当記事は、下記のような方に役立つ内容となっています。
- 就活のためにプログラミングを学ぼうか検討している
- 大学生向けのプログラミングスクールを探している
大学生のうちにプログラミングのスキルを身につけることには、「就活で周りに差をつけられる」「選べる職種の幅が広がる」といったメリットがあります。
プログラミングスキルを習得するには時間がかかりますが、大学生なら、長期休みを利用して勉強することもできますし、日々のなかでも社会人よりまとまった時間が確保しやすいですよね。
また、『学生割引』を利用してお得に受講できるスクールもあります。
当記事では、大学生におすすめのプログラミングスクール9選に加え、「大学生のうちにプログラミングを学ぶべき理由」や「スクールを選ぶ際に押さえておきたいポイント」を詳しく紹介しています。
プログラミングスクールの受講を考えている大学生は、ぜひ参考にしてください。
大学生におすすめのプログラミングスクール9選
大学生におすすめのプログラミングスクールは以下の9校です。
なお、おすすめ9校は「プログラミングスクールに関する独自アンケート調査(※)」「カリキュラムの内容」「サポート面の充実度」などを元に作成しました。
各プログラミングスクールの特徴も詳しく紹介しているので、スクール選びの参考にしてみてください。
【GeekSalon】3ヶ月でオリジナルアプリを公開できる
- 3ヶ月でアプリ開発が可能
- 受講生の8割がプログラミング未経験者
- 受講料は一般的なプログラミングスクールの3分の1程度
GeekSalonは、大学生限定のゼロから学べるプログラミングスクールです。
短期間でプログラミングを習得したい人は、GeekSalon がおすすめ。
自分で企画したアプリを3ヶ月で開発して、AppStoreなどへ公開できるようになるからです。
企画から設計や調査、開発までプロダクト開発におけるすべての工程を3ヶ月で体験可能。
プログラミング言語を学べるのはもちろんのこと、企画力や計画性など、アプリ公開まで必要な能力を身につけられます。
プログラミング経験のない人でも、同世代の専属メンターが一人一人につき全面的にサポート。
挫折率90%といわれるプログラミング学習ですが、GeekSalonは9割以上の方がやり遂げています。
受講生の8割がプログラミング未経験者であり、5割が文系の学生なので、「プログラミングなんて難しそう」「理系じゃないから無理」といった心配もいりません。
さらに、一般的なプログラミングスクールの3分の1程度の料金で受講でき、分割や支払い延期などにも対応しています。
所属している受講生・メンターは全員大学生や大学院生なので、就職活動などの情報交換もできるプログラミングスクールです。
【プログラマーの種】最短26週間で自立したプログラマーになれる
- 実際の仕事の進め方や受注方法も学べる
- 授業動画の視聴、講師への質問は24時間可能
- 無料体験講座あり
プログラマーの種は、大学生向けのプログラミングスクールです。
短期間で自立したプログラマーになりたい人は、プログラマーの種がおすすめ。
プログラミングスキルの習得はもちろんのこと、仕事の取り方やお金の知識も含め全面的にサポートしてくれるからです。
チームプログラミングやタスク管理等、実際の業務を見据えたカリキュラム構成になっているため、実際の仕事の進め方もわかるだけでなく、クラウドソーシングサイトを使った仕事の受注方法も学べます。
最短26週間で自立したプログラマーになれるので、就活前に受講すれば「ガクチカ」として就職活動に役立つほか、就職後は即戦力として働くこともできますよ。
授業は週に1回オンラインで行われ、授業動画は24時間視聴可能。
わからないことがあったときは、講師にいつでも質問ができるので、「わからないまま次の授業を受けてもっとわからなくなった」なんてことはありません。
授業で使う教材のサンプルが公開されており、無料体験講座も受講できるので、興味のある人はぜひ利用してみてはいかがですか。
【コードキャンプ】講師は現役エンジニア|指名も可
- 毎日7時~23時まで年中無休でレッスンを開講
- 毎回、講師を指名できる
- 現役エンジニアのマンツーマンレッスン
- 受講期間が終わってもカリキュラムの閲覧がずっとできる
コードキャンプは、教室をもたない完全オンラインのプログラミングスクールです。
最大の特徴は、朝7時~23時まで年中無休でレッスンを開講していること。
土日はもちろん、「午後から学校の授業がある日は午前中に」「バイトがある日は夜間に」など都合に合わせて受けられるため、学業との両立もしやすいです。
また、講師を毎回指名できるのもコードキャンプならでは。
相性のよい講師に出会えたら、継続して指名することもできますよ。
講師は全員現役のエンジニアなので、就職後のリアルな情報を聞ける点も好評です。
コースは、WEBサービス開発、アプリ開発、デザインなど全6コースで、やりたいことや目的に合わせて選べます。
それぞれ2ヶ月・4ヶ月・6ヶ月のプランがあり、期間が少ないほど週の学習目安時間は長くなります。
短期集中で学ぶか、余裕をもったスケジュールで学ぶかは、カウンセリングで相談しましょう。
【テックキャンプ】10時~22時まで質問し放題|短期集中でガッツリ学べる
- 未経験者でも挫折しない仕組みが確立されている
- 10時~22時はチャットやビデオ通話で質問し放題
- 受講料の最大70%が支給される給付金対象講座あり
テックキャンプ(TECH CAMP)には「エンジニア転職」という未経験から最短10週間でプロのエンジニアを目指す、転職保証つきのコースがあります。
『エンジニア転職』という名前から、社会人しか受けられないと思う人もいるかもしれませんが、大学生の受講者も多数います。
短期集中コースなだけに、10週間で学習目安時間は500~600時間(週5日なら1日10~12時間)とかなりハード。
ですから、長期休みなどを利用してガッツリ取り組める学生にこそ向いているコースと言えます。
未経験から稼げるエンジニアになることを徹底的にこだわった完全オリジナルの教材と挫折しない仕組みで、最後までやりきることができますよ。
毎日10時~22時は、チャットでメンターに質問し放題。
自主学習で行き詰まったとき、その場ですぐに解決できるのは嬉しいですね。
テックキャンプのエンジニア転職では、サービスの開発からリリースまでを行うため、卒業するときには実務レベルのスキルが身につきます。
就活時のアピールポイントにもなりますし、何より10週間のカリキュラムをやることで大きな自信がつくでしょう。
【テックアカデミー】多彩なコースで目的に合ったプログラミング学習ができる
- 毎日15時~23時はチャットで質問し放題
- 週2回のマンツーマン指導あり
- 講師は選考通過率10%の現役エンジニア
- 「学割」対象講座が多数
テックアカデミー(Tech Academy)は1,000社以上(※)の求人を保有するプログラミングスクール。
「アプリ開発」「WEBデザイン」「動画編集」「はじめてのプログラミングコース」など、目的に合わせて選べる26種類のコースがあります。
いずれも、4週間・8週間・12週間・16週間のプランがあるので、学校の長期休みを利用して集中的に受けることも、1日1~2時間ずつコツコツと学習することもできますよ。
毎日15時~23時の間はメンターがオンラインで待機しており、わからないことがあればチャットで質問できます。
午後や夜間に学習時間を充てている大学生に対応した、余裕ある時間設定が嬉しいですね。
また、週2回ビデオチャットでメンターのマンツーマンサポートも受けられます。
テックアカデミーには、学生割引の対象講座も多数。
コースによっては7万円以上も安くなるため、いずれ受講しようと考えている方は学生のうちがお得です。
※「テックアカデミー」公式サイトより(2023年10月時点)
【テックアイエス】質問やエラーには5分以内に対応
- 学習終了後、案件の受注~納品まで徹底サポート
- 質問には5分以内に対応してくれる
- 90分無料でプログラミングを体験できる
「プログラミングスキルを活かしてアルバイトをしたい」「卒業後はフリーランスを目指している」という学生にピッタリなのが、テックアイエス(TECK I.S.)です。
テックアイエスでは、6ヶ月の学習期間が終了したのち、6ヶ月のキャリアサポートがあり、実際にクラウドソーシングで案件を受注し、納品するまでをサポートしてくれます。
プログラミングを身につけたあとの最大の難関は、「実務未経験」の状態で最初の案件を獲得すること。
ですから、その最も大変な部分をサポートしてもらえるのは心強いですよね。
また、テックアイエスの特徴として、質問に5分以内に対応してもらえる点もあげられます。
学業のスキマ時間を利用してカリキュラムに取り組む学生にとって、わからないことをその場で解決できないことは、挫折の大きな原因となります。
つまずいている間にモチベーションが下がったり、エラーに対応できず前に進めなくなったりするからです。
「5分以内に疑問を解決できる」仕組みは、大きな安心要素になるでしょう。
90分間の『オンライン無料体験会』も行っているので、どのプログラミングスクールがいいか迷っている方は参加してみてはいかがでしょうか。
【サムライエンジニア】入学から卒業まで同じ講師が担当
- 途中離脱率2.1%(※1)
- 専属マンツーマン制度
- 完全オーダーメイドのカリキュラム
サムライエンジニア(SAMURAI ENGINEER)は、「専属マンツーマン制度」を導入しています。
マンツーマン指導は週に1回で、平日土日問わず8時~22時まで。
日中授業がある学生でも、無理なく受けられる時間設定となっています。
また、サムライエンジニアは、見本通りの制作ではなく、オリジナルサービスをつくる点も大きな特徴です。
自分自身で制作したオリジナルサービスは、就活や副業を始める際のポートフォリオとして活用できます。
コースは、超初心者向けの「デビューコース」、「WEBデザインコース」、最短1ヶ月で完了の「フリーランスコース」など全6種類。
いずれも、一人ひとりの能力や理解度に合わせた完全オーダーメイド。
受講途中でも進捗具合によってカリキュラムの修正ができるので、忙しい学生でも無理なく学習を進めることができるでしょう。
6コース中5コースは、学割対象となっています。
※2021/10~2022/3の期間にて挫折が理由で学習を途中で辞退された方の割合
【テックブースト】メンターの指導力&ホスピタリティが好評価
- 受講期間&メンターのサポート回数が選べる
- 就活に使えるオリジナルアプリがゼロから作れる
- 卒業後の就職サポートが無料で受けられる
- メンターの指導力やホスピタリティが好評価
テックブースト(teck boost)は、「プログラミングを学びたい。でも何から手をつければいいかわらかない」という方にピッタリ。
「これからどうなりたいのか」「何の為にプログラミングを学びたいのか」といった希望や目的に合わせたカリキュラムを提案してもらえるので、必要なスキルを最短で身につけられます。
コースは、「スタンダード」と「ブースト」の2つ。
「ブーストコース」はオリジナルアプリをゼロから作成するため、就活時にポートフォリオとして能力をアピールできます。
また、テックブーストの運営会社である「Branding Engineer」は、エンジニアに特化したキャリアサービスを展開しており、キャリアサポートが無料で利用できるのもメリット。
カリキュラム卒業後、希望であればそのまま就活ができるのも、大学生には嬉しいですね。
テックブーストは、メンターの指導力やホスピタリティにも定評があり、「全くの初心者にもわかるよう丁寧に教えてもらえた」「アドバイスがとても親切だった」といった声も多く聞かれます。
ITやプログラミングに無縁だった人にこそ、ピッタリのプログラミングスクールと言えるでしょう。
【クリプテックアカデミア】大学生限定のプログラミングスクール
- 大学生に特化したプログラミングスクール
- 全コース全額返金保証あり(※)
- フリーランスや起業も目指せる
- 無料体験レッスンを受けられる(※)
クリプテックアカデミアは、大学生のプログラミング教育に特化したスクールです。
「プログラミングに興味はあるけど続けられるか不安」「スクールは金銭面の負担が大きいから気軽に利用できない」という大学生は、クリプテックアカデミアを活用してみてください。
現役フリーランスエンジニア講師によるマンツーマンの完全個別指導のもと、一人ひとりに合ったフルオーダーメードのカリキュラムで学習を進められるからですね。
「質問したくてもできない」「周りについていけない」といった、学習のつまずきも防げるので、卒業まで自分のペースで実践力を身につけられます。
また、学びを共有したり教え合えたりできる、生徒のためのオンラインコミュニティもあり、勉強のモチベーションも維持しやすいでしょう。
さらに2週間以内であれば、「全コース全額返金保証」で返金にも対応してもらえます。
お金に不安がある大学生にはうれしい保証ですよね。
卒業後には、平均的な大学生のバイトに比べて高収入の「開発のバイト」や、「有給の開発インターン」に進む卒業生もいます。
プログラミングスキルを習得すれば、就職に有利になるのはもちろん、フリーランスや起業といった働き方も選択肢のひとつに。
無料体験レッスンが用意されているので、まずは不安や、なぜプログラミングを学びたいかなど相談してみてはいかがでしょうか。
※2023年10月時点
大学生におすすめのプログラミングスクール8選を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
どのスクールにすればいいか絞りきれないという方は、「プログラミングスクールはやめとけ?188人口コミ調査【失敗しないスクールの選び方も解説】」の記事も参考にしてみてください。
大学生がプログラミングを学ぶべき4つの理由
20~50代のエンジニアやプログラマー100名に、「プログラミングを学ぶなら学生時代とと社会人になってからのどちらがいいか」を聞きました。
その結果、「学生時代に学んだほうがいい」と回答した人が85%にのぼりました。
- 調査対象:プログラミングスキルがある方
- 調査期間:2022年1月13日~1月27日
- 調査機関:自社調査
- 調査方法:インターネットによる任意回答
- 有効回答数:100人
「なぜ学生時代に学んだほうがいいと思うのか」を聞いたところ、最も多かった理由は「学習時間を十分に確保できるから」でした。
ほかに、「就職に有利だから」「若いほうが知識の吸収がはやいから」といった回答も多く寄せられています。
では、学生時代にプログラミンを学んだほうがいい4つの理由について、先輩エンジニアの口コミと合わせて解説していきます。
1位 学習時間を十分に確保できる
- 社会人になってからでは業務の合間に固まった勉強時間を確保するのが難しいことと、業務に関してのみだと範囲が狭くなる(40代 男性)
- プログラミングを理解するには壁があって、壁を越えるには多少勉強し続ける必要がある。時間のとれない社会人は少し難しいかもしれない(40代 男性)
- 社会人より学生のほうが圧倒的に自由に使える時間が多いですし、自分のキャリアを支える材料にもなりえるから(20代 女性)
学生時代にプログラミングを学ぶ最も大きなメリットは、学習時間を十分に確保できることです。
プログラミングの基礎的なスキルを習得するには、少なくとも200~250時間ほど必要と言われています。
週に7日間、毎日2時間欠かさず勉強したとして4ヶ月前後かかる計算です。
しかし社会人になると、残業があったり、就業時間以外にも仕事関係の業務があることもしばしば。
「帰宅後や休日はゆっくり休みたい」「趣味に時間を費やしたい」という人も多く、仕事と学習の両立には、かなりの努力と強い意志が必要です。
そのためエンジニアの先輩方からは、時間に余裕のある学生時代に学習することをおすすめする声が多く寄せられました。
「学習時間がない」は、社会人がプログラミング学習を挫折する理由の上位を占めます。
物理的な時間だけでなく、心身ともに仕事に占める比重が大きくなるため、プログラミング学習に時間を割く余裕がなくなってしまうからです。
余裕のある学生のうちにプログラミングを学んでおくことをおすすめします。
2位 就職に有利/仕事に役立つ
- プログラミングスキルがあると社会人になってからも需要がある。学生のうちから勉強しておけば就職活動でも有利ですし、社会人になってからも活躍の場が広がる(40代 男性)
- 社会人になった時にプログラミングをつかう仕事が出来るから(20代 男性)
- プログラミング技術を用いての就活となった場合に、若い方が圧倒的に有利だから(40代 男性)
学生時代にプログラミングを学んでおくと、就職に有利になったり、仕事に役立てることができます。
エンジニアやIT企業の就職試験では、プログラミングテストを行うことも少なくありません。
『足切り』としてのプログラミングテストがなくても、プログラミングスキルがあると採用に有利になる企業は多いです。
今やどの業界も、業務の自動化や効率化・テレワークの普及などにより、IT化が進んでいる時代。
ITスキルがある人材は、多くの企業でニーズが高いのです。
さらにアンケートでは、「大手企業へのエンジニア転職はハードルが高いので、学生のうちにプログラミングスキルを身につけて新卒採用を狙うのがよい(20代 男性)」という意見も。
転職時は経験や実績を求められますが、新卒であれば今後の成長に期待したポテンシャル採用もあるからです。
就活の際には、プログラミングスキルの習得が大きな強みとなるようです。
学生時代にプログラミングスキルを身につけることは、
- 就活で周りに能力の差をつけられる
- 就職先の選択肢が広がる
- 入社後に仕事のチャンスが入りやすくなる
など、多くのメリットがあることは間違いありません。
自分の価値を高めたい学生さんは、できるだけ早い時期に学習をスタートすることをおすすめします。
3位 若いほうがスキルや知識の吸収がはやい
- 吸収が速い年代だとおもうから。年齢を重ねると複雑すぎて頭に入ってきづらい(30代 男性)
- 単純に若い時の方が確実に吸収力が高い。自分は学習開始が遅かったので物覚えや吸収力の違いを痛感した(40代 男性)
「若いうちの方が、スキルや知識の吸収がはやい」とはよく言われますよね。
実際、マサチューセッツ工科大学の研究でも、18歳前後が「総合的な情報処理能力と記憶力」のピークとの研究結果も出ています。
参照:INSIDER「The ages you’re the smartest at everything throughout your life」
とくに40代以上の方からは「もっと若いうちに始めた方が苦労しなかったと思う」との声が多数寄せられました。
プログラミング学習では、覚えることや理解しなければいけないことがとても多いです。
その点、受験勉強を通して「学習習慣」や「課題に取り組む姿勢」が身についている学生さんなら、抵抗なく学習を進めていけますよ。
4位 学ぶならはやいうちがいい
- 若い方が役に立つ年数が長いので(50代~ 男性)
- プログラミングは言語だから、英語のように早いうちから覚えたほうがいい(30代 女性)
- 応用については社会人になってから実践の中で学んでいくのが効率的な部分もあるが、基礎はできる限り時間をかけて繰り返し徹底的に覚えることが大切だと身をもって感じる(40代 女性)
「就職に有利/仕事に役立つ」なども含め、はやいうちに学ぶことで『プログラミングスキルがあることのメリット』を享受できる機会が増えると実感している人が多いようです。
またプログラミングは、基礎を学んだうえで、実務によって知識やスキルをブラッシュアップし続けていく必要があります。
「はやく活躍したい」「稼げるようになりたい」と思うなら、できるだけ若いうちに始め、多くの実務経験を積むことが重要です。
現在、大手IT企業では、高度なスキルや成果をもつ新卒者に600~1,000万円もの年収を提示するところも。
学生のうちにプログラミング学習を始めれば、インターンやハッカソン(※)への参加、クラウドソーシングの利用などで、在学中に実務経験を積むことも可能です。
チームを組み、1日~1週間ほどの期間でアプリ・システム・技能などの成果物をつくり競い合うイベント。ヤフー・ソフトバンク・楽天などの大手IT企業からベンチャーまで、多くの企業が開催
早い時期にプログラミングの基礎を身につければ、就活に役立つだけでなく、仕事や副業・バイトなどを通してスキルをどんどんブラッシュアップしていくことができます。
社会人になってから始めた人よりも、一歩先に進むことができるのです。
その他:学生時代にプログラミングを学ぶメリット
- 体力のある会社であれば、外部の研修機関でプログラミングを学べるところもあるが、中小企業ではまともに教育もせずに現場で作業をさせられ、脱落する社員もいるから(50代~ 男性)
- 学生時代に基礎的な部分を理解できていれば、仕事でどのプログラミング言語を使うことになっても、ある程度勉強すれば掴めるようになると思う(20代 女性)
- 学生の間は、専門学校に通う場合や、E-ラーニングのサービスを利用するのにも学割が適用される場合があるので、割安で受講できる場合もある(30代 男性)
大学生向けプログラミングの学び方
先輩エンジニアやプログラマーからは、「学生のうちにプログラミングを学んだほうがいい」という声が多く寄せられました。
では、具体的にどのような方法でプログラミングを学べばよいのでしょうか。
1.プログラミングコミュニティに入る
大学生でこれからプログラミングを学ぼうと思っている方は、SNSを利用してプログラミングのコミュニティに入るのがおすすめです。
たとえばツイッター上には、「#駆け出しエンジニア」などで検索すると、これからエンジニアの勉強をしようと思っている人たちのコミュニティが多数見つかります。
上記のコミュニティでは、勉強法やおすすめのスクールなど、企業の思惑や利益のからまないリアルな情報交換ができます。
またコミュニティのなかには、良い意味での「おせっかいな先輩エンジニア」が一定数いるのもポイント。
経験を積んだ先輩エンジニアが、親切にアドバイスしてくれたり、相談にのってくれたりするケースも多いです。
また、コミュニティに入ることで仲間ができ、モチベーションが上がったり、エンジニアになる夢を諦めにくくなるのもメリット。
プログラミングをこれから学ぶ大学生は、ぜひコミュニティに入ってみることをおすすめします。
2.スキルマーケットで先生を見つける
ココナラのようなスキルマーケットで先生を探すのもおすすめの方法です。
ネット上で個人のスキルを売買できるサービス。プログラミング学習においても、マンツーマン家庭教師、集合オンライン授業などさまざまな形態のサービスが見つかる
スキルマーケットなら、
- 対応言語
- サポート内容
- 金額
- 講師やメンターの経歴
- 過去の利用者の評価
などをあらかじめ知った上で依頼できるため、スクールに通うよりも自身にマッチした指導者を見つけられるからです。
また、スキルマーケットの場合、「◯時間いくら」の形で依頼できるため、何人かお試しした後に、相性のよい先生を継続して選ぶこともできます。
さらにスキルマーケットは、現役エンジニアが副業として登録しているケースが多く、現場のリアルな情報を聞けて就職活動に役立つメリットも。
「相性のいい先生からマンツーマンで学びたい」「使えるスキルを身につけたい」という大学生はスキルマーケットをチェックしてみてください。
3.プログラミングスクールに通う
コミュニティに入ったり、自分で先生を見つけたりするのは面倒という場合は、プログラミングスクールがおすすめ。
プログラミングスクールは、目的・ゴール別にカリキュラムが組まれており、スキルを身につけるためにやるべきことを効率よく学べます。
大学生向けプログラミングスクールの選び方
大学生がプログラミングスクールに通うなら、下記3つのポイントを押さえてスクールを選びましょう。
- どのようなサポートが受けられるかで選ぶ
- オリジナルサービスの開発ができるかで選ぶ
- 学割の有無で選ぶ
それぞれについて見てきましょう。
1.どのようなサポートが受けられるかで選ぶ
プログラミングスクールは、どんなサポートを受けられるかが重要です。
サービス内容を確認せずに選ぶと、「思うようなサポートを受けられなかった」「必要ないサービスが多い割に高い」といった不満を感じてしまうからです。
プログラミングスクールはどれも似ているように見えて、実はサービス内容はかなり異なります。
たとえば「質問し放題」のあるコースなら、講師にいつでもチャットで質問できます。
プログラミング初学者の挫折原因である『わからないことがあって先に進めなくなる』を防げるのがメリットです。
またテックキャンプのように、一人ひとりに「専属コーチ」がついて、学習進捗やモチベーション管理のサポートをしてくれるスクールも。
ただ、サポートが手厚いほど受講料は高めなので、自分に必要なサービスかどうかを考慮したうえで選びましょう。
2.オリジナルサービスの開発ができるかで選ぶ
エンジニアやIT関連の仕事に就きたい学生さんは、オリジナルサービスの開発まで行うプログラミングスクールを選びましょう。
エンジニア就職の場合、自身で作ったシステムやアプリといった「ポートフォリオ(成果物)」の提出を求められることも多いからです。
「プログラミングスクールを受講しました」だけでは、就活時のアピールポイントとしては弱いと言わざるを得ません。
プログラミングスクールには、「一通りの知識を学ぶことがゴール」のスクールと、「オリジナルサービスを開発することをゴール」とするスクールがあります。
就活を有利に進めるなら、オリジナルサービスの開発までできるスクールを選びましょう。
3.学割の有無で選ぶ
プログラミングスクールのなかには、学生割引を設けているところもあります。
もちろん、スクールによって講座内容もサポート内容も違うため、学割の有無だけでスクールを選ぶのはNG。
ただ、通いたいスクールが決まっているのであれば、社会人になってからプログラミングスクールに通うよりも学生のうちにスタートした方が、料金を抑えて受講できるのでお得です。
大学生向けプログラミングスクールに関するよくある質問
大学生のプログラミングスクールに関するよくある質問について解説していきます。
コース期間が短いほど1日あたりの学習時間は長く必要になります。たとえば2ヶ月コースであれば、「週5日×1日10時間前後」が学習目安となるスクールもあります。
そのため短期集中で学びたい方は、春休みや夏休みのようなまとまった学習時間を確保できる時期の受講がおすすめです。
ゼミやバイトが忙しく「1日1時間くらいしか学習できない」「週末しか学習時間を確保できない」といった方は、6ヶ月プランなど長めのコースを選びましょう。
仲間がいた方がモチベーションが上がる人や、手厚い就職支援を受けたい人には「通学」がおすすめ。疑問点が講師にすぐ質問できるのも通学のメリットです。
一方、決まった日に通学するのが難しい、自分のタイミングで学習したい、近くに通いたいスクールがない、といった人には「オンライン」がおすすめです。交通費や通学時間がかからないのもオンラインのメリットです。
基礎的なプログラミングスキルを習得するには、最低でも200~250時間ほどは必要と言われています。
残業や付き合いの多い社会人になると、十分な学習時間を確保することが難しくなります。その点、大学生であれば時間の融通がききやすいですし、夏休みなどの長期休暇を利用して短期集中で勉強することも可能です。
また、プログラミングを習得するうえで身につく「論理的思考力」は、さまざまな問題を解決する場面で役立ちます。今後、社会人となって働くうえで強い武器となるでしょう。
そしてもちろん、ITやWEB関連企業への就職を希望している場合はプログラミングスキルがあることで採用に有利になり、他の学生と差をつけることができます。
「学割」のあるスクールやコースなら、同じ講座内容でも社会人よりお得に受講できます。
たしかにプログラミングは、数学的な知識があると理解しやすい側面はあります。
ただ、プログラミング未経験者を対象としたスクールであれば、基礎の基礎から体系的に学べるカリキュラムになっているため、意欲があれば文系・理系関係なくプログラミングを習得することができます。
今はYouTubeをはじめとした解説動画や、無料学習サイトなど、プログラミングを学べる手段がたくさんあります。
「プログラミングの基礎知識がある」「わからないことやエラーが出た場合に自分で解決策を調べられる」といった方は、自分のペースでお金をかけずに独学するのもよいでしょう。
一方、全くの初心者であれば、スクールを利用した方が短期間で効率よくプログラミングスキルを習得できます。
スクールではカリキュラムに沿って体系的に学べるため、「どんな順番で何を勉強すればいいか」を悩む必要がなく、またわからないことをその都度質問して解決できるからです。
まとめ
大学生のうちにプログラミングを学ぶことには、「就職活動が有利になる」「仕事の選択肢が増える」などたくさんのメリットがあります。
また、エンジニアは給与水準が高いため、一般的な「新卒年収」でスタートする人とは給与の伸びが大きく変わってきます。
転職サイトdodaによると、ITエンジニアの平均年収は452万円(※2022年12月時点)。
全職種の平均409万円よりも40万円以上高いことがわかります。
引用:doda「ITエンジニアの平均年収」
そして今後は、今以上にプログラミングスキルが必須の社会となることが予想されます。
いずれ身につけるのならできるだけ早くスタートし、プログラミング知識があることの恩恵を長く受けることが賢い選択かもしれません。
プログラミングスクールで学ぶ、コミュニティに入る、先生を見つけるなど、学習方法はいろいろとあります。
時間を自由に使える大学生のうちに、プログラミング学習を始めましょう。