携帯代が払えない理由ランキング!滞納したときのデメリットと対処法も紹介

携帯代が払えない理由ランキング

あなたは携帯代の支払いが難しくなってしまったことはありますか。

携帯代が払えず滞納してしまうと「利用停止」「強制解約」の恐れがあります。

実際に、携帯代を滞納した経験がある229人にアンケートを実施した中で「携帯代を滞納して後悔しているか」と質問したところ、回答は以下の結果となりました。

携帯代を滞納して後悔しているか

「とても後悔している」「やや後悔している」と回答した人が合わせて86.0%にのぼる結果に。

上記結果から、携帯代の支払いは期日までに行い、滞納しないことが大切だと言えます。

今回のアンケート調査では滞納経験者だけでなく、携帯代を払えなくなった経験がある282人にもアンケートを実施。

「携帯代が払えないときの対処法」や「携帯代を滞納したときの対処法」、さらに「携帯代を払えなかったことから学んだ対策」などについても聞きました。

【調査概要】

  • 調査対象:携帯代を払えなくなった経験がある人
  • 調査期間:2023年8月17日~31日
  • 調査機関:自社調査
  • 調査方法:インターネットによる任意回答
  • 有効回答数:282人(女性151人/男性131人)
  • 回答者の年代:20代 21.6%/30代 37.3%/40代 28.0%/50代 11.7%/60代以上 1.4%
【調査概要】

  • 調査対象:携帯代を滞納した経験がある人
  • 調査期間:2023年10月12日~26日
  • 調査機関:自社調査
  • 調査方法:インターネットによる任意回答
  • 有効回答数:229人(男性118人/女性111人)
  • 回答者の年代:10代 9.6%/20代 45.5%/30代 25.3%/40代 10.9%/50代 7.4%/60代以上 1.3%

※アンケート中の年齢は、携帯代を支払えなくなった、または滞納した当時のものです。

目次

携帯代が払えない理由は「仕事・収入がない」

携帯代を払えなくなった経験がある人282人に「携帯代が払えない理由」を聞いたところ、回答は以下のようになりました。

携帯代が払えない理由

1位になったのは「仕事・収入がない(60人)」です。

2位「趣味・娯楽にお金を使った(37人)」、3位「ギャンブルで使ってしまった(26人)」と続きます。

以降、4位「予想より請求額が高かった(24人)」、5位「急な出費があった(20人)」の結果となりました。

「仕事・収入がない」と答えた人が多数。

生活全体に困る中で、携帯代も払えなくなった人が多いとわかります。

一方「趣味・娯楽」「ギャンブル」など、浪費や無計画なお金の使い方が原因で払えなくなってしまった人もいました。

では具体的な回答を紹介します。

1位 仕事・収入がない

  • 派遣社員の契約が終了し、次の仕事がなかなか見つからず、無収入の時期が続いたから(25歳 女性)
  • 会社を退職したためです(31歳 男性)
  • 急に解雇され、手持ちがなくなってしまった(49歳 女性)
〔出典〕独自アンケート調査

1位は「仕事・収入がない」です。

収入がないと、携帯代をはじめ生活に必要な費用が払えません。

貯金があればしのげますが、無収入の期間が長くなるとだんだん苦しくなるでしょう。

失業している状態ではないものの、転職時に新しい職場からの給料が入るまでに時間が空き、携帯代を払えなくなった人もいました。

2位 趣味・娯楽にお金を使った

  • 趣味のゲームにたくさんお金を使ってしまったため(25歳 男性)
  • 趣味のコレクションに無駄遣いをしてしまった(38歳 男性)
  • 占いにハマって、お金を使ってしまった(49歳 女性)
〔出典〕独自アンケート調査

2位は「趣味・娯楽にお金を使った」でした。

ゲームなどの趣味にお金を使いすぎてしまう人もいます。

ゲームの課金はネット上で簡単にできるので、ついやりすぎてしまう人も。

趣味はストレス解消やリフレッシュになる大切なものですが、お金をつぎ込みすぎると生活費に影響します。

携帯・スマホが使えなくなるリスクを冒してまで趣味に没頭すべきなのか、冷静に考えてみる必要があるでしょう。

3位 ギャンブルで使ってしまった

  • ギャンブルにハマりすぎたため(23歳 女性)
  • 20代の頃、ビギナーズラックを信じてパチンコで給料をすべて使ってしまった。当時は家賃も携帯代も支払えなくなってしまった(37歳 男性)
  • 主にギャンブルです。スロットで負けが込み、払えなくなったことがあります(45歳 男性)
〔出典〕独自アンケート調査

3位は「ギャンブルで使ってしまった」でした。

ギャンブルには依存性があり、負けを取り返したくて生活費にまで手をつけてしまう人も少なくありません。

「生活費が苦しいからギャンブルで一発当てよう」といった思考にもなりがちです。

パチンコやスロットという回答が多かったなか、「ネットギャンブルにハマった」というコメントもありました。

4位 予想より請求額が高かった

  • 海外に行った際に使用したら、請求額が高すぎたため(28歳 男性)
  • 機種変更をしたときに通話かけ放題のプランに入らなかったため、何気なく使っていた電話料金が膨れ上がり、予算オーバーしてしまいました(30歳 女性)
  • キャリア決済の使いすぎで、請求額が大きくなりすぎた(38歳 男性)
〔出典〕独自アンケート調査

4位は「予想より請求額が高かった」でした。

「通信・通話し放題の定額制プラン」でない場合、通信量や通話時間が増えた月に、携帯代が予想より高くなってしまうことがあります。

また最近ではキャリア決済を利用する人も増えているため、キャリア決済を使いすぎて予算オーバーすることもあるようです。

キャリア決済を使う場合は、今月いくら使ったかを把握しておく必要があります。

5位 急な出費があった

  • 結婚式が重なり、お金がなくなってしまった(28歳 男性)
  • 「結婚式」「葬式」「自分の入院」が重なり、お金がなくなってしまいました(33歳 女性)
  • ペットの病院代などが重なり、払えなくなってしまった(47歳 男性)
〔出典〕独自アンケート調査

「急な出費があった」が5位でした。

急な出費の内容は「結婚式などの冠婚葬祭」「自分や家族の医療費」「車の事故」など。

「急に家電が壊れた」といったケースもあるでしょう。

緊急度の高い突発的な出費があり、携帯代がなくなってしまった人も多いとわかります。

ワンポイントアドバイス

月々の携帯料金は必ずチェックするようにしましょう。

予想より請求額が高くても、料金が決定した段階で把握しておけば、お金を用意する時間の余裕があるからです。

また、自身の携帯料金が毎月どれくらいなのか理解し、携帯料金を確保しておくことも大切です。

ついつい趣味やギャンブルなどに使ってしまう人は、携帯料金専用の引き落とし口座を準備して、毎月優先的にお金を入れておくのもいいのではないでしょうか。

以前は紙だった料金明細書も、今はWeb明細が主流となっています。

請求書や明細書はどこで確認できるのかも、きちんと把握しておきましょう。

携帯代を払えないときの対処法1位は「家族・知人に頼った」

携帯代を払えなくなった経験がある人282人に「携帯代を払えないときの対処法」を聞いたところ、回答は以下のようになりました。

携帯代を払えなかったときの対処法
1位になったのは「家族・知人に頼った(103人)」です。

2位「契約プランを見直した(34人)」、3位「節約して携帯代を捻出(29人)」、4位「カードローンで借りた(24人)」と続きます。

以降、5位「携帯を解約した(23人)」、6位「副業・アルバイトで収入を得た(14人)」、7位「給料日まで待って支払った(13人)」の結果となりました。

「家族・知人に頼った」と答えた人が圧倒的多数。

「カードローンで借りた」という回答も4位で、お金を借りてしのいだ人が多いとわかります。

「節約」「副業」「給料日に払う」では、支払いまでに時間がかかってしまうこともあるため、「借りるのが早い」と考えたのかもしれません。

では具体的な回答を紹介します。

1位 家族・知人に頼った

  • 親に払ってもらった(28歳 女性)
  • 友人からお金を借りました(37歳 男性)
  • 携帯が不通になることは回避したかったので、恥を忍んで知人に頭を下げて貸していただきました(50歳 女性)
〔出典〕独自アンケート調査

1位は「家族・知人に頼った」です。

親や友人からお金を借りて支払った人が多数。

借りたのではなく「親に払ってもらった」「肩代わりしてもらった」という人もいました。

頼れる相手がいるのなら、一番頼みやすくて安心できる方法だといえるでしょう。

2位 契約プランを見直した

  • プランを変えました(24歳 男性)
  • 安くてギガ数が多いプランに変えた(27歳 女性)
  • プラン見直しを行いました。電話でプランを見直したいと伝えると、オペレーターが見直してくれました(40歳 女性)
〔出典〕独自アンケート調査

2位は「契約プランを見直した」でした。

月々の通話時間や通信量に応じたプランへと変更し、負担を軽くした人もいました。

請求額や通話時間を入力すると最適なプランを提案してくれるツールを用意しているキャリアもあります。

契約の見直しについては「不要なオプションを解約する」「格安SIMなど他社への乗り換えを検討する」のもおすすめです。

3位 節約して携帯代を捻出

  • 趣味に使っていたお金を減らして携帯代にあてた(28歳 女性)
  • 欲しいものを我慢して携帯代にあてた(31歳 女性)
  • 食費を切り詰めて携帯代を捻出しました(46歳 男性)
〔出典〕独自アンケート調査

3位は「節約して携帯代を捻出」でした。

節約して携帯代に充てた人も多くなっています。

浪費や趣味に充てるお金が多くて携帯代が払えなかった場合には、有効な方法でしょう。

家計を見直し、計画的にお金を使うきっかけにもなりそうです。

4位 カードローンで借りた

  • カードローンを利用してお金を借り、携帯の支払いにあてました(29歳 女性)
  • カードローンでしのいだ(34歳 男性)
〔出典〕独自アンケート調査

4位は「カードローンで借りた」でした。

家族や知人に借りられない場合は、カードローンやクレジットカードのキャッシングが便利です。

ただ毎月のようにカードローンから携帯代を借りていると、返済に行き詰ってしまう可能性があります。

常に携帯代の支払いが厳しい場合には、契約プランや契約先の見直しも行いましょう。

5位 携帯を解約した

  • 強制解約になった(36歳 男性)
  • 一時的に解約した(53歳 女性)
〔出典〕独自アンケート調査

「携帯を解約した」が5位でした。

ただ解約しても未払いの料金がチャラになるわけではないので注意してください。

また料金未納を続けていると、自分から解約を申し出なくても強制解約されてしまいます。

6位 副業・アルバイトで収入を得た

  • 副業した(32歳 男性)
  • 日払いの単発バイトを数回やって、お金を払いました(39歳 女性)
  • 強制解約にならないための支払い期限を確認したうえで、単発の仕事で稼いで払いました(50歳 女性)
〔出典〕独自アンケート調査

6位は「副業・アルバイトで収入を得た」でした。

生活費の節約には無理がある場合、副業やアルバイトをして携帯代を稼ぐ方法もあります。

例えばクラウドソーシングなら、スキマ時間でできる副業を見つけやすいです。

また即日払いのバイトなら働いた日に給料がもらえるので、すぐ携帯代を支払いたいときにもおすすめできます。

7位 給料日まで待って支払った

  • 給料日までは携帯がない生活をして、給料日に支払った(28歳 男性)
  • 請求書払いのときだったので、携帯が止まったまま給料日まで過ごし、給料が入ったら払いました(34歳 女性)
  • 次の給料日まで支払いを延期できれば延期して、2か月分支払うこともありました(51歳 男性)
〔出典〕独自アンケート調査

「給料日まで待って支払った」が7位でした。

ただ給料日まで時間がある場合、待っている間に携帯が利用停止になってしまう可能性もあるので注意が必要です。

例えばドコモの場合は、支払い期限を過ぎてから20~30日くらいで利用停止となります。

利用停止になると困る場合は、携帯キャリアに連絡して支払予定日を伝えたうえで、利用停止を回避できないか相談してみましょう。

ワンポイントアドバイス

返済の目途が立っているなら、家族や知人からお金を借りたり、カードローンを利用したりするのもアリです。

すぐ返済できるなら、信頼関係が崩れることもありませんし、カードローンの利息負担も抑えられます。

しかし中には、支払期日までにお金を借りられない人や、準備できない人もいるでしょう。

「今月の携帯代が払えそうにない」とわかったら、すみやかに契約しているキャリア(携帯電話会社)に連絡するようにしてください。

支払えない理由によっては、何らかの対応をしてもらえる可能性もあります。

支払う意思があることを伝えるためにも、支払期日が過ぎてから「支払えなかった」と伝えるよりも、早めに連絡することをおすすめします。

他の対処法も知りたい方は、「携帯代が払えない場合どうなる?料金滞納リスクと支払えない時の対処法も解説」の記事が参考になるので、チェックしてみてください。

携帯代を払えなかったことから学んだ対策は「プラン・契約先を見直す」

携帯代を払えなくなった経験がある人282人に「携帯代を払えなかったことから学んだ対策」を聞いたところ、回答は以下のようになりました。

携帯代を払えなかったことから学んだ対策

1位になったのは「プラン・契約先を見直す(80人)」です。

2位「貯金する(67人)」、3位「収入を増やす(35人)」と続きます。

以降、4位「お金を計画的に使う(34人)」、5位「携帯代をとりわけておく(29人)」の結果となりました。

「プラン・契約先を見直す」と答えた人が多くなっています。

また「貯金する」「収入を増やす」など、「生活費全般に余裕をもつべきだ」と学んだ人も目立ちました。

では具体的な回答を紹介します。

1位 プラン・契約先を見直す

  • 新しい携帯会社や新しいプランがどんどん出ているので、携帯料金を定期的に見直すようにする(25歳 男性)
  • 携帯プランの定期的な見直し。使用状況に合わせてプランを選定する(43歳 男性)
  • 以前は一番安いプランだったが、かけ放題に変えた(56歳 女性)
〔出典〕独自アンケート調査

1位は「プランを見直す」でした。

携帯代が払えなくなったことで、「自分に合うプラン」「より安いプラン」を探す必要性に気づいた人が多数。

「月額料金の安いプラン」「格安SIM」「自分の使用状況に適したプラン」に乗り換えれば、携帯代の負担が軽くなる可能性が高くなります。

「乗り換えの手続きが面倒」などの理由で同じキャリア・プランを使い続ける人も多いですが、変えてみるとラクになるかもしれません。

2位 貯金する

  • きちんと仕事をし、貯蓄しておくべきだと学びました。貯金額は決まった額をなるべく下回らないように生活しています(30歳 女性)
  • ちゃんと貯金をして、何かあった時のために余裕をもって生活することに決めました(33歳 女性)
  • 事前に貯蓄をしておくこと(44歳 男性)
〔出典〕独自アンケート調査

2位は「貯金する」です。

月々の生活費から携帯代を支払う余裕がないときでも、貯金があれば対応できます。

貯金があれば、携帯代の支払いに限らず、急な出費で困ることも少なくなるでしょう。

貯金額の目安は人それぞれですが、現在ほぼ貯金がない人は少しずつでも貯金することをおすすめします。

3位 収入を増やす

  • 空き時間に日雇いの仕事などを入れる(36歳 男性)
  • アルバイトから派遣のフルタイム勤務に転職した(42歳 女性)
  • 収入が少ないので「このままではダメだ」と思い、転職を決意しました(44歳 女性)
〔出典〕独自アンケート調査

3位は「収入を増やす」でした。

転職や副業で収入アップを目指した人もいます。

きちんと働いて浪費も抑えているのに携帯代が払えなくなる場合、そもそもの収入が少なすぎる可能性があります。

収入が少ないと感じるなら「収入の高い仕事に転職できないか」「無理のない範囲で副業できないか」を検討してみるのもよいでしょう。

4位 お金を計画的に使う

  • 家計簿をつくり、身の丈に合ったお金の使い方にする(26歳 男性)
  • お金の管理ができていなくて失敗したので、「今月はいくら使っているか」を頻繁に確認するようになりました(31歳 男性)
  • 見境なく買いたいものを買うのをやめ、先のことを考えるようになりました(44歳 女性)
〔出典〕独自アンケート調査

4位は「お金を計画的に使う」でした。

「家計簿をつける」「浪費を控えるよう心がける」などの工夫が挙げられています。

まずは自分が何にいくら使っているかを把握し、無駄がないか調べてみましょう。

趣味や旅行費をゼロにする必要はありません。

「締めるところは締め、使うときには使う」というメリハリを心がけることが重要です。

5位 携帯代をとりわけておく

  • 給与が入ったら、先取りでカード引き落とし分と携帯代は口座にいれておく(27歳 女性)
  • 携帯代は毎月別にして、手をつけないようにしておく(41歳 女性)
  • 給料をもらったら、携帯代だけは最初に確保しておく(54歳 男性)
〔出典〕独自アンケート調査

「携帯代をとりわけておく」が5位でした。

「先取り貯金」のような感覚で、毎月必ず必要になる費用を先に取り分けてしまう方法です。

現金で持っていてもいいですし、別口座に振り分けてしまってもいいですね。

「自分が触れる場所や口座に置いておくと使ってしまうので、携帯代は親に預けるようにした」という人もいました。

ワンポイントアドバイス

携帯代の支払いが毎月難しくなる状態になるなら、まずはプランや契約先の見直しをおすすめします。

今より料金が安くなれば負担も減り、「携帯代が払えない」とピンチになることもなくなるでしょう。

すでに安いプランや格安SIMへの乗り換えが済んでいるなら、毎月の携帯代を確実に払えるように家計の見直しを行ってみてください。

貯蓄ができる家計管理を実現できれば、万が一のときに貯金から携帯代を払うことも可能になるのではないでしょうか。

携帯代を滞納した理由は「忘れていた・うっかりミス」

携帯代を滞納した理由

続いて、携帯代を滞納した経験がある229人に「滞納理由」を聞いたところ、1位は「忘れていた・うっかりミス(69人)」でした。

僅差の2位は「生活が苦しかった(65人)」、3位は「趣味・娯楽にお金を使いすぎた(58人)」となっています。

ただトータルすると、「生活が苦しい」「お金の使いすぎ」などの理由で携帯代が払えず、滞納してしまった人が最も多いとわかります。

1位 忘れていた・うっかりミス

  • 引き落とし口座への入金忘れ(20代 女性)
  • クレジットカード払いにしていたが、クレジットカードの限度額に達して支払いができなかった。そのため郵送で請求書が届いたけれど、支払いするのを忘れていた(30代 男性)
  • コンビニ払いにしていたときに、郵送で送られてくる振込票を紛失しました。再発行などを忘れていて、払わないままになってしまいました(40代 男性)

1位は「忘れていた・うっかりミス」でした。

コンビニ払いにしていると、「明日払おう」「仕事終わりに払おう」と考えているうちに、うっかり期日を過ぎてしまうことも。

ただ口座引き落とし・クレジットカード払いにしている人の中にも、「引き落とし日を忘れていた」などの理由で滞納したケースがありました。

引き落とし用の口座が「普段使わない口座」や「給与が振り込まれる口座とは別の口座」の場合、残高不足になってしまう可能性も。

そのため残高不足で滞納したあと、滞納を防ぐために引き落とし口座を「普段使っている口座」に変更した人もいました。

2位 生活が苦しかった

  • 一人暮らしをしながらの浪人生活で、生活にいっぱいいっぱいだった(10代 女性)
  • アルバイトで生活していたが体調を崩し、2~3ヶ月仕事ができず、収入もなかったため(20代 女性)
  • 失業して再就職まで期間があいた(50代 男性)

2位は「生活が苦しかった」です。

収入が減ったり無職になったりして生活が苦しくなり、携帯代を払えなくなってしまった人もいました。

貯金があれば収入減もしばらくしのげますが、もともとの収入が低い人は、貯金ができていないケースも多いでしょう。

貯金があったとしても、無収入や収入減の期間が長引くと、貯金が底をついてしまいます。

また学生時代にアルバイト代と仕送りだけでは生活が苦しく、携帯代を滞納した経験がある人もいました。

3位 趣味・娯楽にお金を使いすぎた

  • スロットに使いすぎたからです(10代 女性)
  • 趣味にお金を使いすぎた(20代 男性)
  • 旅行に使ってしまった(30代 女性)

3位は「趣味・娯楽にお金を使いすぎた」でした。

「欲しいもの」「やりたいこと」にお金をつぎこんだ結果、お金が足りずに携帯代を滞納してしまった人も多くなりました。

ギャンブルにお金を使った人も目立っています。

趣味や娯楽は楽しい人生を送るために必要なものですが、生活費にまで手をつけてしまうと、日常生活に支障が出ます。

携帯・スマホで趣味を楽しんでいる人は、「携帯代を滞納して利用停止になったら趣味を楽しめなくなる」ことを認識しておくべきでしょう。

4位 携帯代が予想より高かった

  • 友達とたくさん電話していたら、予想外の請求額になってしまった(20代 男性)
  • キャリア決済を使いすぎて携帯代が高額になり、支払えませんでした(20代 女性)

4位は「携帯代が予想より高かった」でした。

携帯代が高くなった理由は「通話のしすぎ」「定額サービスではないのに動画を見すぎた」「キャリア決済の使いすぎ」などです。

キャリア決済は便利ですが、ついつい使いすぎてしまう面もありますので注意が必要ですね。

5位 他の支払いが多かった

  • 臨時出費が重なったから(10代 男性)
  • 冠婚葬祭が重なって出費が多かったため(20代 女性)

「他の支払いが多かった」が5位でした。

冠婚葬祭などの臨時出費があり、携帯代に手をつけてしまった人もいました。

貯金がなかったり少なかったりすると、臨時出費があったときに、生活費に影響が出てしまいます。

ワンポイントアドバイス

携帯代を払えるのに、支払日をうっかり忘れて滞納するのは非常にもったいないので注意しましょう。

理由は何であれ、滞納すると「遅延損害金(延滞利息)」が発生するからです。

大手キャリアの場合、14.5%(年率)の延滞利息がかかるため、早く気付かないと支払う金額も増えてしまいます。

支払期日や引き落とし日を忘れないために、手帳やリマインダー機能などを活用してみてはいかがでしょうか。

また定期的に口座残高をチェックすることで、「携帯代が落ちていない」と早い段階で気付けるでしょう。

携帯代を滞納したときの対処法1位は「家族に借りた」

携帯代を滞納したときの対処法

次に、「携帯代を滞納したときの対処法」を聞きました。

その結果、「家族に借りた(79人)」が圧倒的に多くなりました。

2位「滞納に気づいてすぐ払った(38人)」、3位「給料が入ってから払った(27人)」、4位「副業・アルバイトをした(21人)」と続きます。

全体的には「借りるなり働くなりして何とかお金を工面して、早めに支払おう」と考える人が多いとわかりました。

うっかり忘れていただけなら、自力ですぐ払うこともできます。

1位 家族に借りた

  • 親から一時的にお金を借りました。毎月の給料をクレジットカードで使い切っていたため、自分ではすぐに現金を用意できませんでした(20代 男性)
  • 親にお金を貸してほしいとお願いした(30代 女性)
  • 弟から借りた(40代 男性)

1位は「家族に借りた」でした。

親から借りた人が多かったものの、兄弟姉妹・配偶者に借りた人もいました。

未成年など若い人であれば、親も「仕方ないな」という感じで出してくれそうですね。

借りたのではなく、代わりに出してもらった人もいます。

困ったときに頼りやすいのは、やはり家族でしょう。

2位 滞納に気づいてすぐ払った

  • すぐにコンビニへ支払いに行った(20代 男性)
  • 督促の手紙が来たので、すぐに払いました(20代 男性)
  • キャリアの実店舗に行き、料金を支払った(30代 女性)

2位は「滞納に気づいてすぐ払った」です。

うっかり忘れていただけなら、滞納に気づいた時点ですぐに支払えますね。

実店舗で支払いを行った人も多くなりました。

滞納に気づくきっかけとしては、キャリアからのSMSや手紙があります。

ただSMSやポストをあまりチェックしていない人なら、携帯が使えなくなってはじめて気づくかもしれません。

3位 給料が入ってから払った

  • 給料日まで我慢した(20代 女性)
  • 給料が出てから支払いをした(30代 女性)
  • 給料日まで、使えない状態で耐えました(50代 男性)

3位は「給料が入ってから払った」でした。

給料以外の方法でお金を工面できず、給料日まで待った人もいました。

副業したくても、本業が忙しかったり副業禁止だったりすることもありますよね。

お金を借りるのも解決法のひとつですが、「親や友人には知られたくないから頼めない」「カードローンやキャッシングは怖い」と考える人もいるでしょう。

携帯が使えない状態のまま給料日まで待った人も目立ち、不便な状況で耐えていたことがわかります。

4位 副業・アルバイトをした

  • 派遣の仕事でお金を稼いで支払いました(10代 女性)
  • 平日夜間帯の単発バイトに入り、5日で携帯代を貯めた(20代 女性)
  • 日雇いのバイトをして払った(30代 男性)

4位は「副業・アルバイトをした」でした。

とくに、即日払い・日払いの「派遣スタッフ」や「アルバイト」として働いた人が多くなっています。

働いてすぐにお給料をもらえる仕事は、すぐにお金をつくりたいときに向いています。

生活が苦しい場合には、副業を続けることで生活がラクになる効果もあるでしょう。

5位 友人・知人に借りた

  • 当時付き合っていた人に払ってもらった(20代 女性)
  • 公衆電話から友人に連絡し、事情を話してお金を借り、滞納金を支払いました(40代 男性)

「友人・知人に借りた」が5位でした。

友人や恋人にお金を借りた人もいました。

家族ではなく友人に借りた理由としては、「親に話したら怒られる」「親との関係が悪い」などが考えられます。

困ったときに頼れる友人がいるのはありがたいことですね。

大切な友人とトラブルにならないよう、期日を守って返すことが大切です。

6位 カードローン・キャッシングを使用した

  • カードローンでお金を借りることにしました(20代 男性)
  • 消費者金融からお金を借りました(30代 女性)
  • 携帯ショップの窓口で支払いをした。手持ちがなかったので、一時的にクレジットカードのキャッシングを使った(40代 男性)

「カードローン・キャッシングを使用した」が6位でした。

「いますぐ滞納を解消したいけど、手持ちがない」というとき、すぐに借り入れできて便利なのがカードローンやキャッシングです。

「WEB完結」「カードレス」のカードローンなら周囲にバレることも少ないので、家族や友人に知られたくない人にもおすすめできます。

ただ家族や知り合いに借りる場合と違って利息が発生するので、計画的に利用しましょう。

7位 キャリアに連絡した

  • すぐにキャリアに電話して謝罪し、対応について指示を仰ぎました(10代 男性)
  • キャリアに「必ずこの日に払います」と約束すれば利用停止を待ってもらえるケースがあると知り、キャリアに連絡して給料日まで支払い期日を延長してもらいました(20代 女性)
  • キャリアに連絡し、振込用紙を送ってもらった(50代 男性)

7位は「キャリアに連絡した」です。

滞納に気づいて、まずキャリアに連絡した人もいました。

振込用紙が手元にない場合などは、キャリアから再送してもらう必要があります。

また支払いを約束することで、利用停止を回避できてケースも。

すでに利用停止されている場合には、「どの支払い方法なら、利用再開までが早いか」なども相談できるでしょう。

ワンポイントアドバイス

携帯代が払えないからと放置して、滞納し続けることだけはしないようにしてください。

次の章でも触れていますが、携帯回線が利用停止となり、最終的に強制解約されてしまうからです。

滞納した場合は督促状が届くので、記載されている期日までに払うようにしましょう。

ちなみに携帯が止められるのは、本来の支払日から約1ヶ月です。

携帯が使えなくなると、不便なのはもちろん、仕事やプライベートで周囲と連絡が取れず、迷惑をかけたり不信感を抱かれたりします。

滞納してしまったら、携帯が使えなくなる前に支払うようにしましょう。

携帯代を滞納したことのデメリット1位は「携帯・スマホが使えなくなった」

携帯代を滞納したことのデメリット

「携帯代を滞納したことのデメリット」の圧倒的1位は「携帯・スマホが使えなくなった(147人)」でした。

2位には「精神的に辛かった(23人)」がランクイン。

滞納したことにより自己肯定感が下がったり、周囲に知られて恥ずかしかったりした人も多いようです。

また3位には「信用情報に傷がついた(15人)」が入っています。

将来的なローン契約などにも影響することから、携帯代の滞納は短期的にも長期的にもデメリットがあるといえます。

1位 携帯・スマホが使えなくなった

  • 電話やSMSが使えないこと。外ではWi-Fiがないと連絡を取れないのが辛かったです(10代 女性)
  • 家族との連絡や、仕事上の連絡がしにくくなったことです(30代 男性)
  • 個人事業主で仕事のやり取りを電話で行っています。滞納で通話機能が止まったので、仕事での損失は大きかったです(40代 女性)

1位は「携帯・スマホが使えなくなった」でした。

携帯・スマホが生活の必需品になっている人は多いですから、利用できなくなると困りますよね。

「携帯代の支払いについてキャリアに連絡したくても、固定電話は持っていないので連絡できず、友人に電話を借りた」という体験談も寄せられました。

ネットについては駅や店舗などの無料Wi-Fiでもしのげますが、いちいち無料Wi-Fiを探すのは面倒ですよね。

仕事でも使っているスマホの場合、仕事の連絡を受けられなくなるのもかなり困ります。

2位 精神的に辛かった

  • 「自分は携帯代も払えないのか」というショックが大きかった(10代 女性)
  • 「携帯が使えなくなる恐怖」を常に感じる(20代 男性)
  • いつもお金のことばかり考えるようになってしまった。いつ携帯を止められるか、ハラハラしていたのも辛かった(30代 女性)

2位は「精神的に辛かった」です。

携帯代を滞納したことで、自信を失ってしまった人もいます。

滞納中は「携帯が止まるかもしれない」「早くお金をつくらないと」と思い詰め、精神的な余裕がなくなってしまうこともあるでしょう。

毎日お金の心配をしながら過ごすのは、辛いものです。

3位 信用情報に傷がついた

  • 次の携帯を契約する際、審査に落ちた(20代 女性)
  • 5年間くらい、クレジットカードが作れなかった(20代 男性)
  • クレジットカードが作れなくなった。格安SIMへの乗り換えもできなくて、高い料金を払い続けました(30代 女性)

3位は「信用情報に傷がついた」でした。

「携帯本体の分割払い」「クレジットカードでの携帯代金支払い」を滞納すると、信用情報機関に登録されます。

また月々の携帯料金を滞納した場合には、キャリアが加入している機関に「事故」として登録されることがあります。

事故情報が登録され、クレジットカードやローンの契約ができなくなったり、機種変更やキャリア乗り換えに影響が出たりした人もいました。

機種変更の際、分割払いが組めなくなるケースもあります。

4位 周囲にバレた

  • 保証人の親に連絡がいったので、知られてしまった(20代 男性)
  • 滞納の通知が届き、同居人に見られて気まずくなりました(20代 女性)
  • 家の電話に催促の電話がくるので、家族にバレて恥をかく(30代 男性)

4位は「周囲にバレた」でした。

督促状が届いたり、家の電話に督促の電話がかかってきたりすると、同居している家族に滞納を知られる可能性が高くなります。

親に滞納を知られた結果、代わりに払ってもらえたものの、小言を言われて辛い思いをした人もいました。

周囲から「お金の管理ができない人」「お金に困っている人」というレッテルを貼られ、恥ずかしくなる人もいます。

5位 まとめて払うのが大変だった

  • 翌月の支払い時、2ヶ月分を一括で支払う必要があって辛かったです(20代 女性)
  • 翌月に請求書が来て支払うことになるが、月末にもまた支払いがあるため、2回分支払うのが辛かった(20代 女性)

「まとめて払うのが大変だった」が5位でした。

ひと月に2ヶ月の携帯料金を支払うことになり、お金の工面に苦労した人もいました。

もともと生活に困って滞納したのであれば、2ヶ月分を一気に支払うのはしんどいでしょう。

キャリア決済を利用していて請求額が大きくなっている場合は、さらに支払いが難しくなってしまいます。

ワンポイントアドバイス

携帯代の滞納はデメリットしかありません。

デメリットを少しでも軽減するためには、できるだけ早く滞納を解消すること。

滞納期間が長くなればなるほど、デメリットのレベルもアップします。

今回のアンケートの回答上位にはあがっていませんが、滞納し続けた結果、訴訟に発展したり財産を差し押さえられたりするケースがあることも理解しておいてください。

まとめ

携帯代が払えず滞納を続けてしまうと、利用停止や強制解約になる恐れも。

また本体代金の分割分を月額料金と一緒に払っている場合、ローン返済が滞ったことになり、信用情報に傷がつくことに。

上記のように携帯代を滞納することで、さまざまな影響が出てしまいます。

携帯代が払えないとわかった段階で、滞納しないように、すみやかにお金を工面するようにしましょう。

万が一滞納してしまったとしても、携帯回線が利用停止になる前に支払えば、携帯は使い続けられるので、できるだけ早く払うようにしてください。

実際に携帯代が払えないときや滞納してしまった場合、家族に頼ったりカードローン・キャッシングなどで借りたりする人が多くなっています。

携帯代の工面に時間がかかりそうなときは、キャリアに連絡して「支払いが厳しいけれど、◯月◯日までには払えそう」などと伝え、相談するのがおすすめです。