかり聞いて、教えてもらったことは積極的に取り組んでいきましょう。
その際、メモを取るなどして、何度も同じ質問をしないよう注意しましょう。
はじめは「できない」と思われていたとしても、前向きに仕事に取り組む姿勢を続けていくうちに、職場の人からの評価へとつながります。
「できないと思われるのではないか」と、わからないことを隠したり放置したりするのは避けましょう。
3位 うまく挨拶・自己紹介ができるか不安
3位は500人中25人が回答した「うまく挨拶・自己紹介できるか不安」でした。
最初の挨拶や自己紹介は第一印象に関わってきますから、「うまくできるか」「いい印象を与えられるか」と心配になりますよね。
具体的にどのような内容を話せばいいのか悩む人も。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 誰からあいさつすればいいのか
- 挨拶でいい印象を与えられるかどうか
- 初日のあいさつをどうするか。短すぎても長すぎても良くないと思い、当日まで迷っていた
初日の挨拶や自己紹介は、短時間で簡潔に伝えることが重要ポイントです。
一般的に朝の就業開始前に入社の挨拶や自己紹介の機会を設けられますが、朝の忙しい時間も相まって長い時間が取れなかったりします。
手短に話す自信がない人は、事前に挨拶する内容をメモにまとめて練習しておくといいでしょう。
また、緊張しても一生懸命、笑顔でハキハキ伝えることを意識すると、職場の人にも好印象を与えます。
名前を言って「よろしくお願いします」と伝えるだけでなく、自己紹介のあとに、「わからないことも多く、ご迷惑をかけると思いますがよろしくお願いします」と一言つけ加えると印象もさらにアップするでしょう。
挨拶後、個別で接する機会があるときは、「今日から入社しました○○です」と挨拶するのも、今後の業務や人間関係をスムーズに進めるうえでおすすめです。
4位 歓迎されるか不安
4位は500人中18人が回答した「歓迎されるか不安」がランクイン。
新しい職場の全員に「あなたが来てくれて嬉しいよ!」と歓迎されたいもの。
ただ「転職初日」は転職者には特別な日でも、すでにそこで働いている人たちには普段どおりの一日なので、どんな対応をされるのか気になりますよね。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 歓迎される明るい雰囲気かどうか
- 同僚に冷ややかな目で見られるのではないかという不安
最初の自己紹介だけで職場のすべての人から、好印象を持ってもらえたら理想ですが、現実的には難しいことでしょう。
人の合う合わないもあるし、最初から全員が心を開いてくれるわけではありません。
その中でもやはり最初の挨拶は大事です。
なぜなら、人のイメージは第一印象で9割決まるともいわれており、笑顔で明るい人に対しては敵意ではなく好印象を抱くからですね。
また、実際にあなたと同じ部署で働く先輩や同僚といった身近な人には、特に失礼のないように気をつけましょう。
5位 遅刻しないか不安
5位は500人中15人が回答した「遅刻しないか不安」と答えた人でした。
転職すると出勤時間がこれまでと変わってしまうので、起床時間や家を出る時間を間違ってしまわないか不安になった人が多いようです。
また初めての通勤ルートで、迷ったり乗り継ぎに失敗したりしないか心配した人もいました。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- これまでの出勤時間と異なるので、時間を間違えて朝寝坊をしないか
- 通勤時のバスや電車の乗り継ぎがスムーズにいくか。道路の渋滞、電車の混雑等が不安でした
早起きして、時間に余裕をもって家を出るようにしましょう。
早めに家を出ることで、出勤途中のトラブルも対処できるからですね。
電車の遅延トラブルが生じたり忘れ物に気づいたりしても、時間に余裕があれば対応できます。
寝坊を防止するためには、複数のアラームを活用したり、家族や恋人に起こしてもらうのもアリです。
出社時間の30分前には職場周辺に到着し、会社までのルートを確認したあと付近のカフェで時間をつぶすのも遅刻を防ぐのにおすすめです。
自己紹介の復習をしたり持ち物のチェックをしたりできますし、お茶をしながら心に余裕をもつこともできるでしょう。
6位 初日の業務内容がわからない
6位は500人中10人が回答した「初日の業務内容がわからない」でした。
初日の過ごし方は会社によって違い、研修やオリエンテーションで一日が終わってしまう場合もあれば、初日から所属部署で引き継ぎがはじまるなどさまざま。
そのため、余計に何をするのか不安になりますよね。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 一日の業務の流れがわからないことが一番不安でした
- 未経験の職種への転職だったから、初日に何をするのかまったくわからず不安でした
初日の業務内容が気になる人は、事前に初日は何をするのか聞いておくといいでしょう。
何をするのかわからない不安を拭えるだけでなく、準備できることがあったり、仕事の予習もできるからですね。
ただし、「研修を行います」「引き継ぎからはじめます」など、具体的な業務内容については言及がないケースもあります。
事前に詳細がわからない場合は、当日に上司や先輩などに確認してください。
初日からいきなり難しい業務内容を任されるケースは稀で、たいていの職場では単純なタスクから少しずつ与えられるのではないでしょうか。
完全に不安を消すのは難しいと思いますが、自分を追い込むことだけは避けましょう。
7位 長く働ける職場か不安
7位は500人中9人が回答した「長く働ける職場か不安」でした。
初めての職場で不安に思うのは当然ですね。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 長く勤められるのか不安だった
- この仕事で継続出来るかどうかが一番不安に感じました
長く働くためには、職場の人と積極的にコミュにケーションを取って、良好な人間関係を築く必要が出てきます。
なぜなら、長く働きたいのに辞めざるを得ないケースの原因は、人間関係の悩みであることが多いからですね。
なかには初日で「何か違う」と感じる人もいるようですが、時間経過とともにわかってくることもありますし、人間関係を築くには時間がかかるため、少し様子見をしてみましょう。
ランチに行ったり飲み会に参加するなどして、一緒に過ごす時間を多くすれば距離も縮めやすくなるのではないでしょうか。
ただし、無理して初日に距離を縮める必要はありません。
頑張りすぎると負担にもなるため、少しずつ職場の輪を広げるように心がけましょう。
転職先の新規職場に上手く溶け込むためのコツ5選
転職先の新規職場に上手く溶け込むためのコツは次の5つ。
- 自分から積極的に挨拶しましょう
- わからないことがあれば自分から積極的に質問する
- 前職の経験に固執せず、新しい職場環境を柔軟に受け入れる
- 笑顔でいるように気をつける
- 会話のキャッチボールを意識する
「転職初日に向けて不安を感じたことランキング」の調査結果から、「上手く職場に溶け込めるだろうか」と不安に感じている人は多いことが見て取れます。
それぞれのコツについて解説していくので、新しい職場に不安を感じている人は取り入れてみてください。
1.自分から積極的に挨拶しましょう
転職先の新規職場に上手く溶け込むためのコツのひとつとして、自分から積極的に挨拶しましょう。
新しい職場で働いている人達全員、もしくはほとんどの方が初対面の可能性は高いからです。
初対面の方へ挨拶することでプラスの印象を持たれることはあっても、マイナスな印象をもたれる可能性は低いでしょう。
また、直接関わりのない人に挨拶したとしても、相手が同じ部署で働く人と知り合いで、もしかしたら挨拶をキッカケにあなたの話題になるかもしれません。
少しでも新規職場に溶け込みたいのなら、誰にでも挨拶しておくことがおすすめです。
2.わからないことがあれば自分から積極的に質問する
初めての職場なことから、大小問わずわからないことは多々出てきます。
わからないことがあれば、自分から積極的に質問していきましょう
質問する中で様々なコミュニケーションが生まれるし、向上心があると思ってもらいやすいからです。
また、わからないことを質問することは、仕事への上達スピードやミスを防ぐことにもつながります。
逆にわからないことを放置したまま仕事でミスをしてしまうと、周りからの印象が悪くなるので注意しましょう。
職場の上司や同僚と初対面でどんな人なのかわからない状態でも、仕事を通しての質問だったらコミュニケーション取りやすい点でもおすすめです。
3.前職の経験に固執せず、新しい職場環境を柔軟に受け入れる
前職での経験に固執せず、新しい職場環境を柔軟に受け入れていくことが大切です。
自分がいくら経験を積んでいたとしても、新しい会社にはその会社のやり方、ルールが存在するからです。
例えば「前の会社ではこうやっていた」「前職ではこれが決まりだった」と言って、新しい会社の方法を受け入れないようでは、あなたに対する職場での印象も悪くなり、仕事も進めにくくなってしまいます。
また、前職での実績をひけらかして自慢するような態度をとっていては、良好な人間関係も構築しにくいです。
転職後は心機一転、プライドなども捨てて、謙虚な姿勢で新しい職場環境を受け入れていきましょう。
周りの仕事の進め方などをよく見て盗める点は盗む、職場の人の名前を覚えたりと、積極的に馴染めるように取り組むことをおすすめします。
4.笑顔でいるように気をつける
わざわざコツというまでもないかもしれませんが、笑顔でいるように気をつけましょう。
なぜなら新しい職場への緊張のあまり、意図せずとも表情が硬くなったり無言になったりしやすいからです。
職場だけでなく取引先や友達でも無愛想な人と「話したい」「仲良くなりたい」と思う人は少ないと思うので注意が必要です。
例えば、話しかけても目も合わせずニコリともしないAさんと、ちゃんと目を見てニコニコしながら話を聞いてくれるがBさんがいた場合、Bさんのほうが良い印象を持たれやすいでしょう。
また、無愛想なままだと相手から話しかけづらく、最悪の場合は職場で孤立してしまう可能性まで考えられます。
新しい職場に早く馴染むためにも、笑顔は欠かさないようにしましょう。
5.会話のキャッチボールを意識する
新しい職場に入ると休憩中に「どこらへんに住んでいるの?」「趣味は?」と、多くの質問を受けることも珍しくありません。
結論から言うと、会話のキャッチボールを意識しましょう。
自分の話だけを一方的にするよりも、相手の方の話も聞くことで、お互いのことが理解しやすいからです。
もし質問されたら「〇〇に住んでいます。〇〇さんはどの辺ですか?」と逆質問することで、自然と会話のキャッチボールができますよ。
自分に対し質問されたら、相手も自分のことを話したい時だと考えておきましょう。
転職初日の出社時間はどれくらいがいい?
最後に、転職経験者500人へ「転職初日は始業何分前に会社に着きましたか」と質問したところ、回答は以下のようになりました。
転職初日の出社時間は始業時間の30分前に出社した人が165人で最も多く、全体の3割を占めました。
なかには、早くくるよう指示があった人や、ヤル気を見せるために1時間も早く会社に到着している人も。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- もっと早く着くはずでしたが、緊張し過ぎてバスを乗り間違えてしまい、この時間になりました(5分前に到着)
- 早く行き過ぎても迷惑だと思ったので(15分前に到着)
- 何かあってもいいように、普段より時間に余裕を持って行きました(30分前に到着)
- 早く来るように指示がありました。社風が古く、早く来る人はできる人扱いみたいです(50分前に到着)
- その職場では新人になるので、やる気を見せつけるため(1時間前に到着)
出社時間に関しては、事前に確認することをおすすめします。
「あまり早く来られても対応できないから、初日は5分前に来て」「始業時間は9時だけど、実際はみんな8時半には集まっているよ」など、ちょうどいい出社時間は会社によって違うからですね。
なお勤務先が高層オフィスビルだと、ビル内の「エレベーター渋滞」によって遅刻してしまう可能性もあるので、エレベーターの混雑具合も聞いておくと安心です。
また、出社時間の5分前を指定されたとしても、家を早めに出て、出社時間前に会社周辺に着いておくのもいいでしょう。
余裕をもって出社できるのはもちろん、途中で忘れ物に気づいたり、公共交通機関の遅延トラブルに巻き込まれても対応できるのでおすすめです。
転職初日に向けての事前準備と不安に感じたことアンケート調査のまとめ
転職経験がある500人にアンケートを行ったところ、転職初日に不安だったこと第1位はダントツで「人間関係・職場の雰囲気」でした。
仕事内容そのものよりも、人間関係に不安を感じる人が多いとわかる結果に。
転職初日のために準備したこと第1位は「身だしなみ」でした。
「自己紹介・挨拶を考えた」も6位に入っており、第一印象を左右する「身だしなみ」「挨拶」に気を配った人が多いとわかりました。
第一印象によって、職場の人間関係や今後の働きやすさなども左右されるので、好印象を持たれるための準備はしっかり行っておきましょう。
「すぐ働きます!」「なんでも任せてください!」という意欲は大切ですが、初日は本格的に業務を行わないことも多いです。
ただし、業務に取り組むための姿勢は見られているため、業務の予習や仕事内容をメモするための筆記用具などの準備は忘れないようにしてください。