大雑把な人に向いてる仕事8選！苦手な仕事への対処法も徹底解説！

あなたは職場で「仕事が大雑把だね」「ミスが多いから、もっと丁寧に仕事して」などと指摘されたことがありますか。

大雑把な人は「細かいことでクヨクヨしない」「おおらか」という長所をもっています。

しかし職場では「細かいことまで注意が向かず、ミスを繰り返してしまう」といった悩みを抱えることも。

そこで今回は「大雑把な人に向いている仕事」と「大雑把な人が苦手な仕事の特徴と対処法」について解説していきます。

大雑把な人に向いてる仕事8選

自身を大雑把と自覚している504人に、「今まで経験したなかで大雑把な人に向いていると思う仕事」を聞いてみました。

回答数の多かった上位8つの仕事をランキング形式で紹介していきます。

その結果、1位は「接客・販売・飲食業（113人）」、次ぐ2位は「営業職（81人）」、3位は「配送・ドライバー（40人）」でした。

大雑把と自覚している方が経験したうえでおすすめする仕事なので、信ぴょう性がありますよね。

では、それぞれの仕事が「なぜ大雑把なに人に向いているのか」口コミと合わせて解説していきます。

大雑把な人に向いてる仕事1位　接客・販売・飲食業

1位は「接客・販売・飲食業」でした。

接客業は多くの人を相手にする上、時にはクレーム対応などもあってストレスを感じやすい職種です。

そのため、大雑把・おおらかな人のほうがストレスを溜め込みにくいので向いていると答えた人が多くなりました。

「細かい作業がとくにない」という回答も。

ただ、丁寧さ重視で、細やかな配慮が求められるお店は避けたほうがいいでしょう。

どちらかというと、忙しいお店や回転率が高いお店のほうが向いています。

大雑把な人に向いてる仕事2位　営業職

2位は「営業職」。

「細かい作業があまりない」「几帳面さより人懐っこさや行動力が大事」などの回答が寄せられました。

細かいことを考えすぎず飛び込み営業ができるタフさも営業職に向いています。

また外回りの営業職ですと、スケジュールを自分で決めたり一人行動したりすることが多くなります。

そのため、のびのびと個性を発揮できるメリットもありそうですね。

大雑把な人に向いてる仕事3位　配送・ドライバーの仕事

3位は「配送・ドライバー」です。

「細かい数字を扱わない」「一人の時間が長い」「細かいことを考えなくていい」などの回答が寄せられています。

配達先の人と込み入った話をすることもほとんどないので、気楽ですよね。

ただし交通ルールや到着時間を守るのは必須です。

大雑把な人に向いてる仕事4位　倉庫・軽作業の仕事

「倉庫・軽作業」が4位となりました。

「細かい作業があまりない」「質より量が求められる」という回答が多数。

またシステムで最終的なチェックができる職場なら、ミスをしても取り返しのつかない事態にはなりにくいですね。

チェック体制がしっかりしている倉庫なら、大雑把な性格の人でも安心して働けそうです。

大雑把な人に向いてる仕事5位　工場・製造の仕事

5位にランクインしたのは「工場・製造」でした。

工場での製造は「細かい作業が多い」「マニュアル通りに仕上げなくてはいけない」仕事です。

そのため大雑把な人には向いていなさそうな気もしますが、意外にも上位にランクインしました。

理由としては「単純作業なので、覚えてしまえばミスしにくい」と答えた人が目立ちます。

また製造にはさまざまな工程があるので、細かい作業がない工程を担当すれば大雑把な人でもミスなく取り組みやすいでしょう。

大雑把な人に向いてる仕事6位　建設・土木・解体作業

「建設・土木・解体作業」が6位。

現場作業員は大きな作業が多いので、細かいことを気にしなくていいという声が多数。

「むしろ丁寧にやると体力がもたない」という声もありました。

「大雑把な人が多い」という意見も多数。

そのため、几帳面な人との関係が悪くなるという場面も少ないと推測できます。

大雑把な人に向いてる仕事7位　事務職

細かい作業も多そうな「事務職」が7位となりました。

事務職でも担当業務によっては、受付や来客対応がメインで細かい作業があまりないといったケースがあるからですね。

「上司がしっかりチェックしてくれる」「社風がおおらか」など、大雑把な人にとっての働きやすさは、職場の雰囲気にも左右されるようです。

大雑把な人に向いてる仕事同率7位　イベント系の仕事

同率7位は、「イベント系」です。

現場スタッフレベルでは「細かい作業がない」「スピード重視だから」という回答が多数。

運営者レベルでは「大局的に捉えられるので、イベント運営に向いている」という回答がありました。

大雑把な人は企画力や行動力に優れていることも多いので、イベントの企画なども適職といえそうです。

大雑把な人に向いている仕事の特徴

504人のアンケート結果から分かった、マイペースな人に向いている仕事の特徴は、以下の3つです。

それぞれの特徴について、具体的な仕事とともに紹介していきます。

1.人と関わる仕事

大雑把な人に向いている仕事の特徴1つ目は、「人と関わる仕事」です。

過剰な気遣いや丁寧すぎる対応は、相手に緊張感や距離感を与えてしまうことがあります。

対して、大雑把な人が醸し出す「おおらかな雰囲気」は相手をリラックスさせ、とっつきやすい印象を与えます。

この「おおらかさ」は、営業職や接客業のような人を相手にする仕事では、非常に強みとなるヒューマンスキルと言えるでしょう。

また、顧客や利用者さんごとに臨機応変な対応が必要な「受付」「介護職」なども、大雑把な人に向いている仕事です。

2.リーダー職／マネジメント職

大雑把な人に向いている仕事の特徴2つ目は「リーダ職」や「マネジメント職」です。

大雑把な人の特徴として、「細かいことは考えず、まずはやってみよう」という行動力があげられます。

人の上に立つリーダー的立場では、決断したり、部下や仲間を引っ張ったりする場面も多くあります。

そのため、細かいことが気になって慎重になりすぎる人よりも、挑戦することに恐怖を感じない大雑把な人の方が向いているでしょう。

また、リーダーは多少「大雑把」な方が、部下はのびのびと働けますよね。

リーダー職になれば、「緻密な作業」などの苦手分野は、得意な部下に任せられるのもメリットです。

3.細かい作業を伴わない仕事

大雑把な人に向いている仕事の特徴3つ目は「細かい作業を伴わない仕事」です。

大雑把な人が苦手とする、「細かい仕事」「正確性を求められる仕事」は、事務職などのオフィスワークに多いです。

オフィスワークでは、数字やデータを扱う、書類を作成するといった仕事はどうしても避けることができません。

そういった細かい仕事がないのは、やはりオフィスワークよりも体を動かす作業系の仕事です。

体を動かす仕事は、作業自体が単純だったり、任される業務範囲が限定的だったりするため、仕事を覚えやすいのもメリット。

大雑把な人でもミスなく取り組むことができます。

大雑把な人におすすめの仕事の探し方

大雑把な性格を同僚や上司から指摘された経験があると、

と悩んでしまうかもしれません。

そこでこの章では、「大雑把な人におすすめな仕事の探し方」を紹介していくのでチェックしてみてください。

大雑把な人におすすめの仕事の探し方1.転職エージェントで適性に合った仕事を探してもらう

大雑把な性格の人がのびのび働ける仕事を探している人には、転職エージェントの利用をおすすめします。

一人で転職活動をしていると、「自分は大雑把な性格だから◯◯な仕事しか合わないかも…」と自ら選択肢を狭めてしまうことがあります。

転職エージェントでは、一人ひとりの適性を考慮しつつも、多様な視点から求人を探してくれます。

そのため、自分では思いつかないような仕事を提案してもらえることも。

求人サイトでは「いつも同じような仕事が目についてしまう」という方は、ぜひ転職エージェントを利用してみてください。

大雑把な人におすすめの仕事の探し方2.転職サイトで適職診断を受けてみる

「自分にはどんな仕事が合っているかわからない」という人は、転職サイトで「適職診断」を受けてみることをおすすめします。

dodaやリクナビNEXTといった大手転職サイトでは、自己分析に役立つ「適職診断」が無料で受けられます。

自分の「強み」や「ウリ」を客観的に知ることは、仕事探しにも面接での自己アピールにも大いに役立ちますよ。

適職がわかったら、サイトを利用してお仕事探しを始めていきましょう。

大雑把な性格を指摘されたことがある人は85.9％

次に自身を大雑把な性格と自覚している504人に、「他人に大雑把だと指摘されたことがあるか」を聞いてみました。

その結果、「ある」と回答した人が85.9％と全体の8割以上にのぼりました。

大雑把だと「ミスが多い」「チェック漏れをする」などの失敗を繰り返す場合があります。

繰り返すことでミスが目立ってしまい、「大雑把だね」と指摘されてしまうのでしょう。

大雑把という言葉には、「がさつ」「雑」「適当」といったネガティブなニュアンスが感じられることもあります。

そのため、指摘されてあまりいい気持ちがしなかった人も多いのではないでしょうか。

大雑把な人が苦手な仕事の特徴と対処法

最後に、大雑把な人が「どのような仕事を苦手と感じるか」を聞いてみました。

ランキング形式で上位8つまでを紹介します。

ダントツの1位は「細かい仕事（152人）」。

次ぐ2位は「正確性が求められる仕事（86人）」、3位は「お金・数字・計算が絡む仕事（66人）」でした。

さらに、5位には「確認作業が必要な仕事（51人）」も入っており、大雑把な人にとって細かさや正確さを求められる仕事はとても苦痛であるとわかります。

また、チームワーク、時間管理、マニュアルなど制約のある仕事を苦手とする人も多いようですね。

では4位以降も含め、大雑把な人が苦手な仕事の特徴と対処法について解説していきます。

大雑把な人が苦手な仕事の特徴と対処法1位　細かい仕事が苦手

1位は「細かい仕事」です。

「物理的に細かいモノを扱うのが苦手」という人と、「細やかに考えないといけないのが苦手」という人がいました。

大雑把な人は細かいところまで目が届きにくいため、細かい仕事ではミスや見落としをしがち。

また細かい作業を長時間続けたり繰り返したりしていると、集中力が続かなくなりミスに繋がるケースも多いようです。

大雑把な人が苦手な仕事の特徴と対処法2位　正確性が求められる仕事が苦手

2位は「正確性が求められる」です。

「経理」「ライン作業」「役所など個人情報を扱う仕事」「仕様が細かいデザインの仕事」などが具体例として挙がりました。

大雑把な人は詳細にまで注意が向かないので、「正確性を求められる仕事」「ミスが許されない仕事」を苦手としています。

ミスを連発して叱られることが増えると、仕事への自信を失ったり苦手意識が大きくなったりすることもあるでしょう。

大雑把な人が苦手な仕事の特徴と対処法3位　お金・数字・計算が絡む仕事が苦手

3位は「お金・数字・計算が絡む」。

具体的には「経理」「データ入力」「分析」などの職種・業務が挙がりました。

お金や数字を扱う場合には、当然正確性が求められます。

いわゆる、どんぶり勘定ではやっていけない仕事がほとんどですよね。

そのため、大雑把だとお金を扱う仕事には向いていないと感じる人が多数いました。

大雑把な人が苦手な仕事の特徴と対処法4位　チームワークが必要な仕事が苦手

4位にランクインしたのは「チームワークが必要」でした。

大雑把でおおらかな人は人付き合いが上手そうに思えますが、仕事上のチームワークは苦手な人も多いようです。

理由としては「大雑把な人が周囲に対する細やかな配慮を忘れてしまい、チームの雰囲気が悪くなる」などが考えられます。

またチーム内で、几帳面な人と大雑把な人の対立が生まれるケースもあるかもしれません。

大雑把な人が苦手な仕事の特徴と対処法5位　チェック・確認作業が必要な仕事が苦手

「チェック・確認作業が必要」が5位となりました。

どのような仕事でも、間違いがないようにチェック作業は必要になってきますよね。

しかし大雑把な人は、このチェック作業が苦手です。

「細かい部分に目を向けるのが苦手」「まあ大丈夫だろうと思ってしまう」などの特徴があるからですね。

検品・点検・校正など、チェックだけをする仕事はかなり苦痛に感じるでしょう。

大雑把な人が苦手な仕事の特徴と対処法6位　時間管理・計画性が必要な仕事が苦手

「時間管理・計画性が必要」が6位。

大雑把な人は計画を立てずに仕事を進めがちな傾向があります。

そのため、スケジュールが細かく決まっていたり、計画通りに進めないといけなかったりする環境を苦手だと感じてしまいます。

「納期だけは守る」など、周りに迷惑をかけないためのルールを設けておきたいですね。

大雑把な人が苦手な仕事の特徴と対処法7位　マニュアル通りに進める仕事が苦手

「マニュアル通りに進める」が7位となりました。

「細かい指示があると面倒」「順序を守るのが苦手」などの回答が寄せられています。

「状況に合わせて仕事を進めたい」「結果が同じならマニュアル通りにやらなくてもいいのでは？」などと考えてしまうのだと推測できます。

マニュアルが細ければ細かいほど、面倒ととらえやすいですね。

大雑把な人が苦手な仕事の特徴と対処法8位　コミュニケーション能力が必要な仕事が苦手

「コミュニケーション能力が必要」が8位にランクインしました。

とくに「細やかなコミュニケーションを求められる仕事が苦手」という人が目立っています。

自身が細かいことにこだわらないだけに、繊細な人への気の遣い方や、配慮が必要な場面に苦労するのでしょう。

パソコン作業でミスが多い、細かい入力が疲れるという方は、仕事を「効率化」「自動化」することをおすすめします。

パソコン機能を駆使すれば、細かい仕事や面倒な作業を最小限に減らせるからです。

たとえば、エクセルの「関数」を使えば、データ集計や入力漏れがないかのチェックを自動で行ってくれます。

また「マクロ」なら、書類作成やデータ修正まで自動化できます。

効率化や自動化をすると、

• 地道な入力や計算をする必要がない
• 確認作業の手間が大幅に減る
• ミスがなくなる

…とまさに一石三鳥。めんどくさい作業が一気になくなります。

事務の細かい作業が苦痛な方は、ぜひエクセル関数やマクロなどを使いこなせるようにしてみてください。

苦手なことに対して、自分なりのうまくいくやり方を考えて実行しましょう。

「大雑把だから◯◯は無理」とあきらめて努力や改善を放棄すれば、苦手なことはずっと苦手なままです。

ぜひ一度、苦手なことに向き合って、苦手から脱却できる解決策を考えてみてください。

たとえば、計算ミスや誤字・脱字が多いなら、パソコンのチェック機能を活用する。

集中力が切れてミスをしがちなら、◯分おきに軽い息抜きをする。

同じミスを繰り返すなら、どの部分をどんなときにミスしがちなのか検証する…など。

今の仕事を続けるなら、苦手なことは少しでもなくしたほうが、心の負担が減って仕事が楽しくなりますよ。

今の仕事を苦痛に感じるなら、大雑把な性格が活かせる仕事への転職も検討しましょう。

もちろん苦手を克服する努力は大切です。

一方で、大雑把な人がもつ強みや良さを活かせる仕事なら、今よりもイキイキとあなたらしく働けるかもしれません。

あなたが活躍できる仕事を探してみましょう。